1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:46:17.77 ID:Hr9IQx2i0

    ゼルエル「今……なんと言ったんだ?ハニエル」 

    ハニエル「ガヴお姉ちゃんが言ってたよ?下界ではクリスマスにサンタさん?って人が来てプレゼントをくれるんだって!」ワクワク 

    ゼルエル「へ、へえ……でもここは天界だぞ?そういう風習は人間だけのもので……」 

    ハニエル「あ、そっか……そうだよね、うちには来ないよね、サンタさん……」 

    ハニエル「……」ショボン 

    ゼルエル「…………」 

    ゼルエル(楽しみにしていたんだな、ハニエル……) 

    ゼルエル(こうしちゃおれん) 

    2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:47:54.18 ID:Hr9IQx2i0

    ~ガヴリール宅~ 

    ゼルエル「……ということで、今年のクリスマスは君たちに協力してもらいたい」 

    ガヴリール「なんで私たちなんだよ……」 

    ゼルエル「仕方ないだろう。お前の話を聞いて、クリスマスを楽しみにしているんだから」 

    ラフィエル「私は構いませんが、プレゼントを渡すだけならゼルエルさんだけでも可能なのでは?」 

    ゼルエル「すまないが、その日は大学の研究室に用事があってな……いつ終わるかわからん」ドヨーン 

    ラフィエル「あー……クリスマスでも学校に行かなくてはならないんですか」 

    ガヴリール「大学って恐ろしいところだな」ブルッ 

    ゼルエル「という訳で、君たちには私たちの家でクリスマスパーティーを催してもらい、こっそりとプレゼントを置いて欲しいのだ」 

    ガヴリール「まあ、それはいいんだけどさ……」 

    ヴィーネ「……あの、どうして私たちもなんですか?」 

    サターニャ「そうよ!なんで私も忌々しいクリスマスを祝わなきゃいけないのよ!」 





    3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:48:54.03 ID:Hr9IQx2i0

    ゼルエル「ああ……君たちもガヴリールの大切な友達だろう。パーティーを盛り上げるには必要だと思ってな」 

    サターニャ「まあ、楽しそうだからいいけど……でも私たち悪魔よ?天界に入れないじゃないの!」 

    ゼルエル「ふふふ……そこは神の腕の見せ所ってことだな」ニコッ 

    ガヴリール「職権乱用しようとしてる……すごく下らないことに……」 

    ゼルエル「まあそういうわけだから、安心して堂々と入ってきて大丈夫だ」 

    ヴィーネ(合法的にガヴの家にお邪魔できる……)ワキワキ 

    サターニャ(ガヴリールの弱みを探せるチャンスね!)ワキワキ 

    ガヴリール「……なんか二人ほど怪しい顔の悪魔がいるんだけど」 

    ゼルエル「まあ、そういうことでよろしく頼む。ハニエルの笑顔を守るために!」ビシッ 

    一同「お、おー……」 

    ガヴリール(めっちゃ恥ずかしいよ、姉さん) 





    4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:51:23.04 ID:Hr9IQx2i0

    …… 

    ガヴリール「……さて、早速計画立てようと思うんだけど。パーティーって何すればいいんだ?」 

    ヴィーネ「普通に去年やったみたいにすれば?飾り付けして、ご馳走作って、みんなで遊ぶの」 

    ラフィエル「たしか、去年使ったのが残ってますよね?じゃあそれを持っていけばオッケーですね!」 

    サターニャ「料理は今回も私に任せておけば安心よ!任せなさい!」 

    ガヴリール「いや、だめだ!お前絶対また変なケーキ作るだろ!」 

    サターニャ「変なって何よ!あのケーキは……えっと、ブラック……サタニキア……?」 

    ラフィエル「スペシャルサタニキアブラックスペシャルアンドスペシャルですね!」 

    サターニャ「そうそれ!って何でそこまではっきり覚えてるのよ!?」 

    ラフィエル「うふふ~♪」ニコニコ 

    ヴィーネ「まあ腐っても洋菓子屋の娘だし、ここはサターニャの腕を信じましょう」 

    ガヴリール「そだな、変なアレンジする前に取り押さえればいいし」 

    サターニャ「あんたたちさり気に酷いわね!」 





    5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:52:20.28 ID:Hr9IQx2i0

    ガヴリール「一番の問題はアレだな、誰がプレゼントを置きに行くか」 

    ヴィーネ「ハニエルちゃんはサンタさんを信じてるんでしょ?もし見つかったら夢を壊しかねないわね……」 

    サターニャ「そんなの、じんそくつーでぱぱっと移動させたらいいじゃない。始業式の時のガヴリールのパンツみたいに」 

    ラフィエル「神速通はそんなに単純なものではないんですよ、失敗する可能性も高いんです。ガヴちゃんのパンツみたいに」 

    ヴィーネ「もし失敗したら、ハニエルちゃんの用意したくつ下の中にガヴのパンツが」 

    ガヴリール「お前らいい加減にしろーっ!!///」 

    …… 

    ガヴリール「はあ……で、誰が置きに行くか問題が残ってるんだけど」 

    ヴィーネ「なるべく静かに、こっそりバレないように行動できる人がいいわね」 

    ガヴリール「ということは……」 

    サターニャ「私は除外ね!」 

    ガヴリール「サターニャは除外……って何っ、自分から辞退しただと!?」 

    ラフィエル「潔すぎてびっくりしました……」 

    サターニャ「こっそり動くなんてしょうに合わないし、私はパスでいいわ~」ヒラヒラ 

    ラフィエル「あうぅ~、サターニャさんのサンタ衣装見たかったです……」ガーン 

    ガヴリール「絶対やりたがると思ったけど、聞き分けが良くて助かったよ」 

    サターニャ「……」ニヤニヤ 

    ヴィーネ(あれは何か企んでる顔ね……) 





    6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:56:06.40 ID:Hr9IQx2i0

    ガヴリール「私としてはヴィーネがいいと思うんだけど」 

    ヴィーネ「えっ!?私?」 

    ガヴリール「うん、だってラフィエルは何度もハニエルと会ってるからバレるかもしれないし、私は言わずもがなだし」 

    ラフィエル「あー、見つかった時のことを考えるとあまり知らない人の方がリスクは低そうですね」 

    ヴィーネ「でもパーティーで顔は合わせるでしょ?流石に見つかったらバレるわよ……」 

    ヴィーネ「はっ……もしかして私だけパーティーに参加させないようにするつもりとか……?」ガーン 

    ガヴリール「いやいや!そんな酷いことしないから!ヴィーネだったら見つかっても慈愛のオーラでサンタっぽく振る舞えるって!」ワタワタ 

    ヴィーネ「慈愛……やっぱり私って悪魔とは程遠い存在なのよね……」ズーン 

    ガヴリール「ああーまためんどくさいことに!」 

    ラフィエル「この場を収めるには、ガヴちゃん!ガヴちゃんがサンタになるしかありません!」ビシッ 

    ガヴリール「何故!?」 

    ラフィエル「考えてもみてください、もし目が覚めてプレゼントを置いていたのがよく知らない悪魔やお姉さんの友達だったらちょっと微妙な空気になりませんか?」 

    ガヴリール「よくわからんけど……」 

    ラフィエル「しかしそれがお姉さんだと知ったらどうでしょう?『私のためにこんなに頑張ってくれていたなんて……』って感動的な場面に早変わりしませんか?」 

    ガヴリール「サンタの夢はぶち壊してるけどな」 

    ヴィーネ「そうよ!ここはガヴがやるべき!」ガタッ 

    ガヴリール「何で元気になってんだ!?」 

    ラフィエル「多数決にしましょう!ガヴちゃんがいいと思う人!」バッ 

    ヴィーネ「!」ピシッ 

    サターニャ「♪」パッ 

    ラフィエル「三票……決まりですね♪」 

    ガヴリール「はあ、まあバレなきゃいいけどさ」 

    ヴィーネ(ガヴのサンタ衣装……!)ワキワキ 

    サターニャ(また弄れるネタができたわね!)ワキワキ 

    ラフィエル(面白いことになりそうですね~♪) 





    7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 16:58:54.19 ID:Hr9IQx2i0

    ~クリスマス当日~ 

    サターニャ「みんな、飾り付けは持った?行くわよ!」バーン 

    ガヴリール「なんでそんなに張り切ってるんだよ」 

    サターニャ「だってぇ~、せっかく堂々と天界に入れるのよ?テンション上がらないわけないじゃない!」ウズウズ 

    ヴィーネ「変なことすると強制送還だから、そのへん気をつけてよね」 

    サターニャ「は、はい」 

    ヴィーネ「それじゃあ行くわよ……開け、ゲートよっ!」ビシッ 

    サターニャ「なんだかんだでヴィネットもテンション高くない……?」 


    ~天真家~ 

    ガチャッ 

    ガヴリール「ただいまー」 

    ヴィーネ「お、お邪魔します……」 

    ハニエル「あ、ガヴお姉ちゃんおかえりなさい……と、うわあ!?いっぱいいる……?」ビクッ 

    ラフィエル「あ、ハニエルちゃんお久しぶりです~」ヒラヒラ 

    ガヴリール「今日はクリスマスだからな、ついでに友達も一緒に来てもらうことにしたんだ。クリスマスパーティー、したかったんだろ?」 

    ハニエル「う、うん……でもほんとにいいの?私のわがままのために……」オドオド 

    サターニャ「もちろんよ!この大悪魔サタニキア様が直々に来てあげたんだから感謝しなさいよね!」 

    ヴィーネ「こ、こらサターニャっ」 

    ハニエル「ぷぷっ、面白い人たちだね……!」 

    サターニャ「お、面白い……?」ガーン 

    ガヴリール「一瞬でサターニャの扱いを理解したな……流石私の妹」 

    サターニャ「ちょっとお!」 

    ハニエル「あ、ごめんなさい!皆さん初めまして、ガヴリールお姉ちゃんの妹のハニエルです、よろしくお願いします!」ニコッ 





    8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:00:57.71 ID:Hr9IQx2i0


    ガヴリール「さて、さっそく準備するか~」 

    ハニエル「あ、でも今から飾り付けとかしたら遅くなっちゃうかも……」 

    ラフィエル「大丈夫ですよ?実はここに……既に完成済みの装飾セットがありま~す♪」 

    ハニエル「わあっ、こんなにたくさん!」 

    ラフィエル「去年のお下がりでごめんなさいね、これをお部屋に飾り付けるの手伝ってもらえますか?」 

    ハニエル「うん!頑張って手伝うよ!」 

    ヴィーネ「じゃあその間に、私とサターニャで夕食とケーキを作っちゃいましょうか」 

    サターニャ「任せなさい!洋菓子屋の娘の腕がなるわ」 

    ヴィーネ「気合い入れすぎないようにね……」 

    …… 

    ハニエル「ねえ、お姉ちゃん?」コソコソ 

    ガヴリール「なんだ?」コソコソ 

    ハニエル「あの人たちが、よく話してる悪魔の友達さん……?」 

    ガヴリール「ああそうだ、今日は特別に天界に来てもらってるんだけど……やっぱり怖いか?」 

    ハニエル「ううん!そんなことないよ、みんな優しそうだし!」 

    ガヴリール「そっか。まあ二人とも根は優しいし悪魔って感じもしないし、そりゃそうか」 

    サターニャ「ちょっと!聞こえてるわよ!」 

    ヴィーネ「また悪魔っぽくないって……」ズーン 

    ラフィエル「むしろ駄天したガヴちゃんの方が悪魔に近いかもしれませんね~」 

    ガヴリール「お前も人のこと言えないけどな……」 

    ラフィエル「何か言いましたか~?」ゴゴゴゴ 

    ガヴリール「こらこら、私はツリーじゃないぞ。フリフリしたの飾り付けるな!」 

    ハニエル「ふふっ……みんな仲良しさんなんだね、すっごく楽しい!」 

    ガヴリール「……ま、そうだな」ニコッ 





    9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:09:18.11 ID:Hr9IQx2i0

    ヴィーネ「じゃーん!夕食できたわよ!」 

    サターニャ「ケーキも出来たわよ!名付けてスペシャルサヤニキアアルティメット……」 

    ハニエル「わあー、美味しそう!」キラキラ 

    サターニャ「まだ詠唱中だったのに!」 

    ガヴリール「おい、確認するけどこれ材料は……」 

    ヴィーネ「し、失礼ね、ちゃんと下界から持ってきて調理したわよ!」 

    ガヴリール「ヴィーネはともかく、サターニャは前科があるからな……また変な魚とかじゃなくて良かったよ」 

    サターニャ「文句言うならガヴリールのぶんあげないからね!」 

    ガヴリール「あっ、ごめんごめん!私も食べるって!」 

    ハニエル「ふふっ……いただきまーすっ♪」 

    …… 

    ガヴリール「ふう、食った食った」ポンポン 

    ヴィーネ「こら、行儀悪いわよ、ガヴ?」 

    ガヴリール「私の家なんだからいいだろ~」ゴロゴロ 

    ハニエル「でも、すっごく美味しかった!お姉ちゃんたちすごいねー!」 

    サターニャ「ふふん、私の腕前でまた一人天使を陥落させてしまったようね」 

    ハニエル「うん!サターニャお姉さんすっごい!」キラキラ 

    サターニャ「そ、そう?えへへ……」ニヤニヤ 

    ガヴリール「お前が陥落してどうすんだ」 





    10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:13:04.93 ID:Hr9IQx2i0

    …… 

    ガヴリール「さてと……ハニエル、私たち後片付けしとくから先に寝ちゃいな」 

    ハニエル「ええー?私も片付け手伝うよ!」 

    ヴィーネ「でももう遅いし、子供は寝る時間よ?」 

    ラフィエル「あら……そう言えば下界のクリスマスでは、パーティーをした次の朝にはプレゼントが贈られてくるとの噂がありましたね」 

    ハニエル「プレゼント?!」ビクッ 

    ヴィーネ「あー、確か早く寝るいい子のところにだけサンタさんが来るのよね?」チラチラ 

    サターニャ「サタンさん!」ガタッ 

    ガヴリール「お前ややこしくなるから黙ってろ」ゲシゲシ 

    ハニエル「えっえっ、じゃあはやく寝なきゃ!もしかしたらもらえるかも!」アタフタ 

    ガヴリール「そーだな、ここは私たちにまかせて先に寝なー」 

    ハニエル「うん!お姉ちゃんたち、おやすみなさい!」パタパタ 

    ヴィーネ「はーい、おやすみ!」 

    一同「……」 

    ガヴリール「……よし」 





    11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:15:45.76 ID:Hr9IQx2i0

    ~数時間後~ 

    ラフィエル「……はい、大丈夫です。目標、ぐっすり寝てます!」(千里眼) 

    ガヴリール「よし……さて、いよいよ本題のプレゼントだけど」 

    ヴィーネ「♪」シュバッ 

    ガヴリール「……おう、準備が良くて助かる」 

    ラフィエル「はーい、じゃあ服脱ぎましょうね~♪」ワキワキ 

    ガヴリール「やめろーっ!普通に着替えられるから!!」 



    ガヴリール「…………」 

    ラフィエル「ガヴちゃん、とっても似合ってますよ~?」パシャパシャ 

    サターニャ「ちっちゃ!よくそんなサイズあったわね!」 

    ヴィーネ(はっ、可愛すぎて失神しそうになってた)ビクッ 

    ガヴリール「やっぱりお前らこれ着せたかっただけだろ……」 

    ラフィエル「そんなことありませんよ~?」パシャパシャ 

    ガヴリール「とりあえず撮るのやめろ!」 

    ヴィーネ「こら!大声出すとハニエルちゃん起きちゃうでしょ!」 

    ガヴリール「うっ、ちくしょうそれを言われちゃ仕方ない……」 

    ヴィーネ「はい、プレゼント持つ!ハニエルちゃんの部屋に行ってらっしゃい!」 

    ラフィエル「頑張ってくださ~い!」 






    12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:17:34.42 ID:Hr9IQx2i0

    ガヴリール「ちっ、あいつら後で覚えてろ……っと、この部屋だったな」コソコソ 

    ハニエル「すう、すう……」 

    ガヴリール(よし、ぐっすり寝てるな……枕元に置いとけばいいだろ) 

    ガヴリール(こっそり、気づかれないように……) 

    コトッ 

    ガヴリール(よし、無事に置けたしさっさと撤退するか) 

    ガッ!! 

    ガヴリール「いてっ!」 

    ガヴリール(しまった、机に足ぶつけたか……?真っ暗でよく見えなかった……!) 

    ハニエル「んん~?誰かいるの……?」ムクリ 

    ガヴリール(やべっやべっ、どうすりゃいいんだ……) 

    ハニエル「もしかして、サンタさん?」ボーッ 

    ガヴリール「あ、え、あー……」 

    ガヴリール(逃げるか?どうする!?) 





    13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:23:27.33 ID:Hr9IQx2i0

    ガチャッ 

    サターニャ「待たせたわね!」ババーンッ 

    ガヴリール「!?」 

    ハニエル「んん……?よく見えないけど、サンタさんが二人……?」 

    サターニャ「私はブラックサンタよ!こんな夜中に起きてる悪い子におしおきをしに来たわ!なーっはっは!」 

    ガヴリール(黒いサンタ衣装……あんなの用意してたのかよ) 

    ハニエル「ええっ!?ど、どうしよう」アタフタ 

    サターニャ「あと10秒以内に眠りにつけば何も悪さはしないわ!じゅーう、きゅーう……」 

    ハニエル「わわっ、早く寝ないとっ」バッ 

    サターニャ(今のうちよ!) 

    ガヴリール(すまん、助かった!)コソコソ 

    ハニエル「ガヴお姉ちゃんが一人、ガヴお姉ちゃんが二人……」 

    ハニエル「すう、すう……」 





    14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:29:41.69 ID:Hr9IQx2i0

    …… 

    ガヴリール「いやあ、危ないところだったわ。サンキューな」 

    ラフィエル「念のため千里眼で覗いててセーフでしたね~」 

    サターニャ「私の見事な演技力にも感謝しなさいよね!」 

    ヴィーネ「まさか黒サンタなんて衣装を用意してるとは思わなかったわ……」 

    ラフィエル「だから最初からどこかノリノリだったんですね。これを披露したくて」ピラッ 

    サターニャ「ちょっと、めくらないでよっ///」バッ 

    ガヴリール「まあとにかく、みんなお疲れ様。もう遅いし後片付けして私たちも寝ようぜ」 

    サターニャ「ええ~?これからが楽しいんじゃないの!」 

    ヴィーネ「遅くまで起きてる子にはおしおきがあるんじゃなかったっけ?」ゴゴゴゴ 

    サターニャ「は、はい……早く寝ます」イソイソ 






    15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:46:12.92 ID:Hr9IQx2i0

    ~朝~ 

    ガヴリール「ふわあ……あー、よく寝た」ポリポリ 

    ゼルエル「遅いぞ、ガヴリール」 

    ガヴリール「姉さん!?いつの間に!?」ビクッ 

    ゼルエル「ついさっき帰ってきてな……みんなもう起きているぞ」 

    ガヴリール「そうなんだ……そうだ、ハニエルは?」 

    ゼルエル「ああ、プレゼントを見つけて大はしゃぎしていたよ。ありがとうな」 

    ガヴリール「そっか。それなら良かったよ」ホッ 

    ゼルエル「それにしても、プレゼントの内容は任せると言ったが……絵本を選ぶとは意外だったな」 

    ガヴリール「検閲が厳しいし、あんまり娯楽品は持ち込めないなと思って。あれならちょっとは下界のことにも触れられるし、いいかなと思ったんだけど」 

    ゼルエル「ああ、素晴らしい贈り物だと思う。きっと大切にするだろうな」 

    ガヴリール「……うん!」 





    16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 17:50:06.34 ID:Hr9IQx2i0

    …… 

    ガヴリール「じゃあ、そろそろ私たち帰るけど……」 

    ハニエル「ええー!?もう帰っちゃうの?もっと遊びたい!」 

    ゼルエル「こらこら、みんな予定があるんだ……悪魔の子が長居するのも、本当はよくないことだしな」 

    ハニエル「むー……」 

    ラフィエル「まあまあ、また今度遊びに来させてもらいますから♪」 

    ヴィーネ「私たちも、また会えるのを楽しみにしてるからね!」 

    サターニャ「今度は魔界でブラッククリスマスパーティーを開くから、絶対来なさいよ!」 

    ハニエル「何それ楽しそう!」キラキラ 

    ゼルエル「……あまり調子に乗らないほうがいいと思うぞ?」ゴゴゴゴ 

    サターニャ「ひえっ……わ、わかったわ」ビクビク 

    ガヴリール「それじゃあまたな、ハニエル、姉さん」ヒラヒラ 

    ハニエル「ばいばーい!お姉さんたちー!」 




    ハニエル「……」 





    ハニエル「……ありがとう、サンタさんたち」ボソッ 

    ゼルエル「……ん?今なにか言ったか?」 

    ハニエル「ううん、何でもない!また会えるといいなって!」ニコニコ 





    17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/24(日) 18:04:49.28 ID:Hr9IQx2i0

    ~ガヴリール宅~ 

    ガヴリール「はあ、疲れた疲れた……さ、帰ってきたし寝るか」 

    ヴィーネ「ちょっとだめよ!今日はクリスマスセールに行くんだから!」 

    ガヴリール「うええ~めんどくさ……」ドヨーン 

    ラフィエル「……あら?ガヴちゃん、机の上になにか置いてありますよ?」 

    ガヴリール「んん?ほんとだ、四人分の……プレゼント箱か?」 

    サターニャ「ええー!?ほんとじゃない!これ私たちにってこと!?」 

    ガヴリール(絶対姉さんの仕業だな……) 

    ラフィエル(粋なところありますね、ゼルエルさん) 

    ヴィーネ(ゼルエルお姉さん、すごい良い人……) 

    サターニャ「もしかして本物のサンタが来たっていうこと!?私たちが良い子にしてたから?やったー!」キラキラ 

    一同「……」 

    ガヴリール「いや、んなわけ……ま、それでいいか」 

    ラフィエル「よかったですね!これからももっと善行を積んじゃいましょう!」ニコニコ 

    サターニャ「うう、でもそうしたら大悪魔への道が……でもプレゼントは欲しいし……どうすればいいのー!?」 

    ヴィーネ「はあ……ハニエルちゃんより純粋かもしれないわね、サターニャは」 

    ガヴリール「じゃあ私、そろそろ限界だから……」ムニャムニャ 

    ヴィーネ「あっ、こら!寝てないでみんなで出かけるわよー!」 



    ガヴリール(……いつも以上に騒がしい朝だけど……ま、たまにはこんな日もあっていいかな!) 



    完! 


    元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1514101577/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 22:56:26.55 ID:G7rKuI7kO

    くるみ「ったく、勝手に出歩くなっていつも言ってるだろ。みんな心配してたんだぞ」 

    ゆき「えへへっ、ごめんごめん」 

    くるみ「へへっじゃないっての。今日は日曜だってのに教室で何してたんだ?」 

    ゆき「ん~。特に何も!」 

    ゆき「ぼんやり黄昏てただけだよ」 

    くるみ「あんたがぼんやり、ねえ」


    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:01:13.73 ID:G7rKuI7kO

    くるみ「はぁ」 

    くるみ「先輩も先輩だぞ」クルッ 

    くるみ「どうしてゆきを注意してくれなかったんすか」 

    くるみ「……まあ、先輩はあたしらの中で一人だけ男だし? 気が引けるってのも分かるけど」 

    くるみ「はあ!? いやいや、嫉妬とかじゃないし! どうしてそうなんの!?」 

    くるみ「……なあ、ゆきも何とかいってくれよお」


    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:02:57.54 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「あ、ごめんねくるみちゃん。私は次移動教室だからそろそろいかないと」 

    くるみ「ん? そう、なのか? ……いやいや、だから今日は日曜だって」 

    ゆき「いひひっ。もう。もうもうもう。くるみちゃんったら素直じゃないなぁ」 

    くるみ「素直じゃない?」 

    ゆき「本当は一刻も早く先輩さんと二人っきりになりたいくせにぃ。私なりに気をきかせてみたんだよ!」 

    くるみ「なっ、なっ、なっ、何を言ってーー」 

    ゆき「それじゃあごゆっくり~」


    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:05:25.86 ID:G7rKuI7kO

    ガララ……ピシャッ 

    ゆき「……」 

    ゆき「……」 

    トコトコトコ 

    トコトコトコ 


    ゆき「ふぅ」 

    みき「……ゆき先輩?」 

    ゆき「!」ビクッ


    6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:06:37.89 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「み、みーくん?」 

    みき「はい、そうですけど」 

    ゆき「なーんだ、みーくんか。いきなり声がしたからびっくりしちゃったよー」 

    みき「にしてもあんなに驚きますか? 普通」 

    ゆき「いやほら、みーくんってなんかこうビシってしてるというか、クールな感じだからさ! つい」 

    みき「……」 

    ゆき「あっ! でもでも、だからといって怖いって言いたい訳じゃないの! ほんとに怖いとかちっとも思ってないんだよ! むしろみーくんは頼りがいがあるというか、クールでかっこかわいいというかーー」 

    みき「……あの、先輩」 

    みき「くるみ先輩に、会ったんですね?」


    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:07:56.16 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「うん。くるみちゃんとならさっき教室で会ったよ」 

    みき「じゃあくるみ先輩の先輩も……」 

    ゆき「そだよ。先輩さんも一緒だった」 

    みき「そう、ですか」 

    ゆき「それにしても先輩の先輩って……へへっ。みーくんが呼ぶと何だが面白い呼び方になっちゃうねえ。でも今更名前を聞くのも気まずいしなー」 

    みき「……」 

    みき「やっぱり先輩は、凄いです」


    8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:09:12.36 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「んん? えっと、それは先輩さんのことを言ってるの? それともくるみちゃん?」 

    みき「ゆき先輩に決まってるでしょう」 

    ゆき「わ、私!?」 

    みき「いや驚かないでくださいよ。むしろゆき先輩以外に誰がいるんですか」 

    ゆき「え、でもすごいって……ウソ。もしかして褒めてくれたの? あのみーくんが!?」 

    みき「"あの"ってどういう意味ですか!?」  

    ゆき「皮肉じゃないよね?」 

    みき「皮肉なわけないでしょう! というより私、前にも似たようなこと言いましたよね!?」


    9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:10:38.25 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「いひひっ。……みーくん、怖い感じがなくなったね。緊張はぼくれた?」 

    みき「あっ……」 

    ゆき「ま、これでもみーくんより一つ年上だからね! 後輩の緊張をほぐすぐらい、なーんてことないよ!」 

    みき「先輩……」 

    ゆき「どう? 見直した? 凄い? へへっ、なんならもっと褒めてくれてもーー」 

    みき「やっぱりさっき、私のこと怖いと思ってたんですね」 

    ゆき「あっ」


    11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:12:10.76 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「ち、違う違う違う! 怖いとか思ってない! 思ってないよ! 全然、これっぽっちも思ってないからね!」 

    みき「……ふふっ。いいですよそんな必死にならなくても。わたし先輩の言うこと信じてますから」 

    ゆき「ほ、ほんとに?」 

    みき「先輩に嘘をつく悪知恵なんかないでしょ?」 

    ゆき「みーくん大好きっ!」ガバッ 

    みき「せ、先輩!?」 

    ゆき「えへへ~」 

    みき「は、離れてくださいよ」 

    ゆき「照れるみーくんも可愛いなあ」 

    みき「て、照れてなんかーー」 


    みき「ーーっ!」


    12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:14:27.92 ID:G7rKuI7kO

    みき「……」 

    ゆき「みーくん?」 

    みき「……ごめんなさい。ほんとに離れて貰っていいですか」 

    ゆき「ほいっ」 

    みき「……ちょっと、行ってきます」 

    ゆき「あ、うん」 



    トコトコトコ 



    みき「……」 


    みき「………………けい?」


    14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:15:45.83 ID:G7rKuI7kO

    みき「どうしたの? こんなところでうずくまって」 

    みき「怪我? ああ、脚挫いちゃったんだ」 

    みき「痛い? そうだよね。しばらく歩くのは無理か」 

    みき「大丈夫。私がついてるから」 

    みき「ははっ。今更何言ってるの。私たち親友でしょ」 

    みき「当たり前だよこれぐらい。一々気にしないでいいのに」


    15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:17:18.50 ID:G7rKuI7kO

    みき「先輩」 

    ゆき「ん、どしたの?」 

    みき「けいがちょっと怪我しちゃったみたいで」 

    ゆき「みたいだね。私に何か手伝えることある? りーさん呼んでこようか?」 

    みき「いえ。そこまで大きな怪我じゃないみたいなので。隣の教室でちょっと休んでれば大丈夫だと思います」 

    みき「ただ今日の部活には私たち。遅れるかもしれないので、そのことを伝えて貰えると助かります」 

    ゆき「わかったよ。ちゃんと伝えておく!」


    16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:18:44.17 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「でもやっぱり私に何か頼りたいことがあったら遠慮せずに言ってね!」 

    みき「心配には及びません。その場合はくるみ先輩かゆうり先輩に頼みますから」 

    ゆき「そ、そんなー。みーくん酷いよー」 

    みき「冗談ですよ。ちゃんとゆき先輩にも頼りますから安心してください」 

    ゆき「ほんと? 約束だよ?」 

    みき「はい」 

    ゆき「約束だからね! じゃあもう私はいくよ。けーちゃんもお大事に!」 

    タッタッタッタッタッ 

    みき「もう落ち着きないなあ。……ふふっ、困った先輩だと思わない、けい?」


    18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:20:39.46 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「……はあっ」 

    タッタッタッタッ 

    ゆき「っ……ハアハアッ」 

    タッタッタッタッ 

    ゆき「ん、ぐ…………くすん」 

    タッタッタッタッ 

    ゆき「はあっ、はあっ…………ーーっ!?」グキンッ 


    ゆき「いだあっ!?!?」 

    ゆき「…………あはは。私まで挫いちゃった。全力で走り過ぎちゃったかな」 



    ゆうり「ゆきちゃん! どうしたの!?」 

    ゆき「りーさん……」


    19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:22:11.24 ID:G7rKuI7kO

    ♪ 

    ゆき「いででっ! た、タイムッ! それ、染みるよりーさん!」 

    ゆうり「だーめ。消毒液を塗らないと後で大変よ」 

    ゆき「りーさんのいじわるー……いたっ」 

    ゆうり「もう。廊下で走っちゃいけませんっていつもあれだけ言ってるのに」 

    ゆき「う~……」 

    ゆうり「これで擦り傷に関しては問題ないわね」


    21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:24:00.17 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「後は捻挫だけど……。こっちもじっとしてればすぐに治るでしょう」 

    ゆき「えー。ってことは歩けないのー?」 

    ゆうり「そうなるわねえ。下手に動く悪化する恐れもあるから……」 

    ゆき「悪化しちゃうの!? じゃあ我慢するしかないかー」 

    ゆうり「偉いわね、ゆきちゃん」


    22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:25:18.86 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「あ、でもでもー。お手洗いに行く時とかはどすればいいのー?」 

    ゆうり「その時は私も付きあうわ」 

    ゆき「り、りーさんが……?」 

    ゆうり「ええ。そうだけど……何か問題ある?」 

    ゆき「だ、だって、私恥ずかしいよ。そんな……」 

    ゆき「りーさんに下のお世話までしてもらうなんて!」 

    ゆうり「私がするのはトイレまでおんぶで運ぶだけです。そこからはゆきちゃんが自分で、ね?」


    23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:26:27.68 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「あ、なーんだ。いひひっ。私ってば早とちりしちゃった」 

    ゆうり「もう」 

    ゆうり「でもそうね……。力仕事なら私よりもくるみに任せた方がいいかしら」 

    ゆき「あ、駄目だよりーさん」 

    ゆうり「ダメ……?」 

    ゆき「くるみちゃんは先輩さんと二人っきりでロマンティックな時間を過ごしてるんだから」 

    ゆき「邪魔したら可哀想だよ!」


    24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:27:14.74 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「先輩さんーー陸上部のOB、でしたっけ?」 

    ゆき「そう。くるみちゃんの本命彼氏候補だよ!」 

    ゆき「ちなみに対抗がりーさんで大穴がみーくん!」 

    ゆうり「あら。私が対抗なの? でもそれだと彼氏候補じゃなくて彼女候補になっちゃうわね」ニコッ 

    ゆき「あっ、そっか」 

    ゆうり「…………そうね。とにかくそういうことなら、くるみはそっとして置くことにしましょう」


    25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:28:09.81 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「それならーー」 

    ゆき「みーくんも駄目。今は手が離せない」 

    ゆうり「あら。どうして?」 

    ゆき「けーちゃんが足を挫いちゃったみたいでさ」 

    ゆき「部活も遅れて来るかもって」 

    ゆうり「けーちゃん……?」 

    ゆき「うん。けーちゃん」 

    ゆうり「えっと、それって……」 

    ゆき「けーちゃんはけーちゃんだよ」


    26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:29:40.66 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「祠堂圭さん、だったかしら」 

    ゆき「そうそう。確かそんなお名前」 

    ゆうり「……そっちにも会っちゃったのね」ボソッ 

    ゆき「え? 何て言ったの」 

    ゆうり「何でもないわ。しばらくゆきちゃんを独占し出来るのかーって思っただけよ」ニコッ 

    ゆき「あ、あれえ? 何でだろう。りーさん、なんか怖いよー」 

    ゆうり「仕方がないわ。動けない今のゆきちゃんは、まな板の上の鯉なんだもの」 

    ゆき「こ、鯉? 私料理されちゃうの……?」 

    ゆうり「さあて。どうでしょうね」ニコっ 

    ゆき「!」


    27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:30:55.73 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「ーーく、くるみちゃーん! みーくん~! 助けてー! りーさんに襲われるーっ!」 

    ゆうり「え、ちょっと、ゆきちゃん」 

    ゆき「襲われるぅぅーーっ! りーさんに食べられちゃうぅぅーーっ!!」 

    ゆうり「めっ」 

    ゆき「いでっ」 

    ゆうり「悪ふざけも程々に。騒ぎ過ぎちゃダメよ。日曜日とはいえ、人がいるんだから」 

    ゆき「うぅ~。ごめんなさーい」 

    ゆうり「分かってくれればいいの」 

    ゆき「……」 

    ゆき(目がちょっと本気っぽかった)


    28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:31:44.10 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「でもなー。何だがなー」ぷくーっ 

    ゆうり「あら。ほっぺが風船みたいになってるわ」 

    ゆき「だってさ、だってさ。あーんだけ騒いだのに二人とも来てくれないなんて酷いよー」 

    ゆうり「二人とも忙しいってゆきちゃんが言ってたじゃない。仕方がないわ」 

    ゆき「それにしたって、ああいう時くらい駆け付けてくれてもいいのにー」 

    ゆき「くるみちゃんやみーくんは、いつだって先輩さんやけーちゃんとお話出来るんだからさ」 

    ゆうり「……っ」


    29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:32:38.47 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「……仕方が、ないのよ」 

    ゆき「え?」 

    ゆうり「…………それだけ好きだった、ってことなんだから」 

    ゆき「……」 

    ゆうり「だから、私にはいいけど。あんまり二人にわがまま言って困らせちゃダメよ?」 

    ゆき「……うん。ごめんなさい」


    30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:33:40.52 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「でもねりーさん」 

    ゆうり「なあに」 

    ゆき「一つだけ、間違ってる」 

    ゆうり「間違い?」 

    ゆき「好きだった、じゃないよ」 

    ゆうり「っ……!」 

    ゆき「くるみちゃんは先輩さんのことが、みーくんはけーちゃんのことが」 

    ゆき「今も大好きなんだよ。ただそれだけなんだよ」


    31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:35:42.30 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「ゆきちゃん。あなたやっぱりーー」 

    ゆき「うん」 

    ゆうり「……そう。ほんとはとっくに気付いてたのね」 

    ゆうり「"先輩さん"や"けーちゃん" のことなんか始めから、見えてなかったのね」 

    ゆき「ごめんなさい。騙すつもりはなかったんだ」 

    ゆうり「謝らないでいいわ。……薄々、そうじゃないかと思っていたから」 

    ゆき「ええー? うそだ~。私結構上手く見えてる振りしてたつもりだよー」 

    ゆうり「……だってゆきちゃん、"先輩さん"や"けーちゃん"が部室にいる時はいつも口数少なくなっちゃうでしょう?」 

    ゆうり「ゆきちゃんが圭さんのことけーちゃんって呼ぶのも今日始めて知ったくらいだし」 

    ゆき「いひひっ。なーんだ。やっぱりりーさんには敵わないなあ」


    32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:36:26.91 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「……ねえ、ゆきちゃん。もうひとつ聞きたいことがあるの」 

    ゆき「なになに? ここまで来ちゃったからには何だってゲロっちゃうよ!」 

    ゆうり「……その、やっぱりめぐねえも、もう、見えないの?」 

    ゆき「うーん」 

    ゆうり「……」 

    ゆき「そうだねえ。ーーいつだったかなあ。最後に会ったのは」 

    ゆうり「……っ」


    33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:37:13.04 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「これでもね感謝してるんだー」 

    ゆき「めぐねえとお別れ出来たのは、皆のおかげだから」 

    ゆき「いひひっ。改めて言うと恥ずかしいなぁ」 

    ゆき「でもーー」 

    ゆき「くるみちゃんも、みーくんも、りーさんも」 

    ゆき「皆して私を支えてくれたでしょ」 

    ゆき「ただですら大変で、一杯一杯な時に、文句一つ言わずにさ」 

    ゆき「そんなみんなに囲まれてる私を見てたから、なんというか、めぐねえも安心してバイバイしてくれたんじゃないかなぁ」 

    ゆき「だからね。思うんだー。今度は、今度こそは私がみんなの力になりたーーーー」 

    ゆうり「ゆきちゃんっ」ギュゥッ 

    ゆき「り、りーさん?」


    34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:37:55.58 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「無理しないで」 

    ゆき「無理?」 

    ゆうり「今だけは、無理しないでいいのよ」 

    ゆき「な、何を言ってーー」 

    ゆうり「ほんとは。変わっちゃった二人をみて、悲しかったのよね?」


    35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:38:42.30 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「そ、それは」 

    ゆうり「何もいない場所に向かって延々と語りかけてる二人を見て辛い思いをしたのよね」 

    ゆき「私は、別に、そんなこと思って……」 

    ゆうり「隠さなくていいの。私も、本音を言うとそうだから」 

    ゆうり「変わってしまった二人を見る度にむねが締め付けられる 」ギュゥゥ 

    ゆき「りーさん……」 

    ゆうり「ゆきちゃんが今日教室に居たのだって……つまりそういうことなのよね」 

    ゆき「……」コクン


    36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:39:14.53 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「めぐねえとお別れしたことを隠したのだって私たちに気をつかってくれてたのよね?」 

    ゆき「…………うん」 

    ゆうり「いいのよ」 

    ゆうり「もう、我慢しなくていいの」 

    ゆき「グスッ……う、ううううっ」 

    ゆうり「よしよし」


    37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:40:22.69 ID:G7rKuI7kO

    ♪ 

    ゆき「うっく……ヒッグ…………へくちゅんっ!」 

    ゆうり「うふふっ。もう落ち着いた?」 

    ゆき「う~。すっきりした!」 

    ゆうり「そう。それなら良かったわ」 

    ゆき「うん! でもすっきりしたら何だか……えへへ、喉乾いちゃった」 

    ゆうり「はい、お茶。ペットボトルだけど」 

    ゆき「流石りーさん。手際がいい」


    38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:41:23.32 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「ごくごく……ぷはぁっ! やっぱりりーさんの入れたお茶はおいしいねぇ」 

    ゆうり「そう言ってくれるのは嬉しいけど。ペットボトルのお茶に誰が入れたとか関係ないじゃない」ニコッ 

    ゆき「ふふーん。甘いよ。大甘だよりーさん。大事なのはらーさんが近くに居てくれるということなのだ!」 

    ゆうり「あらそう」ニコニコ 

    ゆき「あり?」 

    ゆうり「どうかしたの」 

    ゆき「何だかいつもよりご機嫌だね? りーさん。何かちょっとこう、怖いくらいに」 

    ゆうり「怖いとは酷い言い草ねぇ」


    39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:42:17.84 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「でもそうね。機嫌が良いのは確かね」 

    ゆき「ほうほう。してその心は?」 

    ゆうり「ほんとは二人に合わせてたこと。めぐねえとお別れしたこと。ゆきちゃんが正直に打ち上けてくれたのが嬉しくて」 

    ゆき「……えへへっ。前からいつか言わなきゃって思ってたし。いい機会かなって」 

    ゆうり「それでも、よ」ナデナデ 

    ゆき「……ん」


    40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:43:11.60 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「これからは、辛い時は遠慮せずに頼っていいのよ」ナデナデ 

    ゆき「……いいの、かな? 私、また頼っちゃっても、いいのかな?」 

    ゆうり「当たり前でしょ。私たちは仲間なんだから。助け合わないと」ニコッ 

    ゆき「……いひひっ。それじゃあ早速お言葉に甘えて」 


    ゆうり「え、ちょっと。な、何するの?」 

    ゆき「うりゃー」 

    ゆうり「んっ、くっ……ふふっ。くすぐったいわ。顔でお腹をグリグリするの反則ーーっ!」


    41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:43:53.41 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「うりうりー」 

    ゆうり「……」 

    ゆき「このこのー」 

    ゆうり「…………」 

    ゆき「?」 

    ゆうり「…………あらあら」 

    ゆき「りーさん? どうしたの?」 

    ゆうり「ゆきちゃん、ちょっとごめんね」 

    ゆき「うん」 



    トコトコトコ 



    ゆうり「もう。何してるの?」 

    ゆうり「るーちゃん」


    42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:45:28.42 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「そんな所に隠れてないで。こっちにきていいのよ」 

    ゆうり「ゆきちゃん? 今はちょっと足を挫いてるから……」 

    ゆうり「ああ、そういうこと。るーちゃんもゆきちゃんが心配なのね」 

    ゆうり「ふふっ。優しいのね。るーちゃんは」 

    ゆうり「ううん、何でもないの」 

    ゆうり「とにかく。そういうことなら一緒にゆきちゃんを看病しましょうか」ニコッ


    43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:46:52.25 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「り、りーさん……」 

    ゆうり「ゆきちゃん。るーちゃんが脚にテーピングしてくれるそうよ」ニコッ 

    ゆき「う、うん」 

    ゆうり「ほおら。いつまでもそんな所にいないでこっち来なさい」トコトコ……ギュッ 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆき(…………めぐねえ)


    44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:48:04.67 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「はい。これをゆきちゃんの脚に巻いて、固定するの」 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆうり「るーちゃん?」 

    ゆき「る、るーちゃんにはちょっと、難しいんじゃないかな?」 

    ゆうり「うーん。そんなことはないと思うんだけどな」 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆうり「でもいいわ。一緒にやりましょ。手を持っててあげる」ニコッ 

    ゆき「……」


    45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:49:10.55 ID:G7rKuI7kO

    ゆうり「はい、出来た」 

    ゆうり「無理に動かそうとしなければすぐに良くなるはずよ」ニコッ 

    ゆき「うん。ありがと、りーさん」 

    ゆうり「ふふっ。お礼ならこの子に言ってあげて」 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆき「…………ありがとね。るーちゃん」 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆうり「良かったわね。るーちゃん。……もう、あんまりはしゃがないの」 

    ぬいぐるみ「……」


    46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:50:24.71 ID:G7rKuI7kO

    ゆき(……りーさん) 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆうり「ん? なあに? どうしたの」 

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆうり「そう。分かったわ」ニコッ 

    ゆうり「そういう訳だから。ゆきちゃん。そのお茶、るーちゃんに飲ませて貰っていいかしら」 

    ゆき「え。る、るーちゃんに……?」チラッ 

    ぬいぐるみ「……」


    47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:51:34.68 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「るーちゃん……喉が渇いてるの?」 

    ゆうり「ええ。聞こえてたでしょ?」 

    ゆき「そ、それならさ。私の飲みかけなんかじゃなくて、未開封のをーー」 

    ゆうり「いいえ」 

    ゆうり「"それ"を"ゆきちゃんに"飲ませて欲しいみたいなの」 

    ゆうり「るーちゃんは、そう言ってる」 

    ぬいぐるみ「……」


    48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:52:27.94 ID:G7rKuI7kO

    ゆき「で、でもーー」 

    ゆうり「いいから」 

    ゆうり「早く」 

    ゆうり「るーちゃん、さっきから喉乾いたって泣いてるじゃない」 

    ゆうり「早くして」 

    ゆき「………うん。分かった。…………分かったよ」


    49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:53:28.65 ID:G7rKuI7kO

    ぬいぐるみ「……」 

    ゆき(めぐねえ。ごめん。……許して) 

    ゆき「……はい、るーちゃん」 

    ぬいぐるみ「……」 

    ビチャビチャビチャビチャ 

    ゆうり「あら、るーちゃんったらとっても美味しそうに飲むのね」ニコッ 

    ゆうり「でも、ゆきちゃん。もうちょっと丁寧に飲ませてあげないと。床にちょっとお茶が零れちゃってるわ」 

    ゆき「…………ごめんなさい」 

    ゆうり「いいわ。後で拭いておくから」ニコッ


    51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:55:12.19 ID:G7rKuI7kO

    ゆき(……えへへっ) 

    ゆき(何やってるんだろ、私) 

    ゆき("こうなること"は分かってたはずなのに……) 

    ゆき(何だか……すごく、疲れちゃった……) 

    ゆき「………………眠い」 

    ゆうり「あら。それなら安心してぐっすり寝むるといいわ。夕飯のときには起こすから」ニコッ 

    ゆき「…………うん。おやすみなさい」 

    ゆうり「おやすみ」


    53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:56:44.84 ID:G7rKuI7kO

    ♪ 

    くるみ「ほう。今日は夕飯も缶詰かあ」 

    みき「くるみ先輩は贅沢ですね。私は三日三晩缶詰めでもおいしくいただけます」 

    ゆうり「本当にゆきちゃんは美味しそうに食べるわねぇ」 

    みき「食べられるだけありがたいですから」 

    くるみ「ま、たしかに贅沢言ってらんないご身分だしなぁ……っと」くるっ


    54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/01(火) 23:59:24.09 ID:G7rKuI7kO

    くるみ「何すか、先輩?」 

    くるみ「…………いやいや。あ~んとか普通に出来ませんから。意味わかんないし」 

    くるみ「べ、別に嫌ってわけじゃ、ないけど。その……」 

    くるみ「とにかくあ~んはなしっ!」


    55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/02(水) 00:00:21.03 ID:9yrcNmfhO

    みき「くるみ先輩、また……」 

    みき「……うん。分かってる。仕方がないんだよね」 

    みき「もう、心配しないで大丈夫だってば」 

    みき「私たちが、頑張らないとね。けい」


    56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/02(水) 00:01:03.47 ID:9yrcNmfhO

    ゆうり「……違うわ。違うのよ、るーちゃん」 

    ゆうり「皆何もないところに話してるんじゃないの」 

    ゆうり「私たちには見えないだけで、ちゃんとそこに"いる"のよ」 

    ゆうり「んふふっ。るーちゃんにはちょっと難しい話だったかもしれないわね」ニコッ


    57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/02(水) 00:02:23.12 ID:9yrcNmfhO

    ゆき「……」 

    くるみ「ーーっておいおい。いつもがっついてるゆきが今日はどうした」 

    ゆき「え?」 

    みき「……食欲、ないんですか?」 

    ゆうり「熱でもあるの?」 

    ゆき「あっ、ううん。そういう訳じゃ、ないんだけどーー」


    59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/02(水) 00:03:51.62 ID:9yrcNmfhO

    ゆき「……ねえ皆」 

    ゆき(最近、学校が好きだ) 

    ゆき(そう言うと変だって言われそうだけど) 

    ゆき(辛いことも悲しいこともたくさんあるけど) 

    ゆき(それでもーー) 

    ゆき「皆、大好きだからね」ニコッ 

    くるみ「おいおい、いきなりどうしたんだよ」 

    みき「……先輩はいつも突拍子もなさすぎます」 

    ゆき「えへへっ。何かね。何となく今言いたくなったんだ」 

    ゆうり「ふふっ。私もゆきちゃんのこと、好きよ」 

    くるみ「ったく。よくそんなこっぱずかしいこと言えんなあ。ま、あたしも気持ちはおんなじだけどさ」 

    みき「…………今更口に出していうまでもないことですからね」 

    ゆき「いひひっ」 

    ゆき(皆が居てくれるから、楽しい) 

    ゆき(だからーー)クルッ 

    ゆき「これで、いいんだよね? めぐねえ」


    60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/02(水) 00:05:33.15 ID:9yrcNmfhO

    糸冬 

    くぅ~。これにて完結です 
    これ以上は続きが思い浮かばなかった 
    読んでくれた人ありがとう

    元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1441115786/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:33:21.61 ID:tMhqspRAo

    ゆき「くるみちゃんwww ウェーイwwwwwwww」 

    くるみ「お。おはよう、ゆき」 


    みーくん「おはようございます、ゆき先輩」 

    ゆき「みーくんもwwwウェーイwwwwwwwww」 

    みーくん「朝から元気ですね、ゆき先輩」 

    ゆき「wwwwwwwwwwwww」


    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:36:31.27 ID:tMhqspRAo

    ゆき「あれ、くるみちゃん。またスコップ持ってるの?」 

    くるみ「まあな」 

    ゆき「スコップ好きだよねえ」 

    くるみ「いやまあ、何て言うか……」 


    ゆき「みーくんはまた本読んでるんだ」 

    みーくん「趣味ですから」 

    ゆき「ふうん。今度はなに読んでるの?」 

    みーくん「カラマーゾフの兄弟です」 

    ゆき「面白い?」 

    みーくん「それなりに、ですけど」 


    りーさん「ほらほら、ゆきちゃん。お行儀が悪いわよ。ちゃんと席について」 

    ゆき「あ、りーさんwwww ウェーイwwwwwwwww」 

    りーさん「うん。おはようね、ゆきちゃん」


    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:39:55.86 ID:tMhqspRAo

    ゆき「ご飯、ご飯♪ 今日のご飯はなんだろなー♪」 

    りーさん「今日はミートソースよ」 

    ゆき「おおー。ミートソース! 朝からお肉だなんて豪華だね!」 


    ゆき「じゃなくて、パスタはwwwww ソースだけとかりーさんひどいwwwww」 

    りーさん「ごめんねwwwww ゆきちゃん来るの遅かったから私が食べちゃったwwwww」 

    ゆき「ほんとにひどいwwwwwwwwww」 

    りーさん「ゆきりんウェーイwwwwwwww」 

    ゆき「誤魔化さないでよwwwwwww」


    4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:45:15.87 ID:tMhqspRAo

    くるみ「大丈夫だって、ゆき。代わりにご飯炊いといたからさ」 

    ゆき「え、本当!」 

    くるみ「ああ、だから心配いらないぞ」 

    ゆき「なんだあ……びっくりした。それを先に言ってくれなきゃ」 


    ゆき「ってミートソースとご飯じゃ合わないじゃんwwwww」 

    くるみ「バレたwwwwwwwwww」 

    ゆき「くるみちゃんまで鬼だよwwwwwwww」 

    くるみ「ゆきゆきウェーイwwwwwwww」 

    ゆき「だから、誤魔化されないってばwwwww もうwwwwwwww」


    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:48:30.23 ID:tMhqspRAo

    みーくん「大丈夫です、ゆき先輩。二人とも、あれ、嘘ですから」 

    ゆき「それ、本当? みーくん」 

    みーくん「はい。単なる冗談ですよ。先輩の分もちゃんとあるんで」 

    ゆき「良かったあ。今日は朝御飯がとってもひもじくなるところだったよ」 

    みーくん「ゆき先輩。からかうと面白いですから」 

    ゆき「ひどいなあ、みーくんまで」 

    ゆき「で、私の分のご飯はどこ?」 

    みーくん「あ、これです。どうぞ」 

    ゆき「やったあ! 銀の匙だあ!」 



    ゆき「ってこれ、キャットフードじゃんwwwwwwwwww」 

    みーくん「はい、先輩wwwww どうぞwwwwwwwwww」 

    ゆき「キャットフードじゃんwwwwwwwwww」 

    みーくん「先輩にはwwwお似合いですよwwwwwwwww」 

    ゆき「鬼www畜wwwwwww」 

    みーくん「ゆき先輩ウェーイwwwwwwww」 

    ゆき「いい加減にしてよwwwww泣くよ、私wwwwwwwwwwww」


    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:51:40.32 ID:tMhqspRAo

    りーさん「はいはい、冗談はこれでおしまい。はい、これ、ゆきちゃんの分ね」 

    ゆき「わあ! 良かったあ。今日はホントに朝ご飯ないかと思ったよ」 

    みーくん「流石にそんなひどい事はしませんよ」 

    くるみ「でも、面白かったな。ゆきったら、マジで慌ててて」 

    ゆき「だって、キャットフードだよ、キャットフード。ドッグフードなら太郎丸の分かなって思って、冗談なんだろうなってわかるけどさあ」 

    みーくん「その為に、くるみ先輩、朝からキャットフード取りに行きましたもんね」 

    くるみ「五時起きだぞ、五時起き。あれはきつかったなあ」 

    ゆき「冗談のために気合い入れすぎだよ、もう」


    8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:54:45.86 ID:tMhqspRAo

    【食事中】 


    ゆき「」ガツガツ、モグモグ 

    りーさん「あらあ、ゆきちゃん。そんなに焦って食べなくても」 

    くるみ「そうだぞ、ゆき。みーくんを見てみろ」 

    みーくん「」ガツガツ、モグモグ 

    くるみ「お前もかよwwwwwwwwww」 

    りーさん「何してるのwwwwwwwwww」


    10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 19:57:51.01 ID:tMhqspRAo

    みーくん「あ、いえ、たまにはこういう風に食べるのもいいかなって……」 

    ゆき「そうだよ。そっちの方が美味しいんだから」 

    くるみ「美味しいとかじゃなくて、マナーの問題だろ。食べ方が汚いんだよ」 

    りーさん「そうよ。女の子なんだから、もっと上品に食べないと」 

    ゆき「でも……」 

    くるみ「でも、じゃねーよ。りーさん、ちょっと二人に手本を見せてやってくれ」 

    りーさん「私が? 仕方ないわね……」 

    りーさん「」ガツガツ、モグモグ 

    くるみ「あんたもかよwwwwwwwwww」 

    ゆき「ミートソースwww飛んできたwwwwwwwwww」 

    みーくん「りーさんwww流石ですwwwwwwww」


    11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:00:55.86 ID:tMhqspRAo

    くるみ「なんだよもう、りーさんまで」 

    りーさん「えへ」 

    ゆき「でも、これじゃあ仕方ないよね。この食べ方でいいって事にしようよ」 

    みーくん「そうですね。誰も上品な食べ方を出来ないんですから」 

    くるみ「ダメだ。ならもういい。私が手本を見せるから」 

    ゆき「おお、くるみちゃんが」 

    くるみ「見てろよ」 


    くるみ「」ガツガツ、モグモグ 

    ゆき「…………」 

    みーくん「…………」 

    りーさん「…………」


    13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:06:07.01 ID:tMhqspRAo

    ゆき「ごちそうさまー」 

    りーさん「はい。お粗末様でした」 

    くるみ「」ガツガツ、モグモグ 

    みーくん「あ、ゆき先輩。ミートソースが口に。ハンカチで口拭いてあげますね」 

    ゆき「ありがとう。みーくん、優しい!」 

    りーさん「うふふ。二人とも仲良しね」 

    くるみ「」ガツガツ、モグモグ 

    りーさん「あ、そういえば、ゆきちゃん、そろそろ授業の時間じゃない?」 

    ゆき「あ、ホントだ! 急がないと!」 

    くるみ「何か言ってよ、私にも!」


    14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:14:05.37 ID:tMhqspRAo

    ゆき「じゃ、行ってくるねー」 

    りーさん「気を付けてね」 

    ゆき「うん!」 

    バタンッ。タッタッタ…… 


    みーくん「……ゆき先輩。今日も『授業』なんですね」 

    くるみ「ああ……。めぐねぇと一緒にな」 

    りーさん「…………」 


    みーくん「いいんですか、先輩たち? ゆき先輩をこのままにしといても」 

    くるみ「別に大丈夫だろ。危険がある訳じゃないし。それに……」 

    りーさん「そうね……。今のままの方が、ゆきちゃんずっと幸せそうだものね……。それに、見てて飽きないし……」 

    くるみ「だよな……」 

    みーくん「先輩たち……」 


    みーくん「本音がだだもれしてるじゃないですかwwwwwwwwww」 

    くるみ「だってゆき見てて面白いじゃんwwwwwwwwww」 

    りーさん「明るいっていい事よねえwwwwwwwwww」


    15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:17:18.82 ID:tMhqspRAo

    くるみ「この前wwwゆきのやつwwwww誰もいない教室で一人で話しててwwwwwそれ見て私、爆笑したしwwwwwwwwww」 

    みーくん「ぼっちプレイwwwwwwwwww」 

    りーさん「誰と話してるのって聞いたらwwwwwクラスの友達とってwwwwwエア友達紹介されたわよwwwwwwwwww」 

    みーくん「妄想wwwwwwwwww」 

    くるみ「劇団一人かよってwwwwツッコミ入れたらwwwwキョトンとしてたもんなwwwwwwwwww」 

    みーくん「wwwwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwwwwww」


    16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:21:53.97 ID:tMhqspRAo

    くるみ「なんにしろ、ゆきの事は私たちにはどうにも出来ないよ。今のままだと医者に診せる事も出来ないし……そっとしとくしかない」 

    りーさん「そうよね……。救助が来てからしか、無理よね……」 

    みーくん「救助……本当に来るんでしょうか……?」 

    くるみ「…………」 

    りーさん「きっと来るわよ。その内、きっと……」 


    くるみ「そう言い続けて、もう二ヶ月経ってるけどなwwwwwwwwww」 

    りーさん「言ったらいけない事言っちゃったわねwwwwくるみwwwwwwwww」 

    みーくん「空気読めないんですかwwwwくるみ先輩はwwwwwwwwww」 

    くるみ「ごみぃwwwwwwwwww」 

    みーくん「ゆき先輩の真似wwwww似てるwwwwwwwww」 

    りーさん「そっくりwwwwwwwwww」


    17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:25:13.36 ID:tMhqspRAo

    くるみ「さてと。それじゃそろそろ、私も見回りに行ってこようかな」 

    りーさん「あら、また行くの?」 

    くるみ「ああ、ゾンビがひょっとしたら集まってるかもしれないし」 

    みーくん「ゾンビって階段上がるの苦手だから、そんなに大量に来る事はないと思いますけど」 

    くるみ「そう思って、昨日、階段の一部にセメント流し込んでバリアフリーにしといたからさ」 

    りーさん「ああ……それならいっぱい集まってるかもしれないわね」 

    みーくん「そうですね。上りやすいですし」 

    くるみ「だろ?」 


    りーさん「って、何してるのwwwwくるみwwwwwwwwww」 

    みーくん「アホなんですかwwwwwくるみ先輩wwwwwwwwww」 

    くるみ「遅すぎだろwwww反応wwwwwwwwwwwww」


    18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:29:00.16 ID:tMhqspRAo

    くるみ「だってゾンビ来なくて退屈だったしさwwwwwリアルゾンビ無双も一度したかったしwwwwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「頭wwwおかしいのwwwwwwwwww」 

    みーくん「はた迷惑wwwwwwwwww」 

    くるみ「これから一騎当千wwwウェーイwwwwwwwww」 

    りーさん「いいからwwwww早く行ってきてwwwwwwwwww」 

    みーくん「バリケード壊れてたらwwwwwぶち殺しますよ先輩wwwwwwwwww」 

    くるみ「ごみぃwwwwwwwwwww」 

    みーくん「それ禁止ですwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「ごみぃwwwwwwwwwww」 

    みーくん「お腹痛いwwwやめて下さいwwwwwww」


    20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:32:26.98 ID:tMhqspRAo

    くるみ「それじゃあ行ってくる。すぐ戻ってくるから」ガラッ 

    りーさん「気を付けてね」 

    くるみ「わかってる、無茶はしないって」 

    みーくん「して下さい。先輩の責任なんですから」 

    りーさん「あら、そんな事言っちゃダメよ。例え冗談だったとしてもね」 

    みーくん「あ……すみません」 

    りーさん「もし、くるみの身に何かあったら困るでしょ? ゾンビを倒す人がいなくなると面倒よ」 

    みーくん「そうですよね。本当にすみません、くるみ先輩」 

    くるみ「りーさん。それに、みーくん……」 


    くるみ「私、仲間とかじゃなかったんだ?wwwwwwwwww 存在価値それだけなんだ?wwwwwwwwww」 

    みーくん「今頃気付いたんですかwwwwくるみ先輩wwwwwwwwww」 

    りーさん「ずっと前からwww知ってると思ってたのにwwwwwwwwww」 

    くるみ「バリケード壊すぞwwwwバカ野郎どもwwwwww」


    23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:35:33.06 ID:tMhqspRAo

    りーさん「冗談よ、くるみ。だから早く行ってきて」 

    みーくん「そうです。いつもの冗談ですよ。だから早く行ってきて下さい」 

    くるみ「なんだ、冗談かよ……。まったく、洒落になってないぜ」 


    くるみ「って、早く私を行かせたいだけだろ、それwwwwwwwwww」 

    りーさん「何でwwwバレたのかしらwwwwwwwwww」 

    みーくん「くるみ先輩ならwww大丈夫だと思ったのにwwwwwwwwww」 

    くるみ「私wwwそんなチョロく思われてたのかよwwwwwwwwwww」


    24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:38:38.66 ID:tMhqspRAo

    くるみ「まったく、二人ともひどいよな」 

    りーさん「でもそれはバリアフリーにするくるみがいけないのよ。そんな事しなければ、ずっと真実を知らずに済んでたのに」 

    くるみ「そうだよな……。ごめん……」 


    くるみ「って、前提は変わらないのかよwwwwwwwwww」 

    みーくん「ごみぃwwwwwwwwww」 

    くるみ「お前が言うなwwwwwwwwww」 

    りーさん「ごみぃwwwwwwwwww」 

    くるみ「りーさんまでwwwwwwwwww」


    25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/08(土) 20:41:50.67 ID:tMhqspRAo

    くるみ「じゃあ、今度こそ本当に行ってくる。後でまた屋上に行くから」 

    タッタッタ…… 


    みーくん「やっと行きましたね、先輩」 

    りーさん「くるみにも困ったものね。一体、何を考えてるのかしら」 

    みーくん「あれ? そういえば太郎丸は?」 

    りーさん「あら? さっきまでここにいたのに……。どこに行ったのかしら?」 

    みーくん「私、ちょっと探してきます。あれ、大事な非常食なんで」 

    りーさん「そうね。お願いするわ。私はこれから屋上で一仕事あるし」 

    みーくん「はい。それじゃ」タタタッ 

    りーさん「あ、ちょっと待って、みーくん」 

    みーくん「何ですか?」 

    りーさん「あれ、やっぱり非常食だったの?wwwwwwwww」 

    みーくん「はいwww非常食ですwwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwww」 

    みーくん「wwwwwwwwwwww」


    34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:09:05.84 ID:W+qxVNJJo

    【教室】 


    ゆき「…………」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「退屈だなぁ……」ボソッ 



    みーくん「せんぱーい。太郎丸見ませんでした?」ガラッ 

    ゆき「って、みーくん! 授業中だよ! 授業中!」 

    みーくん「あ……」


    35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:12:27.94 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「みーくん、早く戻って! 怒られちゃうよ!」 

    みーくん「わかりました……。授業の邪魔をしてすみませんでした」ペコッ 


    ゆき「もう。みーくんたら……」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「仕方ないなあ……」ガタッ


    36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:16:41.38 ID:W+qxVNJJo

    【廊下】 


    ゆき「みーくん!」 

    みーくん「あれ……? 先輩?」 

    ゆき「みーくん、太郎丸探してるの?」 

    みーくん「はい……そうですけど」 

    ゆき「じゃあ私も一緒に探してあげるね」 

    みーくん「でも、いいんですか。先輩?」 

    ゆき「何が?」 


    みーくん「…………」 

    ゆき「…………」 


    みーくん「何がじゃなくてwwwwwwwwwwwwwww」 

    ゆき「え?wwww 何の事?wwwwwwwww」 

    みーくん「授業中ですよね?wwwwwサボりですかwwwwwwwwww」 

    ゆき「授業?wwwwwそんなの私知らないしwwwwwwwwww」 

    みーくん「不良ですねwwwww 先輩はwwwwwwwwww」 

    ゆき「だってwwwww授業つまんないもんwwwwwwwwwww」 

    みーくん「それ面白いですwwwwwww流石ゆき先輩wwwwwwwwwww」 

    ゆき「でしょーwwwwwwwwwwwwwww」


    37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:20:22.43 ID:W+qxVNJJo

    みーくん「それじゃ一緒に探しましょうか」 

    ゆき「うん!」 


    みーくん「太郎丸ー」ガラッ 

    ゆき「わわわわ! みーくん、授業中だってば!」 

    みーくん「え……?」 

    ゆき「ここも授業中だよ! 早く閉めて!」 

    みーくん「授業中……?」 

    ゆき「うん!」 


    みーくん「…………」 

    ゆき「…………」 


    みーくん「あれ?wwwww そうでしたっけ?wwwwwwwwww」 

    ゆき「さっき言ったばかりじゃんwwwwwwwwww」 

    みーくん「すみませーんwwwww 忘れてましたwwwwwwwwww」 

    ゆき「みーくん痴呆症なの?wwwwww 頭悪すぎwwwwwwwwww」 

    みーくん「先輩こそwwwww 統合失調症ですか?wwwwwwwwww」 

    ゆき「意味わかんないよwwwwみーくんのバーカwwwwwwwwwww」 

    みーくん「こっちもですよwwwwwwゆき先輩のバーカwwwwwwwww」


    38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:23:27.00 ID:W+qxVNJJo

    【同時刻、バリケード近く】 


    ゾンビA「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビB「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビC「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビD「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビE「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビF「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビG「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビH「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビI「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビJ「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビK「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビL「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビM「あ゛あ゛あ゛…………」 
    ゾンビN「あ゛あ゛あ゛…………」 


    くるみ「予想以上に集まっててワロタwwwwwwwwwwwwwww」


    39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:26:40.40 ID:W+qxVNJJo

    くるみ「しっかし、こんだけいると流石にスコップじゃきついよな」 

    くるみ「よし。あいつらを一旦このピンボン球でもう少し離れた場所に集めて……」ポイッ 

    コロン、コロン 


    ゾンビA「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビB「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビC「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビD「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビE「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビF「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビG「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビH「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビI「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビJ「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビK「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビL「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビM「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 
    ゾンビN「あ゛あ゛あ゛…………」クルッ 



    くるみ「wwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「なんだこれwwwwwwバカばっかりwwwwwwwww」


    40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:30:11.49 ID:W+qxVNJJo

    くるみ「よし。バリケードから離れたな。それじゃ昨日密かに作っておいたこの手作り火炎ビンで……」 

    くるみ「そーれっwwwwwwwwww」ポイッ 


    ボッ!!! (大炎上) 


    ゾンビA「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビB「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビC「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビD「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビE「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビF「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビG「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビH「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビI「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビJ「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビK「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビL「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビM「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 
    ゾンビN「あ゛あ゛あ゛…………」メラメラ 



    くるみ「wwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「キャンプファイヤーwwwwwwwwww」 

    くるみ「ウケるwwwww超楽しいwwwwwwwwwwwww」


    42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:37:40.60 ID:W+qxVNJJo

    【同時刻、廊下】 


    ゆき「なかなか見つからないねえ」キョロキョロ 

    みーくん「行くところなんか限られてますから、順番に回っていけばその内見つかります」 

    ゆき「……ねえ、みーくん」 

    みーくん「何ですか?」 


    ゆき「何か緊張してない?wwwwwwwwww」 

    みーくん「してませんwwwwwwwwww」 

    ゆき「私が上級生だからってwwwww緊張する事ないのにwwwwwwwwww」 

    みーくん「煽ってるんですか、先輩?wwwwwしてないって言ってるじゃないですかwwwwwwwwww」 

    ゆき「ごみぃwwwwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「やめて下さいwwwwww笑い死にますwwwwwwwwwwww」


    43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:40:53.72 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「そういえばさwwwwwみーくん太郎丸に嫌われてるよねwwwwwwwwww」 

    みーくん「ケンカ売ってるんですねwwwwwわかりましたwwwwwwwwww」 

    ゆき「動物ってさwwwwwいい人か悪い人か本能的にわかるらしいよwwwwwwwwww」 

    みーくん「ぶち殺しますよ先輩wwwwwwwwww」 

    ゆき「みーくんwwww出来る女(笑)のオーラがあるからwwwwww動物に嫌われるんだよねwwwwwwwww」 

    みーくん「今日の夜wwwww無事に寝られるといいですね先輩wwwwwwwwwww」 

    ゆき「ゴミィwwwwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「今、ゴミって言いいましたよねwwwwwww明日生ゴミにしてあげますwwwwwwww」


    44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:44:14.70 ID:W+qxVNJJo

    【同時刻、屋上】 


    りーさん「さてと。みんなが飲み終わったペットボトルに、拾ってきた校舎の砂を詰めて……よいしょっと」 

    りーさん「それでこれを、ショッピングモールから持ってきた丈夫な布の上に置いて」トスッ 

    りーさん「この布には強力な太いゴムが両側についてるし」 

    りーさん「そして、そのゴムは屋上のフェンスに取り付けてあるわ。だから、このペットボトルを布ごと強く後ろに引っ張れば……」グイーッ…… 


    ピューン…… (投石機) 


    ズガッ!!! 


    りーさん「またゾンビに命中wwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「これすごい楽しいwwwwwwwwww」


    45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:49:05.54 ID:W+qxVNJJo

    【放送室】 


    太郎丸「わん」 


    ゆき「あ、太郎丸みーっけ!」 

    みーくん「本当だ。捕まえないと!」 

    ゆき「まーてー!」ダダダダッ 


    太郎丸「わん。わん」ダダダダッ 


    みーくん「逃げた!」 

    ゆき「逃がさないよー!」ダダダダッ 

    みーくん「あ! 待って下さい、ゆき先輩!」


    46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:52:27.29 ID:W+qxVNJJo

    【屋上】 


    ガチャッ 

    くるみ「ただいま、りーさん」 

    りーさん「あ、お帰り、くるみ。ゾンビは片付いた?」 

    くるみ「ああ、まるごと燃やしてやった」 

    りーさん「大丈夫なの?」 

    くるみ「平気だよ。延焼はしてないし。それより、りーさん、またペットボトルミサイル飛ばしてたのか?」 

    りーさん「うん。ゾンビを一匹でも減らせればって。その方が私たちの生存確率も高くなるし」 

    くるみ「そっか。そうだよな」 

    りーさん「それに、命中率が上がってるから今は楽しくて」 

    くるみ「そうなんだ」 


    くるみ「wwwwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwwwwww」 


    くるみ「そっちが本音だろwwwwりーさんwwwwwwwwwww」 

    りーさん「だってwwwww本当に楽しいものwwwwwwwwwwゾンビがゴミみたいでwwwwwwwwww」 

    くるみ「人wwでwwなwwしwwwwwwwwwwww」


    47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:55:34.88 ID:W+qxVNJJo

    くるみ「それじゃ、私も手伝うよ。ペットボトルの方じゃなくて、園芸の方だけどな」 

    りーさん「うん。お願いね」 

    くるみ「今日は何をすればいい?」 

    りーさん「水はもうあげたから、毛虫とかいないか見てくれるかしら。でも、テントウ虫とかは追い払わないでね。益虫だから」 

    くるみ「わかった。それじゃ、私はこっちから見てく」 

    りーさん「ええ」


    49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 19:58:55.93 ID:W+qxVNJJo

    くるみ「」(虫取り中) 

    りーさん「」(虫取り中) 


    くるみ「それにしても、りーさんがいて良かったよ。こうして野菜を育てて食べられるんだから」 

    りーさん「栄養剤だけじゃ味気ないものね」 

    くるみ「うん。りーさんには感謝してる」 

    りーさん「どうしたの、急に改まって?」 

    くるみ「いや、実はさ……」 

    りーさん「何?」 


    くるみ「さっき虫取ろうとして枝折っちゃったからwwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「ごますってwwwww誤魔化そうかなってwwwwwwwwww」 

    りーさん「なに上手い事言ってるのwwwwwwwwww」 

    くるみ「サーセンwwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「判決wwww死刑wwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「ひwwでwwえwwwwwwwwwww」 

    りーさん「明日からwwwwくるみ割り人形が一体増えるわwwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「助けてwwwww殺されるwwwwwwwwww」


    50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:02:18.21 ID:W+qxVNJJo

    くるみ「それにしても、やっぱり無農薬とかで作ったものって美味しいんだな。こうなってから初めて知ったけど」 

    りーさん「そうね。形は悪いけど、健康的で安全だしね」 

    くるみ「特にトマトが美味いよな。あれ、ゆきやみーくんもそう言ってたし」 

    りーさん「ああ、トマトね。あれはそうかもしれないわね。肥料があれだけ他のものと違うから」 

    くるみ「へえ、そうなんだ。畑ごとに肥料変えてたりするのか?」 

    りーさん「変えたっていうか、そうなったって感じかな。そこの畑で作ったものだから」(指さし) 

    くるみ「ああ、あそこのか。道理で」 

    りーさん「うん」 


    くるみ「って、墓が立ってる畑じゃんwwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「肥料とかwwwww鬼かよwwwりーさんwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「好きでそう言った訳じゃないわよwwwww私だってwwwwwwwwww」 

    くるみ「不謹慎にも程があるだろwwww考えろよwwwwwwwwwww」 

    りーさん「サーセンwwwwwwwwwwwww」


    51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:05:59.90 ID:W+qxVNJJo

    【屋上近く】 


    太郎丸「わん! わん!」 


    ゆき「ふっふっふ。ようやく追い詰めたよ、太郎丸」 

    みーくん「先輩、気を付けて下さいね。今度は逃がさないように」 

    ゆき「任せといて!」ジリジリ 


    太郎丸「わん、わん!」 


    ガチャッ 

    くるみ「ん? なにやってるんだ、二人して?」 


    太郎丸「」ダダダダッ 


    ゆき「あー!」 

    みーくん「また、逃げられた!」 

    くるみ「?」


    52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:09:07.15 ID:W+qxVNJJo

    【屋上】 


    くるみ「ふーん。太郎丸を捕まえようとしてるのか」 

    ゆき「うん。だけど、くるみちゃんが空気を読めずにドアを開けたから逃げられちゃった」 

    くるみ「そっか。そりゃ悪い事したな」 

    みーくん「本当です。くるみ先輩は最低のド底辺女です」 

    ゆき「そうだよ。死んだ方がマシだよ」 

    くるみ「そこまで言うか!?」 

    ゆき「だってさあwwwwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「くるみ先輩ですしwwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「私がwwwww何したって言うんだwwwwwwwwwwwww」 

    ゆき「しかも貧乳wwwwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「オマケに脳筋wwwwwwwwww」 

    くるみ「スコップの餌食になりたいのかwwwwwお前らwwwwwwwwww」


    53: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:12:17.83 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「とにかくwwwwwさっさと太郎丸を捕まえてよwwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「くるみ先輩wwwww筋肉だけが取り柄じゃないですかwwwwwwwwww」 

    くるみ「何で私が命令されてんだwwwwww代わりにお前らの頭かち割るぞwwwwwwwwwwwww」 

    ゆき「くるみちゃんwwwもしかしておこなの?wwwww激おこなの?wwwwwwwwぷぷぷーwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「ぷんぷん丸なんですか?wwwwwwwやっぱり脳筋なんですか?wwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「マジで殺すぞwwwwアホどもwwwwwwwwwww」


    54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:15:25.59 ID:W+qxVNJJo

    太郎丸「わん、わん」ピョン 

    りーさん「あらあら、太郎丸。畑の中に入っちゃダメでしょ?」 

    太郎丸「わん、わん」 

    りーさん「まったく……。いけない非常食ね」ビシッ (手刀) 


    太郎丸「」ポテッ 


    りーさん「みんな、太郎丸捕まえたわよ」 

    くるみ「おー、やったな、りーさん!」 

    ゆき「ありがとう、りーさん!」 

    みーくん「流石ですね」 

    りーさん「うふふ」


    56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:18:30.67 ID:W+qxVNJJo

    【部室】 


    みーくん「それにしても、太郎丸にも困ったものですね。勝手に逃げ出すなんて」 

    りーさん「ずっとリードをつけてなきゃダメなのかしらね。でも、それだと可哀想だし……」 

    くるみ「でも、勝手にバリケードの外に出られると危険だからな。それよりはマシじゃないか」 

    みーくん「そういえば、今度はゆき先輩の姿が見えないんですけど……」 

    りーさん「あら……そういえば」 

    くるみ「ゆきなら、また教室に行ったぞ」 

    みーくん「そうなんですか? でも、何で?」 

    くるみ「友達と話をしにだってさ」 


    みーくん「wwwwwwwwwwwwwww」 

    りーさん「wwwwwwwwwwwwwww」 

    くるみ「wwwwwwwwwwwwwww」


    57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:21:47.50 ID:W+qxVNJJo

    みーくん「それなら、私、様子を見てきますね」 

    りーさん「そうね。少し心配だし……。お願いね」 

    くるみ「みーくんも気をつけろよ」 

    みーくん「はい。ありがとうございます。それじゃ」ガラッ 

    タッタッタ…… 


    くるみ「……何だかんだで、みーくんもいいやつだよな」 

    りーさん「そうね。みきさんだけじゃなく、ゆきちゃんやくるみもだけど」 

    くるみ「今度はりーさんかよ。どうしたんだ、急に?」 

    りーさん「ううん。なんとなく」 

    くるみ「本当に?」 

    りーさん「ええ、本当に。私、みんなの事が好きだし」 

    くるみ「……そっか。私もそうだよ、りーさん」 

    りーさん「うふふ。ありがとう」


    58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:25:46.22 ID:W+qxVNJJo

    【教室】 


    ゆき「そうそう。それで太郎丸を追いかけて大変だったんだから」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「あ、うん。男と言えば男かな」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「首輪つけてるよ。それと同じの」 


    みーくん「」ガラッ 

    みーくん「……ゆき先輩。また……」


    59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:28:50.64 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「あ、みーくん!」 

    みーくん「はい……。ゆき先輩が少し心配になったんで、迎えに来ました」 

    ゆき「そうなんだ。ありがとね、みーくん」 

    みーくん「いえ……」 


    ゆき「ん? ああ、そうだよ。同じ学園生活部のみーくん」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「そう。私の後輩なの」 

    ゆき「…………」 

    ゆき「うんうん。それでねえ……」 


    みーくん「…………」


    60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:32:42.69 ID:W+qxVNJJo

    【廊下】 


    ゆき「みーくん、どうしたの? さっきから黙りこんで」 

    みーくん「……いえ、別に」 

    ゆき「ひょっとして、また緊張してるの?」 

    みーくん「してません」 

    ゆき「だから、私が上級生だからって、緊張なんかしなくてもいいのに」 

    みーくん「そういうんじゃ……ないですから」


    61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:36:14.82 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「あ、窓開いてる」 

    みーくん「…………」 

    ゆき「閉めないと」トコトコ 

    みーくん「…………」 

    ゆき「よいしょっと」ピシャン 

    みーくん「…………」 

    ゆき「これでよし」 

    みーくん「ゆき先輩……」


    62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:39:21.36 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「それにしても、今日も楽しかったね、みーくん」 

    みーくん「……そうですね」 

    ゆき「太郎丸と追いかけっこしたり、授業中抜け出したりとかさ」 

    みーくん「先輩……不良ですもんね」 

    ゆき「そんな事ないよ。だって授業なんか本当はないんだし」 

    みーくん「先輩……」 



    みーくん「授業ないって何ですかそれwwwwwwwwwwwwwww」 

    ゆき「しまったバレたwwwwwwwwwwwwwww」


    63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:42:37.72 ID:W+qxVNJJo

    みーくん「ゆき先輩wwwww まさかずっと頭おかしいふりしてたんですかwwwwwwwwwww」 

    ゆき「うんwwwwwすごいツッコミ待ってたのにwwww誰もしてくれなくてさあwwwwwwwwww」 

    みーくん「釣りですかwwwwwバカなんですかwwwwwwwwww」 

    ゆき「ごみぃwwwwwwwwww」 

    みーくん「やめて下さいwwww腹筋壊れますwwwwwwwwwww」 

    ゆき「ゴミィwwwwwwwwwwwwwww」 

    みーくん「死んで下さいwwwww今すぐにwwwwwwwwww」


    66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:46:00.72 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「だってさあwwwww周りゾンビだらけでやる事なかったしwwwwwwwwww」 

    みーくん「暇潰しですかwwwwwwwwww」 

    ゆき「退屈だったんだよwwwwwww構って欲しかったんだよwwwwwwww」 

    みーくん「アホですねwwwww先輩はwwwwwwwwww」 

    ゆき「みんなだってwwwww大ウケしてたじゃんwwwwwwwwww」 

    みーくん「流石ゆき先輩wwwwww面白いですwwwwwwwwww」 

    ゆき「でしょーwwwwwwwwwwwww」


    67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:50:03.68 ID:W+qxVNJJo

    みーくん「さてと……。それじゃあ、十分に笑った事ですし戻りますか」 

    ゆき「うん!」 

    みーくん「今日はカレーだって、りーさん言ってましたよ」 

    ゆき「おお! やったあ! カレーだよ!」 

    みーくん「本当に、ゆき先輩といると楽しいですね。毎日、退屈しません」 

    ゆき「えへへ」 

    みーくん「私……ゆき先輩の事、好きですから」 

    ゆき「やめてよ、みーくん。照れるよ」 

    みーくん「ゆき先輩だけじゃなく、みんなの事も好きですけど」 

    ゆき「私も、みーくんやくるみちゃんやりーさんが大好きだよー!」 

    みーくん「そうですか……。それ聞けて、嬉しいです」 

    ゆき「うん!」


    68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:53:10.69 ID:W+qxVNJJo

    ゆき「それじゃ、ご飯、ご飯♪ 急ごう、みーくん」 

    みーくん「そんなに急がなくても、多分、まだ出来てませんよ」 

    ゆき「こうやって急ぐのが楽しいんだよ。深く考えちゃダメなの」 

    みーくん「……わかりました。それなら」 

    ゆき「うん、部室まで競争だよ。よーい、ドン!」ダダダダッ 

    みーくん「って、ゆき先輩! それはズルいですよ!」 

    ゆき「しーらない」 

    みーくん「待って下さいよ、ゆき先輩!」タタタッ 

    ゆき「待ったないもーん」タタタッ 

    みーくん「先輩ってば!」 


    ゆき「ねえねえ、みーくん! 明日は肝試しやろうね! きっと楽しいよ!」 

    みーくん「わかりましたから、待って下さいってば!」 







    70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 20:58:15.31 ID:rBK+I5rx0

    ほのぼのした。乙


    72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:32:33.07 ID:mPMk2bLlO

    24時間はしゃいでたな 


    73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 21:54:29.71 ID:Aiqph4h70

    どうしてこうならなかった 


    74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/09(日) 22:10:07.39 ID:p2oS0C5JO

    乙 
    わらったわ


    元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439030001/

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