ルパン三世

    1: 2017/02/21(火) 11:07:51.57 ID:i3mn0nV20

     ――――
     ――

     ―ルパンのアジト―

    ルパン「ふんふんふ~ん♪ どーお次元ちゃん、今日の俺様?」

    次元「いつもと変わらないサル顔だよ」

    ルパン「またまた~……ふふふ~ん♪」

    次元「なんだ、今日はやけに機嫌がいいじゃねえかルパン」

    ルパン「そりゃもうね、ヌフフフフ……!」

    次元「そんなに魅力的かね、今回のターゲットが」

    五ェ門「違うぞ次元。これほどまでに舞い上がっている時は、大概が不二子絡みだ」

    次元「なんだデートかよ」

    ルパン「美術展は明日。なのでー、今日は自由行動ってことでほいならっ」ガチャッ

    次元「ルパンも学ばねえな。不二子のどこがいいんだか理解に苦しむぜ」


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    1: ◆e.eLe5cpyE 2017/05/28(日) 21:04:58.40 ID:D1j7m/130
    シティーハンターとルパン三世のクロスオーバーです。
    出来るだけキャラ崩壊しないにしてますが、結構前のキャラとか出すので設定がおかしい可能性もありますのでご注意お願いします。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495973098

    【ルパン「シティーハンター?」【クロスオーバーss】】の続きを読む

    1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:19:31.734 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「なんなんださっきから」 

    ルパン「まあまあwwそうピリピリしなさんなwww」 

    ジゲン「そうそうwww」 

    ゴエモン「不愉快だ」 

    ルパン「ルパンルパーンww」 

    ジゲン「名前がダメなら苗字でなんとかしろよwww」 

    ルパン「バカ、イシカワじゃ結局語呂悪いってぇのwwww」 

    ジゲン「ジゲンジゲーンww」 

    ゴエモン「......」

    7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:23:42.793 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「くだらん....」 

    ゴエモン「何がルパンルパーンだ...」 

    ゴエモン「どいつもこいつも馬鹿にやがって....」 

    フジコ「あら、ゴエモンじゃない」 

    ゴエモン「ミネフジコ.....」 

    フジコ「なんだか浮かない顔ね、どうかしたの?」 

    ゴエモン「......」 

    ゴエモン「実は」 

    フジコ「フジコフジーコww」 

    ゴエモン「....」



    9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:27:49.799 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「くそっ!!!!!」ドンッ 

    ゴエモン「何がしたいんだアイツらは!!!!」 

    ゴエモン「くぅ......」 

    ゴエモン「....」 

    ゴエモン「ゴ...ゴエモ...」 

    ゴエモン「ゴエモモモーンww」 

    ???「惨めだな」 

    ゴエモン「はっ!?何奴!?」 

    ゼニガタ「俺だよ」



    12:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:31:10.387 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「ゼニガタ...」 

    ゼニガタ「お前も俺と同じ境遇に立たされているようだな」 

    ゴエモン「同じだと」 

    ゼニガタ「ルパンルパーンwwのリズム...」 

    ゼニガタ「あれは三文字出ないと語呂が合わない」 

    ゴエモン「そんなこと百も承知....」 

    ゼニガタ「俺とお前はゼニガタとゴエモン...同じ四文字だ」 

    ゴエモン「はっ!?」 

    ゼニガタ「どうだゴエモン...2人で手を組まないか?」 

    ゴエモン「なんだと」



    15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:36:25.163 ID:5ybeFozl0.net

    ゼニガタ「あいつら三文字を見返すんだ」 

    ゴエモン「しかし....」 

    ゼニガタ「1人で出来なくとも2人でなら」 

    ゼニガタ「2人でならなんとかなるかもしれんのだ!!!」 

    ゴエモン「だがサツの貴様と手を組むのは...」 

    ゼニガタ「安心しろ、職業柄こっちだってお前と手を組むのは気が引ける」 

    ゼニガタ「しかしこれはあくまでルパンルパーンwwのリズムの問題、いつもの役柄の外の事と思うんだ!」 

    ゴエモン「....なるほど」 

    ゼニガタ「どうだゴエモン!2人で奴らを!!!」 

    ゴエモン「わかった、手を組もう」



    17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:41:58.583 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「しかし一体どうやって語呂の問題を解決するんだ」 

    ゴエモン「こればっかりは何人同志がいようとも無理な話では」 

    ゼニガタ「いや、なんとかなる」 

    ゴエモン「しかし」 

    ゼニガタ「奴らは三文字以外のやつらを見下して楽しんでいる...」 

    ゼニガタ「我々が四文字なのをどうにかするのではなく奴らが我々を見下すことが出来なくすればいい」 

    ゴエモン「それが無理な話だと言っている」 

    ゼニガタ「奴らの常識を覆せばいいんだ!!!!」 

    ゴエモン「常識...」 

    ゼニガタ「そこで今日は心強い助っ人をお呼びしている!!!」 

    ゴエモン「なに、助っ人」 

    ゼニガタ「では先生どうぞ!!!」 

    マモー「うむ」



    19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:47:38.443 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「マモー...」 

    ゼニガタ「いや、よくおいでくださいました」 

    マモー「話は聞いとるよ」 

    ゴエモン「おいゼニガタ、これはどういう」 

    ゼニガタ「なんだ、説明はすんだだろう」 

    ゴエモン「こいつがなんの役に」 

    ゼニガタ「いいから黙って見てろ」 

    ゴエモン「第一こいつは名前が二文字と伸ばし棒、そんな中途半端なやつに何が」 

    マモー「マモーマモーww」 

    ゴエモン「!?」 

    ゼニガタ「どうだ!!!リズム通りにいけるだろ!!!!」 

    ゴエモン「な、なぜだ!!!なぜ二文字と伸ばし棒でルパンルパーンを!!!」 

    ゼニガタ「ほら見ろ、常識が覆されただろう」 

    ゴエモン「な....」 

    ゼニガタ「俺たちなら勝てる!!!!」



    21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:53:47.849 ID:5ybeFozl0.net

    ルパン「ルパンルパーンww」 

    ジゲン「おいルパン、ゴエモンの奴変な手紙よこしてきやがったぞ」スッ 

    ルパン「手紙?」ペラッ 

    ジゲン「アイツ最近めっきり姿を見せねぇからな、暑中見舞いかなんかか」 

    ルパン「こりゃあめでたい暑中見舞いだぜジゲン」 

    ジゲン「ん?」 

    ルパン「ゴエモンの野郎俺達に挑戦状叩き込んできやがったぁ」スッ 

    ジゲン「挑戦状!?」 

    ジゲン「.....ほう、語呂の事で俺達にはむかうってか」 

    フジコ「なぁに二人共、面白そうな話してるじゃない」 

    ルパン「あら、フジコチャーン」 

    フジコ「あっちがその気ならこっちも全力でたたきのめすまでよ」



    25:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 20:58:32.623 ID:5ybeFozl0.net

    ゼニガタ「おいゴエモン、ちゃんと送ったんだろうな!」 

    ゴエモン「安心しろ、手筈はすんでいる」 

    ゴエモン「奴らが挑戦を受けないとも思えん」 

    ゼニガタ「うーんそれならいいんだが...」 

    ゴエモン「!!!!!」ズザッ 

    ゼニガタ「な、なんだ急にどうした!」 

    ゴエモン「来るぞ....身構えろ」 

    ゼニガタ「誰の姿も見えんが....」 

    ルパン「よぉ!とっつぁん!!!」ズザッ!!!!! 

    ゼニガタ「!?」 

    ゼニガタ「ルパン!?貴様いつの間に!!!」 

    ルパン「ルパンルパーンww」カッ!!!! 

    ゼニガタ「うわあああああああああああ!!!!!!」



    27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:04:14.740 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「ゼニガタ!!!」 

    ゼニガタ「う....くっ....なんのこれしき....」 

    ゴエモン「(このスピード....威力...明らかに以前のルパンではない...)」 

    ルパン「よぉゴエモン、挑戦状なんて久しぶりでよぉ俺達はりきっちゃってもぉ」 

    ジゲン「突然俺達に挑んできたんだ、お前も何らかの力をつけたんだろう」 

    フジコ「でもね、力を付けたのは貴方だけじゃないのよゴエモン」 

    ゴエモン「....なるほど」 

    ゼニガタ「あの完璧なリズム...一歩でも前に出ていれば即死だった...」 

    ルパン「長話もなんだ、とっとと始めようぜゴエモン」 

    ゴエモン「.....」



    28:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:09:44.676 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「....ああ」 

    ゼニガタ「いいかゴエモン、あの秘策はできるだけ最後にとっておくんだぞ」 

    ゼニガタ「奴らに隙さえ生じれば....勝てる」 

    ゴエモン「わかっている....」 

    ジゲン「そっちが来ないならこっちから行かせてもらうぜ!!!」ズザザザザザ 

    ゼニガタ「ゴエモン後ろだ!!!」 

    ゴエモン「くっ!!!」ズザッ 

    ジゲン「ジゲンジゲーンww」カッ!!! 

    ゴエモン「うっ!!!くぅぅ....」 

    ゼニガタ「ゴエモン!!!」 

    フジコ「人の心配してる余裕あるの?」ズザッ 

    ゼニガタ「フジコ!?」 

    フジコ「フジコフジーコww」カッ!!! 

    ゼニガタ「うわあああああああああ!!!!!!」



    29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:15:36.949 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「はぁはぁ.....」 

    ゼニガタ「はぁはぁ.....」 

    ジゲン「おいおい...もう終わりか?」 

    ジゲン「お前からの挑戦だ、久々に楽しめると思ってたんだがなぁ」 

    フジコ「どうしたのルパン?はやく止めをさしましょうよ」 

    ルパン「おかしい」 

    フジコ「え?」 

    ルパン「今のところアイツらになぁんの変化も見受けられねぇ」 

    ルパン「そんな状況で普通挑戦なんかしかけてくるか?」 

    フジコ「ま、まさか」 

    ルパン「こりゃ罠だ」 

    ジゲン「おい聞いてんのかゴエモン」 

    フジコ「ジゲン逃げて!!!!」 

    ジゲン「あ?」 

    ゴエモン「ゴエーモンーww」カッ!!!!! 

    ジゲン「はっ!!!!!」 

    ドカアアアアアアァッァアアアアアアアアアアアン!!!!!!!



    31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:23:08.227 ID:5ybeFozl0.net

    ジゲン「」ドサッ 

    ゴエモン「まずは一匹...」 

    フジコ「ジゲン!!!!!」 

    ルパン「.....」 

    ゼニガタ「がっはっはっ!!!!見たかルパン!!!!」 

    ゼニガタ「これでもうお前らの三文字理屈は通らんぞ!!!!!」 

    ゴエモン「散々俺をルパンルパーンwwからかってくれたな」 

    ゴエモン「今度はお前らがからかわれる番だ」 

    フジコ「ル、ルパン!!!」 

    ルパン「落ち着きなってフジコチャーン」 

    ルパン「ここから本当の戦いってもんよ」 

    ゴエモン「殺気....」 

    ゼニガタ「なにカッコつけとるか!!!!お前なんざ!!!」 

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!!!!!! 

    ゼニガタ「」ドサッ 

    ゴエモン「ゼニガタ!!!!」



    32:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:31:13.370 ID:5ybeFozl0.net

    ルパン「一匹」 

    ルパン「これでおあいこだなゴエモン」 

    ゴエモン「貴様....」 

    ルパン「ゴエーモンーwwか、随分姑息な手を使ってくれるじゃないの」 

    ルパン「でもよぉゴエモン、やっぱこのリズムといっちゃあルパンルパーンwwなわけよ」 

    ルパン「本家本丸の俺だからこそ引き出せる力ってぇもんがあるんだぜ」 

    ゴエモン「.....」 

    ルパン「おいおいそんな怖ぇ顔すんなよゴエモン」 

    ルパン「俺だって鬼じゃねぇんだから...」 

    ゴエモン「何が言いたい...」 

    ルパン「いまここで白旗上げるってんなら命まで盗りゃしねぇよ」 

    フジコ「悪いこと言わないわ、コーサンなさい」 

    ゴエモン「....」 

    ゼニガタ「」 

    ゴエモン「ゼニガタ...」 

    ルパン「どうするよゴエモン」 

    ゴエモン「無論....」 

    ルパン「無論?」 

    ゴエモン「ゴエーモンーwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!!!!!! 

    ドカアアアアアアァッァアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!



    33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:36:42.594 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「やったか!」 

    シュー...... 

    フジコ「」 

    ゴエモン「はぁはぁ.....」 

    ルパン「おーいってぇ....」 

    ゴエモン「なに!?」 

    ルパン「後一歩前に出てりゃ逝っちまってたなこりゃ」 

    ルパン「ちょっとおめぇを甘く見すぎてたぁな」 

    ゴエモン「運のいい男だ....」 

    ルパン「これで一対一」 

    ルパン「手加減無しだぜゴエモン」 

    ゴエモン「....それはこちらとて同じ」 

    ゴエモン「この醜い三文字リズムの話に俺が....」 

    ゼニガタ「」 

    ゴエモン「いや.....」 

    ゴエモン「俺達が終止符を打つ....!!!」 

    ルパン「おぉおぉはぁりきっちゃってぇ」 

    ルパン「それじゃあ正々堂々」 

    ゴエモン「....勝負!!!!」



    34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:39:32.394 ID:5ybeFozl0.net

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」ズザザザザザ 

    ゴエモン「とぉ!!!!」ズザッ 

    ゴエモン「ゴエーモンーwwwwwwwwwwwww」ズザザザザザ 

    ルパン「へっ!!!!!」 

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!! 

    ゴエモン「うぐううう!!!!」 

    ゴエモン「ゴエーモンーwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!!!!! 

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」ズザザザザザ 

    ゴエモン「ゴエーモンーwwwwwwwwwwwww」ズザザザザザ 

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!!! 

    ゴエモン「ゴエーモンーwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!! 

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」ズザザザザザ



    36:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:47:26.497 ID:5ybeFozl0.net

    -----数時間後----- 

    ゴエモン「はぁはぁ.....」 

    ルパン「はぁはぁ.....」 

    ルパン「なかなかやるじゃないの...」 

    ゴエモン「貴様もな.....」 

    ルパン「俺ぁ泥棒やって来て今まで何度も窮地に陥った事があるけどよ」 

    ルパン「今が一番かもしれねぇ....」 

    ゴエモン「......」 

    ルパン「なあゴエモン」 

    ゴエモン「なんだ...」 

    ルパン「このままじゃキリがねぇよ」 

    ルパン「ここは1つ...互いに全てのリズム力を出し切って決着と行こうぜ」 

    ゴエモン「なんだと....」 

    ルパン「残ってる全てのリズム力でぶつかり合う....」 

    ルパン「そこで最後に立ってた方がこの勝負勝ちってわけよ....」 

    ルパン「悪かねぇだろ...」 

    ゴエモン「....二言は無いな」 

    ルパン「おうよ....」スクッ 

    ゴエモン「うぅ...」スクッ 

    ルパン「楽しかったぜゴエモン」 

    ゴエモン「いざ....」 

    ルパン「勝負...」 

    ズザッ!!!!!!!!



    37:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:50:20.243 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「ゴエーモンーwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!!!!! 

    ルパン「ルパンルパーンwwwwwwwwwwwww」カッ!!!!!! 

    ドカアアアアアアァッァアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!



    39:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 21:58:46.157 ID:5ybeFozl0.net

    ------- 
    ----- 
    --- 

    ゴエモン「.....」 

    ゴエモン「.....はっ!!!」 

    ゴエモン「.....生きている」 

    ゴエモン「.....勝ったのか」 

    ルパン「」 

    ゴエモン「ルパン!!!」スタスタ 

    ルパン「う....」 

    ゴエモン「なぜだ....正々堂々と言ったではないか!!!!」 

    ゴエモン「お前がこうも簡単に!!!!」 

    ルパン「なぁに言ってんだゴエモン.....」 

    ルパン「こりゃあ正真正銘お前ぇの勝ちだぜ......」 

    ゴエモン「ルパン....」 

    ルパン「俺はこの三文字のリズムに取り憑かれちまってたみたいだぜ....」 

    ルパン「名前が三文字リズムであるがゆえに天狗になってた....」 

    ゴエモン「.....」 

    ルパン「それで四文字なお前ぇに心無い事をしちまってた....」 

    ルパン「武士道だっけか...簡単にゃ許しちゃ貰えないだろうけどよぉ」 

    ルパン「男らしく戦いで決着がついたんだぜ...」 

    ルパン「お前は俺達三文字リズムから勝ちを得たんだ...」 

    ゴエモン「ルパン...」 

    ルパン「強くなったな....ゴエモン....」 

    ルパン「あの世で会ったら...次は負けねぇかんな....」 

    ルパン「」 

    ゴエモン「ル、ルパン!!!」 

    ゴエモン「ルパンルパーンww」



    41:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 22:03:32.659 ID:5ybeFozl0.net

    ゴエモン「.....」 

    ゴエモン「あの世で会ったら.....か」 

    ゼニガタ「」 

    ゴエモン「勝ったぞ...俺達の勝ちだ」 

    ルパン「」 

    ゴエモン「ゴエーモンーww」 

    ゴエモン「.....」 

    ゴエモン「また...つまらぬリズムを刻んでしまった...」 

    こうしてルパンルパーンwwを巡る三文字リズムの醜く儚い戦いは幕を閉じたのであった 

    ~fin~



    43:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/10/24(月) 22:07:05.356 ID:5ybeFozl0.net

    くぅ~w疲れました!これにて斬鉄です!


    元スレ
    http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1477307971/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/12/06(水) 22:33:09.77 ID:L++U7Ja8o
    新宿 アルタ前

    次元「――おい、ルパン」

    ルパン「いよ~う次元! ひっさしぶりだなぁ!」

    次元「そう思ってるのはお前さんだけだがね」
    ルパン「おや? そうだったっけか?」
    次元「お前に呼ばれた時は大抵ロクな目に合わないから印象が強いのさ」
    ルパン「がく! そりゃないぜジゲ~ン!」

    次元「それで? 一体何の用だってんだ」

    ルパン「決まってるだろ? 仕事だよ、し~ご~と」

    次元「仕事ねぇ……」

    ルパン「そ~んなに嫌そうな顔すんなってぇ!」

    ルパン「ほら、あの画面の子達みたく、ニ~ッコリ笑っていこうぜ~?」


    https://www.youtube.com/watch?v=H0M1yU6uO30



    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512567189

    【ルパン三世 Gifted Cinderella 魔法のトワレ】の続きを読む

    1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 08:30:38.33 ID:mMPjN8Ba0

    注意 
    『ルパン三世』のオリジナルSSです。 
    原作、アニメ、TVスペシャルなどとの相違点あり。 
    パラレルワールドだと思って読んで頂けたら幸いです。 



    2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 08:31:50.09 ID:mMPjN8Ba0


     ──── 
     ── 


     ─数年前・とあるバー― 


     ~~~………♪ 


    「あいよ兄ちゃん」コト… 

    「おお、あんがと」 


     ~~~………♪ 


     カランカラン― 


    「……んん?」 

    「……」 

     カツカツ… スッ… 


     「ブラッディメアリー」 





    3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 08:32:20.42 ID:mMPjN8Ba0


    「……、ヌフフ……」スッ… スッ… 

    「……」カランッ… 

    「オシャレなお酒、飲むじゃないの」 

    「…………」チラッ 

    「……ええ。いつもはビールしか頼まないんだけど、 
     今日はゆっくり飲みたかったから」 

    「相手になってもいいかな?」 

    「……ええ、もちろん」 


     カチンッ 





    4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 08:33:21.45 ID:mMPjN8Ba0


     ―――― 


     ~~~♪ 


    「やっと仕事が終わって、今から娘のところに帰ろうと思ってたところなの」 

    「なーのにこんなところで飲んじゃってまあ」 

    「ふふ、いいじゃない。たまにはゆっくりと……」スッ… キラッ 

    「……」 

    「……綺麗な指輪だな」 

    「これ? ……そうね、綺麗よね」 


     「私と娘に幸運を運んでくれる、そんな指輪よ」 


    「ふーん」 

    「あの子には、辛い思いばかりさせてたから……」 

     カタン… スクッ 

    「あら、もう行っちゃうの? まだ一杯目じゃない」 

    「ごめんなさい。娘のこと考えたら、すぐに帰りたくなっちゃった」 




    5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 08:34:17.49 ID:mMPjN8Ba0


    「そうか……なら、しょうがねえな。早く帰って娘さんに顔見せてやりなよ」 

    「ええ。ありがとね、少しの間だったけど付き合ってくれて」 

    「ああ、いい時間だったぜ」 

    「……それじゃ」 

     ── 


     カランカラン― 


    「……最後まで、警戒は解いてくれなかったなぁ」 

    「それにしても……幸運の指輪か」 


     ―カランッ 





    6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 08:42:42.70 ID:mMPjN8Ba0






     『荒野に光る指輪』 







    11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 18:36:58.55 ID:Xd9viinO0

     ―――― 
     ―― 

     ―アメリカ ネブラスカ州 ハイウェイ― 

     ブウゥゥゥゥゥウウン──…… 

     ……ファンファンファンファン―! 

    銭形「おい、ルパーン! そろそろガス欠じゃないかー!?」 

    ルパン「うるへー! そっちの車よりは燃費いいってのー!」 

    次元「そうは言ったがなルパン、改造車の性能もここまでらしいぞ」 

    ルパン「なにぃっ?」 

     ブルルルル… ブルル… 

    ルパン「あら、あららら……」 

     プシュゥゥウウ…… 




    12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 18:37:44.09 ID:Xd9viinO0


     ファンファンファン― 

    ルパン「……っきしょーこんのポンコツ!」バンッ 

    次元「まあ、どうせならこのまま目的の街まで連れてってもらおうぜ」シュボッ 

    銭形「がーっはっはっは! ほーれ見たことか!」 

    銭形「よーし、大人しく捕まれルパン~~~……!」ガチャッ 

    ルパン「……」ヒョイ 

    銭形「ぬっ…… ぬぬっ……!」スカッ 

     スカッ… スカッ… 

    銭形「このっ……! こんの……!!」スカスカッ 

    次元「……おい、ルパン」 

    ルパン「だーって身体が勝手に……」ヒョイヒョイッ 



    13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 18:38:47.95 ID:Xd9viinO0


    銭形「ぬぬぬぬぬ~~~~……!!」 

    ルパン「ありゃ、とっつぁん何して……って」 

     グルグルグルグルグルグルグルグルグル―― 

    銭形「はぁ、はぁ……ふぅ……へ、へへ……車ごと逮捕…… 
       ご、ご……護送車で、牽引して──」 

    ルパン「だーっ! 分かりましたよ 
        大人しく捕まればいいんでしょ捕まればーっ!!」 

     ──── 

     ─護送車内─ 

     ブゥゥゥゥウン─… 

    ルパン「はぁ~~~……」 

    次元「……あとで、クルマも何とかしねえとな」 

    ルパン「そうねー……って、んん?」 

    少女「……」 

    ルパン「……ヌフフ」 



    14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 19:07:15.50 ID:Xd9viinO0


     ズルズル… 

    ルパン「そこのかわい子ちゃん」 

    少女「……」 

    次元「……ったく、どこにいても変わらねえ野郎だ」ハァ… 

    ルパン「ねえねえ、何して捕まったのよ」 

    少女「……」 

    少女「…………私は、何もしてない」 

    ルパン「何もしてないわけがないじゃないの~」クネクネ 

    少女「っ、関係ないで──っしょ!!」グドッ 



     ブゥゥゥゥウウン… ガタタッ 



    ルパン「ぐ、ぐぐ……」ズルズル… 

    次元「戻ってくんなよ、ツレだと思われたくねえ」 

    ルパン「ひどいな~次元ちゃん……」 

    ルパン(しかし、あの娘どっかで見たような……) 

    ブゥゥゥゥウウン… ガタタッ 



    15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 19:07:59.81 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ── 

     ─とある街の刑務所─ 

    警官「ほれ、さっさと歩け!」 

     ゾロゾロ… 

    次元「なっさけねえ背中だなおい」 

    ルパン「おめえに言われたきゃねえよ……まあ、次元は悪人面がよく似合ってて――」 


     「おい、暴れるな! 牢に放り込むぞ!」 


    ルパン・次元「んん……?」 

    少女「ちょっと! 乱暴に引っ張らないでよ!」ジタバタ 

    ルパン「って、あらら」 

    警官「不良娘め、すぐに家に帰してやるからな……!」 

    リリィ「私は探し物をしに来ただけなの! はなして!」 

     …………。 
     ……。 

    次元「家出か、結局送り帰されるんだから世話がねえや」 

    ルパン「……」 




    16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:03:40.61 ID:Xd9viinO0

     ―――― 
     ―― 

     ─牢獄内─ 

     ガシャーーーーーーン… 


     …………。 


    銭形「……」ジーーーーーー… 

    次元「ふん……芸術の街と謳われてる割には、質素な留置場だな」 

    ルパン「臭いものには蓋をして、その中身はどーでもいいってことさ」 

    次元「へっ、ちげえねえ。正に豚箱ってわけだ」 

    ルパン「まあ、こっちの方がよっぽど落ち着くぜ」 

    次元「確かに……それで、芸術の街について、 
       そろそろ詳しく教えてくれねぇかルパン」 

    ルパン「んじゃあまずは、そう謳われることになった経緯をお教えしましょ。 
        3年前にある男が市長に当選した。 
        ジェームズ・デイカス――っつう芸術嗜好家なんだけどもな? 
        そいつがこの街を奇抜に塗り替えちまったのさ」 

    次元「芸術嗜好家……俺にはわからねぇ感性だ」 



    18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:18:53.89 ID:Xd9viinO0

    次元「となると、市長が自分の収集品を 
       自分の街の美術館で一般公開する……ってことか?」 

    ルパン「その通り~。それが今回の狙いの美術展ってわけよ」 

    次元「けっ、自己満足もいいところだぜ」 

    ルパン「だが、奴のコレクションはどれも目玉商品ときたもんだ。 
        俺様が目をつけないわけがないっての」 

    次元「しかしよルパン、 
       このままじゃその美術展が終わっちまうぜ。どうするよ?」 

    ルパン「うーんそうねー……」チラッ 

    銭形「……」ジーーーーー… 

    ルパン・次元「……」 


     …………。 


    ルパン「んじゃあ、さっさと抜け出しちまうか」カチャカチャ… 

    次元「よしきた」 

    銭形「あぁっ?」ズルッ 



    19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:19:59.19 ID:Xd9viinO0


    ルパン「そうそう、それと奴には裏の顔があってよ?」 

    次元「裏の顔?」 

    銭形「お、おいルパン……? ちょっと……?」 

    ルパン「まあ、この話は出てからでいいか」カチャッ 

     キィ… 

    銭形「ぐぬぬぬぬぅ……お、お前ら…… 
       わしが目の前にいることを忘れてないか……!?」ワナワナ 

    ルパン「わりぃがなとっつぁん、 
        今回は捕まっていられるほど悠長にしてらんねえんだわ」 

    ルパン「ちっとばかし寄り道もしてぇしよ」 

    次元「寄り道?」 

    銭形「~~~~っ!! ええい今すぐこんな牢屋じゃなく、 
       難攻不落の監獄にぶち込んでやる――!」バッ─ 

    ルパン「ほいっと」スカッ 

    次元「……」ゲシッ 

    銭形「どぉわっ!?」 

     ガシャーーーン… 

    ルパン「ヌフフフ、すーぐ血が上っちゃうんだから。 
        そこで頭冷やしながら俺の収監先でも考えててよとっつぁん」タタタタッ― 

    銭形「ち、ちっくしょう~! おーい! ルパンが、ルパンが逃げたぞーー!!」 




    21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:26:03.58 ID:GGnEGmzt0

    >>19でルパンたちが何をしたかわからないんだけど……わかる人いる?



    23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:40:16.86 ID:6hBCB61m0

    >>21 
    牢獄にぶち込まれていてルパンアニメでよくあるパターンでいえば 
    とっつあんがみている目の前で牢獄の鍵をピッキングして開錠(鍵が開いた音の描写がある) 
    そんで牢獄の入り口から堂々と脱獄(?)じゃなかろうか



    20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:20:54.39 ID:Xd9viinO0


     ―――― 

     ─取調べ室─ 

     ガサゴソ… 

    少女「あんまりぐちゃぐちゃにしないで」 

    警官「私物は携帯とサイフ、あとはこの懐中時計──」 

     ジリリリリー 

    少女「っ……?」 

    警官「っ! 緊急サイレンっ!?」 

    〈脱獄者2名、直ちに捕縛せよ。繰り返す――……〉 

    警官「なんだと……!?」ガタッ 

    警官「おい! 鍵は閉めておくから、大人しくしてるんだぞ!」 

     ガチャッ バタンッ 

    少女「ふんっ……散らかしっぱなしにすんなっての」 

    少女「……、……」スッ… カタッ… 


     …………。 


    少女「…………どこにいるのよ、母さん」 

     カチャカチャ… 

    少女「っ! ……」 



    22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:40:10.97 ID:Xd9viinO0


     ……カチャッ キィィ… 

    警官「君、ここは危険だ。今すぐ脱出する」 

    少女「は、どういうことよ……って」 


     ルパン「家に、帰りたくないんだろ?」スッ… 


    少女「あなた、一緒に捕まってた……」 

    次元「おい、寄り道が過ぎるぜルパン」 

    ルパン「まあまあ、とりあえず今は逃げましょうや!」 




    24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:41:24.40 ID:Xd9viinO0


     ―――― 

     バタンッ 

     キキィッ ブルウウゥゥゥゥン―… 

    ルパン「おお、新モデルじゃないのこれ~」 

    次元「スピードが出そうだな──って、向こうも意外に対応がはええな」 

     …―ファンファンファン 

    ルパン「次元、後ろの連中は頼んだぜ~」 

    次元「そっちこそうまく撒けよ」 

    ルパン「任せとけって――!」 

     ブウゥゥゥゥゥゥゥン―! 

    少女「って、なんでこんなことになってるのよ!」 

    ルパン「身ぃかがめてないと危ねえよ?」 

    少女「えっ──?」 

     ドンッ― ドンッ― 

    少女「っ! きゃあああああああっ!!」 

    次元「っ、乱暴な連中だ……な──!」ドンッ─ 

     キッ キキキィ─ キュルルルル─… 

     ……ガシャァアン─! 




    25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:42:35.67 ID:Xd9viinO0


    ルパン「ひゅーっ、さっすが次元ちゃ~ん」 

    次元「へへっ」 

    少女「すごい…………おじさん達、いったい何者?」 

    ルパン「おじさんじゃなくてお兄さん」 

    少女「……お兄さん達、何者?」ジトッ 

    ルパン「レディーに目がない、泥棒様さ」 

    少女「泥棒……」 

    次元「おい、女に目がないのはおめえだけだろ」 

    ルパン「まあそう硬いこと言うなって~。あっ、そういやお嬢ちゃん、お名前は?」 

    少女「……はぁ? どうして言わなきゃならないの」 

    ルパン「はじめに質問してきたのはそっちじゃねえか、これでおあいこだぜ?」 

    少女「ぐぬっ……」 

     …………。 
     ……。 



     リリィ「……リリィ。リリィ・セテラよ」 






    26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:43:12.78 ID:Xd9viinO0


    ルパン「リリィ……」チラッ 

    リリィ「……っ? なに、私の顔に何かついてる?」 

    ルパン「リリィ……お前さん…………」ジーーーー… 

    リリィ「……っ」 



     ルパン「…………臭わねえか?」 



    リリィ「……」 

     パシンッ―― 

    ルパン「いてーーーー!?」キュルルルル── 

    次元「ば、ばかっ──! ハンドル──」グラッ─ 

    リリィ「きゃあああああああああああ──!!」 




    27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:46:33.48 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ―― 

     ―スラム街 安いホテル― 

    次元「ったく、無駄にヒヤヒヤさせやがって」 

    ルパン「すまねえって──おー、いちち……」 

    リリィ「……」ブスッ 

    リリィ「シャワー浴びてくる。綺麗さっぱりしたらもう出ていくから。 
        助けて頂きありがとうございました」スクッ 

    ルパン「リリィちゃん、機嫌直してちょうだいよ~、ねっ、ねっ……?」 

    リリィ「――っ!」キッ― 

    リリィ「デリカシーも甲斐性もないのね、お・じ・さ・ん!」 

     バタンッ!! 

    ルパン「…………」 

    次元「へっ、すっかり嫌われちまったな」 

    ルパン「ガキンチョめ……おじさんおじさん言いやがって、 
        も~う怒っちゃったもんね!」 




    28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 20:47:19.45 ID:Xd9viinO0


     ガサゴソ… 

    ルパン「イタズラグッズ仕掛けてやるんだからもう……」 

    次元「おいおい、ますます嫌われちまうぜ」 

    ルパン「嫌われようがおじさん気にしない~──って、あら」ペラッ 

     ヒラヒラ… 

    次元「ん、なんだこりゃ」ピラッ 

    ルパン「なによなによ」ヒョコッ 

    次元「『メアリーの指輪』……探し物ってのはこれのことか」 

    ルパン「ん~? ……──っ」 

     カタカタ… カタカタ… ッターン 

    次元「『メアリーの指輪』……今はジェームズの私物か。 
       ……どうやら、探し物なんて可愛い理由じゃねえらしいな。同業者か?」 

    ルパン「いや、多分違うな……」 

    ルパン「…………」 

    ルパン「……なぁ次元、一つ頼みがあるんだけどよ」 

    次元「なんだ、藪から棒に?」 




    29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 21:58:11.27 ID:Xd9viinO0


     ―――― 

     ガチャッ… 

    リリィ「タオルカビ臭かったんだけど、おじ……あれ」 

    次元「あのサル顔のおじさんなら、もう行ったぜ」シュボッ 

    リリィ「行ったって、どこに?」 



     次元「『メアリーの指輪』を盗みにだよ」 



    リリィ「っ! …………――っ」スッ── 

    次元「おっと」カチャッ… 

    次元「お嬢ちゃん、わりぃがアンタはここで大人しくしててもらうぜ」 

    リリィ「…………」キッ─ 




    30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:24:13.38 ID:Xd9viinO0

     ―――― 
     ―― 

     ─市役所 市長室─ 

    ジェームズ「なに? ルパンの狙いは美術展ではなくわしの指輪……?」 

    ジェームズ「それで……なに、メディア共が既に嗅ぎつけたっ?」 

    ジェームズ「マスコミは嫌いだとお前らには何度も言ったはずだ。中継車が来たら追い返せっ」ガチャンッ! 

    ジェームズ「ふむ……」ギィ… 

    ジェームズ「ルパン三世め。わしの本命に目をつけおって……」 

    ジェームズ「マスコミと同じく大嫌いだが、 
          ここは権力を利用してみる……か。……ふふふ」 




    31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:55:04.49 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ―― 

     ─とある街 役所に向かう道─ 


     ブウウゥゥゥゥゥゥウン──… 


    ルパン「それにしても独裁政治だな…… 
        選挙ポスターもジェームズ一色じゃねえか」チラッ 

    ルパン(っ……! あの指輪は……) 

    ルパン「……指輪はヤツの手の中、ってわけか」 

    ルパン「ジェームズ・デイカス……見えてきたぜ、十年前の謎が」 


     ブウウゥゥゥゥゥン――…… 





    32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:56:25.01 ID:Xd9viinO0


     ―――― 

     ―市長室― 

    銭形「ジェームズ市長。たった今より、 
       市警を総動員して貴方のお宝を守らせて頂きます」 

    ジェームズ「よろしく頼むよ、ミスター銭形」 

    銭形「それで、その指輪はどこに?」 

    ジェームズ「ここだよ。わしがはめているのが『メアリーの指輪』だ」キラッ 

    銭形「ほほう、では市長室はこの銭形が直接──」 

    ジェームズ「いいや、わしには専属のSPがいる。 
          ミスター銭形は役所の周りを守ってくれたまえ」 

    銭形「は、いやしかし……」 

    ジェームズ「こいつらはとても優秀だよ。 
          多少、法外なこともするがね。致し方あるまい」ニヤリ 

    SP「……」 

    銭形「……分かりました。では、失礼します」バタンッ 




    33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:57:08.21 ID:Xd9viinO0


     ── 

     バタンッ 

    銭形「……けっ、なんでい。国際警察が信用できねえってのか」 

     ── 

    ジェームズ「ふっ、所詮警察は国家の犬。信用は出来んわ」 

    SP「身辺は、我々におまかせを」 

    ジェームズ「頼んだぞ、お前たち」 




    34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:58:04.57 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ―― 

     ―安いホテル― 

    リリィ「……」 

    次元「……」コポポポポーー… カタン… 


     …………。 


    リリィ「……元々、指輪が狙いだったのね」 

    次元「どうかな」 

    リリィ「横取りしなくたっていいじゃない、わざわざ銃まで突きつけて大人気ない」 

    次元「へっ。お嬢ちゃんが片足突っ込んでるのは、こういう世界だぜ」 

    リリィ「分かってるつもりよ」 

    リリィ「……母さんが、そうだったんだから」 

    次元「……」チラッ 

    リリィ「……」 

     …………。 

    次元「……何か、事情があるみてえだな」 



    35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:58:53.21 ID:Xd9viinO0


    リリィ「……」カチャッ… 

    次元「……宝物か、その懐中時計」 

    リリィ「そんな、大層なものじゃない」 

     …………。 

    リリィ「…………元々、指輪を探していたのは母さんなんだ…… 
        今になって、盗もうとしてたって分かったんだけど」 

    リリィ「どうしようもない、大バカよね」 

    次元「……」 

    リリィ「私が生まれる頃に、父さんが夜逃げしたらしくて。 
        ずっと母さんが女手ひとつで育ててくれた」 

    リリィ「そこに関しては感謝してる。まあ、それだけだけど」 

    リリィ「本当に突然だったわ。近所のお婆さんの家に私を預けて、 
        母さんは急にいなくなった。8歳の時よ」 

    次元「そりゃ、難儀な話だ」 




    36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 22:59:25.73 ID:Xd9viinO0


    リリィ「はじめはきっと帰ってくるって信じてた。 
        でも、孤児院に入れられて、数年が経って……」 

    リリィ「捨てられたんだって、そう思うしかなくなった。 
        それからずっと、私は一人で生きていくしかなかった」 

    次元「……」 

    リリィ「ただの指輪一つのために、あの人は私を捨てたのよ」 

    リリィ「そんなのおかしいじゃない。 
        ちゃんと会って、一言言わないと気が済まない……」 

    リリィ「そう思ったから、居ても立ってもいられなくなって、 
        家を飛び出してきたの……それなのに、また私はこうして待ちぼうけてる」 

    次元「……」カチンッ …シュボッ 

    リリィ「……やっぱり、こんなところで待ってるなんてイヤ。 
        きっと、きっと指輪を手に入れれば何か手掛かりがある筈なのよ」 



     リリィ「連れてって、私も指輪がある場所にっ」 






    37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:00:37.37 ID:Xd9viinO0



    次元「……」 

    リリィ「……」 

    次元「……言っておくが。仕事になったら、お嬢ちゃんを守れる余裕なんてねえぜ」 

    次元「裏切りと鉛の弾が飛び交う、死と隣り合わせの世界だ。 
       半端な覚悟じゃあやっていけねぇ」 

    次元「どうだい、それでも行くか?」 

    リリィ「私は……──」 


     リリィ「──私はもう、子供じゃないわ」 


    次元「……ふっ」 

    リリィ「……」 

    次元「お嬢ちゃん、俺たち気が合うな。 
       俺も、お守りなんて仕事に飽き飽きしてたところだったんだ」スクッ 

    リリィ「っ! ……」 

    リリィ「……ありがとね、おじさん」 

    次元「おじさんはやめろ」 




    38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:01:29.61 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ―― 

     ─市役所前─ 

    銭形「…………」 

    銭形「ルパン、どこからでも出てこい……必ずやお縄をちょうだいしてやる……」 


     …………── 

     ――ファンファンファンファン 


    銭形「ん……あれは……うちの車両か?」 

    警官「いえ、あれは……」 

    銭形「……んん? お、おおお……?」 



     ルパン「……──っ!!」ファンファンファンファン――! 



    銭形「る、ルパン!! ――って、突っ込む気か!?」 

     ブゥゥゥゥウウン――!! 




    39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:02:53.21 ID:Xd9viinO0


    銭形「ま、待て──どわぁあっ!?」 

     ──キキィ! 

    ルパン「っ、とっつぁん! 今回のところはわりぃけど見逃してくれや――!」 

    銭形「っ、んなわけにいくかぁ!!」 

    警官隊「捕らえろーー!!」ダダダダダー! 

    ルパン「あらよっと!」バッ─ 

     シュッ―カキンッ キュルルルルル―― 

    銭形「う、上だとぅ!? ──って、バカめ! そのくらいはお見通しだ!」 

     ──── 

    キュルルルルル―― 

    警官「きたぞ! ルパンだ!」 

    ルパン「あらら……――ってなことで、ほいっ」ポイポイッ 




    40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:03:34.94 ID:Xd9viinO0



     シュッ―― シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥ――…… 


    警官「え、煙幕──ゴホッ、ゴホッ……!」 

     スタッ タタタタタ─ 

    ルパン「さっさと中に……──っ!」 


     バババババッ― 


    ルパン「おおっ、とと……どうしてただの市役所に、 
        軍事用マシンガンが置いてあんだよっ!?」 

    ルパン「……んまあ、踏み込んでみりゃあ分かる話か――!」 

    ルパン「それでは突撃取材──!」バッ─ 




    41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:08:39.86 ID:Xd9viinO0


     ―――― 

     ―役所1階 ホール― 

    銭形「ルパンは上だ、急げ――」 

     プルルルル― 

    銭形「って、こんな時に……!」 

     プルルルル― 

    銭形「……~~~~っ!」 

    銭形「誰だぁ! 今取り込んでる最中だバカモン!」 


     「……私だよ、銭形くん」 


    銭形「は? その声は……長官殿!?」 

    ICPO長官「謝罪は後でいい、今すぐテレビを見たまえ」 



    42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:09:29.20 ID:Xd9viinO0


    銭形「テレビ、でありますか?」 

    ICPO長官「そうだ」 

    銭形「……どうしても?」ソワソワ 

    ICPO長官「どうしてもだ」 

    銭形「~~~~っ。いやしかし、今はルパンが――」タタタッ─ 

    ICPO長官「とある街の役所で暴れているのだろう、知っているよ」 

    銭形「な、何故それを……んん?」 


    〈速報です。たった今、この役所のなかでルパン三世が暴れまわっており――……〉 


    銭形「な、なんだぁ? どうなっとるんだ一体……?」 



    43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:11:00.78 ID:Xd9viinO0

     ──── 
     ── 

     ―市長室― 

     ドンッ バババババ── ガシャァアン 

    ジェームズ「…………」 

     ガタタッ ドォーーーン… 

     …………。 

    ジェームズ「っ……」ゴクッ… 

     ……ガチャッ 


     ルパン「よ~う、会いたかったぜ市長さん」 


    ジェームズ「ルパン、三世……!」ガタッ 




    44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:12:19.87 ID:Xd9viinO0


    ルパン「おっと、そのままそのまま。横のSPもだ」カチャッ… 

    SP「っ……」 

    ジェームズ「あれだけの部下を、貴様一人で……くくぅ……! 
          そもそも、美術展が狙いだったはずだ……それが何故……!」 

    ルパン「ちーっと、野暮用があってよ」 

    ルパン「その指輪を渡しな。大人しく渡せば危害は加えねえ」 

    ジェームズ「ぐっ……」 

    ルパン「……」 

    ジェームズ「っ…………、わかった。これで勘弁してくれ……」スッ 

    ルパン「ちょいまち」 

    ジェームズ「っ! ……どうした、指輪が欲しくなくなったのか」 




    45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:13:25.58 ID:Xd9viinO0


    ルパン「……」スッ… 

    ジェームズ「……なんだそれは」 

    ルパン「コイツはな、電子機器の暴走を促す自家製電波装置だ。 
        このボタンを押すと周囲にある機械はたちまち言うことを利かなくなっちまう 
        ……例えば、爆弾の起爆装置とかな?」 

    ジェームズ「──っ!?」 



     ルパン「どうしたジェームズ市長……──いや、ドン・ジェームズ」 



    ジェームズ「っ…………知っていたか、ルパン三世」 

    ルパン「知ってたも何も、裏の世界でそこそこ有名じゃねえか。 
        密輸、武器製造に力を入れてるマフィア『ジェームズグループ』のボス。 
        その指輪型爆弾を作らせたのも、お前さんだろ?」 

    ジェームズ「何故、この指輪のことを……」 

    ルパン「お前さんの趣味趣向……それに 
        十年前の事件がここまで来た理由すべてを繋ぐ鍵さ。 
        まあ、お前さんが憶えてるとは思わねえが」 

    ルパン「さあ、身体を粉々にされたくなければ本物の指輪を出しな」 

    ジェームズ「ぐっ……」 

    ルパン「俺は気が短ぇんだ、早くしろ」 




    46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:14:47.33 ID:Xd9viinO0


    ジェームズ「っ……──」チラッ 

    SP「──……っ」スッ─ 

     ドンッ── 

    SP「っ……!」キィィン─! ゴトンッ─ 

    次元「おいたはいけねえな、次はそのポマードで固めたおつむを吹き飛ばすぜ」 

    リリィ「……」 

    ルパン「次元……危ねえから連れてくるなって言ったじゃねえか」 

    リリィ「私が説得したのよ」 

     スタスタ… 

    ルパン「お、おいリリィ……」 

    ジェームズ「っ……!」 

    次元「おっと……動くなよ」ガチャッ… 



    47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:17:04.56 ID:Xd9viinO0


     …………。 
     ……。 

    ルパン(拮抗状態だな……) 

    リリィ「……」スタ… 

    ジェームズ「ぐっ……、うぅ……」ジリッ… 

    リリィ「…………」カタ… キラッ 

    リリィ「…………」 

    リリィ「……こんな指輪に、いったい何の価値があるってのよ……母さん」 

    SP「……――っ!」バッ─ 

    次元「っ! バカ野郎が──!」ドンッ― 

    SP「ぐはっ……!」 

    リリィ「っ、きゃっ──!」 

    ジェームズ「ふは、ふははははっ! 捕まえたぞ小娘……!」 

    ルパン「リリィっ!」 



    48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:18:23.52 ID:Xd9viinO0


    ジェームズ「小娘よ、その通りだ……これは今まで名だたる人間に渡ってきた伝説の指輪……」 

    ジェームズ「貴様らのような薄汚いコソ泥の手に渡るなら、 
          いっそのこと、この爆破装置で諸共粉々にして――!」 


     シュッ── 


    リリィ「ふんっ──!」グドッ─ 

    ジェームズ「がっ……!?」 

    リリィ「っ、はぁっ――!」シュッ── 

    ジェームズ「ぐはっ……!?」 

    リリィ「…………」 



     リリィ「誰だろうと……母さんを馬鹿にすることだけは、絶対に許さない」 






    49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:19:06.43 ID:Xd9viinO0


    ルパン「リリィ! ……危ないことしやがって」 

    リリィ「っ……」 

    次元「じきにとっつぁんが来る、後始末は任せようぜ」 

    ルパン「ああ、窓から脱出だ。リリィ行くぞ」タタッ─ 

    ジェームズ「くっ、ぐぐぅ……!」フラッ… 

    ジェームズ「ルパン、覚えておけよ…… 
          貴様は絶対にこのドン・ジェームズが殺す……!」 

    ルパン「ヌフフ、楽しみに待ってるぜ。……あ、そうそう。 
        言い忘れてたことがあったんだけどもな」 



     ルパン「今までの会話、ぜーんぶ報道局に筒抜けだからよ。そこんとこよろしくちゃん」 



    ジェームズ「…………は?」 

    ルパン「ほれ、ボイスレコーダー」パッ 

    ジェームズ「っ──!?」 

    ルパン「いいスクープが撮れたと思うぜ、ヌフフフフ~!」バッ─ 

    ジェームズ「る……るぅ……!」ピクピク 



      「ルパン~~~~~!!」 






    50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:19:44.14 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ── 

     ─街中上空─ 

     ヒュゥゥゥゥゥゥゥ──…… 

    ルパン「こいつもお役御免っと……」ポイッ 

    次元「まさか、リポーターまでやってたとはな」 

    ルパン「これで奴と芸術の街もおしまいさ、見納めだぜ?」 

     ヒュゥゥゥゥゥゥゥ──…… 

    ルパン「とは言っても見れたもんじゃねえけどな……」 

    リリィ「……」 

    ルパン「まだ、用は済んだわけじゃねえんだぜリリィ」 

    リリィ「え……?」 

    ルパン「今から比べ物にならねえくらいの、絶景を見に行くのさ」 




    51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:20:16.89 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ―― 

     ―見晴らしのいい高原― 


     ヒュゥゥゥゥゥゥゥ──…… 


    リリィ「うわぁ~……!」 

    ルパン「いい景色だろ、ここ。初めて来たときは驚いたぜ」 

    リリィ「すごいわね……! 綺麗……」 

    ルパン「……」 

    リリィ「頂上からだったら、どんな景色が──……」 

    リリィ「……──っ!?」 

    ルパン「…………」 



     ヒュゥゥゥゥゥゥゥ──…… 






    52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:20:54.31 ID:Xd9viinO0


    リリィ「……」 

    リリィ「…………ルパン、この十字架……」 

    ルパン「……」 

    ルパン「……お前さんが指輪を探してることが分かった時に、確信したんだ」 

    ルパン「十年前、あの指輪によって殺された女と関係があるってな」 

    リリィ「っ──!?」 


      ── ── 
     ─ ── ─── ─ 
      ── ─ 



     ~~~♪ 


     ドカァァァァーーーーーン──!! 


    「っ──!?」 




    53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:21:27.93 ID:Xd9viinO0



     ナ、ナンダ!? 


    「……──っ!」 


     カランカラン─ ……タタタタタ─ 


    「っ……!」 


     ゴオオォォォォォォーーーー…! 


    「……」 

    (あれは偽物の指輪だった……まさか、あれがこの爆発を……) 

    「…………ちくしょう」 



       ── ─ 
     ─ ─  ─ ── ─ 
      ─ ── ── 


    リリィ「っ……、うそ……」 

    ルパン「一度会っただけだったからよ、名前も聞いてなかったんだ。……ほら、リリィ」スッ… 




    54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:22:12.58 ID:Xd9viinO0


    リリィ「ル……パン…………?」 

    ルパン「名前さ、削ってやんな」 

    リリィ「っ……! ……、…………っ」 

    リリィ「……、……」ガリ… ガリガリ… 


     …………。 


    リリィ「……」ガリッ… スクッ… 



     『アンナ・セテラ ここに眠る』 



    ルパン「……」 

    次元「まさかとは思ったが……いただけねえ話だな」 

    リリィ「……」 



     「……馬鹿じゃない」 



    ルパン「……」 



    55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:22:48.37 ID:Xd9viinO0


    リリィ「私を見捨てて、人生を棒に振ってまでして……」 

    リリィ「こんな……こんな指輪のために、母さんは……!!」バッ── 

    ルパン「待てよ」 

    リリィ「っ……!」 

    ルパン「その指輪にまつわる伝説……まだ知らねえだろ?」 

    リリィ「……そんなの知って、どうなるのよ」 

    ルパン「まあ捨てるかどうかは聞いてみてからにしろって」 

    リリィ「…………」 




    56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:23:40.10 ID:Xd9viinO0


    ルパン「『メアリーの指輪』はその名の通り、 
        かつてのイングランド女王メアリー1世がはめていたとされる、曰く付きの指輪だ」 

    ルパン「数々の不遇を乗り越えて、彼女を女王まで上り詰めさせた……そんな幸運のアイテム」 

    ルパン「持ち主には必ず幸せが訪れる、っつう伝説があるのさ」 

    リリィ「……」 

    ルパン「お前さんの母親が、それこそ人生を棒に振ってまで 
        手に入れたかったものなんだよ」 

    ルパン「みなまで言わなくても分かってるんだろうけどな」 

    リリィ「……」 

    ルパン「彼女は、娘の幸せな日々を願ってたんだ」 



     ルパン「リリィの……──未来ってやつをよ」 



    リリィ「……」 




    57:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:24:59.06 ID:Xd9viinO0



     …………。 


    リリィ「……、……本当に馬鹿よ、母さんは……」 

    リリィ「何のために、待ってたと思ってるのよ…… 
        誰のために、生きてきたと思ってるのよ……っ」 

    リリィ「これから、私が幸せになれたとしても……っ」 



     リリィ「その中に、母さんがいなくちゃ……意味なんてないじゃないっ……!」 



    リリィ「――――!」 

    ルパン・次元「……」 





    58:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:25:35.87 ID:Xd9viinO0


     ―――― 
     ── 

     ─街近くのハイウェイ─ 


     ブルウゥゥゥウン――…… 


    次元「……行っちまったな」 

    ルパン「ああ」 

    次元「……敢えて、事実を言わねえことも出来たはずだ。 
       なぜあの場所に連れて行った、ルパン」 

    ルパン「リリィはもう、子供じゃねえ。そう思っちまったのよ」 

    次元「…………」 

    ルパン「この先、辛いことばかりが待ってるだろうけどもな。 
        あの子ならうまくやれるさ」 

    ルパン「それに、『メアリーの指輪』がきっと幸せを運んでくれるだろうぜ」 




    59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:26:16.72 ID:Xd9viinO0


    次元「……ふん、ロマンチストになっちまってまあ」 

    ルパン「まあ……たまにはな?」 

    次元「……だが、確かにあの子はもう子供じゃねえ。このさき立派にやっていくさ」 

    ルパン「あら、知ったようなこと言うじゃない」 

    次元「へっ、少しばかりお守りを受け持ってたからな」 

    ルパン「ヌフフ、そりゃご苦労なこって」 


     …………。 


    次元「……さて、俺らも行くか」 

    ルパン「そうしましょ」 


     …………。 


    次元「……ん? そういえば俺らの車って……」 

    ルパン「……あぁっ!?」 




    60:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:29:08.86 ID:Xd9viinO0


     ──── 
     ── 

     ─バス内─ 


     ブルウゥゥゥウン――…… 


    リリィ「…………」 

    リリィ「……、……」スッ… キラッ 

    リリィ「……」 


     「彼女は、娘の幸せな日々を願ってたんだ」 


    リリィ「……──っ」 





      「ありがとう……母さん」 






                            終わり 



    61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/03(土) 23:32:12.32 ID:Xd9viinO0

    ちょっと分かり辛かったところとかあって反省…… 
    もっとSSっぽい形式にしないとダメですね…… 

    こんな凡作はさておき自分は4月からの新シリーズに期待します乙!


    元スレ

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