ガールズ&パンツァー

    1:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 17:50:32.93 ID:GNnaRcQhO

    黒森峰生徒「それでさぁ」ワーワーキャーキャー 

    まほ「ん? お前たち何を話している?」 

    エリカ「あ、隊長。最近流行りのオンラインゲームについて話してたんです」 

    まほ「オンラインゲームか……確かパソコンを使って遊ぶゲームだったか……あまり詳しくは知らないが」 

    エリカ「はい! そうです。新しくできたガルパンオンラインが面白くってそれで友達と盛り上がっていたんですよ」 

    まほ「そ、そうか……そんなに人気なのか」
    2:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 18:17:45.18 ID:GNnaRcQhO

    エリカ「多分黒森峰の生徒ならほとんどの人が名前ぐらいは知ってるんじゃないかと」 

    まほ(私は今日初めて聞いたんだが) 

    まほ(いやそれも仕方のない話なのかも知れないな) 

    まほ(黒森峰の隊長として今まで威厳のある態度で隊員たちに接して来た) 

    まほ(そのおかげで確固たる団結力やスムーズな隊列などは組めるようになったが) 

    まほ(その代償として隊員たちには少し怖がられてしまっている) 

    まほ(現に私が話しかけた途端に隊員たちは緊張した面持ちになっているし) 

    まほ(気軽に話しかけてくれるのなんて小梅やエリカぐらいのものだ) 

    まほ(ここはエリカのいうオンラインゲームとやらで親睦を深めたほうがいいのかもしれない) 

    まほ「そうか。私はパソコンと言えば精々作戦の資料作成に使うものだと考えていたが」 

    まほ「そういった楽しみ方もあるんだな」 

    まほ「よければそのゲームについて詳しく教えてくれないか」 

    まほ「私もやってみたくなった」 

    エリカ「え、ええ! 私でよければ任せてください!」ドーン 



    3:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 18:50:01.69 ID:GNnaRcQhO

    まほルーム   

    まほ「これがガルパンオンラインか……」 

    まほ「えーっと確かエリカの言う話だとアカウント登録をして……」カチカチ 

    まほ「えっとニックネームか……ニックネームはまほまほで良いだろう」カチカチ 

    まほ「アバターの見た目は少し可愛い感じで」 

    まほ「ふふっ……完璧だな」 

    まほ「あとは村を出てモンスターを倒して素材やお金を集めて装備品や装飾品を作る普通のRPGゲームだとエリカは言っていたが」 

    まほ「私はそもそも普通のRPGをやったことがないからよく分からないな」 

    まほ「まあ子供でも出来るゲームみたいだしそう難しく考える必要もないだろう」 

    まほ「お……早速モンスターが現れたな」カチカチ 

    まほ「これをコマンド選択して倒すんだな」カチカチ 

    まほ「よ、よし倒したぞ!」 

    \おめでとう!/ \レベルアップ!/ 

    まほ「わ、わわっ……なんだ?」 

    まほ「凄い演出と共にステータスが上がったぞ」 

    まほ「そうかこれがレベルアップってヤツなんだな」 

    まほ「…………」 

    まほ「意外と楽しいな……これ」



    4:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 19:44:46.41 ID:5uzwM/yF0

    まほ「今日の訓練はこれで終了とする」 

    エリカ&小梅「え!?」 

    エリカ「あ、あのお言葉ですが今日は何だかいつもより終わりのが早いような……」 

    小梅「いつもは戦車道の時間が終わっても遅くまで訓練していたのに……珍しいですね」 

    まほ「たまにはこういう日があってもいいと思ってな」 

    まほ(正直戦車道より早く家に帰ってゲームをやりたいからな) 

    小梅「そうですね。今日一日ぐらいはいいのかも」 



    5:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 19:45:45.40 ID:5uzwM/yF0

    まほ「ところでエリカ。昨日言っていたガルパンオンラインについてだが」 

    エリカ「あ、どうでしたか? 気に入ってくれたのなら良かったんですけど」 

    まほ「なかなか面白かったよ。ところでエリカはどこまで進んでいるんだ」 

    エリカ「私は六章の太陽の遺跡で止まってますね」 

    まほ(六章……当然と言えば当然だがやはりエリカの方が先に進んでいるな) 

    まほ「ちなみにレベルは?」 

    エリカ「127ですね。装備は全部伝説扱で揃えてます」 

    まほ「でんせつきゅう? 装備は揃えた方が強いのか?」 

    エリカ「揃えることでボナースステータスが付与されますしスキルコンビネーションも組めますから」 

    まほ「……ええっとボーナスステータスとスキルコンビネーション?  

    エリカ「あー……あとで攻略サイトのURL送っておきますね」 

    まほ「ああ頼む」 

    まほ「それでは私は自室で休むことにするよ」 

    まほ「ああそれと……エリカは早急に攻略サイトのURLを送るように」 

    エリカ「は、はい!」 

    小梅「エリカさん……隊長が今日早めに訓練を終わらせたのって……」 

    エリカ「さ、さすがにそれはないでしょ」 

    エリカ「あの隊長よ? ちゃんと遊びと訓練の程度は弁えているはずよ」 

    小梅「ははは……ですよね」 



    6:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 20:43:12.89 ID:5uzwM/yF0

    まほルーム 

    まほ「さてURLは……あったあった」 

    まほ「あとはこれで情報を調べて……」カチカチ 

    まほ「…………なるほど」カチカチ 

    まほ「そういえばエリカはレベルは127で六章まで進んでいると言っていたな」 

    まほ「私も隊長として負けてはいられないな」 

    まほ「西住流に撤退はない。絶対にエリカを越えてやるぞ」カチカチ 

    朝 

    \おめでとう!/ \レベルアップ!/ 

    まほ「これで43……か」 

    まほ「時間は……もう9時じゃないか!」 

    まほ「早く準備しなければ学校に遅れてしまう」 

    まほ「とりあえず一旦ゲームを終了して……」 

    緊急クエスト発生! 緊急クエスト発生! 

    まほ「…………」 



    7:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/02(日) 22:35:16.90 ID:5uzwM/yF0

    一週間後 

    小梅「あの……今日も隊長は……」 

    エリカ「休み……みたいね」 

    エリカ「今は副隊長である私が指示してるけどさすがにずっとこのままってわけにはいかないわ」 

    小梅「一応何度か部屋に訪ねているんですけどね」 

    小梅「全然……反応なくて」 

    エリカ「……はぁ。もしかして隊長が引きこもりになったのって私のせいなんじゃ」 

    小梅「ま、まだそうと決まったわけじゃ」 

    エリカ「それがね……隊長と直接は会ってないけど……ゲーム内では会ってるのよ」 

    小梅「えっ……でもゲームのキャラはニックネームだし誰か分からないんじゃ」 

    エリカ「まほまほ……一週間前に突如として現れて上位ギルドに入った伝説のプレイヤーよ」 

    エリカ「この独特のネームと隊長がゲームをやり始めた時期」 

    エリカ「この二つを重ね合わせれば彼女が隊長だってことはほぼ間違いないでしょうね」 



    8:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/03(月) 14:52:58.22 ID:SSU7g4anO

    小梅「でもまほまほって……さすがにそのまま過ぎる気もしますけど」 

    小梅「とにかく隊長に直接会ってみないと詳しい話は分かりません」 

    エリカ「でも何度声を掛けても部屋から出てくれないわ」 

    エリカ「それどころかイヤホンでもしているのか全く返事もしてくれないし」 

    小梅「ふふふ……と思ってちゃんと用意してきました! 合鍵です!」ジャーン 

    エリカ「あ、合鍵って」 

    小梅「寮の管理人さんに友達が心配だからって言ったら貰うことが出来ました!」 

    小梅「単にゲームをしているだけなら良いですけど」 

    小梅「もし何かの病気で動けない状態だと大変ですから」 

    エリカ「アンタって大人しそうに見えて意外と行動力があるのね」 

    小梅「そんな私なんて……ただみほさんだったらこうするだろうなぁってそう思っただけです」 

    エリカ「はぁ……小梅はあの子を過大評価しすぎなのよ」 

    エリカ「ま、いいけど」 

    小梅「それじゃ隊長の部屋に尋ねてみましょう!」



    9:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/03(月) 22:41:43.56 ID:Us/PVJ4rO

    まほルーム 

    小梅「隊長! 私です! 聞こえてますか!」 

    エリカ「…………」 

    小梅「…………」 

    エリカ「分かってはいたけど応答なしね」 

    小梅「隊長の部屋を無断でというのも気が引けますが仕方ありません」 

    小梅「無事ならそれで良し一緒に起こられちゃいましょう!」カチャ 

    小梅「おじゃましまーす」 

    小梅「えっと何だか薄暗くてちょっと不気味ですね」 

    エリカ「もう夕方だもの。それにしても電気ぐらい付ければいいのに」 

    カチカチ……カチカチ…… 

    小梅「あそこから音が……」ガチャ 



    10:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/03(月) 23:37:21.94 ID:Us/PVJ4rO

    小梅「あれは……隊長ですよね?」 

    まほ「…………よし! またレベルが上がった」 

    まほ「これで8章のボスだって倒せる! 装備品だって整えたしな」 

    まほ「ふふっ……待っていろ。私が世界を救う勇者なんだ」 

    小梅「た、隊長?」 

    まほ「よしみんなも準備が整ったみたいだな」 

    まほ「それじゃ魔神しぽりんに向かってパンツァーフォー……」 

    パチッ 

    まほ「うわ……何だ!? 魔神の攻撃か!?」 

    エリカ「単に電気を付けただけです! というか何やってるんですか隊長!」 

    まほ「お前たちは……エリカに小梅か……」カチカチ 



    11:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/03(月) 23:52:06.70 ID:Us/PVJ4rO

    まほ「どうしたんだ。悪いが私は忙しいんだ」カチカチ 

    まほ「話は後にしてくれないか」カチカチ 

    小梅「忙しいってゲームをしているだけなんじゃ」 

    まほ「これはゲームであっても遊びではない」キリッ 

    まほ「私たちが倒さなければ世界は魔神によって滅ぼされてしまう」 

    まほ「お前たちの為にもこの魔神を倒さないとな」 

    エリカ&小梅「えぇ……」 

    エリカ「隊長……戦車道はどうするつもりなんですか?」 

    エリカ「確かに黒森峰は優秀な学校です。生徒一人一人の練度だって高い」 

    エリカ「でも練度が高くともそれを纏める頭がいないと意味がありません!」 

    エリカ「そしてその頭は隊長しかいないと私たちは考えてます!」 

    小梅「私もエリカさんも……ううん他の黒森峰の生徒だってみんな隊長のことを心配してるんです」 

    小梅「お願いです。ゲームなんてやらずに私たちのところに戻って来てください」 

    まほ「…………エリカ」 

    エリカ「は、はい」 

    まほ「お前を隊長に任命する」カチカチ 

    エリカ「……は?」 



    13:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/04(火) 01:23:32.37 ID:QwwDs3XLO

    まほ「私は本日をもって黒森峰の隊長を辞退することにするよ」 

    エリカ&小梅「え……ええっ!?」 

    まほ「ようやく気づいたんだ。戦車道は私の進むべき道ではない」 

    まほ「私の進むべき道はゲーム道なんだ!」カチカチ 

    まほ「ほら見ろ! 魔神しぽりんを倒したぞ!」 

    まほ「パーティー仲間も私の活躍を称賛している」 

    まほ「レベルだって256なんだ。一週間でエリカを追い越したんだぞ?」 

    エリカ「それは私は節度を弁えてというか空いた時間にしかやってませんから」 

    まほ「そうだ。一つの道を極めるには何かを犠牲にしなければならない」 

    まほ「私は戦車道を辞めてこの道で生きていくことにするよ」



    14:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/04(火) 16:18:00.23 ID:+3BQq1QB0

    エリカ「な、何を言ってるんですか! 前回果たされなかった十連覇の屈辱を果たすために全国制覇するって約束したじゃないですか!」 

    エリカ「なのにこんなゲームの為に戦車道を辞めるですって?」 

    エリカ「ふざけないでよ!」 

    まほ「……エリカ」 

    まほ「正直に言おう……もうやる気がわかないんだ」 

    エリカ「……え」 

    まほ「元々戦車道なんて好きでもなんでもなかったが余計にそれが疎ましく思えてきた」 

    小梅「疎ましくって……」 

    まほ「当たり前だ。疎ましいに決まってるじゃないか!」 

    まほ「戦車道のせいでみほは……」 

    小梅「…………」 

    まほ「あの日から元々好きではない戦車道がもっと嫌いになってしまった」 

    まほ「だからもう良いんだ。あとはお前たちで勝手にしてくれ」カチカチ 

    小梅「そんな……そんなのって」 

    小梅「隊長はそれで良いんですか! 全国大会の後……周りが転校して私も塞ぎ込んでいた時に隊長は言っていたじゃないですか!」 

    小梅「みほのやったことを否定させたくない。だからお前もその為に戦ってくれないかって」 

    小梅「私……それを聞いて戦車道を辞めたみほさんの為にも戦おうってそう思って今まで頑張って来たんです!」 

    小梅「なのに……隊長の方が諦めてどうするんですか!」 

    小梅「今度の全国大会で私たちが勝つことがみほさんに対する精一杯の恩返しじゃないんですか!」 

    まほ「小梅……少し静かにしてくれないか気が散る」 

    小梅「……え?」 

    まほ「今次のクエストに向けてレベルを上げなくちゃいけないんだ」 

    まほ「それに私は言ったはずだ。勝手にしてくれと」 

    小梅「…………」 

    エリカ「……そう。分かりましたそれじゃ勝手にします」 

    エリカ「行くわよ小梅! こんな人……もう隊長でもなんでもないわ」 

    小梅「え……でも」 

    エリカ「いいから!」 

    小梅「は、はい。でもその前に……」 

    小梅「隊長……少しでもみほさんのことを思うならまた戻ってください」 

    小梅「私たちは待ってますから」 

    エリカ「それじゃ失礼しました」ガチャ 



    15:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/04(火) 17:41:02.71 ID:+3BQq1QB0

    エリカ「小梅……ごめんなさい」 

    小梅「え? どうしてエリカさんが謝るんですか?」 

    エリカ「あの時……隊長にゲームを勧めなければって思って」 

    小梅「エリカさん……」 

    エリカ「私ね……ずっと隊長が独りぼっちだったこと知ってたのよ」 

    エリカ「確かに隊長は凄いし尊敬だってされてる」 

    エリカ「でもそれは理想の上官としてよ」 

    エリカ「隊長には部下と呼べる存在がいても友人と呼べる存在はいなかった」 

    エリカ「当然よね。隊長はかの有名な西住流だもの……友達になろうだなんて恐れ多いったらありゃしない」 

    エリカ「それに隊長自身も普段から感情を表に出すのが苦手で何考えてんのか分かんないところがあるし」 

    エリカ「だから共通のゲームをやることで話題が広がって私も隊長と仲良くできるし私を通して他の黒森峰の生徒とも気軽に話せるんじゃないかって思ったんだけど」 

    エリカ「まさかこうなるなんて」 

    小梅「隊長は普段から真面目で娯楽とかはあんまり知らなかったみたいですし」 

    小梅「だからこそ……余計にそういったものに没頭しちゃったんだと思います」 

    エリカ「そうかも……知れないわね」 

    エリカ「はぁ……それにしてもどうしたものかしら」 

    エリカ「全国大会だってもうすぐなのに隊長抜きでってなると」 

    エリカ「プラウダや聖グロに勝てるかどうか……」 

    小梅「それでも私は諦めません!」 

    小梅「……隊長だって本当はこのままで良いなんて思ってないと思うんです」 

    小梅「だから説得を続ければきっと戻ってきてくれると信じてます」 

    小梅「だから隊長が戻ってきた時にいつでも作戦が遂行できるように練度を上げることが私たちにできる精一杯のことだと思います!」 

    エリカ「……小梅」 



    16:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/06/04(火) 17:41:39.39 ID:+3BQq1QB0

    エリカ「そうね。こんなところでへこたれたら転校したアイツにだって笑われちゃうもの!」 

    エリカ「黒森峰はあの子がいなくても最強だってところみせてやりましょ!」 

    小梅「はい!」




    【【ガルパン】小梅「隊長がひきこもりになった」】の続きを読む

    注意 

    君の名は。のネタバレのようでネタバレでないけどどう見てもネタバレなところがあります。 
    君の名は。が好きな人は不快感しかない。戻る推奨。 
    あと下品。そして短い。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475119543


    カチューシャ「……ふー」 

    カチューシャ「『君の名は。』、めっちゃ面白かったわねノンナ!」 

    ノンナ「はい」 

    カチューシャ「最後のあの、あそこらへんも良かったわぁ。カチューシャ大満足しちゃったわ」 

    ノンナ「良かったですね。カチューシャ、ゴミをこちらに」 

    カチューシャ「ん」 

    カチューシャ「終始入れ替わりがメインのラブストーリーかと思ってたのに、まさかあんなんなるなんてね!」 

    ノンナ「予想外でしたか? カチューシャ、お手洗いは大丈夫ですか」 

    カチューシャ「あっ、ふふん、このカチューシャが想定しきれないなんてことないんだから!」 

    カチューシャ「でもまぁたまにはそういうアレも、ま~~~無きにしも非ずよ! ……混んでる?」 

    ノンナ「ふふ。大丈夫そうですよ」 

    カチューシャ「ん。ノンナは?」 

    ノンナ「パンフレットを購入しておきます」 

    カチューシャ「そうね、よろしく!」 

    ノンナ「はい」 


     * * *  

    パタン 

    カチューシャ(いやーまじで面白かったわ)ゴソゴソ 

    カチューシャ(入れ替わりとかラブコメの定番よね、それがどうしてなかなか……)チョロロー 

    カチューシャ(もし私が入れ替わるんなら……やっぱノンナ一択だわ)カラカラ 

    カチューシャ(一日限定であの身長とおっぱい堪能したいわぁ)フキフキ 

    カチューシャ(いやマジで堪能したいわ。気合でなんとかならないかしら)ゴジャー 

    カチューシャ(こう、ヘッドバッド的な衝撃でこう…あ、なんかいけそうじゃない?)ゴソゴソ 

    カチューシャ(いけるわコレ多分、だって私ほらこう……カチューシャだし。すごいし)ガッチャ 

     * * *  


    ノンナ「早かったですねカチュ……っ」 

    カチューシャ「パンフレットありがと。幾らした?」 

    ノンナ「720円で……カチューシャ、チャックが……!」 

    カチューシャ「え? あー本当ね、全開だわ。ソーシャルウィンドゥがフルオープンやっほーだわ」 

    ノンナ「誰かに見られてしまいます、早く」 

    カチューシャ「困ったわね、いま小銭取ってるのよ。ノンナお願いできる?」ゴッソゴソミツカンネ 

    ノンナ「!? は、はい」シャガミー 

    カチューシャ「よっと」 

     頭 が っ し  

    ノンナ「……??」 

    カチューシャ「イズヴィニーチェ♪」ニコパッ☆ 

    カチューシャ「せっ」 



    ゴッ!!!!!!!!!! 



    【プラウダ】 

    ノンナ?「 出 来 た わ !!!!」 

    ニーナ「……………」 

    アリーナ「……………」 

    クラーラ「……………」 

    プラウダ生「「「はぁぁぁぁぁああああああああ!!!!????」」」 

    ニーナ「え、いや、えっ、……はぁっ!?」 

    アリーナ「いやいやいやいやいや……ちょっ、待っ、えぇ~~~……」 

    クラーラ「!? !? !?」オロオロ 

    ノンナ(inカチューシャ)「いやーやってみるものね!! 視界たっか! 胸おっも!!」ユッサユサ 

    ニーナ「さすがに無いべ。これは無い」 

    アリーナ「どうなってんだべわだす夢見てんだべか。しかも悪夢」 

    クラーラ「同志ノンナ…!? いや、でもカチューシャ様…えっと、えっと???」 

    ノンナ「今日一日だけだから大丈夫よ!!」 

    ノンナ「でも面白いから私のことはノンナまたは副隊長と呼ぶこと! いいわね!!」 

    ニーナ「『大丈夫』も『でも』も意味わがんねぇ……」 

    アリーナ「ノ、ノンナ副隊長は今どちらに……いや、カチューシャ様??? うぉぉ混乱するべ……」 

    ノンナ「ノンナなら、じゃねーわカチューシャ隊長なら自室ね!!」 

    ニーナ「そっこー自分で間違えてるじゃねーべか!?」 

    ノンナ「はーい同志ニーナ処刑ー☆」ぐいーん 

    ニーナ「わぁぁああ高っ!!! カチュっ、じゃねーべノンナ副隊長様降ろしてくれじゃー!!」 

    ノンナ「ふははは同志ニーナちょー軽いわ! 拭き取った後の丸めたティッシュの如しだわ!!」グルグルグルンル 

    ニーナ「そのなんかよくわからん汚いっぽい例えもやめぇぇぇえ!!」アワワー! 

    クラーラ「сумасшедший……」(狂ってやがる……的な) 


    【ノンナ自室】 

     * * *  

    ノンナ『痛かった? ごめんノンナ』 

    ノンナ『突然にやんないと失敗すると思って』テヘペロカチューシャ! 

    ノンナ『お詫びじゃないけどしばらく部屋で休んでて?』 

    ノンナ『痕が残らなければ私の体《好 き に し て》いいから!』 

    ノンナ『じゃーちょっと隊員たちおちょくってくるわ!!! あとでね!!』ガチャバターン!! 

     * * *  

    カチューシャ(inノンナ)「……」 

    カチューシャ「……」フニフニ 

    カチューシャ「……おぉ」フニフニ 

    カチューシャ「……」 

    カチューシャ「……撮影を……いや、何かもっと……」 

    カチューシャ「はっ……今なら、か、カチューシャの……いや、しかし……」オマタガンミ 

    カチューシャ「で、ですがカチューシャの許可は出てることですし……!!」ガンミ 

    カチューシャ「っ!! か、型を取る準備もしなくては……!!」 

    カチューシャ「――――今夜は徹夜ですね……!!!」キリ…ッ 


    ノンナ「御覧なさい同志ニーナ!! 自販機の一番上とか余裕で届くわ!!!」ピッガシャーン 

    ニーナ「たしかにわだすら届きにくいですけど超どうでもいいべ!?」 

    ノンナ「いつもは飲みきれなくて買わない500mlの缶コーラとか買っちゃうわ!!」プシュゴクー! 

    アリーナ「ノンナ副隊長の体でやりたいことが割としょうもねえべ……!!」 

    ノンナ「げーっぷ!!!」ヒャッホー 

    ニーナ&アリーナ「「こらぁ!!!」」ハシタネエ!! 

    ノンナ「よーしあとはバスケットゴールにダンク決めて、低い入口にかがんで入っとくしかないわね」 

    ノンナ「……意外とそろそろ満足だわ!!!」 

    ニーナ「飽きるの早ぁっ!」 

    ノンナ「えーっとじゃあ低い入口……トイレとかかしら」 

    ノンナ「あ。じゃあクラーラ、一緒に行きましょう」 

    クラーラ「ふぁ!? あ、は、はい」 

    ニーナ「なしてクラーラも」 

    ノンナ「高身長のクラーラと連れションすれば、ドアくぐったときより実感が湧くってもんよ」 

    アリーナ「湧いてるのは頭だべ?」 

    ニーナ「アリーナ……」 

    クラーラ「い、一緒に個室に?? ですか??」 

    ニーナ「クラーラも落ち着いてけれ頼むから」 


    バターン!! 



    プラウダ生「大変ですカチュ、ノ……、ンナ副隊長!!」 

    ノンナ「どうしたの? このスーパーJKプリティノンノンに何か用かしら!?」 

    ニーナ「言わねえ!! ノンナ副隊長ぜってぇそんなん言わねえ!!」 

    プラウダ生「学園艦の上空に隕石が落ちてきてます!!!」 

    全員「「「なん……だと……!?」」」 

    プラウダ生「とても巨大な隕石で、このままだと進路変更してもかなりの被害は免れません!!」 

    ノンナ「そいつは大ピンチね!! でもまかせなさい!!」 

    ノンナ「折角だしIS-2で撃ち落としてやるわ!!!!」 

    ニーナ「はぁっ!? いや、これこそ流石に無理だべ!!」 





    ドガァァァァァァアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!! 



    ノンナ「  出  来  た  わ  !!!!!!」 

    プラウダ全生徒「ハラショオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」 

    ニーナ「はぁぁぁぁあぁぁあああああああ!!!!!?????」 


    完!!!!!!! 

    よし。


    元スレ:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475119543/

    1:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/24(金) 20:56:49.36 ID:6fLzBBeQ0

    まほ「アッサムから取り寄せた飲んで最初に見た者のことを好きになる秘薬だ」 

    まほ「最近反抗期なのかみほは私に甘えてくれないからな」 

    まほ「昔は一緒の下着を履いたり一緒の歯ブラシを使ったりしていたのだが」 

    まほ「今ではすっかりそれもしなくなってしまった」 

    まほ「そこでこの秘薬を使うことによってみほと付き合……結婚しようというわけだ」 

    まほ「ふふふ……早速このコーヒーに媚薬を入れてと」 

    まほ「コーヒーを作ったんだ良かったら飲んでくれないか」 

    みほ「ありがとうお姉ちゃん。あ、一応いっておくけど今日はお姉ちゃん先にお風呂に入ってね」 

    まほ「どうして」 

    みほ「だって前は私の残り湯を飲もうとしてたでしょ」 

    みほ「あんまり言いたくないんだけど……」 

    みほ「あれ……ちょっと怖いから」 

    まほ「……みほ」 


    2:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/24(金) 21:25:57.91 ID:6fLzBBeQ0

    まほ(やっぱりみほは反抗期だ) 

    まほ(バレるまでは残り湯だって飲ませてくれたし一緒の歯ブラシやお箸も使っていたのに) 

    まほ(なのに高校生になってから距離を置かれるようになり) 

    まほ(ついには私から逃げるかのように大洗へと引っ越してしまった) 

    まほ(普段は黒森峰の隊長として休むことはなかなか出来ない) 

    まほ(だが今日は忙しい中で何とか休暇を取ることができた) 

    まほ(このチャンスを無駄にするわけにはいかない) 

    まほ(なんとしてもみほを私に依存させなければ……)



    3:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/24(金) 21:27:00.46 ID:6fLzBBeQ0

    まほ「分かった。これからは我慢するよ」 

    まほ「すまないな怖がらせてしまって」 

    まほ「これからはしっかり姉妹の距離感というのを測っていきたいと思う」 

    みほ「お姉ちゃん……」 

    みほ「良かった。ちゃんと分かってくれたみたいで」 

    まほ「みほのことは大切な妹だと考えている」 

    まほ「そんなお前のいやがることはしないよ」 

    みほ「ありがとうお姉ちゃん。ごめんね……こんなキツイ言い方しちゃって」 

    みほ「でもこのまま関係をずるずる続けるのはお互いのためにも良くないって思ったから」 

    まほ「大丈夫。気にしてないよ……それよりコーヒーを飲んでくれ……折角作ったのに冷めてしまってはもったいない」 

    まほ(きっとみほは素直になれないだけなんだ) 

    まほ(この媚薬入りコーヒーを飲めばまた素直に甘えられるようになる) 

    まほ(だからみほ……安心していいんだぞ) 

    みほ「それじゃいただきまーす」ゴクゴク 

    まほ(よし……後は私を見れば……) 

    まほ(うん? テーブルの上に何か黒く光るものが……) 

    まほ(あ、あれは……) 

    まほ「ゴ……ゴキブリ!?」 



    4:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/24(金) 21:27:53.85 ID:6fLzBBeQ0

    ゴキブリ「」カサカサ 

    まほ「ひいっ!? は、はやく倒さなければ!」 

    まほ「新聞紙を棒状にして……!」 

    まほ「いざ覚悟!」 

    みほ「待って!」テヲヒロゲル 

    まほ「み、みほ……何をして」 

    みほ「ゴキブリを潰そうとするなんて酷いよ! こんなに可愛いのに」 

    まほ「……は?」 

    まほ(こ、これはどういうことだ) 

    まほ(確かに子供の頃はよく虫を採ったりしていたが) 

    まほ(それは昔の話……今はゴキブリだって苦手なはずなのに) 

    まほ(それを可愛いだなんて) 

    まほ「はっ!?」 

    まほ「ま、まさか媚薬の対象がゴキブリに……」 



    5:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/24(金) 23:56:19.91 ID:6fLzBBeQ0

    まほ(コーヒーを飲んだ後、私より先にゴキブリを見てしまったんだ) 

    まほ(それでみほはゴキブリに恋をしてしまって) 

    みほ「ゴキブリさん……怖がらなくても大丈夫。私が側にいるからね」ナデナデ 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    みほ「ははは……動き方が可愛い!」 

    まほ「みほ……正気に戻るんだ! これはゴキブリなんだぞ!」 

    みほ「そんなの分かってるよ」 

    みほ「でもこの気持ちは本物だって分かるの」 

    みほ「私ね……思うんだ」 

    みほ「愛さえあれば性別も血筋も関係ないって」 

    まほ「いや性別どころか人間ですらないんだが」 

    みほ「同じだよ。例え人間と虫さんの関係でも愛は成立するって信じてるから」 

    まほ「み、みほ……」 

    みほ「一目見て分かったの……これが恋だって」 

    みほ「私……今まで恋愛なんて興味がなくてそういった感情を抱いたこと無かったけど」 

    みほ「ゴキブリさんのおかげでそれに気づくことが出来たんだ」ニコッ 

    みほ「ゴキブリさん……一緒にご飯食べよう!」 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    まほ「みほ……」 




    7:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 13:02:28.69 ID:FisWUSh20

    次の日 

    沙織「えー! みぽりんに彼氏出来たの!?」 

    みほ「こ、声が大きいよ……沙織さん」テレテレ 

    沙織「まさかみぽりんに彼氏が出来るなんていいなぁー私も欲しいなぁ」 

    華「大丈夫ですよ? いざとなったら私が貰ってあげますからね」 

    沙織「華はナニヲイッテルノカナ?」 

    優花里「でも西住殿にまさか彼氏がいたとは! 親友として今まで気づかなかったことが悔しいです!」 

    みほ「知らないのも無理はないよ。付き合うようになったのは昨日なんだし」 

    沙織「き、昨日!? そうなんだ! それで彼氏ってどんな人なの?」 

    みほ「どんな人って……」 

    沙織「だって気になるじゃん! 特徴だけでいいからさ……教えてよ」 

    みほ「えっとみんなも知ってるとは思うんだけど」 



    8:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 13:03:11.30 ID:FisWUSh20

    みほ「とりあえず黒いかな?」 

    沙織「黒い……髪の色のことかな?」 

    みほ「それで動くのが凄く速くて」 

    麻子「身体能力がいいんだな」 

    みほ「それで空も飛べて……」 

    華「羽が生えているのですね?」 

    みほ「足が六本あるの」 

    あんこうチーム「!?」 



    9:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 15:36:10.82 ID:dxqQZqVKO

    沙織「えーとごめんね……ちょっとだけ整理させて」 

    沙織「みぽりんの彼氏は黒くて速くて足六本あって空も飛べるってこと」 

    みほ「うん……」 

    麻子「西住さんの言ってることが分からない」 

    みほ「ははは……私の説明分かりにくかったかな」 

    沙織「別に説明が下手ってわけじゃないんだけど」 

    沙織「ちょっと想像しにくいっていうか……」 

    麻子「直接見てみたいな。スマホに画像とかはないのか」 

    みほ「画像っていうか……実はこっそり持ってきてるんだよね」 

    沙織「学園内にいるの!? それって何だかロマンチックかも!」 

    麻子「よくそど子の目を盗んで忍び込めたな」 

    優花里「それでその彼氏殿はどこにおられるのですか?」 

    みほ「この筆箱の中にいるんだよ……ほら」 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    あんこうチーム「きゃぁぁああぁぁぁあっ!」 



    11:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 15:56:19.00 ID:xgWAsaPAO

    次の日 

    マリー「今日は私のピクニックに付き合ってくれてありがとう」 

    マリー「一人で暇してたのよ」 

    みほ「い、いえ……折角マリーさんと知り合えたんだし」 

    みほ「私ももっとマリーさんと仲良くなりたいなって」 

    マリー「ふふっ……ありがとう」 

    マリー「ところで貴方。6月15日の映画……ガールズ&パンツァー最終章の第二話が始まるみたいだけど勿論見に行くわよね」 

    みほ「はい。絶対に見に行きます!」



    12:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 15:56:59.55 ID:xgWAsaPAO

    マリー「楽しみね! 今からわくわくしちゃって待ちきれないわ! ところで貴方は誰と見に行くか決まっているのかしら」 

    みほ「マリーさんは決まっているんですか」 

    マリー「私は押田と安藤……それとアズミさまと一緒に行くつもりよ」 

    マリー「貴方はあんこうチームと一緒に見に行くつもりなの?」  

    みほ「あんこうチームのみんなと行くのも悪くないけど今回はその……好きな人と行こうかなって」 

    マリー「まあ! 貴方ってば好きな人がいたのね!」 

    みほ「はい……実は今も私の側にいて」 

    マリー「側に? ここには私と貴方の二人だけのような気がするけど」 

    みほ「実は隠れてて貰ってて」 

    みほ「私のお弁当箱の中に……」パカッ 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    マリー「ぎっ…………」ブクブク 

    みほ「マリーさん!? 大丈夫ですか!? マリーさん!?」 



    13:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 15:59:44.76 ID:xgWAsaPAO

    次の日 

    みほ「えっと……エリカさんどうかしたんですか? こんな時間に呼び出して」 

    エリカ「き、来たみたいね……ちょっと話があるの」 

    みほ「話……?」 

    エリカ「その……ずっと黙ってたんだけど私……貴方のことが好きなの……」 

    みほ「えっ……」 

    エリカ「だからその……良かったら私の恋人に……」 

    みほ「ごめんなさい」 

    エリカ「え……」 

    みほ「私……ほかに好きな人がいて」 

    エリカ「そんな……6月15日に公開されるガールズ&パンツァー最終章第二話を一緒に見に行こうと思っていたのに!」 



    14:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 16:20:22.30 ID:xgWAsaPAO

    みほ「あの映画はすごく面白くて老若男女関係なしに楽しめる内容になってるし是非色んな人に見て貰いたいけど」 

    みほ「私は彼と見に行くって決めてるから」 

    エリカ「彼氏……ね。それでその彼氏ってどんな奴なのよ」 

    エリカ「腑抜けた奴なら私がみほを寝取ってやるわ!」 

    みほ「私の彼は……ここにいるよ」パカッ 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    エリカ「いやぁぁぁぁぁぁ!!」 

    エリカ「え? なに? みほは私よりゴキブリがいいっていうの」 

    エリカ「う、嘘よ……そんなのって」ブクブク 

    みほ「……エリカさんまで泡吹いてる」シュン 




    15:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 16:57:40.06 ID:FisWUSh20

    みほルーム 

    まほ「みほがゴキブリと付き合って1ヶ月」 

    まほ「あんこうチームは発熱、マリーは入院、エリカはゴキブリのモノマネをするようになってしまった」 

    まほ「このままではみほの人生が滅茶苦茶になってしまう」 

    まほ「こうなったらみほにバレないように私がアイツを始末しなければ」 

    まほ「みほは……買い物に行ってるみたいだな」キョロキョロ 

    まほ「よし今のうちにゴキブリを倒すか」 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    まほ「ゴキブリは座布団の上でくつろいでいるみたいだな」 

    まほ「よし今のうちにこの殺虫剤で……」 

    ゴキブリ「」キョロ? 

    まほ「…………」 

    ゴキブリ「」ウルウル 

    まほ「ゴキブリ……」 

    まほ「そんな目で見ないでくれ」 

    まほ「私だって心苦しいんだ」 

    まほ「でもみほの為に……」 

    ゴキブリ「」ウルウル 

    まほ「」 

    ゴキブリ「」カサカサ 

    まほ「う、うわぁぁぁ!」 

    まほ「私には出来ない! お前を殺すことなんて!」



    16:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 17:30:09.43 ID:FisWUSh20

    まほ「私の完敗だな」 

    まほ「……折角みほに愛されたんだ。みほを幸せに……頼むぞ」 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    まほ「ふふっ……分かってくれたならそれで良い」 

    まほ「私はおまえたちを信じるよ」 

    まほ「きっとそれも戦車道だ」 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 



    17:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 17:48:40.87 ID:FisWUSh20

    西住邸 

    しほ「今日はみほが紹介したい人いるって言っていたけど誰なのかしら」 

    しほ「聞いても恥ずかしがって答えないし」 

    しほ「でもあの様子からしてきっと恋人でしょうね」 

    しほ「ふふっ……なんだか私と常夫さんのことを思い出すわ」 

    しほ「今までは西住流ということもあって厳しく接してきたけれど」 

    しほ「今日ぐらいは優しくしてもいいかも知れないわね」 

    しほ「さてとみほはもうリビングで待っているみたいだけど」 

    しほ「あれ……みほの姿がない?」 

    しほ「お手洗いにでも行ってるのかしら……」 

    しほ「だとしても紹介したい人もいないのが気になるわね……」 

    しほ「ん……あれは?」 

    ゴキブリ「」カサカサカサカサカサカ 

    しほ「なっ……ゴキブリ!」 

    しほ「西住邸にゴキブリがいるなんてしられたらみほのお相手にも幻滅されてしまうかも知れないわ」 

    しほ「処分しないと」プシュー



    18:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 18:53:02.28 ID:bdnqFR+uO

    みほ「冷蔵庫から飲み物取ってきたよーってお母さん!?」 

    みほ「な、なにしてるの」 

    しほ「え? ああゴキブリが居たから処分して」 

    みほ「え……嘘……い、いやぁぁぁああぁあ!」 

    しほ「……え?」 

    みほ「ゴキブリさん死なないで!」タッタッタ 

    ゴキブリ「」カサ……カサ 

    みほ「ゴキブリさん……!」ダキッ 

    しほ「何をやっているのですか! ゴキブリを抱き締めるなんて汚いことを」 

    しほ「そんな姿……彼氏さんに見られては幻滅させられてしまいますよ」 

    みほ「彼氏はこのゴキブリさんのことだよ!」 

    しほ「……は?」 



    19:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 18:57:13.39 ID:bdnqFR+uO

    まほ「みほの悲鳴が聞こえたが一体……」 

    みほ「お姉ちゃん……ゴキブリさんが」 

    まほ「こ、これは……お母様……何を」 

    しほ「いや……だからゴキブリがいたから殺虫剤を」 

    まほ「このゴキブリはみほの恋人なんですよ!」 

    しほ「?」 

    まほ「ゴ……ゴキブリ死ぬんじゃない!」 

    みほ「お姉ちゃん……どうしよう。このままじゃ……」 

    まほ「AEDだ。みほAEDを取ってくるんだ! 私はそれまで心臓マッサージを続ける」プチプチ 

    みほ「分かった! 取ってくるね!」タッタッタ 



    20:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 19:27:46.64 ID:bdnqFR+uO

    ゴキブリ「」カサ……カサ 

    まほ「大丈夫だ。絶対に助けて見せるからな」 

    まほ「お前も約束したはずだ。みほを幸せにすると」 

    まほ「なのにこんなところで死んでしまってはみほを幸せに出来ないぞ」 

    ゴキブリ(……二人ともありがとう) 

    まほ「……!? 直接脳内に!?」 

    ゴキブリ(オイラはずっと嫌われものだった) 

    ゴキブリ(でもみほや……アンタのおかげで愛されるって喜びをしった) 

    ゴキブリ(だから……オイラはゴキブリの中でも幸せに生きた方だよ) 

    まほ「バカ……諦めるんじゃない!」 

    まほ「愛される喜びを知っただと? 馬鹿野郎! ……こんなのまだ徐の口なんだ」 

    まほ「もっと色んな沢山の愛って奴を知ることが出来るはずなんだ」 

    まほ「だから……」 

    ゴキブリ「」カサ………… 

    まほ「ゴ、ゴキブリー!」 

    まほ「死ぬなゴキブリ!!」 

    ゴキブリ「」 



    21:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 19:34:14.94 ID:bdnqFR+uO

    みほ「お、お姉ちゃんAED持ってきたよ! お姉ちゃん?」 

    まほ「……みほ。それは必要ない」 

    まほ「ゴキブリは……もう」 

    みほ「お姉ちゃん……そんな…………」 

    みほ「う、うわぁぁぁん!」ポロポロ 

    まほ「みほ……」 

    まほ「すまないっ……助けてやれなくて」ギュッ 

    みほ「お姉ちゃん……」ダキッ 

    しほ「…………」 

    しほ「西住流は駄目かも知れませんね……」 



    22:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 19:47:12.89 ID:bdnqFR+uO

    十年後 

    まほ「やっぱり来ていたんだな……みほ」 

    みほ「うん……ここがあの人のお墓だから」 

    まほ「……聞いたよ。プロリーグ無事に制覇したそうだな」 

    まほ「素早い動きと何があっても倒れない耐久力から他の選手からは大洗のゴキブリと呼ばれているらしいな」 

    みほ「ああ……あれは私が自分から名乗ってるから」 

    みほ「彼の意思を継がないとって思って」 

    まほ「そうか……」 

    まほ「みほ……そのネックレスは」 

    みほ「うん……ゴキブリさんの死体から作ったの」 

    みほ「ゴキブリさんは確かに死んだかもしれないけど」 

    みほ「魂は今でもずっと一緒にいるから」 

    まほ「そうだな。きっとゴキブリだってお前のこと応援しているよ」 

    まほ(ゴキブリはあのまま生き絶えた) 

    まほ(でもゴキブリと過ごした思い出は今でもみほの中で生き続けて戦車道の糧となっている) 

    まほ「ありがとう……ゴキブリ」 

    カサカサ……カサ……カサ 

    まほ「……ん?」 

    まほ「……気のせいか」 

    まほ「……いやきっと見守ってくれているんだな」 

    まほ「私やみほのことを……」 

    完 



    23:レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/05/25(土) 19:48:13.45 ID:bdnqFR+uO

    これにてこのssは終わりです! 
    ここまで読んでくださりありがとうございました! 
    それではHTML依頼だしときます!

    元スレ:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1558699009/

    1: 名無しさん@おーぷん 2018/09/20(木)22:52:32 ID:9ny

    みほ「…………」ペラペラ

    沙織「あれ?みぽりん何読んでるの?」

    みほ「ん?これはね、アンチョビさんに借りた……」

    沙織「借りた?」

    みほ「れ、恋愛小説……」テレテレ

    沙織「あはは、そんなので照れることないじゃん。私だって読むし」

    みほ「そ、そう?」

    沙織「うん!むしろイマドキ、女子でそういう携帯小説の類読んでない子のが珍しい気がするけど」

    みほ「そうなんだ……」

    沙織「あははは。みぽりんの家厳しそうだしねえ」


    【【ガルパン】沙織「手を引いてたつもりが、いつの間にか手を引かれてたお話」】の続きを読む

    1 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/22(金) 20:32:32.61 ID:/8B1RuZk0 
    黒森峰 

    エリカ「あれ? この不気味なぬいぐるみって……確か副隊長が好きだったボコよね?」 

    エリカ「なんでそれが学校の廊下に……」 

    まほ「ああ……エリカ! 丁度良かった。私のボコを知らないか?」 

    エリカ「え? 隊長の?」 

    エリカ「も、もしかしてこれですか?」 

    まほ「それだ。でかしたぞエリカ!」 

    まほ「よしよしボコ……すまないな一人にさせてしまって」ギュッ 

    まほ「もう大丈夫だ。私がついているからな」ナデナデ 

    エリカ「……えぇ」 


    2 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/22(金) 20:57:22.89 ID:/8B1RuZk0 
    エリカ「隊長ってボコのこと好きだったんですか?」 

    まほ「当たり前だ。ボコは私の恋人だからな」 

    エリカ「……はい?」 

    まほ「私とボコは前世からの恋人でな。憎き魔女しぽりんによって熊の姿に変えられてしまったんだ」 

    エリカ(え? 隊長は何を言ってるの?) 

    エリカ(あの隊長がそんな趣味の悪い冗談を言うとは思えないし)アタフタ 

    エリカ「で、でも昨日まではそんな素振り見せませんでしたよね」 

    エリカ「副隊長……みほがボコの話をしていても困ったような反応してましたし」 

    まほ「ああ……あの頃の私は愚かだった」 

    エリカ「正直今の方が愚かな気がしますけどね」

    4 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/23(土) 21:04:27.16 ID:xxIl9jQtO 
    まほ「だが最近になってようやく……気づいたんだ。ボコは私と運命の糸で結ばれていると」 

    エリカ(私の尊敬する隊長がおかしくなっちゃった) 

    エリカ(ここは触らぬ神に祟り無しね) 

    エリカ(隊長はきっとドイツの留学が決まって疲れているのよ) 

    エリカ(時間が経てば戻るはず) 

    エリカ「そ、そうですか。そのボコさんとお幸せに」 

    まほ「ああ……ボコを支えるのは私の役目だからな」 

    まほ「それはそうとエリカはボコのことをどう思う?」 

    エリカ「正直に言わせてもらいますと趣味悪ーー」 

    まほ「可愛いよな?」 

    まほ「ボコ……可愛いだろ?」 

    まほ「もしフィアンセの悪口でも言ってみろ……例えエリカでも」 

    エリカ「す、すごく可愛いです」 

    まほ「ふふっ……エリカならそう言うと思っていたぞ」ニコッ 

    エリカ(隊長の笑顔……可愛い) 

    エリカ(こんな状況で見たくなかったけど!) 


    5 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/23(土) 21:43:33.10 ID:xxIl9jQtO 
    エリカ「はぁ……それにしてもまさか姉妹揃ってボコキチだったなんて」 

    エリカ「妹が妹なら姉もまた姉なのかしら」 

    エリカ「なんだか隊長がどこか遠くに行ってしまったみたいだわ」 

    エリカ「あら? そこにいるのは小梅?」 

    エリカ(なんだか様子が変だけど……って凄い怪我じゃない) 

    エリカ「ちょ……小梅どうしたのよ? 身体中に包帯を巻いて」 

    エリカ「まさか戦車道で怪我でもしたんじゃ……」 

    小梅「あはは……違いますよ。ただ……私ボコになりたくて」 

    エリカ「ボコ?」 

    小梅「これボコのコスプレなんです!」 

    小梅「ボコは何度負けても立ち上がって戦うじゃないですか」 

    小梅「そういうところ凄くカッコよくて……」 

    小梅「気がついたら私……ボコに恋をしてたんです」 

    エリカ「隊長だけじゃなくて小梅まで変になってた!」 

    6 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/23(土) 23:03:08.49 ID:xxIl9jQtO 
    小梅「だから私もボコになるためにこうしてコスプレしてるんです」 

    小梅「えへへ……」 

    小梅「オイラボコダゼー」ダミ声 

    エリカ「えぇ……」ドンビキー 

    エリカ「大体あんなクマのどこが良いのよ。なんか怪我して痛々しいし趣味悪いじゃない」 

    小梅「ボコをバカにするなぁぁぁぁぉ!?」 

    エリカ「ひっ!?」 

    小梅「ボコ様はこの世界における神なんですよ!」 

    小梅「そのボコ様に対して悪口を言うだなんて」ゼェゼェ 

    エリカ(ボコキチ怖っ!?) 

    7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/03/24(日) 01:17:42.63 ID:dxvpAy+g0 
    みぽりんもびっくりのキチ具合

    8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/03/24(日) 08:39:08.49 ID:QxHZME9k0 
    この好き度合いはヤバイ

    11 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/24(日) 21:48:32.82 ID:Ac29UO7u0 
    エリカ「ち、違うわよ。本当は私もボコが大好きなのよ」 

    小梅「そ、そうなんですか? でも今エリカさんはボコの悪口を」 

    エリカ「あ、あれは照れ隠しよ」 

    小梅「ああ……なるほど! エリカさんってツンデレですもんね」 

    エリカ「誰がツンデレよ!」 

    小梅「ツンデレじゃないんですか? じゃあさっきのボコの悪口はやっぱり……」ハイライトoff 

    エリカ「やっぱりツンデレだったわ」 

    12 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/24(日) 23:09:27.98 ID:Ac29UO7u0 
    小梅「でもいくら恥ずかしいからってボコの悪口を言っちゃダメですよ」 

    小梅「私のように暴れる人がいるかも知れませんから」 

    エリカ「なにそれ怖すぎるでしょ!」 

    小梅「それだけボコは魅力的だと言うことです」 

    小梅「エリカさんにもこれプレゼントしておきますね」 

    小梅「同じボコ仲間としてこれからも仲良くしましょう」 

    エリカ「あ、ありがとう」 

    小梅「うふふ……エリカさんもボコ好きだなんて嬉しいなぁ」 

    やーってやるやーってやるやーってやるぜー 

    エリカ(悪い夢を見ている気分だわ) 

    エリカ(それにしてもこのぬいぐるみ) 

    エリカ(正直いって不気味だしあまり持ちたくはないんだけど) 

    エリカ(後で持ってないことがバレると小梅に何されるか分かんないし一応持っておきましょうか)

    13 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/25(月) 18:35:20.78 ID:cRFJgjnM0 

    教室 

    エリカ「はぁ……」 

    エリカ(休み時間は何もやることなくて困るのよねぇ) 

    エリカ(いつもは小梅と話してるけど今の小梅はなんだか近寄りにくいし) 

    エリカ(よくよく考えると私って小梅と隊長以外友達が少ない……) 

    エリカ(あ、あんまりそういうことは考えないでおきましょ) 

    エリカ(只でさえ頭おかしいことばっか起きてるんだし) 

    黒森峰生徒1「見て見て! 私新しいボコグッズ買っちゃった!」 

    黒森峰生徒2「これ限定品の粉砕骨折バージョンじゃん! 羨ましいぃ!」 

    黒森峰生徒1「えへへーボコは私の恋人でからね」 

    黒森峰生徒2「言っておくけど私の恋人でもあるんだよ」 

    小梅「それは聞き捨てなりません。ボコは私のものです!」 

    ワーワーギャーギャー 

    エリカ「そういえば普段は他の生徒の話なんて聞かなかったから気づかなかったけど」 

    エリカ「ウチのクラスではボコが流行ってるのね」 

    エリカ「本当……あんなクマのどこが良いんだ……か?」 

    シーン 

    エリカ「……え?」 

    黒森峰生徒「」ギョロ 

    エリカ「ボコって可愛いわね!」 

    ワーワーギャーギャー 

    エリカ「な、なんだったの今の目は」ガグガグ 

    エリカ「いくら流行りだからってみんな異常よ」 

    14 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/26(火) 22:58:19.03 ID:aKj4oqxY0 
    食堂 

    エリカ「はぁ……隊長と小梅がおかしくなっただけでも大変なのに黒森峰の生徒までボコキチだったなんて」 

    食堂のおばちゃん「今日は何にするんだい」 

    エリカ「いつものヤツで」 

    食堂のおばちゃん「ハンバーグ定食ね」ザックザク 

    エリカ(やっぱり落ち込んだ時はハンバーグよね) 

    エリカ(まあ落ち込んでなくても食べてるんだけど) 

    食堂のおばちゃん「はいよ。ハンバーグ定食一つ」 

    エリカ「ふふっ……ありがーーえ?」 

    エリカ「あの……これって」 

    食堂のおばちゃん「ボコ型ハンバーグだよ」 

    エリカ「な、なんでハンバーグがボコなのよ!」 

    食堂のおばちゃん「可愛いから」 

    エリカ「はいぃ!?」 

    食堂のおばちゃん「ボコ……可愛いわよね」ギョロ 

    エリカ「……ハイ」 

    エリカ(ま、まるで悪夢を見ているようだわ) 

    エリカ(それにしてもハンバーグがボコって……微妙に食べにくいんだけど) 

    エリカ(可愛いからってことでハンバーグにしたっておばちゃんは言ってたけど) 

    エリカ(大好きなボコが食べられても問題ないのかしら)サクッ 

    ボコバーグ「」ドロォ 

    エリカ「ひいっ!? 赤……血!?」 

    エリカ「……いやこれ…………ケチャップか」 

    エリカ「にしてもこんなグロいの食べにくいったら」モグモグ 

    エリカ(あれ……なんか背後から視線を感じるような……) 

    食堂のおばちゃん「ああ……ボコが食べられてるなんて痛ましい」ハァハァ 

    エリカ「」 

    エリカ(何も見なかったことにしましょ)

    15 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/27(水) 19:38:31.57 ID:HaoeStEK0 
    模擬練習 

    エリカ「それじゃ行くわよ!」ブロロロ 

    エリカ「敵発見撃て!」 

    黒森峰生徒「……」 

    エリカ「ちょっと! 聞いてるの? 今敵は停止しているのよ! 撃ちなさいよ」 

    黒森峰生徒「撃ったら勝っちゃうじゃないですか」 

    エリカ「はいぃ!?」 

    黒森峰生徒「ここで勝つなんてボコじゃありません!」 

    エリカ「いや……勝つために試合してるんでしょうが!」 

    黒森峰生徒「違います! 戦って負けてこそボコなんです!」 

    エリカ「……いや、ちょ……え?」 

    エリカ(というか敵もずっと止まったままだし) 

    エリカ(これって……相手も同じ状況ってこと)  

    エリカ「これじゃ戦いにならないじゃないの」ギャーギャー 

    16 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/27(水) 20:45:56.94 ID:HaoeStEK0 
    エリカルーム 

    エリカ「……はぁ。今日はいつもより疲れたような気がするわ。主に精神的に」 

    エリカ「こういう時はガルパンのみほエリSSでも見て元気を出しましょうか」カチカチ 

    エリカ「……ない」カチカチ 

    エリカ「みほエリSSが全部無くなってる!」カチカチ 

    エリカ「いえ……みほエリだけじゃないわ」カチカチ 

    エリカ「エリまほもエリカチュもダーエリも全部消えちゃってるじゃないの」 

    エリカ「ガルパンSSが全部ボコとのカップリングになってる!」 

    エリカ「ボコエリにみほボコにまほボコ?」 

    エリカ「もう! ワケわかんないわよ!」 

    エリカ「……はぁ。もうSSは辞めて音楽でも聞きましょうか」 

    エリカ「今日はみほのキャラソンでも……」カチ 

    やーってやるやーってやるやーってやるぜ♪ 

    エリカ「」 


    17 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/27(水) 21:03:38.28 ID:HaoeStEK0 
    夜 

    エリカ「どこもかしこもあの気味の悪いクマばっかり!」 

    エリカ「頭がおかしくなりそうだわ」 

    エリカ「はぁ……きっとこれは悪い夢ね」 

    エリカ「目を閉じて明日になればきっと元の現実に戻るはず」 

    エリカ「……だからさっさと寝てしまいましょう」 

    …………ってやるぜ …………嫌なあいつを…………に 

    エリカ「この声って……外から」ガララ 

    エリカ「な、グラウンドに人が」 

    まほ「やーってやる……やーってやる……いーやなあいつを……ボコボコに……」 

    エリカ「隊長が……みんながゾンビのように歩いてる」 

    まほ「行かなければ……私のフィアンセが呼んでいる」ブロロロロロ 

    エリカ「次々にヘリに!? 一体何処に……」 

    エリカ(正直怖いけど……このまま隊長たちを放っておくことは出来ないわね) 

    エリカ(それに後を付けていけば隊長たちがこうなった理由も分かるかも知れないわ) 

    エリカ(私もヘリで追いましょうか)ブロロロロロ 

    19 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/27(水) 23:23:12.78 ID:HaoeStEK0 
    ボコミュージアム 

    エリカ「……夜のアトラクションって禍々しいものがあるわね」 

    エリカ「黒森峰のヘリがあるってことは隊長がここに来たのは間違いないみたいだけど」 

    ダージリン「こぉんな格言を知ってる? 君の魂の中にある英雄を放棄してはならぬ」 

    オレンジボコ「ボコですね」 

    エリカ(ニーチェでしょ!) 

    ミカ「ボコにはね人生にとって大切なすべてのことが詰まってるんだよ」 

    アキ「普段は何言ってるか分かんないけど今はミカの言ってること分かるよ」 

    アキ「ボコ……カッコいいもんね」キラキラ 

    ミカ「……」ポロローン 

    マリー「ケーキがないならボコを食べれば良いじゃない」 

    安藤「いや……さすがにボコを食べるのはちょっと」 

    エリカ(聖グロに継続……それにBC自由学園まで) 

    エリカ(これだと他の学園もみんなボコキチになってる可能性が高いわね) 

    エリカ(とりあえずここは隠れて様子を……) 

    小梅「エリカさん……こんなところで何をしてるんですか?」 

    エリカ「え……小梅? な、なんでここに?」 

    20 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/28(木) 20:12:59.26 ID:Y4MKHda70 
    小梅「黒森峰のヘリが来たのが気になったので」 

    小梅「やっぱりエリカさんもボコに呼ばれて来たんですね!」 

    小梅「さ、エリカさんもボコにお祈りを捧げましょう」グイッ 

    エリカ「ちょ……痛い! 痛いってば」 

    小梅「……」 

    エリカ「小梅……お願いだから引っ張らないで」 

    エリカ「……小梅?」 

    小梅「ボコ様の為にボコ様の為にボコ様の為にボコ様の為にボコ様の為にボコ様の為に」ブツブツ 

    エリカ「ひぃぃ!? 離して! 離しなさいって」ドスッ 

    小梅「……きゃっ」 

    エリカ「ごめんなさい……つい」 

    小梅「どうして……」 

    小梅「どうして拒むんですか!」 

    小梅「エリカさんもボコ好きなら喜んでお祈りをするはずです」 

    エリカ「小梅! アンタこそ正気に戻りなさい!」 

    エリカ「ボコなんて趣味の悪い人形好きになるわけ無いでしょう」 

    エリカ「お願いだから元の優しい小梅に戻って!」 

    小梅「ボコを侮辱したな! 許さない許さない許さない許さない許さない」ブツブツ 

    エリカ「小梅……本当にどうしちゃったのよ」 

    エリカ「言っておくけど戦うなんて辞めといた方がいいわよ」 

    エリカ「私の趣味がボクササイズなこと知ってるでしょ」シュシュ 

    小梅「許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない」ブツブツ 

    エリカ「だ、ダメね。話がまるで通じないわ」 

    エリカ「小梅……痛いでしょうけど我慢しなさいブンッ 

    小梅「」ガシッ 

    エリカ「……え?」 

    小梅「許さない許さない」ギリギリ 

    エリカ「痛い痛い!」ジタバタ 

    21 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/28(木) 22:34:05.27 ID:Y4MKHda70 
    エリカ「よ、よし抜けた! 今のうちに逃げないと」タッタッタ 

    女子トイレ 

    エリカ「こ、この中なら……」ガチャ 


    やーってやるやーってやるやーってやるぜ 

    エリカ(こ、小梅の声が近づいてくる!) 

    エリカ「ま、まさか場所が……バレて」 

    小梅「エリカさん……怖がらないで出てきてください」テクテク 

    小梅「一緒にボコを好きになりましょう……」テクテク 

    やーってやるやーってやるやーって…… 

    エリカ(声が遠ざかっていく) 

    エリカ(な、何とか隠れきったけど) 

    エリカ(さすがにこのまま隠れ続けるわけにも行かないわね) 

    エリカ(なんとかしてみんながボコキチになった原因を突き止めなと……)ガチャ 

    小梅 (●)(●) ミィーツケタ 

    22 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 17:58:13.50 ID:/oV58pPY0 
    エリカ「ぎゃぁぁあぁぁあぁッ!?」 

    小梅「ミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタミツケタ」ケラケラ 

    エリカ「ひぃぃ……ご、ごめんなさい。ゆ、許して」 

    小梅「やーってやるやーってやるやーってやるぜ♪ いーやなアイツをボコボコに」ケラケラ 

    小梅「大丈夫です。貴方もボコ好きにしてあげますから」グググ 

    エリカ「う、腕が……な、なんて握力なの」 

    小梅「さあ……ボコ様のところに」グググ 

    ???「待って……本当にそれでいいの?」 

    エリカ「え? この声」 

    ???「赤星さんはボコに憧れてるんでしょ……なのに勝っちゃっていいの?」 

    小梅「え……アァ……その……声は」 

    ???「ボコが勝つなんてありえない。何度もボコボコになってやられる……それがボコなんだよ」 

    小梅「ぐ……ギギ……私はボコ……ボコは勝っては……いけない」 

    ???「だったらどうするべきか分かるよね」 

    小梅「ウゥ……グ……ギギ」コクコク 

    ???「逸見さん! 今です! 赤星さんに軽くパンチしてください」 

    エリカ「え? ええ? わ、分かったわ」ペシッ 

    小梅「やーらーれーたー」バタッ 

    エリカ「えぇ……」 

    みほ「よ、良かった。逸見さんが無事ーー」 

    エリカ「ひぃぃ!? もっとヤバいのが来た!?」ガグブル 

    みほ「……?」 

    24 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:33:17.41 ID:/oV58pPY0 
    みほ「はい。お水です……そのさっきは怖がらせちゃったみたいでごめんなさい」 

    エリカ「べ、別に怖がってなんてないわよ。ただあんな状況だからてっきり貴方もあの集団の仲間だと勘違いしただけよ」 

    みほ「あはは……」 

    エリカ「でもなんでこんなところに」 

    みほ「えっと……私もエリ……逸見さんと同じで」 

    エリカ「言いにくいなら昔みたいにエリカで良いわよ」 

    みほ「……え? 良いんですか?」 

    エリカ「一応助けて貰ったわけだし……それぐらい別に構わないわ」 

    みほ「えへへ……ありがとうございます」 

    25 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:33:48.99 ID:/oV58pPY0 

    エリカ「それで? どうしてみほがこんなところにいるの?」 

    みほ「えっと数日前からお友達がボコを好きになっちゃってて」 

    みほ「最初はそれで良かったんですけど何だかみんな愛が重いっていうか普通じゃないなって思うようになって」 

    みほ「みんなの後を付けていったらボコミュージアムに」 

    エリカ「それで悲鳴が聞こえて駆けつけたってわけね」 

    みほ「はい」 

    みほ「あ、そうだ。エリカさんは赤星さんから何かプレゼントとか貰いませんでした?」 

    エリカ「え? なんでそれを知ってるの」 

    みほ「ここ手前ではなく奥の女子トイレですよね」 

    みほ「赤星さんはさっき手前のトイレを確認せずに奥の女子トイレに向かってたので」 

    みほ「多分エリカさんの居場所を分かってたんだと思う」 

    みほ「だからもしかしたらエリカさんに発信器みたいなのを付けられてるんじゃないかって」 

    エリカ(発信器……あ) 

    エリカ「こ、これ……小梅から貰ったの」 

    みほ「……これはGPS搭載型の全身打撲ボコ!」 

    エリカ「な、なんでGPSが付いてるのよ!?」 

    みほ「子供が誘拐されないためです。一度私もお姉ちゃんからこれを貰ったことがあります」 

    みほ「これでお前の居場所がいつでも確認できるなって喜んでました」 

    エリカ(隊長は何やってるのよ) 

    みほ「とにかくこれはトイレに置いておきましょう」 

    みほ「赤星さんが気絶しているフリを止めた時に見つからないようにしないとですから」 

    エリカ「それで……これからどうするの?」 

    みほ「とりあえずボコミュージアムで人が集まっている場所に行こうと考えています」 

    みほ「全員を洗脳しているのであれば必ずその犯人は教祖として姿を現すはずです」

    26 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:34:59.94 ID:/oV58pPY0 
    みほ「それを見つけてどうしてこんなことをしたのか事情を聞きたいと思います」 

    エリカ「事情を聴くだなんてアンタも相変わらず甘っちょろいわね」 

    エリカ「そんなことしなくても無理矢理取り押さえればいいじゃない」 

    みほ「そんな乱暴なこと私はあまり好きじゃないです」 

    みほ「ボコ好きに悪い人はいないから」 

    みほ「それにその人を取り押さえられる可能性だってどのくらいあるか」 

    みほ「赤星さんは洗脳状態だから簡単に倒すことができたけど」 

    みほ「洗脳を施した犯人がそんな単純な精神構造をしているとは思えません」 

    みほ「だからなるべく穏便に済ませたいんです」 

    エリカ「はぁ……正直ボコ好きに悪い人はいないっていうのは納得しかねるけど」 

    エリカ「このおかしな騒動が終わるならなんだって良いわよ」 

    エリカ「それじゃそのボコの本拠地? みたいなのに案内してくれる」 

    エリカ「この場所に関してはアンタの方が詳しそうだし」 

    みほ「は、はい! 分かりました!」

    27 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:38:18.58 ID:/oV58pPY0 
    ボコの塔 

    エリカ「え? 何この……いかにも怪しい塔は」 

    みほ「これは最近になって出来た新アトラクションボコの塔です」 

    みほ「ここは勇者ボコを倒す魔女になって色んなボコを倒すっていうアトラクションなんです!」 

    みほ「魔物やモンスターにやられちゃうボコが本当にかっこよくて……」 

    みほ「特にゴブリンの集団に殴られるボコは何度見ても……」 

    エリカ「そ、その話はまた後にしましょ。今は一刻を争う事態なんだし」 

    みほ「は、はい」シュン 

    エリカ「でも人の集まりから見てもこの塔に主犯がいるのは明らかね。問題はどうやって忍び込むかだけど」 

    みほ「普通に入れば良いと思いますけど?」 

    エリカ「え?」 

    みほ「逆にこそこそしていた方が怪しまれます」 

    みほ「ひとまずここは私たちも操られたフリをして堂々と忍び込みましょう」 

    エリカ「そりゃアンタは元からボコが好きだから大丈夫でしょうけど」 

    みほ「もしバレそうになったらその時は私が助けますから」フンズ 

    エリカ「はぁ……今回はアンタを信じてみることにするわ」 

    エリカ「でも何かあったらすぐに助けなさいよ」 

    みほ「はい!」 

    28 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:43:13.73 ID:/oV58pPY0 
    ボコ「オイラボコダゼー」 

    みほ「わぁーボコだ!」 

    みほ「教祖様にはこの塔に入ったら会えるの?」 

    ボコ「もう少しでミサだからな。とその前に合言葉は?」 

    みほ「オイラボコダゼー」ダミ声 

    ボコ「合格だ。じゃあ次」 

    エリカ「え……あ……その?」 

    ボコ「合言葉は?」 

    エリカ「お、おいら……ボコ……だぜ」アタフタ 

    ボコ「声が小せぇなぁ。そんなんじゃ合言葉が入れさせてやれねぇぞ!」 

    エリカ「な、なんですって!」 

    エリカ(も、もうどうにでもなれ!) 

    エリカ「オイラボコダゼー」ダミ声 

    ボコ「やれば出来るじゃねぇか! 入っていいぜ」 

    みほ「エリカさんおめでとう! 見事なボコっぷりだったよ」 

    エリカ「それ……褒められてるのよね?」 

    みほ「勿論です!」 

    エリカ「そう。それなら良いんだけど」テレテレ 

    エリカ「で、あの着ぐるみの話だと黒幕はこの中にいるみたいだけど」 

    みほ「あそこでみんなお祈りしてる。私たちもあそこで紛れよう」 

    29 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:44:07.64 ID:/oV58pPY0 
    冷泉「ボコ様……ボコ様」 

    沙織「今日もボコの為に頑張らないと」 

    みほ「……みんな」 

    沙織「あ、みぽりんもミサに来てたんだね!」 

    みほ「う、うん」 

    沙織「じゃあこっちでお祈りして待ってよ。時期に教祖様が救ってくださるから」 

    みほ「……そうなんだけど。今日はエリカさんと一緒にお祈りするんだ」 

    沙織「そうなんだ。でもそれなら一緒にお祈りしたほうが」 

    麻子「西住さんにも色々あるってことなんだろう。二人で話したいこととか」 

    沙織「なるほど……じゃあみぽりん。私はここでお祈りしとくから!」フリフリ 

    みほ「うん。私もお祈り頑張るね」フリフリ 

    エリカ「貴方のお友だちも……」 

    みほ「大丈夫。必ず戻してみせます」 


    ワイワイガヤガヤ 

    エリカ「どうやら教祖とやらが来たみたいね」 

    教祖「…………」 

    みほ「でもボコの着ぐるみを着てて誰かは分からない」 

    エリカ「そうね。無理矢理にでも取ってしまいましょうか」 

    みほ「あまり刺激するのは……ここは私から話しかけてみますね」 

    30 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 21:47:51.37 ID:/oV58pPY0 
    みほ「あ、あの教祖様」 

    教祖「え……みほさん?」 

    みほ「え? その声って」 

    みほ「もしかして…… 愛里寿ちゃん?」 

    愛里寿「違う……私はボコの教祖。みんなにボコの素晴らしさを伝える存在」 

    エリカ「まあ教祖かどうかその被り物を取れば分かるでしょ」スポッ 

    愛里寿「……あ」 

    みほ「やっぱり愛里寿ちゃんだ」 

    エリカ「なんで貴方がこんなことを」 

    愛里寿「……簡単な話よ。私がいくらボコの良さを語ってもみんな微妙な反応ばかり」 

    愛里寿「おかげで大学ではいつも一人。みんなボコを怖がって近づいてもくれない」 

    エリカ「でも貴方には大学選抜の先輩たちが」 

    愛里寿「みんな優しくて大切な人。だけどその中にボコ好きはいなかった」 

    愛里寿「みほさんなら分かるはず」 

    31 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:15:50.59 ID:/oV58pPY0 
    みほ「……うん。気持ちは分かるよ。私だって沙織さんや優花里さんにボコを勧めてもあんまり喜んで貰えなかった」 

    愛里寿「だったらみほさんも喜んでくれるよね。ほら見て、みほさんのお友だちもボコを好きになってくれてるよ」 

    麻子「ボコ様……ボコ様」ナムナム 

    沙織「ボコにモテますように」ナムナム 

    みほ「……やっぱり私は全然嬉しくないよ」 

    愛里寿「!? みほさん……どうして? みほさんのボコ愛はそんなものだったの?」 

    愛里寿「ボコはみんなに嫌われて苦しんでるんだよ?」 

    愛里寿「なのにみほさんは何も思わないの」 

    みほ「…… 愛里寿ちゃん」 

    みほ「聞いて私ね。友達ってそうやって作るものじゃないと思うの」 

    愛里寿「みほさん」 

    みほ「人を洗脳して自分が好きなものを好きにする。それが本当にお友だちのすることなのかな」 

    愛里寿「でもこれは……ボコの為でもあるの。これでボコはみんなに好かれて嫌な思いをしなくて済む」 

    みほ「確かにボコ好きは今は私たちだけだけど」 

    みほ「きっとみんないつか好きになってくれるって私は信じてるよ」 

    愛里寿「どうしてそう言い切れるの?」 

    みほ「だってボコは素敵なんだもん。だからおかしな洗脳をしなくたってみんな好きになってくれるって信じてる」 

    愛里寿「……」 

    32 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:20:23.71 ID:/oV58pPY0 
    みほ「それにボコだってそんなの望んでいないよ」 

    みほ「ボコは見返りなんて求めない。みんなに嫌われてボコボコにされて……それでも立ち上がるからボコなんだよ?」 

    みほ「愛里寿ちゃんの行為はそんなボコの努力を否定することになっちゃう」 

    みほ「ボコの頑張りを分かって上げられるのは私たちだけでいいんだよ」 

    みほ「だからお願い……もうみんなを戻して上げて」 

    愛里寿「みほさん……私。ボコの気持ちも理解しないまま……勝手なことしちゃった」 

    愛里寿「きっとボコだって私のことを嫌ってる」 

    愛里寿「だから……ごめんね」 

    みほ(アーミーナイフ!)ガシッ 

    愛里寿「みほさん……なんで……血が」 

    みほ「愛里寿ちゃん……ボコは愛里寿ちゃんのこと嫌いになったりしないよ」 

    みほ「だって全部ボコの為にやったことなんでしょ?」 

    みほ「ボコだってきっとそれを分かってくれているはず」 

    みほ「それにボコは応援して立ち上がるんだよ?」 

    みほ「なのに応援する人が減ったらボコも寂しがると思うな」 

    愛里寿「うぅ……あり……がとう。それと本当にごめん……なさい」 

    みほ「よしよし。もう大丈夫だからね」 

    エリカ(え? なにこの圧倒的疎外感は!?) 

    33 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:28:49.64 ID:/oV58pPY0 
    エリカ(結局私が何もしないまま解決してしまったわ) 

    エリカ(まあ別にこの奇妙な現象が終わるなら何だっていいんだけど) 

    エリカ(少しはみほの役に立ちたかった)シュン 

    みほ「それじゃ…… 愛里寿ちゃんみんなを元に戻してくれる?」 

    愛里寿「うん……でもそれには時間が掛かる」 

    エリカ「時間ってそもそも貴方どんな方法でみんなをボコ好きにしたのよ」 

    愛里寿「ボコウイルス……」 

    エリカ「え?」 

    愛里寿「島田家の財産の5分の3を使ってボコを好きになる細菌を開発したの」 

    愛里寿「その細菌に感染するとボコを見るだけで脳内の快楽物質が溢れ出るようになり素敵なボコマニアに変身するの」 

    エリカ「つまりみんながボコキチになったのはそのヘンテコなウイルスのせいってわけね」 

    愛里寿「みんなを元に戻すにはワクチンを作らないといけない」 

    愛里寿「でもワクチンなんて考えてもみなかったから作るのに数ヶ月は必要」 

    エリカ「なんだ……そんなこと。要するに数ヶ月あれば元に戻るんでしょ」 

    みほ「エリカさん……そんな単純な話じゃないよ」 

    エリカ「え?」 

    34 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:29:46.59 ID:/oV58pPY0 
    みほ「数ヶ月それだけの長い間。ボコを崇拝し続ければ心にだって後遺症が残るはすです」 

    みほ「例え治療薬を作ってウイルスが消滅しても脳にはダメージが残りボコ好きという感情は消えない可能性があるんです」 

    エリカ「じゃあ時間が経てば経つほど元に戻る可能性は少なくなるってこと」 

    みほ「……そうなります」 

    エリカ「ちょ、どうするのよ! これはアンタが作ったウイルスなんでしょ? 何とかしなさいよ!」 

    愛里寿「頑張っては見るけど」アタフタ 

    まほ「ワクチン……?」 

    エリカ「隊長? そうです。隊長をボコキチから元の隊長に戻そうとしているんです」 

    まほ「な……に?」 

    まほ「エリカは私からフィアンセを奪うということなのか!」 

    エリカ「え?」 

    35 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:42:09.91 ID:/oV58pPY0 
    愛里寿「まほさん落ち着いて? 元に戻して上げるだけだから」 

    まほ「黙れ! 私からボコを引き離そうなどと!」 

    沙織「みぽりん? どういうこと? 私からボコを奪うつもりなの?」 

    優花里「に、西住殿……嘘ですよね? そんな残酷なことしませんよね?」 

    みほ「違うの……聞いて! みんなが感じてるこの気持ちは偽物なの」 

    みほ「ウイルスによって仕込まれた感情だから……」 

    まほ「悪いが実の妹と言えどその言葉を信じることは出来ない」 

    まほ「本当は自分だけでボコを独り占めするつもりなんじゃないのか」 

    みほ「え……ち、違っ……」 

    まほ「悪いがみほたちの疑いが晴れるまで監禁させてもらう」 

    沙織「みぽりん……ごめんね。でもこれもボコの為だから」 

    麻子「……そうだ。ボコの為なんだ」 

    信者「「ボコの為!」」 

    エリカ「ちょ! なんか一斉にこっちに来たわよ!」 

    愛里寿「み、みんな落ち着いて……」アワアワ 

    36 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:51:01.64 ID:/oV58pPY0 
    まほ「こいつらの言葉に惑わされるな! 私たちからボコを奪うつもりだぞ!」 

    麻子「面倒だが大好きなボコの為だ。私たちだって西住さんたち相手に手荒な真似はしたくない」 

    麻子「だから……降伏してくれないか?」 

    みほ「降伏はしません」 

    みほ「ここで捕らえられたらそれだけワクチンを作る時間が減っちゃう」 

    まほ「……仕方ない。こうなったら一斉に取り掛かるぞ!」 

    信者「「ボコの為に!」」 

    ワーワーギャーギャー 

    愛里寿「ダメみたい。もう私の言うことを聞いてくれない」シュン 

    みほ「抜け道とかはありますか?」 

    愛里寿「……そんなの用意してない。こんなことになるなんて予想外だったから」 

    みほ「分かりました。なら逃げることは諦めましょう」 

    みほ「どのみちワクチンを作るには時間が掛かりすぎます」 

    みほ「今この場で皆さんを正気に戻すしかありません!」 

    エリカ「正気ってどうやってよ。もうコイツらゾンビみたいに襲うだけで人の話すら聞かないじゃないの」 

    みほ(……みんながおかしくなったのは愛里寿ちゃんのボコウイルスが原因) 

    みほ(そのウイルスを消滅する方法さえ思い付けば……) 

    みほ「愛里寿ちゃん。どうして私とエリカさんはウイルスに感染してないの?」 

    愛里寿「みほさんは元からボコが好きだから……感染していても正気のままなのかも」 

    愛里寿「エリカさんは……ちょっと分からない」 

    みほ「エリカさん正直に答えてください。ボコのこと好きですか」 

    エリカ「あんな趣味の悪い人形好きなわけないでしょ!」 

    みほ「ほ、本当にですか?」 

    エリカ「本当よ。そもそもこんな状況で嘘つく余裕なんてないわよ」ジタバタ 

    まほ「ボコの為に……ボコの為に」 

    まほ「やーってやる……やーってやる……」グググ 

    エリカ「た、隊長……足を掴まないで」ジタバタ 

    みほ「エリカさんはボコが好きじゃないのにウイルスに感染していない」 

    愛里寿「そういえば黒森峰だけは他の学園と比べて感染速度が遅かった記憶がある」 

    愛里寿「もしかしたらエリカさんにはボコのウイルスに対抗する細菌……逸見菌があるのかも知れない」 

    37 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 22:51:53.90 ID:/oV58pPY0 
    みほ「じゃあエリカさんの体内には血清があるってことだよね?」 

    愛里寿「ただこれはあくまで推測だから」 

    みほ「でもそれに賭けるしかない。エリカさんの体内にある逸見菌をばら蒔こう!」 

    愛里寿「でもどうやって飛散させれば……見たところ空気感染はしないみたいだし」 

    みほ「大丈夫……私に考えがあるから」 

    みほ「エリカさん……」 

    エリカ(みほがすがるような声で話しかけているわ) 

    エリカ(今まで活躍らしい活躍はしていなかったけれど) 

    エリカ(ようやく私にも役に立てる時が来たみたいね!) 

    エリカ「どうかしたの? みほ」 

    みほ「エリカさん……ごめんなさい」グサッ 

    エリカ「ぎゃぁあぁぁあぁあぁぁあッ!?」プシュー

    38 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 23:04:42.34 ID:/oV58pPY0 
    愛里寿「綺麗な……血渋き」 

    みほ「これでエリカさんの血液が部屋全体に散布されたはず」 

    エリカ「う……腕が……イヤぁぁ……」プシュー 

    まほ「……なんだ。この鉄の味は……あれ? ここは一体?」 

    エリカ「隊長! 戻ったんですね!」プシュー 

    まほ「戻った? 何を言って……って大丈夫か!? 凄い血じゃないか!」 

    エリカ「ちょっとアーミーナイフで刺されただけです」プシュー 

    まほ「それ全然大丈夫じゃないぞ!」 

    麻子「う、うぅ……何だか酷い夢を見ていた気がする」 

    沙織「私も……何故か行き遅れてボコと結婚する夢見てたよ」 

    麻子「残念だがそれは現実だ」 

    沙織「違うからね!?」 

    みほ「エリカさんの血液でみんなの反応がどんどん戻っていく」 

    愛里寿「うん……逸見さんの細菌がボコウイルスを倒してくれてるみたい」 

    みほ「じゃあこれで……」 

    愛里寿「うん……みんな元通り」

    39 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 23:05:18.51 ID:/oV58pPY0 
    数日後 食堂 

    沙織「エリカさん……あの日病院に入院したみたいだけど大丈夫なの」 

    みほ「うん。腕の負傷はそんなに大きくないんだって」 

    みほ「数日間安静にすればすぐに治るって言ってたよ」 

    沙織「結構血が出てたような気がするんだけど」 

    みほ「確かにたくさん出てたけどすぐに止血したから……一応入院しているのは輸血の為でもあるみたい」 

    沙織「そうなんだ」 

    優花里「でも今になっても信じられません。まさか私たちが知らない間にボコ殿を好きになっていたなんて」 

    華「確かにここ数日の記憶がどこか曖昧なので操られていたのは事実みたいですけど」 

    麻子「まさかみんなをボコ好きにするためにウイルス兵器を作るなんてな」 

    麻子「自分で言ってみても何を言っているのか分からん」 

    みほ「あはは……」 

    みほ(良かったぁ。ボコウイルスに感染して一時期はどうなるかと思ったけど) 

    みほ(みんな感染する前に戻ってる) 

    みほ「……あれ?」 

    麻子「どうかしたのか?」 

    みほ「……今日のランチはみんなハンバーグなんだね」 

    麻子「どうしてか分からないが最近ハンバーグが食べたくなってな」 

    沙織「私も……なんでだろう」 

    華「時期的には丁度ボコ騒動が終わった辺りですね」モグモグ 

    沙織「別に今までハンバーグが嫌いってわけじゃ無かったけど最近はいつにも増してハンバーグが食べたくなっちゃうんだよねー」モグモグ 

    みほ「え……それって」 


    40 :レッドスター ◆kRM.QKBezY 2019/03/29(金) 23:08:19.23 ID:/oV58pPY0 
    これにてこのssは終わりです。ここまで読んで下さった皆様本当にありがとうございます 
    それではHTML化依頼出しときますね!

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