結城友奈は勇者である

    1: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:40:18.51 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「ちょっと休憩するだけだから」 



    4: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:42:26.63 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「わー綺麗な場所だね。映画に出て来るホテルみたい」 

    東郷「ね、ねえ友奈ちゃん、どこに向かってるの……?」 

    友奈「良いところだよ」 

    東郷「あとどれくらいで着くの?」 

    友奈「もう少しだからちょっと待っててね」 

    東郷(こ、この辺り変なお店ばっかり……それに歩いてるのもカップルばっかりだし……) 

    友奈「ねえ東郷さん、少し疲れちゃったね」 

    東郷「え?」 

    友奈「ちょっと休憩しよっか。ちょうど良さそうなところがあるし」 


    5: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:43:07.88 ID:tLCvklnH0.net

    東郷「まま、待って友奈ちゃん!? こんな場所に中学生が入っちゃダメだよ!?」 

    友奈「お城みたいで素敵だね。中はどうなってるのかな」 

    東郷「ゆ、友奈ちゃん!」 

    友奈「時間は3時間で良いよね」 

    友奈「今からだとちょっと門限過ぎちゃうけど、一緒に謝るから大丈夫だよ」 

    東郷「だだ、大丈夫じゃないよ!?」 

    東郷「そもそも私たち2人とも女の子だし、それに子供だし……絶対に怒られちゃうよ!?」 

    友奈「どうして女の子で子供だとダメなの? ここは休憩する場所なんだよね?」 

    東郷「そ、それは……そうだけど……そう、じゃなくて……」 



    11: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:46:22.41 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「東郷さん、顔が紅くなってるよ?」 

    東郷「ひゃっ」 

    友奈「少し熱があるのかも……悪くしちゃうとダメだし、やっぱり休憩しよっか」 

    東郷「ま、待って友奈ちゃん!」 

    友奈「?」 

    東郷「ち、違うの……ここは休憩する場所じゃないの……」 

    友奈「じゃあ何をする場所なの?」 

    東郷「ここは、その……」 

    東郷「恋人同士が……えっち、する場所なの……」 

    友奈「…………」 



    14: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:47:36.62 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「お金は私が払うね」 

    東郷「ちょっ」 

    東郷「だだ、ダメだって友奈ちゃん!? 早くここから出て!?」 

    友奈「あそこが受付かな……誰もいないけど……」 

    東郷「わ、私の言ったこと聞こえてたよね!?」 

    東郷「ここはそういう場所だから、私たちなんかが入っちゃ……」 

    友奈「すみませーん、誰かいますかー?」 


     「いらっしゃいませ。何時間のご利用でしょうか」 



    16: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:48:39.33 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「3時間でお願いします」 


     「お部屋の指定はございますか?」 


    友奈「今すぐ入れる場所でお願いします」 


     「では203号室でご案内させて頂きます。こちらがお部屋の鍵です」 


    東郷(なんで普通にチェックインしてるの!?) 



    18: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:49:58.38 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「女の子同士でも中学生でも怒られなかったよ?」 

    東郷「ど、どうして……」 

    友奈「それにしても綺麗な場所だね……部屋の中はどうなってるだろう?」 

    東郷(私、本当に友奈ちゃんとラブホテルに……) 

    東郷「や、やっぱりダメだよ友奈ちゃん! 今すぐ出よう!?」 

    友奈「あはは、東郷さんさっきからそれしか言ってないね」 

    東郷「だ、だって、こんな場所……」 

    友奈「本当にダメなら入れないんじゃないかな?」 

    東郷「入れる入れないの問題じゃなくて……」 

    友奈「じゃあどういう問題なの?」 



    19: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:50:57.53 ID:tLCvklnH0.net

    東郷「だ、だからっ……ここは、その……」 

    東郷「恋人同士がそういうことをする場所だから……私たちは……」 

    友奈「そういうことってなに?」 

    東郷「友奈ちゃん、分かってるんだよね……?」 

    友奈「よく分かんないや。私、あんまり頭よくないから」 

    友奈「あ、ほら。着いたよ。203号室」 

    東郷(こ、こんなことって……) 

    友奈「……足動かせないと大変だね」 

    東郷「え?」 



    20: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:52:07.18 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「わー、すごいすごい!」 

    友奈「見て東郷さん! 中めちゃくちゃ広いよ!」 

    東郷「本当だ……広い……」 

    友奈「ベッドもすごく大きいし、これなら2人でも余裕で寝れそうだね」 

    東郷(ふ、2人で……) 

    友奈「さ、それじゃあ早速休憩しよっか。私ずっと歩いてたから疲れちゃったよ」 

    東郷「ま、待って!」 

    友奈「へ?」 



    22: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:53:09.14 ID:tLCvklnH0.net

    東郷「私は……このままでもいいかなぁ。友奈ちゃんはゆっくり休憩して、ね?」 

    友奈「……」 

    東郷「ほら、友奈ちゃん疲れてるでしょ? 私のことはいいから……」 

    友奈「あっはっは! 心配しなくても平気だってばあ」ニコッ 

    東郷「……?」 

    友奈「私、東郷さんのこと放っておいたりしないよ?」 

    友奈「ちゃんと東郷さんも休憩させてあげるから……」スッ 

    東郷「で、でもぉ……」 



    26: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:54:03.03 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「どうしたの? ベッドに入るだけだよ?」 

    東郷「だって友奈ちゃん……」 

    友奈「そんなに怖がったりしないでよぉ。お休みするだけだってば」 

    東郷「……」 

    友奈「じゃあこうしよう!」 

    東郷「?」 

    友奈「私は東郷さんを横にするだけ。後は私も眠っちゃうから」 

    友奈「これなら大丈夫だよね? でしょ?」 

    東郷「……」 

    東郷「じゃあ……それで、うん」 



    27: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:55:13.04 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「しっかり捕まっててね?」 

    東郷「う、うん」 

    グイッ 

    ボフッ… 

    東郷「……」 

    友奈「はぁー! 疲れたぁ」ドサッ… 

    友奈「東郷さんも疲れた?」 

    東郷「わ、私は平気だよ。友奈ちゃんがずっと押しててくれたから」 

    友奈「そっか」 

    東郷「うん……」 



    28: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:56:35.47 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「じゃあ私眠っちゃうねー。電気消していい?」 

    東郷「う、うん」 

    カチッ 

    友奈「ふー……」 


    カッチ コッチ カッチ コッチ… 


    東郷「……」チラッ 

    友奈「……」 

    東郷「友奈ちゃん……?」 



    29: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:57:18.41 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「う~ん」モゾ 

    東郷「まだ起きてる……??」 

    友奈「……起きてるよー」モゾモゾ 

    東郷「眠れない?」 

    友奈「うん……ちょっとここ寒くって」 

    友奈「温まるまで待ってないといけないなーって」 

    東郷「……」 

    友奈「東郷さんは寒くない?」 

    東郷「……少し」 



    31: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:58:11.91 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「じゃあちょっと近づいてもらっていい? 温まるまで結構かかりそうなんだ」 

    東郷「……」 

    友奈「大丈夫だよ。近付くだけ。他は何もしないから」 

    東郷「うん……じゃあ、いいよ」ススッ 

    友奈「ふぅ」 

    東郷「……」 

    友奈「えーい」ピトッ 

    東郷「ひゃっ!?」 

    友奈「ほらぁ、私の手、まだこんな冷たいんだよ?」 

    友奈「暖房点けとけば良かったなぁ」 



    33: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:59:03.72 ID:tLCvklnH0.net

    東郷「友奈ちゃん! 急にそんなことされたらびっくりするよ」 

    友奈「あっはっは、ゴメンゴメン」 

    友奈「でも東郷さんも同じくらい冷たいでしょ? ほら触ってみてよ」 

    東郷「?」ピトッ 

    友奈「わっ、冷たーい!」 

    東郷「あっ……」 

    友奈「やっぱりここ、すっごい寒いみたいだね」 

    東郷「こんなことしてたら当たり前だよ……」 



    34: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/01(木) 23:59:33.43 ID:tLCvklnH0.net

    友奈「えいっ」ガバッ 

    ギュゥ 

    東郷「はひっ!?」 

    友奈「ふっふっふー、温かい東郷さん捕まえた~♪」 

    東郷「と、友奈ちゃん、何して……」 

    友奈「温か~い……」 

    東郷「友奈ちゃんってば」 

    友奈「すー……すー……」 

    東郷「……」 



    36: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:01:06.95 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「んむ……」 

    東郷「しょうがないなぁ……」ナデナデ 

    友奈「……」 

    東郷「友奈ちゃーん……?」 

    友奈「……」 

    東郷「……寝ちゃった?」 

    友奈「んー……何?」 

    東郷「あっ、起こしちゃった?」 

    友奈「ううん、ぼーっとしてただけ」 



    37: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:02:01.98 ID:rP8VNATC0.net

    東郷「温まってきた?」 

    友奈「うう~ん、少しはそう……かも……」モゾ 

    東郷「そう……」 

    友奈「東郷さ~ん」 

    東郷「えっ?」 

    友奈「ねえ、今のもう一回やってよ」 

    東郷「もう一回? 何が??」 

    友奈「今私の頭撫でてくれたじゃん」 

    東郷「えっ、友奈ちゃん気付いてたの??」 

    友奈「気付いてたよ~♪」 



    39: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:02:52.25 ID:rP8VNATC0.net

    東郷「もう、起きてたなら言ってよ~」 

    友奈「それよりナデナデしてよぉ。東郷さんがしてくれたら、すぐにでも眠っちゃうかも~」 

    東郷「う~ん……じゃあ」ナデナデ 

    友奈「えへへ~」 

    東郷「ふぅ」 

    友奈「……東郷さん」 

    東郷「うん?」 

    友奈「私も東郷さんのこと、ナデナデしてあげたい。いいかなぁ」 

    東郷「……うん、いいよ?」 

    友奈「やった!」 



    40: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:03:42.16 ID:rP8VNATC0.net

    ナデナデ 

    東郷「……」 

    友奈「はぁ~、東郷さんの髪、ツヤツヤだね」 

    友奈「毎日ちゃんとケアしてるんだね。偉いなー」 

    東郷「そ、そうかな」 

    友奈「うん、私なんか結構サボッてたりするから、もうボサボサだよぉ」 

    東郷「そんなことないよ? 友奈ちゃんの髪、サラサラだったもん」 

    友奈「そっかな~?」 

    東郷「うん、ほら」ススッ 



    41: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:05:00.73 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「えー、撫でられても分かんないよー」 

    東郷「あ、そっか。そうだよね」クスッ 

    友奈「でもやっぱり東郷さんには敵わないかな~」スリスリ 

    東郷「ひゃん!」 

    友奈「ほら、こんなにスベスベだもん」 

    東郷「ゆ、友奈ちゃん! そ、そこは髪じゃないよぉ」 

    友奈「ん~?」スリスリ 

    東郷「友奈ちゃんったら!」 

    友奈「んー、眠くてよく分かんなーい」 



    43: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:06:17.85 ID:rP8VNATC0.net

    東郷「嘘ぉ、絶対分かって……はふ……!」 

    友奈「いいなぁ東郷さん、こんなにスベスベだったら、お風呂で洗うのも楽しいんだろうなぁ」スリスリ 

    東郷「はぁ……友奈ちゃん……そんなとこ触っちゃダメだよぉ」 

    友奈「え~、だって気持ちいいんだもーん」 

    東郷「だってじゃなくってえ……んっ」ピクッ 

    友奈「私ナデナデしてもらったから、そのお礼だよ……ねっ?」スリスリ 

    東郷「ねっ、じゃなくって、だから……はっ、ん」 

    友奈「ほら、段々東郷さんも気持ちよくなってきたでしょ?」 

    東郷「はぁ、はぁ……んっ」ピクッ 



    45: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:07:03.98 ID:rP8VNATC0.net

    東郷「ダ、ダメ……」 

    友奈「もう、東郷さんは素直じゃないなぁ」 

    友奈「でもそんなところも私は大好きだよ?」ニコッ 

    東郷「は、はぁ、な……何を」 

    友奈「東郷さんの困った顔可愛いな……」ペロッ 

    東郷「あっ……!」ピクッ 

    友奈「すごーい、ホッペも……んむ、あむ……サラサラしてる……」ペロペロ 

    東郷「はぁ、はぁ……友奈ちゃん……!」 

    友奈「東郷さん、どのへんが気持ちいい? ここ?」チュッ 

    東郷「あっ!」ピクッ 



    46: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:08:00.86 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「それともここ? ここかな~」レロレロ 

    友奈「ん~、分かんないから全部試してみよっと♪」スリスリ 

    東郷「や、やぁ……はぁ、はぁ……友奈ちゃぁん……」モジモジ 

    友奈「ふふ、東郷さんは心配しなくていいからね?」 

    友奈「ぜーんぶ私がしてあげる……」カプッ 

    東郷「あ、あ……あ……っ!」ビクッ 

    友奈「んむ、あふ……ねえ東郷さん」 

    東郷「はっ、はっ、はぁ」 

    友奈「私、東郷さんとキスしたいなぁ」 

    東郷「はぁ、はぁ、はぁ……」 



    48: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:08:59.64 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「……ダメだったら避けてね?」スッ 

    東郷「……」 


    チュッ… 


    友奈「ん……んん」チュル… 

    東郷「はぁ……はふ……はっ」 

    友奈「はぁ、東郷さんのお口美味しい……もっと食べたいな」 

    友奈「……いいかなぁ」チラッ 

    東郷「……」 



    49: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:09:40.42 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「じゃあもらっちゃうね♪」スッ 


    チュルチュル…ズズッ 


    東郷「ふ……う……うんっ!」ビクッ 


    クチュクチュ… 


    友奈「ふぅ……おいし……」 

    東郷「はー……はー……はー」 



    50: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:11:47.79 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「んっ……」 


    ズルズル ジュルッ 


    東郷「んんーっ」ビクンッ 

    友奈「はふ……」 

    友奈「嬉しいな。東郷さん、私のキスで良くなってくれたんだね」ニコッ 

    東郷「はぁ、はぁ、はぁ」 

    友奈「ちょっと温まり過ぎちゃったね。脱いじゃおっか?」 

    東郷「はぁ、はぁ……」 



    52: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:12:27.06 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「……私、東郷さんと一つになりたいなぁ」 

    東郷「……」 

    友奈「ねえ、私もう抑えられないよ……」 

    友奈「東郷さんが、大好き」 

    東郷「……」 

    友奈「東郷さぁん……」ギュゥ 

    東郷「う……」 

    東郷「うん……」 



    54: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:14:00.61 ID:rP8VNATC0.net

    ―――――――――――――― 


    友奈「東郷さん……綺麗だよ」 

    東郷「……」モジモジ 

    友奈「どうしたの? そんな所押さえちゃって」 

    東郷「ん、んー」 

    友奈「そこがムズムズするの? 大丈夫だよ」ギュゥ 

    東郷「んっ」 

    友奈「すぐに楽にしてあげるからね」スリスリ 

    東郷「……」 



    55: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:14:35.26 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「すご~い。東郷さんの体、抱きしめてるだけで幸せな気持ちになってくるよ」 

    友奈「東郷さんはどう?」 

    東郷「ん、んー……」モジモジ 

    友奈「あっ、ゴメンね? もう苦しくなってきちゃったよね」 

    友奈「じゃあ、い~っぱいしようね」レロレロ 

    東郷「!……あっ、ふぁ……あん」ピクッ 

    友奈「ココも吸ってあげる♪」パクッ 


    ズッ…ズズッ 


    東郷「あ、あ、あ……!」 



    56: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:15:46.92 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「東郷さんの声いいなぁ。チューが止めらんなくなっちゃう……」チュル 


    ズズッ… 


    東郷「はぁあ……あんっ!」 

    友奈「もっと気持ちよくなってね……」スリスリ 

    東郷「はぁ、あ……友、奈、ちゃん……」ピクッ 

    友奈「ん~? どうしたの?」レロレロ 

    東郷「はっ、はぁ……友奈ちゃん、友奈ちゃん……」 

    友奈「うんうん、大丈夫、大丈夫」ナデナデ 

    東郷「はぁ、はぁ」 



    57: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:16:45.69 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「じゃあ腕開いてね。そこも苦しいでしょ?」 

    東郷「はぁ、はぁ……」コクッ 

    東郷「ん……」スッ 

    友奈「ここ、触ってみたことはある?」 

    東郷「少しだけなら……」 

    友奈「へえ、東郷さんも触ったりするんだね。気持ち良かった?」 

    東郷「どうかなぁ……よく分かんない」 

    友奈「不思議だよねー? ここってさ、自分で揉んでみてもよく分かんないんだよ」 

    友奈「でもぉ……」フニッ 

    東郷「あんっ」ピクッ 



    58: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:17:31.16 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「ほらね? こうして誰かにしてもらうと、凄い良くなるんだぁ」 

    東郷「はぁ、ん……」 

    友奈「東郷さんも、きっと気持ちよくなれるよ?」 

    東郷「う、うん……」 

    友奈「優しくしてあげる……はむっ」パクッ 

    東郷「!」ピクッ 

    友奈「……」チュパチュパ 

    東郷「あっ! あっ! はん……!」 

    友奈「……」チュル…レロレロ 

    東郷「はぁあ! うん! あっ!」ピクッ 



    61: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:18:33.53 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「ふふふ♪ もっと声出してね?」 


    チュルチュル…ペロッ 


    東郷「あんっ! ああっ! はぁ……!」 

    東郷「ダメ! ダメエ! 友奈ちゃぁん……!」モゾモゾ 

    友奈「止めないよー♪ もっともぉっと気持ちよくしてあげるんだから……」モミモミ 


    ペロペロペロ  チュゥゥ… 


    東郷「はぁぁ……! ふあっ! あん!」 



    63: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:19:48.32 ID:rP8VNATC0.net

    東郷「友奈ちゃん! あぐぅ……!」 

    友奈「……よいしょ」 

    東郷「はっ……はっ……」ビクッ ビクッ 

    友奈「ねっ? 凄い良かったでしょー」 

    東郷「ふ……うん、うん……」ゴロッ 


    トロッ… 


    東郷「あっ……」 

    友奈「あ……ふふ」 

    友奈「ここもこんなになってる……もう準備OKだね」ニコッ 



    68: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:22:33.12 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「力抜いて、そのままで」グッ 

    東郷「……」コクッ 

    友奈「東郷さん、いっぱい気持ち良くなってね?」 

    東郷「うん……友奈ちゃん、来て……」 

    友奈「うん、東郷さん……ずっと一緒だよ?」 

    東郷「はぁ、はぁ……うん!」 

    友奈「行くよ……」 


    グニュ… 


    東郷「……ん!」 



    71: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:24:09.17 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「あ……んんっ!」 

    東郷「はぁ……はぁ……!」 

    友奈「東郷さんの柔らかい……ううっ、んっ」グッ 


    クチュ ズチュ… 


    東郷「はぁあん! はん! あん!」 

    東郷「はぁ、あ、あ!あっ!」 

    友奈「はぁ、はぁ……す、凄い声!」 



    75: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:24:49.92 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「こんな声、いつもの東郷さんと……はぁ、はぁ……全然違うよぉ!」ググッ 


    ズチュ ズチュ グジュ… 


    東郷「はぅ! あぁ! だ、だって! だってえ!」プルプル 

    友奈「ううっ、あっ、あっ……熱い、熱いぃ!」 

    東郷「ダメ! これ、ダメッ! あっ、ゆ、友奈っ! ちゃ、あっ!あっ!」 

    友奈「はぁ、はぁ……んぐ、ふぅ! 東郷さん! 東郷さんっ!」 


    クチュクチュクチュ 


    東郷「ひぎぃ!! あぅっ! あっ!あぁ……!」 



    77: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:25:57.80 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「東郷さん! 東郷さぁん! す、凄いよぉ!!」 

    東郷「あぐっ! ひんっ! わ、私も! 私もぉ!!」ビクンッ 


    ズチュズチュ チュクッ… 


    友奈「はぁ、あ、あ……あんっ!」 

    東郷「ふ、はぁ、ああぁあ……!!」 

    友奈「もう……来そう……と、東郷さ……あっ!!」 

    東郷「ひぐっ! はあ! あ……く……来る!」 

    東郷「き……来ちゃう! 何か……あぁあっ!」 



    81: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:26:59.95 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「う、んっ……!!」グイッ 


    グジュゥ… 


    友奈「あ……あ! あ…………」 

    東郷「ふ、あ、ぁ…………」 


    友奈「あぁぁあああぁぁああああっっ!!」 

    東郷「あぁあぁぁああああぁあっっ!!」 







    ――――――――――― 



    83: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:27:40.92 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「はぁ……良かったね、東郷さん」ギュゥ 

    東郷「うん……友奈ちゃん……」ナデナデ 

    友奈「東郷さん……これからも、ずっとず~っと大好きだよ!」モゾモゾ 

    東郷「私もよ、友奈ちゃん」 

    友奈「えへへ~♪」 

    東郷「ふふふ……あ」 

    友奈「うん?」 

    東郷「そういえば友奈ちゃん」 

    友奈「なぁに??」 



    85: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:28:42.77 ID:rP8VNATC0.net

    東郷「友奈ちゃんって……ここは来るの初めてなの?」 

    友奈「……!」 

    東郷「それに、何だか……随分と経験豊富な感じだったし……」 

    友奈「…………」 

    東郷「まさかだけど……私以外に」 

    友奈「あっ! も、もうこんな時間!」バッ 

    友奈「早くチェックアウトしないと、延長料金取られちゃうよ!」 

    東郷「えっ、えっ??」 



    87: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:30:06.76 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「んーあーゴホンゴホン! ずっと裸だったから寒くなってきちゃった!」 

    友奈「早く帰らないと怒られちゃうよ!……ね?」 

    東郷「……う、うん」 

    友奈「よぉし、超特急で帰ろう! 車イスの最高瞬間速度、今日こそ更新しちゃうぞぉ!!」ババッ 

    東郷「いや、ここはいつもの安全運転で―――――」ガタッ 

    東郷「!? い、いつの間に服が着せられてっ!? 車イスまで!」 

    友奈「よーし行くよ東郷さん! 瞬間移動魔法発動(嘘)!!」 


    ズガガガガガガガガッッ!! 


    東郷「わぁぁあああぁぁああああ!?」 



    88: ◆DhAJ2Yl1O8m6 :2015/01/02(金) 00:30:46.48 ID:rP8VNATC0.net

    友奈「行っけぇええええええ!!!」 



    ドゴォォォォォン!! 




    勇者の条件1:勇者は他人の言葉を無視して強引に押し通らなければならない 




               東郷「足が動かないのを良いことに友奈ちゃんにラブホテルに連れ込まれた」完 


    元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1420123218/

    1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:38:01.22 ID:sV+NGvDXO

    最終回前にとっとと投下するしかねえ



    2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:38:59.61 ID:sV+NGvDXO

    男「マジかー、俺とうとう勇者になっちまったかー、マジかー」 

    大赦「おめでとうございます。大赦一同、貴方のことを誇らしげに思います」 

    男「げってなんですか、そこ誇りに思うでいいでしょ」 

    大赦「……まあまあまあまぁ」 

    大赦(こいつ、人の目を見て話せないタイプの人間か…) 


    男「それにしても、勇者か……てっきり俺そういうのは清らかな乙女、まあ有り体に言えば"処女"がやるもんだと思ってたけど…」 

    大赦「そこは乙女って言いなー」 


    男「何でまたどうして、俺みたいな男のところに大赦の人が」 


    3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:40:43.04 ID:sV+NGvDXO

    大赦「まああれですよ、これは大赦が独自に入手した記録映像なんですが」 

    男「ふむ」 

    ピッ 

    美森『ごめんね友奈ちゃん、いつも車椅子押してもらって…』 

    友奈『気にしなくていいんだよ東郷さん!だってここが私の定位置なんだから、ね?』 

    美森『……友奈ちゃん』 

    友奈『東郷さん…』 



    男「……これって盗撮じゃ」 

    大赦「見てくださいこの微笑ましい光景を、あなたはこの子たちに戦わせるなんてことできますか?」 

    男「いや出来ない、それは無理だわ」 

    大赦「そうでしょう?だからこそ、私達大赦も技術を結集させて、貴方のような包茎童貞ニートでも勇者になれるようシステムを改良したんですよ」 

    男「なるほどな……悔しいけどたしかに童貞ってとこだけは認めるわ」 

    男「でも俺は包茎ではないからな、そこ間違えんじゃねえぞ?いいか分かったな」 


    大赦「どうせ仮性でしたってオチでしょ?」 

    男「まあな」ヘヘン 



    4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:41:30.96 ID:sV+NGvDXO

    大赦「ではこちらが、勇者の方に送られる特別なスマホです」 

    男「おっ」 

    大赦「くれぐれも容量いっぱいまでエロ画像を保存したり、ブックマークをエロサイトでいっぱいにとかしないでくださいよ」 

    男「分かってるよ、そんなこと言われなくても(ちゃんと履歴消しとけば大丈夫だろ)」 

    大赦「では、これで貴方は正式な勇者になりました。今後は神樹様を守るために十二体の"バーテックス"の侵攻を阻止してください」 

    大赦「勇者として」 


    男「おk 



    5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:42:05.44 ID:sV+NGvDXO

    ?「納得いかないわ!そんなこと!」 

    男「!…誰だ!?」 


    大赦「ああ、この子は三好夏凛…大赦の方で預かっていた元勇者候補の子でして」 

    夏凛「ふんっ」 

    男「なるほど、それで?一体何が納得いなかいんだ?」 

    夏凛「どう考えても納得いかないでしょうよ!どうして私が勇者になれなくて、こんなださい男が勇者になるのよ!」 

    夏凛「私が今までどれだけ勇者になるために来る日も来る日も研鑽を重ねてきたか……それなのに!」 

    夏凛(だいたいコイツ、なんでこっちの目を見て話さないのかしら…) 


    男(……そうか、この子は) 

    大赦「……三好さん、三好夏凛さん」 



    6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:42:41.04 ID:sV+NGvDXO

    夏凛「…何?」 

    大赦「確かに、貴方は勇者にはなれません……ですか、それよりももっと大事な仕事が貴方にはあるのですよ」 

    夏凛「……え?私、に?…それって」 


    大赦「讃州中学へ転入し、そこで勇者部という部活に入ってください、それが…貴方に与えられた、貴方にしか出来ない任務です」 

    夏凛「私にしか、できない……?」 

    大赦「そうです」 


    夏凛「……わ、分かったわよ…なんだかよく分からないけど、私にしか出来ないのなら…してあげても、いいわ」 

    大赦(ちょろい…) 

    大赦「ではこちらに、必要な書類と…住まいも手配してあるので今度からそこで生活するように」 

    大赦「あと、友達を呼んでもいいけどあまり夜は騒ぎすぎないようにするのですよ」 

    夏凛「はんっ、友達なんて必要ないわ!そんなのいなくなって任務の一つ軽くこなしてみせるってーの」ニボシムシャムシャ 


    大赦「期待してます、三好夏凛さん」 



    7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:43:20.18 ID:sV+NGvDXO

    男「……行ったか」 

    大赦「ええ、それより……気づきましたか?」 

    男「ああ……あの娘、なんというツンの切れ具合、恐ろしいまでの総受け体質だ」 

    大赦「大赦としてもあの子には早くから目をつけていましてね、いつ総受けさせてやろうかと大赦一同、心待ちにしておりました」ハァハァ 


    男(こいつ、にぼし総受け派……つまり姉妹百合派である俺とは相容れぬということか) 


    大赦「…こほん……では男さん、敵襲来時にはそのスマホのアラームが教えてくれるでしょう、そのときは」 

    男「ああ、戦えばいいんだろ?やってやるよ、なんたって俺は…勇者だからな!」 


    大赦「……はい、OKでーす」 



    8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:44:20.82 ID:sV+NGvDXO

    ーーー 
    ーー 
    ー 

    <アタラシイ フクヲキテ♪ハジメテーノミチア ル ク♪ 

    男「しまった!こんなときにアラームが鳴ってしまっ!」 

    <ドキドキダケガプリッキュ-ア!セカイヲカエルハッピーラブ! 

    男「よりによって只今人気赤丸急上昇中のアイドル犬吠埼樹ちゃんの曲をアラームにセットしてたから緊張感がない!」 


    義輝「外道め~」 

    男「イヤミなやつだ、しかし本当に警報が鳴ったら街のみんなが止まっちまってる」 

    男「幼女も、人妻も、女子高生やOLも……」 


    シィィーーーン 

    男「……カメラモード、カメラモード」 

    男「くそ!カメラが起動しねえぞ!!」 


    義輝「出陣~」 

    ぶわあっ 

    男「うお!?」 



    9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:45:33.02 ID:sV+NGvDXO

    戦闘後… 


    男「ふう、なんとかバーテックスを倒したぜ、バーテックスいっぱい出てきたけど」 

    大赦「お疲れ様です、どうやら無事撃退できたようですね」 


    男「おう……いやぁ一度に複数体も出てきたときはビビったけどな」 

    男「まあ、普段からジャンプとかブリーチとか読んでたおかげかな」 

    男「そうそう焦らずに対処できたし、まあ手頃な敵だったよ」 

    大赦「ジャンプで一括りにしていいんじゃないですかね、それって」 

    男「満・開!ってやつしたあとは正直ヌルゲーだったわ、マジ強かったわ満開」 


    大赦「ほう、満開……したんですか、そうですか」 

    男「ん?お、おう…まあな」 

    大赦「ふむ、ではこの後…病院で少し検査をしましょうか、戦闘の後遺症が残っているかもしれませんし」 


    男「おk、さき行ってっかんな」 



    10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:46:14.26 ID:sV+NGvDXO

    ー病院ー 

    医者「検査の結果、特に体の方には問題ないようですね、少し疲労がみられるよですけど」 

    男「そうですか、よかった」 

    医者「念のため、一日だけ入院していってはもらいますが、まあ問題はおそらくないでしょう」 

    男「はい、ありがとうございました、失礼します」 

    医者(この人、目を合わせられない奇病なのか…) 



    検査の結果、心配していたような問題は特になく、俺はほっと胸を撫で下ろした。 


    しかし、この時の俺はただ気づいていなかっただけなのだ 

    じわりじわりと、身体を蝕んでいく満開の後遺症 

    "散華"という罠に 


    男「へくしっ、今日なんか寒いな」 



    11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:48:01.18 ID:sV+NGvDXO

    ーーー 
    ーー 
    ー 

    ー大橋ー 

    男「そんな……つまり満開の代償っていうのは…」 


    園子「そう、もうあなたも気づいてる通り……私たち勇者は満開するたびに体の機能が失われていく、神樹様に、捧げられていくの」 

    男「な、なんてこった……じゃあ」 

    園子「そう……」 



    園子「体のある部分……頭髪の毛根がつむじから徐々に徐々に」 

    男「いやあーーーーーーーーーーっ!!!!」 

    園子「死んでいくんよ」 

    男「あーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!」 

    男「せめておデコからにしてーーーっ!!!!!!!」 


    園子「頭頂部から少しずつ禿げてくんやで」 

    男「言い直さなくていいのぉおお!!」 



    12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:48:49.69 ID:sV+NGvDXO

    96fc7256


    13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:50:22.58 ID:sV+NGvDXO

    男「そ、そうか…最近枕元の贈り物が多いと思ってたら、そういう…」 

    男「……そして、乃木園子…君もそのせいで頭に包帯をグルグル巻きにしているんだね……」 

    園子「うん、昔何度も何度も満開したせいで……もう、人に会うような姿には…」 

    男「……[ピーーー]に人権は、無い……もんな…」 

    男「で、でも……なんでこんな、むごいことが…」 

    大赦「申し訳ありません。ですがこれも……神樹様の恩恵を預かるために必要なことなのです」 

    園子「あ、大赦の人~…こんにちわ~」 

    男「知り合いなのか、大赦の人と」 

    園子「うん~、これでも大赦では半分神さまみたいな扱いだから~」 

    園子「髪はないけど」 

    男「」ブワッ 


    大赦「……どうやら、話すべき時が来たようですね」 



    14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:51:32.68 ID:sV+NGvDXO

    大赦「……この地を守ってくださるかの大樹……神樹様はいわば神の樹」 

    大赦「"かみのき"の根……そこから転じて"毛根"と」 

    男「くだらねぇ!」ガーン 


    大赦「神樹様に毛根を捧げ、散毛することで勇者はより力を増していくということなのですよ」 

    男「だからって、だからってこんな年若い女の子まで巻き込んで……そんな、こんな…こと」 

    男「あ゛……あ゛あ゛ん゛ま゛り゛じゃ゛ね゛え゛がよ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛お゛お゛お゛お゛っ゛!!!!」ポロポロ 


    園子「おじさん…」 

    園子(さっきから目の前で話してるのに、目を見て話してくれない……) 



    15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:54:11.08 ID:sV+NGvDXO

    0d70fd01


    16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:55:14.22 ID:sV+NGvDXO

    大赦「ですから、それを不憫に思ったために大赦は貴方に勇者になってもらったのです、この子達を守るために…」 

    園子「ありがとうおじさん、私もあのまま続けてたら髪の毛だけでなく他の毛根まで捧げてたかも…」 


    男(…それはそれで……有りか) 

    男「あとお兄ちゃんな」 

    大赦「ドサマギでぶっこむな、半神やぞ」 


    園子「でも、もし満開しつづけることで……こうなることが分かってたならなあ」 

    園子「もっと友達とオシャレしたり、美容院いったり……髪型アレンジしたりして遊んだりしたかったな……」 


    男「なんて……悲しい話なんだ」 

    男(……ああ、でもゆくゆくは俺もああなるのか…) 

    男「……っ」ポロポロ 



    17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:56:02.81 ID:sV+NGvDXO

    5863a025


    18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:57:31.96 ID:sV+NGvDXO

    ?「園子っ!!!」 

    園子「えっ?!……この声は…!」 


    カラカラカラカラカラカラ 

    美森「はぁ……はぁ…園子!」 

    園子「わっしーが、なんでここに……っていうか記憶」 


    美森「そんなことはどうだっていいんです、園子…ううん、そのっちがいてくれるだけで私は…」 

    園子「わっしー……でも、でもね私……こんな…頭で」 

    美森「関係ありません、その程度で私は友達を見捨てたりなんかしません!東郷の名にかけて!」 

    園子「あ………あはは、そっか…わっしーは今は東郷さんなんだね~…あはは、ははは…は」 

    美森「……のっち」 

    園子「……ごめん、ごめんね……」ポロポロ 

    美森「大丈夫、大丈夫だから……ここだけの話牡丹餅はね、頭皮にもいいんですよ」 

    園子「なんでぼたもち~~、けど…ありがとう~」ポロポロ 



    19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 03:59:38.08 ID:sV+NGvDXO

    男(………いいものを見た…) 

    男「もうなんだか、どうでもよくなっちまったよ、俺は…」 

    大赦「男さん……抱き合う女子中学生らの姿を見て感動しましたか」 


    男「ああ……この感情、なんだかとってもなんだばしゃぁぁぁ…って感じだ」 


    男「やっぱり俺は戦う、戦い続ける、この子達の平和を守るために…」 

    男「いいじゃないか、たとえ髪の毛が無くなったって……それで外を歩けなくなるわけじゃないんだからさ」 


    大赦「………そうですか、その決意があれば、どこまでも戦えるでしょう…」 

    パサッ 
    大赦「貴方なら」ピカー 

    男「お前…頭」 


    ーーー 
    ーー 




    20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 04:02:07.62 ID:sV+NGvDXO

    その後、俺は勇者として戦い、バーテックスを倒し続けた。 


    もちろん満開無しで勝てる相手ではなかったが、もう俺に後悔の色は少しもなかった。 

    たとえ朝起きたら枕に沢山贈り物がしてあっても 

    髪くらい無くなったっていいじゃない、そういう宗教だもの。 


    まあバーテックスは十二体だけじゃないし、壁の向こうのこととかあってショックだったりもするが…。 

    それでも俺は、今日も戦ってます。 

    終わり 




    P.S. 

    しかし最近髪の毛がなくなったことと関係しているのか知らんが、このごろワキが異様に臭い。 



    21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2014/12/22(月) 04:04:27.46 ID:sV+NGvDXO

    終わる。 
    そうさ、バーテックスってのはそういう意味だったのさ(適当 

    うちの煮干し大好きのシーズーが最近歳のせいか片目が白内障で見えなくなった上肥大化してヤバい…… 
    だから余計本編11話が辛い 


    元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419187081/

    1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:05:21.09 ID:bVYklYiA0

    ゆゆゆのショートギャグSSです。 

    短い作品ですが、楽しんでもらえるよう一生懸命ガンバるので、応援よろしくお願いします!! 

    以下の点に該当する方なら、この作品をより楽しめると思います! 

    ・キャラ崩壊が大丈夫な方 

    ・百合描写が好きな人 

    ・刃牙シリーズのファン 

    ・ヤンキー漫画の愛読者 

    ・蟹座のデスマスクの追っかけ 


    2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:06:22.28 ID:bVYklYiA0

    友奈「」 

    東郷「…嘘でしょ…友奈ちゃん…」 

    東郷「目を覚ましてよ…ねぇ…!」ユサユサ… 

    友奈「」死~ン…



    3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:07:31.72 ID:bVYklYiA0

    ガラッ! 

    夏凛「部活に来たわよ~…って友奈!?」 

    夏凛「東郷! 友奈はどうしたのよ!?」 

    東郷「夏凛ちゃん…友奈ちゃんが…友奈ちゃんが…」グス…グス… 

    東郷「…友奈ちゃんが、喉にうどんを詰まらせて死んじゃったの!!」



    4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:11:01.18 ID:bVYklYiA0

    遡ること数分前 

    友奈「部活に来たよ~!」ガラッ! 

    友奈「…ってアレ? 誰もいない…」 

    東郷「どうやら私たちが1番乗りみたいね」 

    友奈「やったぁ! いっちばんのりぃ~♪」ルンルン♪ 

    東郷(友奈ちゃんてば、ホントにバカかわいいんだから…)クスクス



    5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:15:06.07 ID:bVYklYiA0

    友奈「…あ、でもみんなが来るまでヒマだなぁ~…」 

    東郷「だったら私と国防について熱く語りましょ?」 

    友奈「却下! あぁ~あ、ヒマだなぁ~…ってそうだ!」ガサゴソ… 

    友奈「東郷さん! これ見て~~!」 

    テレレレッテレ~♪



    6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:20:28.07 ID:bVYklYiA0

    東郷「それは…インスタントの麺食品?」 

    友奈「ど○兵衛の新味だよ♪」 

    友奈「昨日コンビニで見つけて、即買いしちゃった!」 

    友奈「みんなが来るまで、コレを一緒に食べようよ、東郷さん!」 



    7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:26:15.02 ID:bVYklYiA0

    東郷「…駄目よ、友奈ちゃん! インスタント麺なんて添加物だらけで、体に良くない…」クドクド…! 

    友奈「あー! 聞~こ~え~な~い~」コポコポ 

    友奈「ほら、部室のポットからお湯を入れたよ!」 

    友奈「さ、いっしょに食べよ? 東郷さん!」オハシモ2ツモッテルヨー! 

    東郷「…もう。 友奈ちゃんったら強引なんだから…」フフッ 



    8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:36:08.12 ID:bVYklYiA0

    5分後 

    友奈「よし、出来たぁ~♪」ウキウキ♪ 

    友奈「さぁ、東郷さん。 先に食べていいよ~!」 

    東郷「え、いいの…?」 

    友奈「もちろん! だって東郷さんは私の1番の親友だもん!」 

    東郷「友奈ちゃん…///」ジーン…



    9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:41:00.61 ID:bVYklYiA0

    東郷「それじゃあ、いただきます……」 

    チュルルル… 

    友奈(わぁ…東郷さんって食べ方までキレイなんだー…///)ポ~ッ 

    東郷「ぷはぁ…! …お、美味しい…!」 

    友奈「でしょー?」ニヤニヤ



    10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:47:50.87 ID:bVYklYiA0

    友奈「『防腐剤…着色料…保存料…様々な化学物質、身体によかろうハズもない」 

    友奈「…しかし、だからとて健康にいいものだけを採る。 これも健全とは言い難い。 毒も喰らう、栄養も喰らう!」 

    友奈「両方を共に美味いと感じ、血肉に変える度量こそが食には肝要だッッ!』」エフッ! エフッ! 

    東郷「ゆ…友奈ちゃん?」 

    友奈「エヘヘー、いい言葉でしょ?」 

    友奈「私の"本当の"お父さんがそう言ってたの!」 

    東郷「…へ、へー…("本当の"お父さん…?)」 



    11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 21:56:01.37 ID:bVYklYiA0

    友奈「さ! 今度は私の番だよ~!」 

    東郷「はい、どうぞ」ニコニコッ 

    友奈(…そうだ! どうせなら楽しく食べてみよう!) 

    友奈「…ねぇ、東郷さん!」 

    東郷「え?」 



    12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:00:24.33 ID:bVYklYiA0

    友奈「ズルルル! ブジュジュバ!! ブジュル、ズルルズバ!!!」 

    東郷「ブホーッ!? ゆ、友奈ちゃん!?」プクク…! 

    友奈「おもしろいでしょ? 私、前から早食いをしてみたかったんだー!」 

    東郷(す、凄い食べっぷりと顔…!)クスクス…!



    13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:05:11.17 ID:bVYklYiA0

    東郷「…だ、駄目よ友奈ちゃん。 そんな食べ物で遊ぶようなまね…」プクク… 

    友奈「ジュッパー! ジュボボボチュルルン!! ブジュジュボズルル!!!」 

    東郷「キャーッハッハッハッハッ!? な、なにその食べ方!!」 

    友奈(…よし! 東郷さんの笑いのツボを捉えたよ!)グッ! 



    14:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:10:21.18 ID:bVYklYiA0

    東郷「イーヒッヒッヒッ……!! お、お腹が痛いわ……!!!」 

    友奈(次でもっともっと笑いを取るよ!) 

    友奈「…ねぇ東郷さん?」 

    東郷「…え?」ゼーハー、ゼーハー 

    友奈「ズッチョズッヂンズリョリョンブピリン! ゴクッゴクッゴッキュンゴッキュンズロロロン!! ズッヂョズッヂョゾッチュンゾッチュ、ニュ口ロロズルルルル~…!!!」 

    東郷「~~~!!!!(声にならない笑い)」 

    友奈(やったね!……ん?) 

    「ズルルルー…ピタッ!」 

    友奈(!!?)



    15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:16:18.48 ID:bVYklYiA0

    友奈(グハッ…!? い、一気にかっこんだから、喉に麺が詰まった…!) 

    友奈(い…息が出来ない!!) 

    友奈(た…助けて…、東郷さん…!!)チラッ 

    東郷「………!!!!(声にならない笑い)」バンバン! 

    友奈() 



    16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:20:32.23 ID:bVYklYiA0

    友奈(グエー死んだンゴ) 

    バタッ! 

    東郷「……ゆ、友奈ちゃん……!?」ゼーハー、ゼーハー 

    友奈「」 

    「ゆーーーなちゃーーーーん!!?」 














    東郷「……というような事があったのよ……」 

    夏凛「バカじゃないの、アンタ達?」



    17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:31:03.67 ID:bVYklYiA0

    夏凛「というより東郷! あんた、友奈に心肺蘇生法は試してみたの!?」 

    東郷「そ、それが心臓マッサージを試してみたんだけど、効果が無くて…」グスッ、グスッ… 

    夏凛「…クッ、それじゃあ仕方ないわね…」 

    夏凛「…あ、『あれ』をやるしかないわ…///」 

    東郷「…『あれ』?」 

    夏凛「……じ、人工呼吸よ……///」カアァ~ 

    東郷「……え、えぇ~~!!?」 



    18:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:36:41.45 ID:bVYklYiA0

    東郷「…そ、そんな…人工呼吸だなんて…///」モジモジ 

    東郷(そ、そそそそそれってつまり…友奈ちゃんと『キス』をするってこと…!?) 

    夏凛「…わ、私だって恥ずかしいわよ!?」 

    夏凛「…けど友奈の命には代えられないわ!」 

    夏凛「退いてて、東郷! ここは私が…」 

    東郷「!? だ、駄目よ夏凛ちゃん!!」 

    ビンタァッ! 

    夏凛「へもぁ!!?」 

    ガッシャーン!! 



    19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:51:08.82 ID:bVYklYiA0

    夏凛「……な、何をするのよ東郷!?」ヒリヒリ 

    東郷「い、いけないわ夏凛ちゃん!! 女の子にとってファーストキスとは神聖な物……」クドクド、アセアセ 

    夏凛「そんな事言ってる場合じゃないでしょーが!?」 

    夏凛「見なさい! 友奈の顔色が土気色になってきたわ!」ビシッ! 

    夏凛「このままじゃ手遅れになる! 早く人工呼吸をしないと…!」 

    東郷「そ…そうね…ごめんなさい、夏凛ちゃん…」シュン… 



    20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 22:57:17.25 ID:bVYklYiA0

    東郷(そうよ…これは友奈ちゃんの為よ…) 

    東郷(人工呼吸はキスじゃない…! 人工呼吸はノーカウント…!) 

    東郷「私とした事が、つい取り乱してしまったわ…ごめんなさい」 

    夏凛「東郷…」 



    21:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:01:25.32 ID:bVYklYiA0

    東郷「今は貞操観念がどうとか、言ってる場合じゃなかったわね……」 

    東郷「何よりも優先すべきは友奈ちゃんの命よ!」 

    夏凛「そうよ! 分かってくれたのね、東郷!」 

    東郷「えぇ!……だから」 

    東郷「私が人工呼吸をするから、安心して、夏凛ちゃん!」 

    夏凛「私が人工呼吸をするから、安心しなさい、東郷!」 















    東郷「…あ?」 
    夏凛「…お?」



    22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:16:47.53 ID:bVYklYiA0

    東郷「…おい、にぼっしー! テメー後から入った後輩部員のくせに、なに友奈ちゃんにサカッてんだコラァ~…あぁッ!!?」ピキピキ! 

    夏凛「ハァ!? 言わせてもらいますけど、アンタの胸についてる大きな風船が邪魔で、友奈に息が届かないと思いますけど…セ・ン・パ・イ?」ピキピキ! 

    東郷「……」 
    夏凛「……」 















    東郷「明日の朝刊載ったぞテメー!!」 

    夏凛「上等だァー!! あんまチョーシくれてっと、ひき肉にしちまうゾッ!?」 

    ドカッ! バキッ! ゴシャッ!! 



    23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:24:30.79 ID:bVYklYiA0

    数分後 

    東郷「ハァ…! ハァ…!」ゼー、ゼー! 

    夏凛「ハァ…! ハァ…!」ゼー、ゼー! 

    東郷「…ちょっと待って…夏凛ちゃん…」ゼー、ゼー! 

    夏凛「…な、何よ…?」ゼー、ゼー! 

    東郷「…友奈ちゃんの…顔色が…真紫になったわ…」 

    東郷「…そろそろ…人工呼吸を開始しないと…手遅れになる…」ゼー、ゼー! 

    夏凛「…!! え、えぇ…」ゼー、ゼー! 



    24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:27:50.18 ID:bVYklYiA0

    東郷「…ねぇ、ここはいがみ合うのはとりあえず止めて、友奈ちゃんを助ける為に協力しない…?」 

    夏凛「…協力って…どうするのよ…」 

    東郷「交互に人工呼吸をする、とか…」 

    夏凛「……分かったわ……」 

    東郷「…!! それじゃあ…!」 

    夏凛「……あッ!?」 

    東郷「!?」 



    25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:32:00.35 ID:bVYklYiA0

    夏凛「外を見て! 数世紀の眠りから今、戦艦長門が目覚めたわ!!」 

    東郷「えぇ!? どこどこどこ!!?」キョロキョロキョロ! 

    夏凛「ラァッ! とったァ!!」ヌケガケッ! 

    東郷「ハッ!? し、しまった!!」 



    26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:36:53.22 ID:bVYklYiA0

    夏凛「今助けてあげるわ、友奈!」シュババババ! 

    東郷「このスベタがぁ…! くらえッ、友奈ちゃん直伝…!!」 

    東郷「勇者パァーーーンチッッ!!!」 

    ヒュゴッ! 
    ズドオオオォォォンッ!! 

    夏凛「あじゃぱァーーーッ!!!」 

    ガッシャーーーン!! 

    東郷「…フッ、『正妻』は勝つ!」ドン! 



    27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:45:49.29 ID:bVYklYiA0

    友奈「」死~ン… 

    東郷「友奈ちゃん…かわいそうに…とうとう顔色が緑になっちゃって…」ウゥ… 

    東郷「今…助けてあげるからね…」 

    東郷「………///」 















    ……チュッ。



    28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/23(金) 23:56:56.34 ID:bVYklYiA0

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…! 

    夏凛「…ムニャムニャ…ハッ!? 私は何を…?」 

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…! 

    夏凛「…っていうか何なのよこの地響きは!?」 

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…! 

    夏凛「地震…? いや、違うわ…これは!!」 



    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…! 

    東郷「……」 
    友奈「」 

    夏凛「こ…これは…!! 東郷が友奈の唇を吸っている音ーーー!!!!!」 

    夏凛「……」 

    夏凛「…ってバカかよ!? 空気を送りこまなきゃいけないのに、吸ってどうすんのよ!?」ガビーン!



    29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:00:43.69 ID:+63ZjukA0

    東郷「!?」ヌカッタワ! 

    夏凛「気づいてなかった!! バカなの!? 本物のバカなの!? ねぇ?」 















    ---スポンッ 

    東郷・夏凛 「「え?」」



    30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:06:42.75 ID:+63ZjukA0

    東郷(…口に何か入って来た…!)オエッ…! 

    東郷「これは…うどんの麺!?」 

    友奈「ブハアアアアァァァーーー!!!?」ゼーハー、ゼーハー! 

    東郷「友奈ちゃん!?」 

    夏凛「友奈!?」 

    友奈「ハァ…! ハァ…! …ウ~ン…」 



    31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:10:32.90 ID:+63ZjukA0

    友奈「…か、川の…川の向こう岸に…勇一郎おじいちゃんがぁ…!」ヒュー、ヒュー… 

    東郷「友奈ちゃん…生き返ったんだ…!」ジ~ン…! 

    夏凛「…でも生き返ったというより、まだ生死をさ迷ってるんじゃない…?」 

    東郷「友奈ちゃん! 起きる時間よッ!!」 

    シビビビビビンタァッ! 

    東郷美森 のおうふくビンタ! こうかはばつぐんだ! 



    32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:23:25.37 ID:+63ZjukA0

    友奈「あ痛ァ!!?」ガバァ! 

    友奈「…あれ? ここはどこ? 私は友奈」 

    東郷「うぅ…友奈ちゃ~ん!」ダキッ! 

    友奈「わ!?、東郷さん?」 

    夏凛「…良かった。本当に良かったわ、友奈…」グスッ 

    友奈「夏凛ちゃんまで泣いてる…?」 

    友奈「一体何があったの?」 

    東郷「実はかくかくしかじかで…」 



    33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:25:08.46 ID:+63ZjukA0

    友奈「ええぇーー!!? 私って東郷さんを笑わそうとしてウケ狙いで麺を一気食いしたら、麺が喉に詰まって意識を失い、顔色が土気色→真紫→真緑に変色して、生死の境をさ迷ってたのー!!?」 

    東郷「そうなの。 …実はまだ友奈ちゃんの顔って緑色なのよ?」つ手鏡 

    友奈「わ!? ホントだ! 私の顔、ピッコロさんみたーい!!」スゴーイ! 

    夏凛「…なんでハシャいでいられるのよ…アンタ…」 



    34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:35:07.47 ID:+63ZjukA0

    友奈「ところでどうやって私を蘇生してくれたの?」 

    東郷「…じ、実はね…」ゴニョゴニョ 

    友奈「…えぇー!? じ、人工呼吸って……マジ?」チラッ 

    夏凛「……マジよ、マジ!」チッ! 

    東郷「……///」モジモジ 



    35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:40:06.40 ID:+63ZjukA0

    友奈「ア、アハハ~そうなんだ……ごめんね…迷惑かけちゃって…///」 

    東郷「…ううん。 こちらこそごめんなさい…」 

    東郷「友奈ちゃんだって初めてだったんでしょ…? その…キス…って…」 

    友奈「まぁ…その…そうだけど…///」 

    東郷「………」 
    友奈「………」 















    友奈「……でも、私は初めての相手が…東郷さんで嬉しいよ……!」 



    36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:45:06.89 ID:+63ZjukA0

    東郷「…えッ!?」 

    友奈「…だって東郷さんは…私の1番の親友で…大好きな…かけがえのない人だもん…!」 

    東郷「…! ゆ、友奈ちゃん…!?」ジーン… 

    友奈「……///」コクッ 



    37:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:51:18.73 ID:+63ZjukA0

    友奈「…東郷さん…///」 

    東郷「…友奈ちゃん…///」 

    …ポワワ~ン… 

    夏凛(…何よ2人共! 私を無視して、熱い視線を交わしちゃってさ…!)イライラ…! 

    夏凛(…こうなったら、にぼしを死ぬほどやけ食いしてやるわ!!) 

    ムシャバリチュルルルンチュボゴッチ! ブチュジュゾジャブジャブジュピジュパ!! ズゴッグズゴッグジュポポンズロロロ……!!! 















    夏凛「!!?」 



    38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 00:55:45.50 ID:+63ZjukA0

    友奈「…そういえば夏凛ちゃんも私を心配してくれてたんだよね?」 

    <ウグ…! ニボシガ…ノドニ…!! 

    東郷「…え、えぇ。 あの売女…夏凛ちゃんも友奈ちゃんを心配して、人工呼吸をしようとしてたわ」 

    <フ…2リトモ…タスケ…!! 



    39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 01:00:16.77 ID:+63ZjukA0

    友奈「そっか~…だったら夏凛ちゃんにもちゃんとお礼をしないとね!」 

    <グエー死ンダンゴ 

    東郷「…そうね。 命を助けようとしてくれたんだもの。 お礼はちゃんと言わないとね」フフッ 

    <バターンッ! 

    友奈「うん! ねー夏凛ちゃん……ってアレ?」



    40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 01:05:25.41 ID:+63ZjukA0

    友奈「夏凛ちゃん? 床で寝てたら風邪引いちゃうよ?」ユサユサ 

    友奈「…夏凛ちゃん…? 夏凛ちゃーーん?」 

    友奈「……た、大変だぁ!?」 

    東郷「どうしたの、友奈ちゃん!?」 

    友奈「か…夏凛ちゃんが……夏凛ちゃんが……!!」 














    友奈「夏凛ちゃんが喉ににぼしを詰まらせて死んじゃった…」         完



    41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/24(土) 01:10:34.58 ID:+63ZjukA0

    いかがだったでしょうか? 

    ゆゆゆSSは初めてだったので、勝手が分からず大変でしたが、もし少しでも楽しんでいただけたのなら本望です! 

    ちなみに夏凛ちゃんはこの後義輝のキスで無事目覚めましたとさ。 めでたし、めでたし! 


    元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519387520/

    1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 18:15:25.13 ID:avHV4rf30.net

    ―――― 

    東郷「今日も来てくれたのね、友奈ちゃん」 

    友奈「うん……できるだけたくさん、二人の顔を見ておきたくて」 

    東郷「ありがとう……嬉しい」 

    友奈「具合はどう?」 

    東郷「相変わらず不便だけど……贅沢は言えないわ」 

    友奈「そっか……夏凜ちゃんはどこか変わった所とか、あった?」 

    東郷「……何も……」 

    友奈「…………そっか……」 

    ガチャ…… 

    友奈「あ、看護婦さん……いえ、私が食べさせてあげますので…… 
       はい、二人とも……大丈夫です」 


    2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 18:28:41.68 ID:avHV4rf30.net

    バタン…… 

    友奈「東郷さん、ベッド起こすね」 

    東郷「私より先に夏凜ちゃんに……」 

    友奈「……東郷さんがそう言うなら……」 


    友奈ちゃんは隣のベッドに食事を運び 

    静かに横になっている夏凜ちゃんの頭に 

    そっと手を置きました。 

    夏凜「友奈? 今日も来てくれたのね……ありがと」 

    友奈ちゃんは、彼女とコミュニケーションを取るために 

    話かける合図として、まず頭を撫でてあげるのです。 

    そうすると、夏凜ちゃんはすぐに友奈ちゃんの名前を呼ぶのです。 

    私は最後にバーテックスと戦った時に、散華して両腕の機能を失いました。 

    私もまた、夏凜ちゃんと一緒に大赦の施設に祀られています。 



    4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 18:40:22.85 ID:avHV4rf30.net

    四肢の機能を完全に失った私は、自力ではベッドから降りることさえできません。 

    そして盲ろうの夏凜ちゃんは、その肌に触れることでしか会話ができないのです。 

    同じ部屋で、隣同士のベッドにいるのに 

    私と夏凜ちゃんは意思の疎通が一切できませんでした。 


    友奈『ご は ん だ よ』 

    夏凜「あ、ありがと……だけど友奈、わざわざあんたが食べさせてくれなくったっていいのに」 

    友奈『き に し な い で』 


    夏凜ちゃんがあんな風になってしまったのは、すべて私のせい。 

    許してもらえるとは思っていないけれども、 

    こうして彼女の横で毎日、身動きも取れず生かされ続けているのは 

    その罪に合うだけの報い、拷問のような罰でもありました。 



    5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 18:50:55.85 ID:avHV4rf30.net

    友奈『ま だ た べ る ?』 

    夏凜「わたしはもう十分よ。東郷はまだ食べてないんでしょ? 行ってやりなさい」 

    友奈「…………」 


    半分以上残ったお皿を脇に置いて、 

    友奈ちゃんは甲斐甲斐しく私の食事の準備をしはじめました。 

    友奈「はい、東郷さん。あーん」 

    東郷「あ、あーん……」パクッ 

    もぐもぐ 

    友奈「おいしい?」 

    東郷「……うん」 

    友奈「そっかぁ。本当は私も味見とかしたいんだけど……ね」アハハ 



    7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 19:03:33.31 ID:avHV4rf30.net

    東郷「そっちの具合……風先輩の調子はどう?」 

    友奈「……まだ樹ちゃんから離れられないみたい」 

    東郷「そう……時間がかかりそうね」 

    友奈「樹ちゃんも、すごく辛そうで……で、でも!」 

    友奈「風先輩が元気になったら、またみんなで勇者部の活動しよう!ね?」 

    東郷「……うん、そうだね」 


    友奈ちゃんは、あの時私たちと一緒に満開し 

    散華しましたが、欠損の部位は軽度で済みました。 

    だからこうやって、大赦で祀られている私たちの世話をしに来れるのです。 

    ……ただ、風先輩は、その時の散華で 

    あろうことか無事だった方の目の視力を持っていかれてしまいました。 

    樹ちゃんは、友奈ちゃんと同じように軽度で済んだけれど、 

    風先輩はもう妹の顔を見ることも、声を聞くことも出来なくなってしまったのです。 

    その事実が、風先輩の心を壊してしまいました。 



    9:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 19:19:53.25 ID:avHV4rf30.net

    友奈「今日もね、先輩の家に様子を見に行ったんだ」 

    友奈「玄関を開けると、薄暗くて、埃だらけで……」 

    友奈「先輩はその冷たい床の上にぺたんって座って、膝の上に樹ちゃんを抱いてじっとしてるの」 

    友奈「私が声をかけても、返事もしなくて」 

    友奈「樹ちゃんは反応してくれるけど、二人ともげっそり痩せ細ってて……」 

    友奈「風先輩を刺激すると、暴れちゃうから……ろくに食事も取ってないんだよ」 

    友奈「私にはどうすることもできなくて……」 

    友奈「どうしようも……なくて……」 

    東郷「友奈ちゃんは何も悪くない。悪いのは私……」 

    友奈「そんなことない!」 

    東郷「……ごめんなさい……何度謝っても済むことじゃない、けど……」 

    東郷「夏凜ちゃんにも、それから友奈ちゃんも……ごめんなさい……」 

    友奈「東郷さん……」 



    15:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 19:40:20.26 ID:avHV4rf30.net

    ――友奈ちゃんは後片付けや掃除をしたあと、帰りました。 

    部屋には、私と、夏凜ちゃんだけが残されました。 

    この静寂にも、もう慣れてしまいましたが 

    ふと横にいる夏凜ちゃんの事を思うと 

    自責の念に押しつぶされそうになります。 

    彼女の意識の中には、どんな恐ろしい世界が広がっているのでしょう。 

    真っ暗で静かな空間に、自分という存在だけがぽつねんと漂っているのです。 

    それは一体どれほどの苦しみなのでしょう。 

    私は、その苦しみを理解することすらできない。 

    いっそ大声で泣き叫んで、彼女に謝ることができたら、どんなに良かっただろう。 

    その言葉すら、彼女には届かないのです。 



    17:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 19:47:13.48 ID:avHV4rf30.net

    夏凜「……ねえ、東郷」 

    東郷「!」 

    夏凜「そこにいるんでしょ?」 

    東郷「夏凜ちゃん……?」 


    夏凜ちゃんは時々、独り言をぶつぶつと呟くことがありました。 

    けれど私に向かって、私の名前を呼んだのはここに来て初めてでした。 


    東郷「い、居ます! 私ならここに!」 

    夏凜「…………」 

    東郷「っ……!」 

    私が声を張り上げても、彼女には聞こえない。 

    悔しさで涙が溢れそうでした。 



    19:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 20:01:23.34 ID:avHV4rf30.net

    夏凜「……私ね、あんたを恨んだりなんてしてないから」 

    夏凜「私たちのことを助けたいって思って、あんな事をしたのよね」 

    夏凜「その気持ち、私にも分かる……」 

    夏凜「どっちにしろ、あのままじゃ遅かれ早かれこうなることは確かだったし……」 

    夏凜「……むしろ感謝してるのよ」 

    夏凜「私が勇者部のみんなの役に立ったこと」 

    夏凜「私が勇者部のみんなを守れたこと」 

    夏凜「私に居場所をくれたこと」 

    夏凜「あんたたちのおかげで気付けたの」 

    夏凜「……ありがとうって」 

    夏凜「ただそれだけ」 



    21:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 20:11:42.17 ID:avHV4rf30.net

    次の日 

    友奈「……東郷さんから呼び出すなんて、珍しいね」 

    東郷「ごめんね友奈ちゃん。ちょっとお願いしたいことがあるの」 

    友奈「お願い? なに?」 

    東郷「…………」 


    ――私は、彼女に謝らなくちゃいけない。 

    そのためなら、手段は選ばない―― 


    東郷「……お願い、できるかしら」 

    友奈「……うん……分かったよ」 

    東郷「ありがとう……それから、ごめんなさい」 

    友奈「でも……東郷さんはそれでいいの?」 

    東郷「もう決めたことだから……」 

    友奈「……分かった。じゃあひとっ走り、行ってくるね!」 



    22:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 20:20:43.02 ID:avHV4rf30.net

    私には、まだやらなくちゃいけないことがある。 

    確かに身体はもう元にはもどりません。 

    けれど、そのために勇者部がバラバラになるなんて 

    そんなのは間違っている。 


    ……バタン! 

    友奈「東郷さん! 持って来たよ! 急いで!」 

    東郷「友奈ちゃん!」 

    友奈「夏凜ちゃんの分も……!」 

    東郷「彼女は後よ。まずは私が……」 

    東郷「この祭壇を壊す!」 



    23:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 20:27:16.15 ID:avHV4rf30.net

    私は変身し、精霊の力を借りて壁を破壊しました。 

    夏凜「!?」 

    友奈「夏凜ちゃん! しっかり掴まってて!」 

    大赦の追っ手がこの部屋に到着する前に、 

    私は友奈ちゃんと夏凜ちゃんを抱いて 

    建物から飛び出しました。 

    友奈「あはは……またやっちゃったね、東郷さん」 

    夏凜「な、なにが起きたの?」 

    友奈『安 心 し て』 

    友奈『み ん な の と こ ろ』 

    友奈『勇 者 部 へ』 



    27:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 20:37:33.25 ID:avHV4rf30.net

    ――1ヶ月後 

    樹【友奈さん、これ】 

    友奈「ありがとね、樹ちゃん」 

    樹【お姉ちゃんほど上手くできたかわからないけど】カキカキ 

    樹【東郷さんたち、美味しく食べてくれるかな】カキカキ 

    風「樹……! 樹はどこ…!?」フラフラ 

    樹「…………!」 

    友奈「あ、樹ちゃんは風先輩をお願い」 

    樹「……」コクコク 

    友奈「東郷さーん、お昼ご飯出来たよー」 



    29:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 20:49:28.15 ID:avHV4rf30.net

    東郷「はーい」 

    夏凜「…………」 

    東郷「夏凜ちゃん、お昼だって」サワ 

    夏凜「く、くすぐったい……」 

    東郷「あ、ご、ごめんなさい……友奈ちゃん、お願い」 

    友奈『お ひ る だ よ』 

    夏凜「はいはい……っていうか東郷、あんた髪の毛切ったら? 
        私に触るのはいいけど、くすぐったいのよ、それ」 

    東郷「それもそうね……」 

    夏凜「まあ切らなくても、東郷の場合後ろで束ねれば……んむっ?!」 

    東郷「んっ……ちゅ」 

    夏凜「……はぁ……もう、いくら他に方法がないからって 
       キスで会話するってどうなのよホント……」 

    友奈(なんかもう見てるこっちが恥ずかしい……) 



    31:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 21:02:39.94 ID:avHV4rf30.net

    ……私たちは、大赦を抜け出したあと 

    勇者部の部室に逃げ込みました。 

    すぐに大赦の人たちに見つかってしまったけれど、 

    友奈ちゃんが抑えてくれているあいだに、 

    私はなんとか夏凜ちゃんに意思を伝えたくて 

    ある方法を試したのです。 

    夏凜ちゃんは、最初はすごくびっくりした様子でしたが、 

    事情が分かると、すぐに受け入れてくれました。 

    私は、その口の艶かしい動き、濡れた舌の感触を通して 

    やっと、彼女に自分の存在を伝えることができたのです。 



    33:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 21:14:43.02 ID:avHV4rf30.net

    大赦の人たちは、不思議と簡単に諦めてくれました。 

    私たちを捕まえることも、咎めることもしなかったのです。 

    さらに驚くべきことに、風先輩の家の近くに、私たちだけの部屋を用意してくれました。 

    後で聞いた話なのですが、どうやら乃木園子の計らいによるものらしいのです。 

    こうして私たちは、しばらくの間 

    勇者部のみんなと一緒にいることを許されました。 


    私と夏凜ちゃんは共通のベッドを使っています。 

    私から話しかける時は、上体を起こして 

    彼女のほっぺたに優しくキスをします。 

    そうすると彼女は私の名前を呼んで、こちらを向いてくれます。 

    彼女の言葉に返事をする場合は、キスの時の口の動きで伝えます。 



    34:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/23(火) 21:23:17.13 ID:avHV4rf30.net

    ……たまに、意味もなくキスを求めあうこともありました。 

    夏凜ちゃんが私の傍にいてくれることが、なんだかとても幸せに思えるのです。 

    夏凜「もう東郷のキスの味、覚えちゃったわね」 

    そんな事を言われると、私は、 

    彼女と繋がっていられる喜びのままにキスをして、 

    込み上げる愛おしさを一生懸命伝えるのでした。 




    おはり 


    元スレ:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1419326125/

    1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:09:13.18 ID:6yl/qf7N0

    ゆゆゆ 
    百合 


    四国神樹化後―― 

    友奈「ええ?! システムの誤作動?」 

    風「そうなの。敵がいないから可笑しいと思った……まあ、こんなバグもある時はあるんだろうけど、迷惑千万だっつー話よね」 

    友奈「じゃあ、樹ちゃんと夏凜ちゃん来てないし、一応連絡入れておかなきゃ」 

    風「ああ、大丈夫よ。樹に伝えといたから。私たちも帰りましょう。東郷も……東郷?」 

    東郷「……え、ええ」 

    風・友奈「「……」」 

    東郷「帰りましょう」キリッ 

    ギチギチッ 

    友奈「……え、ええ?! 東郷さん!? なんで、変身の途中なの?!」 

    風「東郷!? なに、その亀甲縛りもどきのエロいプレイは!?」 

    東郷「やりたくてこうなったわけではないのですが……」 



    2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:16:03.63 ID:6yl/qf7N0

    風「ただでさ強調された胸が、上下を挟むように縛られて、飛び出んばかりに主張してるわね……」 

    東郷「風先輩、解説はいいですから」 

    友奈「ど、どうしよう。元に戻れないの……?」 

    東郷「さっきからやってはいるの……」 

    精霊はふよふよと彼女の上を回っている。 

    風「どういうことなのかよく分かんないけど、神樹化ももう解けるし大丈夫大丈夫ッ! でも、東郷……ぶふふッ」 

    東郷「友奈ちゃん……あまり、見ないで」 

    友奈「え、え?」 

    風「なあに、恥ずかしがってんのよ? ねえ、友奈」 

    友奈「あ、は、はは」 

    東郷「……あ、解けますね」 


    シュン――



    3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:23:43.14 ID:6yl/qf7N0

    学校の屋上―― 


    風「……っと」 

    友奈「……あれ、あれれ?」 

    東郷「……」 

    ギチチッ 

    風「さって、東郷……おおお!?」 

    友奈「ふ、風先輩、東郷さんまだ縛られたままですよ?!」 

    東郷(……何度も自殺を図っているせいかしらね……?) 

    風「と、東郷……いくら好きだからって、現実と夢をごちゃまぜにしちゃ……」 

    東郷「好きでもなんでもありません」 

    友奈「これ……ちぎれないのかな?」 

    友奈は近づいて、力任せに紐状の物体をぐいぐいと引っ張った。 

    東郷「……んぁッ」 

    友奈「東郷さん!?」 



    5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:34:50.98 ID:6yl/qf7N0

    東郷「友奈ちゃん……あまり引っ張らないで」 

    友奈「ご、ごめんねッ……痛かった?!」 

    東郷「そういう訳ではなくて」 

    風「……んー、どうすっかねえ、これ」 

    友奈「大赦の人に来てもらおうよ……!」 

    風「それが、さっき連絡送ったら――『こちらでも、前例調査中、待たれたし』ってな感じで返信が戻ってきて……バーテックスが関係してるのかなあ?」 

    東郷「バーテックスが関与しているわけではないと思います……」 

    風「神樹様の気まぐれってこと?」 

    東郷「さあ、仮にそうでしたら、えらく傍迷惑な事態ですけど」 

    東郷(……私の中の雑念のせいでしょうか、やはり) 

    風「しかし、今回は誤報で良かったけど、次までになんとかしないとね」 

    友奈「このまま教室には戻れないね……」 

    風「病院行っとく?」 

    東郷「いえ……できれば、少し考えたいことがあるので一人に……」 

    友奈「一人なんてダメだよ。危ないよ? 今日は私、付きっきりで東郷さんのお世話するからね!」 




    7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:43:34.85 ID:6yl/qf7N0

    東郷「友奈ちゃん、それは申し訳ないから……」 

    友奈「そんなことないよ! それに、そのままだとご飯もお風呂もおトイレも難しいでしょ?」 

    風「下のお世話……あんたたち、そこまで」 

    東郷「風先輩、下世話な方に持っていかないでください」 

    友奈「いいでしょ? ね?」 

    東郷「……待ってください、自分で引きちぎれるか試してみます……んッ」 

    ギチチッ 

    東郷「……かたッ……ふんんッ……ッつ……食い込んで……きつぅ……」 

    ギチチッ 

    東郷「はあッ……ふぅ……ッ」 

    友奈「が、頑張れ! 頑張れ、東郷さん!」 

    風「ファイトだ東郷!」 

    東郷「……うううんんッ……ハアッ」 

    ギチッ



    8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:50:29.85 ID:6yl/qf7N0

    友奈「私、何もできないのが……もどかしいよ!」 

    ググッ 

    風「……ただ、見てるだけしかできないなんてね」 

    東郷「……ハアッ……ハアッ」グテ 

    風「乱れた呼吸で、未だ縛られたまま……」 

    友奈「……が、頑張ったよ! 東郷さん!」 

    東郷「何か、方法を考えないといけないみたいね……フウ」 

    風「とりあえず、今日は……友奈と一緒に家に戻んなさい。学校には説明しとくから」 

    東郷「風先輩、ありがとうございます」 

    友奈「はさみとかで切れるかな……」 

    風「ボケかましてるところ申し訳ないけど、帰りの準備してきなさいよ」 

    友奈「はぅッ、はーい……」 



    9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 00:58:02.49 ID:6yl/qf7N0

    正門―― 

    風「さすがにそのまま帰るのはきついでしょ? 車、大赦から回してもらったから乗っていきなさい」 

    友奈「了解です! ありがとうございます!」ペコ 

    東郷「……ごめんなさい、友奈ちゃん」 

    友奈「いいのいいの。さ、お尻浮かして……」 

    東郷「ゆ、友奈ちゃん?! 重いから、いいわよッ」 

    友奈「なーに言ってるの? 大丈夫だよ? 絶対落としたりなんかしないから」ギュッ 

    東郷「ちょ……」 

    風「……じゃ、私戻る。後はお好きに……何か分かったらまた連絡するわ」ポリポリ 

    東郷「はい。よろしくお願いします」ペコ 

    バタンッ―― 

    友奈「では、結城友奈! お姫様をお連れいたします!」 

    風「まだ、老人ホームでの劇の名残が……」 

    東郷「お姫様は、さすがに恥ずかしいわ……友奈ちゃん」 

    友奈「ええ?」



    10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 01:04:01.98 ID:6yl/qf7N0

    東郷家―― 
    美森の部屋―― 


    友奈「おばさん達、びっくりしてたね……」 

    東郷「予想通りでしたけど、その後の友奈ちゃんの『私がお世話しますから大丈夫です!』にはほぼ動じなかったのは、我が母ながらあっぱれだわ……」 

    友奈「あはは……鞄、ここ置いておくね」 

    東郷「ええ」 

    東郷は車椅子を回して、友奈に向き直る。 

    東郷「あの、ゆ、友奈ちゃん」 

    友奈「なあに?」 

    東郷「侍女の人もいるし、負担になったらいけないから……んッ」 

    友奈の人差し指が、彼女の唇に当てられた。 

    友奈「心配ご無用だよ」



    11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 01:11:39.30 ID:6yl/qf7N0

    友奈は勇者部五箇条の5つ目をガッツポーズつきで言い放つ。 

    東郷「ありがとう……」 

    友奈「で、さっそくなんだけどね」 

    東郷「?」 

    友奈「まずは、はさみも試してみたいんだけど」 

    東郷「……友奈ちゃん」 

    友奈「その目は、可哀相な子を見るときの……!」 

    東郷「可哀相というか、可愛い物というか……」 

    友奈「だめかー、だめだよねー。そうだよねー……」 

    東郷「ふふッ……」 

    東郷(どんな事態にも前向きな友奈ちゃん……やっぱり頼もしいわ) 

    東郷「……ッ」ブル 

    友奈「どうしたの?」 

    東郷(……ま、まずい。トイレに……この状況で)



    12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 01:23:16.52 ID:6yl/qf7N0

    友奈「どこか痛むの?」 

    東郷「そうじゃないの……」 

    友奈「?」 

    東郷(黙って、我慢してもしょうがないけれど――我慢しよう) 

    友奈「東郷さん、ずっと座りっぱなしでしんどくない? ベッドに横になる? あ、本読んであげようか?」 

    東郷(……優しいわ、本当に) 

    東郷「じゃあ、お言葉に甘えて……」 

    東郷(こんな優しい友奈ちゃんに、トイレに連れて行ってなんて言えない) 

    友奈「じゃあ、よいっしょっと」 

    友奈は東郷抱きかかえて、ベッドへと運ぶ。 

    東郷(窮地に陥ってるのに、この満足感は何かしら) 

    友奈「よいせッ」 

    ポフ―― 

    東郷「んッ……」 

    友奈「……ッ」ドキ 

    東郷「友奈ちゃん?」 

    友奈「東郷さんて、凄く色っぽいよね」



    14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 01:32:10.02 ID:6yl/qf7N0

    東郷「そんなことは……」 

    友奈「あ、良い意味で言ってるんだよ? 褒めてるんだからね? 縛られてるせいかな……いつもより、うん」 

    東郷「……あんまり見ないでって言ったでしょ?」 

    友奈「ご、ごめん」 

    東郷「恥ずかしくても隠せないなんて……」 

    友奈「私が見ても、恥ずかしい?」 

    東郷「それは……当たり前でしょ」 

    友奈「そっか……そうだよね」 

    東郷「友奈ちゃん?」 

    友奈「ごめん、私が変なんだよね。なんだか、ちょっとだけ、東郷さんのことこのまま見ていたいなって……思っちゃって……このままでもいいかなって……」 

    東郷「何を……」 

    友奈「ううんッ、ごめん。変だ! なんでもない! 早く元に戻さないといけないのに、何言ってんだろ……はは」



    16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/22(月) 01:59:00.82 ID:6yl/qf7N0

    さっと顔を背けた友奈。 
    東郷はそれを追うように言った。 

    東郷「そうよ。このまま縛られていたら、何もできない……みんなに迷惑をかけてしまうわ」 

    友奈「……うん、苦しいよね」 

    東郷「……」 

    東郷(こんな真面目な話をしているのに……トイレに行きたい、でも、言えない……)モゾモゾ 




    24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 10:36:04.21 ID:jhJhzsou0

    友奈「どうしたの?」 

    東郷「いいえ……」 

    東郷(けれど、我慢した果てに待っているものは……) 

    友奈「あ、もしかしてトイレ?」 

    東郷「……ぶッ!?」 

    友奈「やっぱり……我慢は身体に良くないよ!」 

    東郷「え、あ……」 

    東郷(な、なんでばれたのかしら) 

    友奈「よし、任せて!」 

    東郷「待って、友奈ちゃん! その、さすがにそれは悪いわ……」 

    友奈「あ、私気にしないから。昔、おしめとか代えたことあるし」 

    東郷「わ、私が恥ずかしいのッ」 

    友奈「……あッ、ごめん、そうだよね。普通は恥ずかしいよね……赤ちゃんと一緒にしたらダメだ」 




    25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:00:44.58 ID:jhJhzsou0

    東郷(とにかく、友奈ちゃんが帰るまでは我慢して、お母さんにしてもらうしかない……) 

    友奈「んー……東郷さんの目を隠してとかどう?」 

    東郷「私の方なのね……」 

    友奈「えッ……あ、私の方がいいのかな」 

    東郷「どっちもお断りするわ……」 

    東郷(友奈ちゃんに一方的に見られるのも、友奈ちゃんの作業を見るのも……耐えられない) 

    友奈「でも、これじゃあ……私、来た意味ないよぉ……何かお手伝いしたいのに」シュン 

    東郷「じゃあ、本を読んで欲しいわ。昨日まで読んでたものがあるから……古い時代の本で」 

    友奈「どれどれ」 

    東郷「その机の上に」 

    友奈「あ、これね」 

    ヒョイ 

    ベッドに横たわっていた東郷の横へ、友奈は腰掛けた。 

    友奈「しおりが挟んでる所?」 

    東郷「ええ」



    26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:32:41.88 ID:jhJhzsou0

    ペラペラ―― 

    友奈「えっと、『少年は北に向かう途中で、一斤のパンを買った。彼は老人の言いつけを守り、そのパンを貧しいものへ分け与えた。自らの買っているロバにも分け与えた――』」 

    東郷(……友奈ちゃんの声、落ち着くわ) 

    友奈「『泉を覗くと、自分の顔が映っていた。歩き過ぎて疲弊していた――』」 

    コンコン― 

    東郷「はい?」 

    ガチャ― 

    母「お茶菓子持ってきたから、冷めないうちにね」 

    東郷「ありがとう……」 

    友奈「ありがとうございます」 

    母「ぼた餅じゃなくてごめんなさいね」 

    友奈「あ、おかまいなく!」 

    友奈は駆け寄って、お盆を受け取る。 
    盆の上には、湯気の立つ紅茶とクッキー。 

    東郷(……そう言えば、ばたばたしてお昼まだだったわ) 

    ぐー。 

    友奈「東郷さん?」 

    東郷「……ッ」 



    27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:40:30.20 ID:jhJhzsou0

    友奈「ちょっと待って……」 

    お盆を置き、友奈は東郷を起き上がらせる。 

    東郷「?」 

    友奈「はい、クッキー」 

    東郷「あ、ありがとう……」 

    と、手を伸ばさそうとした。 
    ギチッ― 

    東郷「あ……」 

    友奈「運ぶから大丈夫だよ」 

    東郷「ありがとう」 

    友奈「あーんして?」 

    東郷「……ん」 

    香ばしい風味が口に広がる。 
    半分ほどかじって、残り半分を友奈が食べる。 

    友奈「お腹空いてたから美味しいね。うー、うどん食べたい……」 

    東郷「ふふッ……」 

    カチャ― 

    友奈「紅茶も……どうぞ?」ニコ 

    東郷「あ、ええ」 

    笑顔で差し出されて、一口二口飲んでから東郷ははっとした。 

    東郷「……ッ」 

    東郷(こ、こんなの飲んだら…‥) 



    28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 11:49:17.31 ID:jhJhzsou0

    下腹部が心無し、張ってきた。 

    友奈「……東郷さん?」 

    東郷「……まだ、大丈夫」 

    友奈「やっぱりトイレ……」 

    東郷「大丈夫よ、友奈ちゃん。友奈ちゃんの手を煩わせるようなことは……決して、何も……」 

    友奈「ホントに?」 

    友奈は東郷の肩に手を置いた。 

    東郷「ッ……さ、触らないで!」ブル 

    友奈「ご、ごめん!?」 

    東郷(……ま、まずいわ。今ので……)ブル 

    友奈「恥ずかしいよね……私も、たぶん同じ立場だったら恥ずかしい……。でも、困ってる東郷さんを見捨てるわけにはいかないッ」 

    友奈は東郷の下腹部に手をそっとあてがった。 

    東郷「ゆ、友奈ちゃん何を!?」 

    ゆっくりと擦る。 
    内臓が上下にゆれ、 
    体液が揺さぶられる。 

    友奈「だって……東郷さんが膀胱炎になっちゃうよりマシだから!」 




    29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:02:36.55 ID:jhJhzsou0

    東郷「や、止めてッ……やだぁッ!?」ブルッ 

    友奈「我慢しないで……いいんだよ」 

    サスサス 

    東郷(刺激が……促される……ッ!?)ビクッ 

    友奈「もしね……同じようなことが起こったら東郷さんならどうするかなって」 

    東郷「んんッ?!」 

    友奈「きっとね、同じように助けてくれたかなって思うんだ……だから、私も助けるの!」 

    友奈はさすりながら、弱く圧迫する。 

    東郷(……やッ……めッ……)ブルル 

    身動きの取れない東郷は、 
    口を結び耐える。 

    友奈「もうちょっと……強く」 

    東郷は力が抜けたように、ベッドへと崩れ仰向けに転がった。 
    そこへ、友奈が覆いかぶさるようにまたがり、下腹部をぐいぐいと押し上げる。 
    一際強く押された時だった。 

    東郷「……ふああ!?」ブルルッ 

    東郷(そこはッ……だめッ……もう……ダメッ……) 

    強い刺激。 
    耐えられない尿意が襲う。 

    友奈「東郷さん……トイレ、行く?」 

    東郷「……んッ……い……行かせて」 

    羞恥で涙ぐみながら、東郷は言った。



    30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:09:43.47 ID:jhJhzsou0

    トイレ―― 

    友奈は東郷を便座に座らせる。 

    東郷「……」 

    友奈「タイツと下着ずらすね?」 

    スッ― 

    東郷(……ああッ……) 

    下半身が冷やりとした。 

    友奈「……っしょっと。あ……」 

    東郷「え……?」 

    友奈「な、なんでもないよ」 

    東郷(お願いだから……なにも、言わないで……友奈ちゃん) 

    友奈「スカート捲るよ……。よし、はい、これでOK!」 

    東郷「ぁ……ぁりがと」 

    友奈「どういたしましてッ」 

    東郷「……」 

    友奈「……」 

    東郷「あの、友奈ちゃん」 

    友奈「なに?」 

    東郷「……外に出ててもらえると助かるのだけれど」 

    友奈「あ、そ、そうだね! ごめん、気が利かなくて!」 

    ガチャ― 
    バタン―



    32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:16:39.53 ID:jhJhzsou0

    数十秒後― 

    東郷「ふう……終わってみれば、なんのことはない」 

    友奈『東郷さん、終わった?』 

    東郷「ええ……」 

    東郷は水を流そうとして、腕を動かした。 
    ギチ―― 

    東郷「はッ……」 

    ボタンが押せない。 

    友奈「あの、流すの……手伝うよ」 

    東郷「ちょっと待って!」 

    東郷(……ど、どうすれば) 

    彼女は体を捻る。 
    顎。 
    顎でなんとか押すしかない。 

    東郷(くッ……) 

    東郷(あと、少し……) 

    ポチッ― 
    ジャアア― 

    東郷「やったッ……あ」 

    東郷は便座から滑り落ちる。 
    ガタタッ! 

    東郷「いった……」 

    ガチャッ― 

    友奈「東郷さん?!」 






    33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:23:37.61 ID:jhJhzsou0

    東郷「ゆ、友奈ちゃん……」 

    東郷は頬が熱くなった。 
    もともと不自由な足は、中途まで脱がされタイツでさらに身動きが取れなくなっていた。 
    その状態から滑り落ち、スカートもめくれ、下半身が露わになっている。 

    東郷「……見ないで」 

    東郷は御開帳を隠すことも出来ず、顔を背けた。 

    友奈「ご、ごめん!?」 

    東郷(なんとかなる、というのはあまりにも楽観的過ぎた……現実は残酷) 

    友奈「あの、東郷さん……その」 

    東郷「なに……?」 

    友奈「拭いた?」 

    東郷「……」 

    どこを。 
    と、聞くことはせず。 

    東郷「あ……あの」 

    友奈「まだ、だよね」 



    35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:31:15.80 ID:jhJhzsou0

    東郷「気にしないで……?」 

    友奈「ダメだよッ」 

    東郷が止める間もなく、友奈はトイレットペーパーをカラカラと引き出す。 

    東郷「友奈ちゃん……待って、本当に、それは……」 

    早く、秘所を隠してしまいたいのに。 
    さらに触れられるというのか。 
    東郷は狭いトイレの中で、ジタバタと身を捩った。 

    友奈「うわ、暴れないで」 

    友奈は東郷の体を押さえつけて、腕を股下に挿入していく。 

    東郷「はあッ……ん」 

    東郷(友奈ちゃん……やめッ………手がぁ) 

    友奈「……っしょ」 

    フキフキ 

    東郷「やだぁ……!?」ビク 

    友奈「……わッ」ドキ 

    東郷「ごめんッ……もう、許して……ッ」ジワ 

    友奈「そんな、大げさだよ……て、泣いてるの!?」 

    東郷(恥ずかしい……こんなに、友奈ちゃんに見られて触られるのが恥ずかしいことだったなんて……) 



    36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:37:42.92 ID:jhJhzsou0

    友奈「ごめん、ごめんねッ?! 痛かった?!」 

    東郷(的外れ……だわ……でも、憎めない……)ポトポト 

    友奈「もう、終わるからねッ……」 

    友奈はトイレットペーパーを便器に放り込み、洗浄ボタンを押す。 

    東郷「う……ひッ……っく……友奈ちゃんのバカッ」 

    友奈「……あ、あの」オロオロ 

    東郷「トイレなんて……本当は、行きたくなかったんだからッ……うッ」 

    友奈「……えっ、あ、ご、ごめんね……」 

    東郷「タイツ……」 

    友奈「う、うん?」」 

    東郷「タイツ……履かせて」 

    友奈「は、はい」 

    東郷「早く……」 

    友奈「イエッサ……!」



    38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:47:26.15 ID:jhJhzsou0

    美森の部屋―― 


    東郷は全く友奈の方を見ずに、車いすに腰掛けていた。 
    背後で、友奈が犬のように項垂れているのが感じ取れた。 

    東郷「……私、怒っているわけではないの」 

    友奈「……え」 

    東郷「いくら友奈ちゃんでも、ああいうことをされて、どんな顔で話したらいいのか分からない……」 

    友奈「あの、正直に言って欲しいんだけど……もしかして、凄く嫌だった?」 

    東郷(……そんなことを、正直に言えだなんて……) 

    友奈は突き抜けて真っ直ぐ過ぎる。 
    別名、天然。 

    東郷「……はあ」 

    友奈「溜息ッ?!」 

    東郷「嫌だった」 

    友奈「……うう」 

    東郷「嫌って言ったのに」 

    友奈「はい……」 

    東郷「仕方がないとはいえ……非常時とはいえ……」 

    友奈「ごめ……」 

    東郷「でも――」 

    東郷は背を向けたまま言った。 

    東郷「……嫌ではなかったの」



    39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 12:54:40.61 ID:jhJhzsou0

    友奈「ええっと、どっち?」 

    東郷「どっちも……かな」 

    友奈「……そっか」 

    友奈が立ちあがって、東郷の肩を抱いた。 

    東郷「……」 

    友奈「東郷さんは、素直じゃないなあ」 

    東郷「友奈ちゃんが自分の気持ちに愚直過ぎるだけよ……」 

    友奈「私、自分の行動には最後まで責任を取る女だからね」 

    東郷「え……」 

    友奈「ご飯も、お風呂も任せてよ!」 

    東郷「……」 

    友奈「マッサージも得意だよ!」 

    東郷「夫婦じゃあるまいし……クスクス」 

    友奈「仮に夫婦だったら、新婚さんを通り越して、熟年老夫婦だね!」 

    東郷「あまり嬉しい響きではないかしら……」



    40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 13:07:33.80 ID:jhJhzsou0

    東郷(でも、友奈ちゃんとなら……私も、ここで一緒に……生きていきたいな) 

    ピキキ―パリンッ! 

    東郷「あれッ……」 

    友奈「あッ」 

    東郷「外れた……?」 

    友奈「やった! 外れた! えー! なんでだろ!? でも、良かった!!」 

    東郷「……なんで」 

    友奈「きっと、私たちの愛が勝ったんだね!」 

    東郷「別に何かと戦っていたわけでは……」 

    友奈「あー、でもお世話しなくて良くなっちゃった……」シュン 

    東郷「……」 

    東郷(彼女と生きたいと想ったから……なのか) 

    東郷「いいのよ……お世話なんて。一緒にいてくれるだけで私は嬉しいわ」 

    友奈「そう? うん、でも私も同じッ」 

    友奈は東郷の頬にすり寄る。 

    東郷「ゆ、友奈ちゃんたら」ドキドキ 

    友奈「ずーっと一緒だよ!」 

    東郷「……ええ」 



    この世界で生きる意味。 
    まだ、二人、知らずにいた。 



    終わり



    41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/23(火) 13:09:03.82 ID:jhJhzsou0

    おしまい。 
    友奈さんは無邪気に攻めてこそ光る


    元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419174543/

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