やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

    1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:37:15.574 ID:QwkXnVE10
    八幡「告白するぞ」プルルルル

    雪乃「もしも「一色!好きだ!付き合ってくれ!」

    雪乃「あの、私は一色さんじゃないのだけれど」

    八幡「え?あ!わりぃ!じゃあな雪ノ下!」

    八幡「今度こそ」

    八幡「一色、あのな?……」



    3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:40:38.575 ID:QwkXnVE10
    >>2
    荒らしは許される行為なのか?そこをきちんと考えろよ。
    まず真面目に頑張っている人間がいたとしてそれを邪魔する奴がいたらどう思う?
    真面目に頑張っている人間は当然、やる気を無くすよな?
    お前らのそういう、2ch思考大嫌い。
    2chはそういう所というが2chを利用している人間自体は人間なんだから
    人間としての常識やルールは守るべきなんだよ。
    9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:45:03.437 ID:QwkXnVE10
    >>8
    うん!!!うれちいよ!!!!!!
    4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:40:58.590 ID:QwkXnVE10
    結衣「ゆきのん、目赤いよ?」

    雪乃「由比ヶ浜、さん。あの、ね?……」

    雪乃「うっ、ぐずっ、うぇっ」

    5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:42:20.382 ID:QwkXnVE10
    八幡「うっす」

    雪乃「……比企谷君」

    結衣「ヒッキー……」

    いろは「おじゃましまーす」

    八幡「おう」

    いろは「えー、ちょっと反応薄くないですかー?先輩の大好きないろはちゃんが来たんですよー?」

    八幡「あーはいはい可愛い可愛い」

    いろは「むー」

    雪乃「一色さん、奉仕部は遊び場じゃないのだけれどっ!」ギロ

    いろは「ひっ、ご、ごめんなさい」

    八幡「あー、俺生徒会手伝ってくるわ。どうせ依頼もないだろうしな」ガチャバタン

    雪乃「(・д・)チッ」

    6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:43:28.496 ID:QwkXnVE10
    いろは「雪ノ下先輩なんで怒ってたんですかー?」

    八幡「さあな、あ、そう言えばお前に電話する前に雪ノ下に間違ってかけちまったな」

    いろは「あーそれですよきっと」

    いろは(嫉妬的な)
    八幡(リア充爆発しろ的な)

    ☆終わりん☆

    11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:48:47.522 ID:QwkXnVE10
    八幡「告白する」

    雪乃「もしも「好きだ!付き合ってくれ!」

    雪乃「ええ!いいわよ」

    八幡「え?ちょ、雪ノ下!?ま、待っ」ガチャ

    雪乃「ふふふ」

    12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:51:02.883 ID:QwkXnVE10
    雪乃「あら、比企谷君。そう、今度の日曜日遊びに行かないかしら?遊園地とか、映画館とか、水族館もいいわね」

    八幡「あのな、雪ノ下。あの告白は「まさか告白する相手を間違えるなんてわけないわよね?」

    八幡「そのまさか「ないわよね?」はい」

    15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 18:53:16.430 ID:QwkXnVE10
    雪乃「ねえ、キスしましょう?」

    八幡「い、いや」

    雪乃「ねぇ」トサッ

    一色「こんにち……失礼しました」

    八幡「待ってくれ一色ー!俺は一色が好きなのにー!」

    ー完ー

    16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/08/20(月) 19:04:09.867 ID:QwkXnVE10
    いやーコミカルに仕上がったいい作品でしたね
    ネタが思いついたんで夕食を食べながら完成させました
    ゆきのんルートの方は完全なアドリブだったのですがいい感じになってうれちいです
    皆さま、辛いことがあった時はこのSSを読んで元気を出しましょう
    それでは皆さまさようならノシ

    元スレ:
    http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1534757835/

    2: 1 ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/05/31(日) 00:22:01.38 ID:2VGIUU0CO
    一色「先輩達、そんなシュシュ持ってましたっけ。あ、もしかしてプレゼントですかー」
    結衣「あはは、ちょっとね……」

    由比ヶ浜の目が流れる……雪ノ下の方に。ここで俺を見なかったのは由比ヶ浜なりに考えたんだろう。最近柔らかくなってきたとはいえ氷の女王である。2度と聞かないと相手に誓わせるまである。

    雪乃「これは……その」

    雪ノ下の目が由比ヶ浜につられて動く。
    はい、私です。

    一色「むっ、…ふふ。せーんぱい。」
    八幡「はいはい、可愛い可愛い。2個しかねぇよ」
    結衣「わたしとゆきのんだけ…うんっ。いろはちゃん、我儘言っちゃだめだよ」

    一色は納得がいかない顔をしていたが、目が合うと本日1番の笑顔をみせてくる。
    あざといなぁ



    3: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/05/31(日) 00:46:01.73 ID:2VGIUU0CO
    八幡「まて、一色。これは誤解だ。これはあくまでも湯呑みの礼であって決して……」

    必死で弁明する。一色は「へー」とか、「そうなんですかー」と、相槌を打ちながら終始笑顔で俺の弁明を聞く。真摯に屁理屈をこねていると、努力が身を結び、一色はクールダウンしてきた。

    八幡「……ってことで、他意は全くない。誤解だよ。」
    一色「そういう流れで…、もしかしてアピールしてますかごめんなさい真摯な姿勢はときめきますが私じゃないのでやっぱりむりです。」
    八幡「あ、そう」

    5: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/05/31(日) 01:15:36.23 ID:2VGIUU0CO
    一色「まあ湯呑みのお返しなら仕方ないです。私は選んでなかったので……。という訳で自腹出すので買ったお店に連れて行ってください。」
    八幡「断る。放課後は奉仕部で忙しいからな。」

    当然拒否する。すると一色は、予めそうなるのがわかっていたようである。

    一色「じゃ、土曜日で。場所は前と同じで時間はこちらから連絡しますねー。それでは、お先にでーす。……あ。」

    嫌な予感がする。一色は一旦出掛けたが、右手を引っ込め振り返ると、最高の造花を顔に浮かべ、少し大きい声で

    一色「また先輩のよく行ってるお店とか、教えてくださいねー。」

    ……ストーブは付いている筈なのに、部屋の温度が……。

    つづく

    10: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/05/31(日) 15:11:09.82 ID:2VGIUU0CO
    指定された時間に遅れないように、早めに家を出る。途中適当に時間を潰し目的地へと到着する。
    一色は……もう来ていた。

    一色「遅いです」

    八幡「ぴったりだろう。そういう気遣いなら葉山にでも頼んでくれ」

    めんどくさくなってきた。こういう時はさっさと買い物を終わらせて家でごろごろするに限る。

    八幡「じゃ、いきますか」

    13: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/01(月) 00:32:32.25 ID:XLl1gtJOO
    シュシュは、すぐ見つかった。少し考えて、一色が尋ねる。

    一色「うーん、どれにしますかね」

    八幡「そうだな、一色なら何を選んでも似合うよだから適当にえらんで今すぐ帰ろう。」

    一色「えーなんですかそれ。先輩が選んで下さいよー。」

    八幡「そうはいうがな大佐。お前葉山目当てだろう。休日に俺と一緒にいるところを周りに見られてみろ。誤解とかはされない方がいいだろ。ただでさえ敵多いんだし。」

    一色「はぁ…。じゃあ結衣先輩と雪ノ下先輩の分はどうやって選んだんですか?」

    八幡「なんとなくかな。送る相手の事を思い浮かべると、その色になった。」

    思えば自分でも良く分からない。普通に考えれば逆を選ぶ。似合うのだから。

    16: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/01(月) 10:54:32.59 ID:XLl1gtJOO
    八幡「気分の問題だな。あの時はその色を送りたかっただけだ。今ならまた別のを選ぶだろうな」

    嘘ではない。同じ色を選ぶ時だってある。あの一件があったから、少しあてられたのだろう……自分に。決して他意はない。

    一色「じゃあ、私はこれにします。」

    少し考えて、一色はオレンジのシュシュを手に取る。夕暮れの秋空を彷彿とさせるオレンジ。気持ち上目遣いで俺を見る。恐らく意見を聞きたいのだろう。

    八幡「お前がその色がいいなら、それでいいと思うぞ。」

    一色「適当過ぎませんかね。まぁ別にいいですけど。」

    17: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/01(月) 11:19:34.36 ID:XLl1gtJOO
    買い物を済ませ、以前2人で入った千葉らしくない喫茶に入る。中には先客がいた。

    結衣「やっはろー。あはは…奇遇だね。」

    海老名「はろはろー。珍しく結衣が誘ってくると思ったら…なるほどねぇ。」

    八幡「2人か、珍しいな。三浦はどうした三浦は。」

    結衣「優美子はちょっとね。ライバルが他の人とデートしてる所を見せるのも気が引けちゃってね…あ、相席する?」

    デートといいましたかねこの人。つまり一色と出かけることがわかっていて、
    あえてこの店に先回りしてたということか。どうでもいいけど、氷溶けちゃってますよ。何時間待ってたの…。

    八幡「別にいいぞ。混んでるみたいだし。」

    目の前にいた海老名さんの隣に座る。

    結衣「あー…」

    一色「……。」

    18: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/01(月) 18:06:23.66 ID:XLl1gtJOO
    3人が会話してる間、暇なので外をみる。視線をコーヒーに戻す。外をみる。目を疑う。ガラス1枚隔てて、見知った顔を見た気がしたからだ。 勘違いの可能性を祈りながら席を立つ。

    八幡「ちょっと出る。戻らなかったら、先に帰ってくれ。」

    財布から千円札2枚を取り出し、海老名さんへ渡す。鞄と袋は一色に。自分は外へ。

    誤解させるわけにはいかないのだ。
    初めて本音を共有した仲間として。
    想いを叶えることは出来ないかもしれない、ただ自分がその為の邪魔になってはならない。やがて目当ての人影を見つける。

    八幡「葉山」

    21: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/01(月) 21:05:38.90 ID:XLl1gtJOO
    葉山「比企谷か、珍しいな」

    八幡「見てたんだろ、白々しい。どうして」

    葉山「陽乃さんに呼ばれたんだ。この辺りに来いってね。本人とは連絡つかないけどね」

    嘘は言ってなさそうだ。恐らく待ち伏せしてる由比ヶ浜辺りをみつけたんだろう。つまり俺たちが後から合流したのも知ってるということだ。

    八幡「一色なら誤解しないでやってくれ。まだ諦めてないみたいだぞ。」

    葉山「そうか、すまない」

    葉山が何に対して謝ったかは分からない。そこに踏み込んで話すには時期早々なのだろう、俺も葉山も。

    八幡「ま、誤解が解けたなら行く。じゃあな。」

    葉山「ああ、次はきっと。」

    八幡「気持ち悪いこというな……。」

    24: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/02(火) 12:35:06.29 ID:vu7XGyd3O
    店内に誰も残っていなかった。帰ろうかとも思ったが、とてもそんな気分になれなかった。
    自然と足が通い慣れた学校へと向かったので大人しく従う事にする。

    正門は空いていた。奉仕部の部室は鍵が空いていた。中には誰もいなかったが、椅子の上に鞄を見つけた。

    一瞬待つか考えたが、心当たりががあった。彼女ならそこにいるだろう。

    25: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/02(火) 18:37:12.82 ID:vu7XGyd3O
    空中廊下に出たところで、目的の人物を
    見つけた。彼女の瞳は校内奉仕部の部室の辺りにむけられていた。

    八幡「雪ノ下」

    雪乃「あら、比企谷君こんにちは。どうしてここに?」

    八幡「なんとなく。学校に来れば誰かしらあえるかもな、そう思っただけだ。お前はどうなんだ。」

    雪乃「そうね。ちょっと一色さんとの会話の中で少し考える事があって。」

    何か気になるようなことがあったか。いや、会話自体は特に意味がかったはずだ。じゃあ話題だろうか。

    27: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/03(水) 21:01:34.65 ID:qumHBOQHO
    雪乃「あなたがくれたシュシュの事なのだけれど。」

    八幡「気に入らなかったなら悪かったな…。あんまり人に物を送るのに贈り慣れてないんだ。」

    雪乃「そうではなくて…何故あの色を?」

    八幡「またその話か。今日はやたらとふられるな…。なんとなくだ、なんとなく。」

    雪ノ下は考え事をするように下を向き、横目でちらちら俺を見てくる。

    28: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/03(水) 21:14:11.14 ID:qumHBOQHO
    と、おもったら1分もたたない内に、ゆっくりと顔を上げた。夕日ではっきりとは見えないが、部室で付き合わせる平素なものだったように思う。

    雪乃「そう。じゃあ期待していいのかもしれないわね。」

    八幡「何がだよ。」

    雪乃「何でもないわ、比企谷菌。戻りましょう。」

    八幡「またふっるいネタを…。先に行っててくれ。一色と由比ヶ浜に詫びの電話入れとくから。」

    31: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/04(木) 17:45:58.75 ID:BEbYeopYO
    2人に電話をかけたが、出なかった。大方街でまだ遊んでるんだろう。メールを送って校舎の中に入って少し、驚いた。雪ノ下は数歩先で待っていた。
    少し歩く速度を速めて追いつき、歩調を合わせ、三歩後ろを進む。

    雪乃「……。」

    直線廊下に差し掛かった所で、雪ノ下は何故か速度を落とした。俺も速度を合わせ、距離感を保つ。当然の選択である。

    雪乃「あの、付け谷君」

    八幡「まて、誤解だ。ストーカーじゃないしやましいことは何もしていない。隣歩いてるのを見られたら、勘違いされちゃうだろ」

    雪乃「あなたにそんな甲斐性が無いのはわかっているわ。だも土曜だとはいえ、完全に無人だとは限らないのではないかしら。」

    一応彼女なりの思いやりなんだろう。雪ノ下は、今は俺の隣を歩いている。

    雪乃「帰り」

    八幡「どした、帰れの言い間違いか?」

    雪乃「暗くなりそう、送ってもらえるかしら。」

    32: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/05(金) 23:21:27.48 ID:CglWPRcmO
    そこからは何も話さず、電車にのる。途中バランスを崩したりすることなく、別れる。

    雪乃「じゃあ、また。」

    八幡「 ああ、またな。」

    家に着いた、親はまだ帰ってないみたいだ。小町に挨拶だけして、ベッドに仰向けに寝転ぶ。
    濃密な1日だったんだろうと思う。葉山に驚き、一色に罪悪感を残し、雪ノ下に考えさせられた。

    prrrr……

    登録はされてないが見たことのある番号だ。

    八幡「もしもし、比企谷です。」

    陽乃「ひゃっはろー。相変わらず面白いね。そうそう、隼人には会えた?」

    八幡「葉山であんまり遊ばないで下さいよ……。お陰でいろいろ大変だったんですよ。」

    陽乃「うん、知ってる。聞いたからねー。」

    八幡「……。」

    そっちこそ相変わらずだなあと、口にはしないが、沈黙で返す。

    陽乃「ごめんごめん、でもやっぱり……なんでもない。それじゃあね。」

    何が言いたかったんだ……この人は。1日の大トリを全部持って行かれた気がする。集中続かないから、八幡もう寝る。

    35: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/08(月) 18:32:26.42 ID:+JHwsBfgO
    最後の曲がり角の手前で比企谷君とは別れた。汗を落としたかったので、シャワーを浴びた後で少し考える。
    彼自身に自覚がないのが、多少もどかしい。

    雪乃「本当、不思議な日だったわ……」

    物思いに耽るために、誰もこなさそうな場所を探した。家には姉さんがくるかもしれない。
    土日の喫茶店は騒々しい印象が強く、考え事をするのには向いてなさそうだし、そもそも後輩と楽しくデートをしている最中の彼に会うリスクもある。

    (……これが姉さんなら、誰にも見つからない完全に1人になれる場所をさがしてたんでしょうけれど……)

    私が一番私らしく、落ち着いていられる場所。そう考えると、自然と足が進んだ。あの教室、更にはあの空中廊下へ。

    36: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/08(月) 19:07:52.85 ID:+JHwsBfgO
    最初の1時間は読書をして過ごした。

    (駄目よ。これでは何の為に来たのかわからないわ……)

    読んでいた本を部室に置き去りにして、教室の外、そして空中廊下へと向かった。

    (姉さんは彼の事を理性の化物といってたわ。言い得て妙、きっとそう。その彼が、何となくで色を選ぶとは思えないわ……)

    胸が熱くなる、もしかすると……。

    (自意識過剰なのかしら。由比ヶ浜さんには青。そして私にはピンク。もし本当に想像通りなら、その意味は……。いえ、気の所為よ。だって当の本人は今頃後輩とデート)

    思い出すと苛々する。何故かはわからないが、これはきっと彼のせいだ。

    (もう考えるのはよしましょう。そろさろ日も暮れるのだし)

    教室を見ると、扉が開いていた。

    (いけない、閉め忘れたのね)

    振り向こうとしたその時。
    ……視界の隅に猫背の男子生徒が、教室から出てきたような気がした。

    39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/09(火) 23:33:31.26 ID:VZWDWeOQO

    三浦「結衣ー。明日暇?ディスティニーランド行こうって話になってるんだけど。……隼人達も誘ってる。一緒に、」

    結衣「あ、優美子、姫奈やっはろー。ごめん、あたしはどっちかっていうと、ちょっと服見てお茶したいかなー……っておもったり」

    (ヒッキーに会えるなかどうかはわからないけど、確認したい事があるし……)

    海老「優美子、私が付き合うよ。ドタキャンした事にして隼人君達といってきなよ。」

    (ちょっと意外……。姫奈と二人で話すのってあんまなかったし)

    三浦「あんさー姫奈……。まーいいけど、でもドタキャンじゃなくて今行って話してくるし……」

    海老「ごめんね」

    姫奈はそういって、隼人くんたちの方へいった。

    (とべっち……明らかに落ち込んでるね……。ごめん)

    三浦「つーかさー、結衣」

    結衣「な、なにかなー」

    優美子はスマホを取り出して、言った。

    三浦「……ヒキオっしょ」

    40: 酉付け忘れてました ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/09(火) 23:44:36.95 ID:VZWDWeOQO
    最初から優美子にはわかってたみたいだ。

    結衣「あははー……。ヒッキーっていうか、相談っていうか、てなんでわかったの!?」

    三浦「いつもならこういうのはノッてくるじゃん。雪ノ下……さんとかヒキオとかとの用事以外は。雪ノ下さんとの用事なら、ちゃんというっしょ。それで」

    (優美子……結構見てくれてたんだね)

    結衣「ごめんね。優美子、埋め合わせはするから」

    三浦「今度、あーしも連れてけし」

    41: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/10(水) 00:04:49.09 ID:Avqu6sSJO

    ……ヒッキーが店を出てすぐ、帰ろうとするいろはちゃんをカラオケに誘ったけど、断られた。
    こういう時って案外一人になりたいのかもしれない。

    (もしいろはちゃんがオッケーしてくれても、盛り上がらなかっただろうなー)

    昼のピークも過ぎた今、店内にはあたしと姫奈の2人だけしかいない。よし、話そう。

    結衣「あのね、姫奈。相談なんだけど……」

    姫奈には全部話した。
    生徒会長選挙に立候補した理由。
    いろはちゃんからの依頼。
    その後の仲直り……ヒッキーが泣いた事は伏せて。
    クリスマス会後の打上げ。

    結衣「で、これがあの時に貰ったシュシュなの」

    42: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/10(水) 00:39:15.77 ID:Avqu6sSJO
    海老「よかったじゃん。何か問題があるの?」

    結衣「ううん、貰った時は凄く嬉しかったの。嬉しかったんだけど……ゆきのんはピンクだったの。それってなんかさ……」

    海老「うん」

    姫奈が優しく相槌をうってくれる。こんなのはただの愚痴だ。ヒッキーは全然悪くない、でも。
    軽く深呼吸を一つ

    結衣「友チョコと本命っていうか、友達と恋人っていうか……ね?」

    本当はそんな意味はないかもしれない。でも、いろはちゃんに言われて邪推してしまった。

    結衣「最後まで頑張るけど、やっぱり負けちゃうのかな。あはは……まだ……気持ち……伝えてないのに……」

    目尻に涙がたまる。必死で堪えようとしたけど、無理。店員さんに聞こえないように声を抑えるので精一杯だった。

    44: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/10(水) 21:14:54.18 ID:3UrX9iI/O
    姫奈は黙って、私が泣き止むのを待ってくれた。
    優美子が姫奈を残していってくれたのが、凄く嬉しい。言いたいことを言えば、結構楽になるから。

    結衣「……ヒッキーの気持ちは凄く嬉しいけど……。どうせ貰うならあたし、ピンクが欲しかったかなーって。……あ」

    (これはただの嫉妬。ヒッキーの、あたしとゆきのんに対する差が、初めて出たから……それが悔しいのかな)

    海老「結衣、落ち着いた?そろそろ店でよか」

    時計の針は4時を指していた。

    45: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/10(水) 21:44:43.97 ID:3UrX9iI/O
    帰りの電車の中、姫奈が耳打ちしてきた。

    海老「話を聞いてさ、少し思ったんだけど」

    結衣「どしたの?」

    海老「諦めるの?その……彼のこと」

    結衣「……ううん。まだこれからだよ。あたし、頑張る」

    (そうだ、まだこれからなんだ。今はまだ……かもしれないけど、いつかきっと)

    海老「そう、じゃあ一つヒントかな」

    結衣「え?」

    海老「私にはなんとなくわかっちゃったから……。ヒキタニ君は、そんな気持ちでプレゼントを渡したわけじゃないと思うよ。彼の中でもピンクは結衣、青は雪ノ下さん」

    結衣「え、どういう……」

    海老「なんで取り替えたんだろうねー?答えは自分で見つけるんだよ。私からはヒントだけ。じゃ、私こっちだから」

    (姫奈、分かったんだ……)

    あたしには、わだわからない。
    ヒッキーと姫奈が似てると思った事がある。 姫奈はあたしの話を聞いただけなのに理解した。多分、姫奈は自分に当てはめて考えたんだと思う。

    (近すぎるから、見えないのかな……)

    答えはすぐそこにある気がした。

    47: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/11(木) 06:31:06.67 ID:4qmoweA5O
    一色「じゃあ、先輩も出て行っちゃったし帰りますねー」

    結衣「あ、いろはちゃん。もうかえっちゃうの?あたし達これからカラオケに行くんだけど、一緒に……」

    それが咄嗟に出た言葉なのがわかる。
    きっと結衣先輩なら、今の私を優しく慰めてくれるだろう、でも。

    一色「あー、ありがとうございます。すっごく行きたいんですけど、今回はちょっと遠慮させていただきたいというかー……」

    甘えそうになったが、結衣先輩の腕に嵌められている青のシュシュが、その好意に甘えさせてもらうのを拒んだ。

    それは、私と奉仕部の人達との距離だ。先輩の中できっと、私はこの人達未満。

    一色「じゃあ、行きますね。結衣先輩もファイトですよー」

    48: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/11(木) 06:35:57.60 ID:4qmoweA5O
    2人と別れて、どこか1人になれる場所を考える。

    (喫茶店、あの店は使えない。でもどうせなら、もっと静かな場所……)

    ひとつ、心当たりがあった。

    一色「生徒会室かー」

    (今日なら周りに誰も居ないし、鍵は私がもっている。考え事をするなら、そこが最高かも)

    ピロティを抜け、廊下を通り階段を登る。案の定、生徒会室に着くまでに人とあうことはなかった。

    一色「ん、さてと」

    紅茶を入れようか迷ったが、ポットにお湯が入ってないのを思い出す。

    (土日だからって、昨日捨てたんだった……無しでも大丈夫だけど少し、残念かな)

    50: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/11(木) 13:19:02.68 ID:4qmoweA5O
    扉に鍵をかけて、席に着く。別段誰かに見られても良かったけど、いちいち説明する気にもなれなかったからだ。

    (青とピンク。先輩は、次は違う色を選ぶっていってたけど多分それはないと思うな)

    先輩は本命と義理とか、感情でプレゼントに差をつけるような人じゃない。
    やっぱりあの色は逆なんだ。

    青は雪ノ下先輩の色。
    ピンクは結衣先輩の色。
    でも先輩は逆を渡した。

    (どうして……。結衣先輩に青、雪ノ下先輩にピンク……結衣先輩に雪ノ下先輩の色を……あ、分かったかも)

    先輩はつくづくあざといと思った。しかも捻くれているから、タチが悪い。

    51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/06/11(木) 18:06:43.03 ID:4qmoweA5O
    (きっと、2人がばらばらにならない様に。それで普段身につける物を……)

    勿論、これは想像に過ぎない。でも、それで納得したいと思う。
    少なからず先輩に対して好意を持っている人が私以外にいるなら、きっと同じ考えにたどり着くはずだ。

    ……そうじゃないと、きっと嫉妬が止まらなくなるから。

    ここまできて、ふと思う。

    (でもそれなら、先輩は……先輩はどこにいるんだろう)

    52: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/11(木) 18:52:21.03 ID:4qmoweA5O
    (少し考えすぎたかも。飲み物を買いにいこ)

    (今日、この自販機で飲み物を買ったのは、ひょっとすると私だけなのかもしれない。これはこれで、独占してる感じがいいなー……あれ、先輩?)

    先輩がピロティを通り過ぎていくのが見えた。私には気付いてないようで、猫背の背中が普段より、丸まってるようにみえる。

    (少しは心配してくれたんですかね……)

    折角のデートで、相手を放ったらかしにして帰ったことは後々弄り回す。でも探しに来てくれたのなら、少しは気持ちに素直になってもいいのかもしれない。

    (いつも先輩が飲んでいる、甘いコーヒー……よし、これだったはず。先輩は部室かな?)

    54: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/11(木) 23:31:11.29 ID:4qmoweA5O
    デートをすっぽかして別れたばかりの後輩が、目の前に現れる。しかも、場所は休日の学校。

    (先輩は部室かな。職員室は空いてたのかな、不用心な……)

    何を要求しようか考えてる内に、目的地についた。

    (どんな顔をして目を合わせようかな。……あ、先輩なら気にしなくていっか)

    変に作った顔で顔を合わせても流されるだけだ。よく言えば自然体で会える。悪く言えばおざなり。

    (ま、少しは怒ったふりをしようかな)

    「せんぱーい。逃げても無駄ですよ」

    部室は無人。あるのは鞄がふたつだけ

    55: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/12(金) 13:50:01.13 ID:lfZZqTNTO
    (トイレかな?)

    急ぐにしろ、扉を閉めるくらいすればいいのに、と一人ごこちる。

    「少し、待ってみようかな」

    初めての1人だけの奉仕部は、いつもと印象が違う。まず、紅茶の香りがない。いつもは何かしらのタイミングで出てくるので、新鮮に思う。
    長机もいつもより気持ち、広い。

    ほぼ私専用になっている依頼人席に腰を下ろして、 気づく。
    机の奥。
    普段より大きく引かれた椅子。
    先輩のものでは決してない鞄。

    (あ、なるほど。そういうこと……)

    思い上がりが過ぎた。推測で先輩の事を理解した気になって、自分の理想像を押し付けていた。

    (生徒会室に、帰ろう……)

    鞄の中にコーヒーをいれて、部屋を出た。下手に勘繰られないように、開いた扉はそのままに。

    56: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/12(金) 14:42:44.67 ID:lfZZqTNTO
    prrrr……prrr……

    結局、生徒会室に居てもやることがなかったので、家に戻った。

    prrrr…

    恐らく先輩だろう。出る気はない。
    電話が切れて暫くすると、メールが届いた。「すまん」と一言。

    (あ、シュシュ。出しとこうかな)

    メールは後で返そう。

    ごそごそ漁っていると、綺麗に放送された 箱が出てきた。……これを買ったのは、多分私じゃない。
    迷ったが、やっぱり気になる。

    (うん、ばれないようにあけて、放送をもどせばいいかな!)

    そっと、包装紙のテープを剥がす。出てきたのは、縦長の箱。

    一色「時計……?あ、これ……」

    オレンジと緑中心の目覚まし時計が、出てきた。

    (私はオレンジかな?緑は……。ありえないありえない。また勘違いしするところだった)

    電話をかけ返す気なんてさらさら無かったが、気が変わった。これは是が非でも問い詰めないといけない。

    57: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/13(土) 00:58:00.33 ID:iNOrB6InO
    寝ているところを電話で叩き起こされた。宛先は一色いろはと表示されている。
    今現在電話に出たくない人でもTOP3に
    入る。
    ……陽乃さんよりマシだから出るけど。因みに陽乃さんからまた来たとしても、出る、後が怖い。

    八幡「もしもし、比企谷です」

    一色「あ、せんぱーい。ひどいじゃないですかー。荷物、ちょー重かったんですよ」

    八幡「……」

    一色「戻ってくるわけでもないし、どこ歩いていたんですかねー。あ、罰としてまた付き合ってくださいね」

    八幡「ぐ、仕方ない。で、何が欲しいんだ?」

    58: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/13(土) 01:16:28.90 ID:iNOrB6InO
    一色「わたし的には思い出?と言いますかー、記念と言いますかー」

    曖昧な喩えでよくわからん。曖昧な言葉で理解なんて出来るわけないのだ。

    八幡「わかったから、早く要件を言ってくれ」

    一色「……時計なんて買ってないのに袋に入ってたんですよ。あれって先輩の忘れ物ですか?」

    八幡「……」

    一色「中身もみちゃったんですけど」

    八幡「あー、忘れ物だ。また新しいの買うから、今日の詫びに持っててくれないか?」

    何を考えて放り込んだかは言えない。恥ずかしくて言えそうもない。

    一色「わかりましたー。じゃあ……」

    一色「私、あの色が気に入ったんで、次買い物行く時に探してください。あれと同じ組み合わせの……シュシュ。ではでは、おやすみなさい」

    八幡「あ」

    唐突に電話を切られ、出そうとした言葉が空を切る。
    一色の誘いを断る理由を、俺は持ち合わせていない。

    59: ◆Ggc4XlYAy.xd 2015/06/13(土) 01:18:45.96 ID:iNOrB6InO
    以上で終わりです。

    色は一応千葉モノのクリアファイルを参考にしてます。

    駄文失礼しました。

    元スレ:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432996348/

    1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:43:48.36 ID:BhAx7crA0
    八幡「………」

    ?「………」

    八幡「………」スッ

    ?「…………」

    八幡「おまえにふさわしいソイルは決まった!!」(`・ω ▼)9m

    http://sp.nicovideo.jp/watch/sm1709722

    八幡「………」バッ

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1546706627

    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:45:23.00 ID:BhAx7crA0
    八幡『魅惑に誘う香り、グランドブラウン!』
    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:45:58.94 ID:BhAx7crA0
    八幡『限り無き甘さへの探求、ヴァージンホワイト!』
    4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:46:28.91 ID:BhAx7crA0
    八幡『そして、永久に続く究極の癒やし、ホライゾンゴールド!』
    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:46:58.04 ID:BhAx7crA0
    八幡「飲み干せ…召喚獣…
    6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:47:35.37 ID:BhAx7crA0
    八幡『MAXコーヒー!!』
    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2019/01/06(日) 01:49:12.53 ID:BhAx7crA0
    自販機「」ガコン

    八幡「………」スッ

    八幡「………」パカッ

    いろは「………」

    八幡「………」ゴクゴク

    いろは「………」

    八幡「~♪」

    八幡「やっぱMAXコーヒーは最高だな」

    いろは「なにやってるんですか~先輩♪」

    八幡「!?」Σ(゚Д゚ノ)ノ

    このことがきっかけで七年後、八幡といろはは結婚し、三人の子供にも恵まれ幸せに暮らしましたとさ

    めでたしめでたし

    おわり

    元スレ:
    https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1546706627/


    2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:18:39.41 ID:cfkM+riUo
    少女「こ、こんにちはー……」

    雪乃「こんにちは」

    結衣「や、やっはろー?」

    八幡「……?」

    少女「ここ、奉仕部、であってますか?」

    雪乃「ええ、そうよ。依頼の方かしら?」

    結衣「話すのは初めて、だよね?」

    少女「はい、私も二年生ですけどみなさんとは話したことないです。……でも、三人のお名前も私は知ってます」

    結衣「そっかー。ごめん、あたしは顔は知ってるけど名前までは……」

    雪乃「そう。私と由比ヶ浜さんはともかく、彼のことも知っているなんて意外ね。……あ、そうでもないかしら? 悪名なら轟いていたようだしね」



    3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:21:21.34 ID:cfkM+riUo
    八幡「へいへい。どうせ俺はそんな評判にしかなってないですよ」

    少女「……ち、違いますっ! そんな、悪名なんかじゃなくて私は、彼の……比企谷くんのことはずっと前から……」

    雪乃「……あなたの知り合い?」

    八幡「いや……見覚えはねぇな」

    少女「そ、そっか。でもね、私一年生のとき比企谷くんと同じクラスだったんだよ」

    八幡「……マジで?」

    結衣「ヒッキー、最低」

    雪乃「そうよね、あなたはそういう人よね」

    少女「…………」

    結衣「だねー、最初あたしのことも知らなかったしね」

    5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:24:31.84 ID:cfkM+riUo
    雪乃「部員の非礼を部長としてお詫びするわ」

    少女「いえ、私は地味だし大人しいし、知らなくても別に……。それに比企谷くんが失礼だとか、謝ってほしいとか思ってないので」

    八幡「お、おお。なんか悪いな……。でもあれだぞ、由比ヶ浜」

    結衣「あたし?」

    八幡「これが普通の反応なんじゃねぇの? 知らねぇつっただけでキモいキモいって罵倒する誰かさんとは違うな」

    結衣「いやそもそも知らないのがだいぶ普通じゃないし、失礼だから。ていうか初対面で人をビッチ呼ばわりする人に言われたくないし!」

    雪乃「ごめんなさいね、騒がしくて。それで、あなたの名前と依頼の内容はなんなのかしら」

    6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:29:43.15 ID:cfkM+riUo
    少女「え、っと。私は深谷綾瀬っていいます。依頼の内容は、その、ここだとちょっと……」

    八幡「…………?」

    雪乃「……わかったわ。そこの男には席を外しておいてもらいましょうか、三年ぐらい」

    八幡「なげぇよおい。そんなら俺もう帰ってこねぇぞ」

    綾瀬「…………」

    雪乃「冗談よ。飲み物でも買ってきて頂戴。私は野菜生活……」

    八幡「100イチゴヨーグルトミックスな。戻ったらちゃんと請求するぞ」

    結衣「あ、あたしは紅茶……ならここで飲めるか。あたしは綾瀬ちゃんと同じのにするよ。何にする?」

    7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:35:35.28 ID:cfkM+riUo
    綾瀬「え? いいんですか? 比企谷くんまだ何も……」

    八幡「あー、いんだよ別に、気にするな。どうせ俺に拒否権はねぇんだ」

    雪乃「そうよ、その男のことは気にしないでいいわ」

    綾瀬「…………。なら、比企谷くんと同じもので」

    八幡「んじゃマッ缶三丁な。適当に時間潰して戻るわ」

    結衣「えー、あれかー……」

    八幡「人に委ねて買ってきてもらう分際で文句言うな。んじゃまたな」

    雪乃「…………では、深谷さん。依頼内容を聞かせてもらえるかしら?」

    綾瀬「……あの、その前に一つ。聞かせてもらえますか」

    9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:40:32.14 ID:cfkM+riUo
    結衣「んー、同級生なんだしさ、綾瀬ちゃんも敬語じゃなくていいよ」

    綾瀬「わかった。……二人は比企谷くんと、どんな関係、なの?」

    結衣「ど、どんなと言われても……」

    雪乃「……改めてそう言われると、なんなのかしらね?」

    綾瀬「…………」

    結衣「あたしは、クラスメイトで……部活仲間?」

    雪乃「私は、彼の友人……ではないわね。やはり部活仲間というのが相応しいのかしら」

    綾瀬「それ、だけ?」

    結衣「だけっていうと?」

    綾瀬「好き、とか。そういう感情はないの?」

    10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:49:35.50 ID:cfkM+riUo
    結衣「! も、もちろん嫌いなわけないよ。嫌なとこも面倒臭いとこもたくさんあるけど……」

    雪乃「そ、そうね。私も嫌ではないわ。比企谷君の捻くれ具合も大分慣れてきたし……」

    綾瀬「……そう。そんな程度」

    結衣「ん?」

    綾瀬「私は……彼が、比企谷くんがクラスに来たときから、ずっと見てました。私は、比企谷くんのことが好きです」

    雪乃「…………は?」

    結衣「……えー!?」

    雪乃「ちょ、ちょっと待って。あなた、本気? あんなのの何処がいいの? 騙されていないかしら?」

    結衣「そ、そうだよ。ヒッキーなんか面倒なだけだよ?」

    13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 19:55:16.03 ID:cfkM+riUo
    綾瀬「…………やめて」

    雪乃「深谷さん?」

    綾瀬「私がここに来たときから、ううん。きっともっと前からずっとそうなんだろうけど、なんであなたたちは比企谷くんに酷いことを言うの? 彼は悪い人なんかじゃないってわかってないの?」

    結衣「綾瀬ちゃん、お、落ち着きなよ」

    綾瀬「どうやって落ち着けっていうのよ、こんなの」

    雪乃「彼が悪人でないことなんかわかっているわ。でも……、口が悪いのは自覚しているけれど、私、そんなに酷いことを言っているかしら……?」

    結衣「んー、最初はもっと凄かったからなぁ……。あたしも超キモいって言ってたし。今は軽口ってレベルだと思うけど、感覚麻痺してるのかな。ていうかヒッキーも結構言うよね……」

    15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 20:02:39.40 ID:cfkM+riUo
    綾瀬「……自覚ないんだ。比企谷くんが心ない言葉でどれだけ傷付いてるか」

    雪乃「傷……?」

    結衣「ついてるかな……?」

    綾瀬「……私、知ってるんだから。比企谷くんがしてきたことも、なんでそんなことをしたのかも。彼が悪意からそんなことをしたことなんて一度もないって」

    結衣「それはあたしたちもわかってるよ?」

    綾瀬「だから、彼のことを悪く言う人達がみんな許せない。何もわかっていないくせにって。わかってるならあなたたちはなんで怒らないの? 不当に悪く言われてる彼のことが可哀想だとは思わないの? 悔しくならないの?」

    雪乃「……わかる人にだけわかればいいじゃない、そんなの」

    16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 20:15:58.17 ID:cfkM+riUo
    結衣「悔しくないことはないけど……。ていうか、悔しいより悲しい、かな」

    綾瀬「……彼のために何もしてあげられないあなたたちに、こんな場所に比企谷くんは相応しくない。私は彼に告白したいの。だからそれを手伝ってほしい。それが、私の依頼」

    雪乃「比企谷君への告白を……」

    結衣「手伝う、依頼……」

    綾瀬「どうする? 無理に受けなくてもいいよ。もしそうなら私は勝手にするつもりだけど」

    結衣「ちょ、ちょっと待ってよ、そう言われても……」

    綾瀬「……ふーん。戸部くんの依頼は由比ヶ浜さんが進んで受けたのに、比企谷くんが関わると渋るんだ」

    結衣「うっ……」

    19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 20:21:01.39 ID:cfkM+riUo
    雪乃「あなた、それを何処で聞いたの?」

    綾瀬「戸部くんから聞いた」

    雪乃「はぁ……」

    結衣「とべっち……」

    綾瀬「? とにかく、受けてもらえるの? もらえないの?」

    雪乃「……いいわ。受けましょう」

    結衣「……うん、そうだね」

    雪乃「ただし、私たちにやれるのは告白の場を整える程度よ。上手くいくよう保証してくれなんて言われてもそんなことはできないわ」

    綾瀬「それはもちろん。……私、嫌いじゃないって程度の人達には負けないから」

    雪乃「…………」

    23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 20:54:15.06 ID:cfkM+riUo
    結衣「……っと、ヒッキーからメールだ。もう戻っていいか、だって。ゆきのんどうする?」

    雪乃「……そうね。今日の依頼の相談はここまでにして、もう戻ってきてもらいましょう。また明日来てもらえるかしら、深谷さん。比企谷君には明日の部活は休みだと伝えておくわ」

    結衣「うん、さすがにこれはヒッキーに何かしてもらうわけにもいかないからね。じゃあいいよって返信しとくね」

    綾瀬「……わかった。明日もここに来る」

    雪乃「…………深谷さん、あなたは彼のしてきたことを知っているのよね」

    綾瀬「うん。ほぼ把握してると思ってる。文化祭の顛末も、修学旅行のことも、あなたたちが一人で頑張った比企谷くんを認めてあげられてないどころか、責めるようなことをしてたんだろうなってことも」

    29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 21:31:56.61 ID:cfkM+riUo
    雪乃「……そう、そうね」

    結衣「……うん、そう、だね」

    綾瀬「だよね、言い訳もできないよね」

    八幡「うす、買ってきたぞ。はいこれ、えと、深谷……だっけ?」

    綾瀬「う、うん。比企谷くん、ありがとう……」

    八幡「お、おお。まあ別に大したことじゃねえし気にすんな。で、相談は終わったか?」

    雪乃「ええ、大体のことは。今回はあなたは何もしなくても……いやちょっとはやってもらわないとだけれど、私たちが何か言うまで気にしなくてもいいわ」

    八幡「なにそれ、どういう意味? まぁ何もすんなっつーならしねぇよ。やらんで済むならそれに越したことはねぇし」

    30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 21:54:28.30 ID:cfkM+riUo
    結衣「って言いながら結局何かしちゃうんだよねー、ヒッキーは……。まあそれはあたしたちも悪いからだけど、 今回は大丈夫、と思うよ」

    綾瀬「…………あ、あの、比企谷くん」

    八幡「ん?」

    綾瀬「私、あなたのことちゃんとわかってるから。私は絶対悪く言ったりしないから」

    八幡「……あん?」

    綾瀬「ちゃんと君を見てる人もいるって、それだけはわかって、お願い。そ、それじゃまたね!」

    八幡「お、おお。またな」

    結衣「またね、綾瀬ちゃん」

    雪乃「ええ。深谷さん、また」

    八幡「…………最後の、何あれ? 意味わかんねぇんだけど。俺また悪口言われてんの?」

    32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 22:05:37.64 ID:cfkM+riUo
    雪乃「さあ、どうかしら?」

    結衣「まあ、魅力に気がつく子がいてもおかしくないよねぇ……」

    八幡「わからん……。さっきの、なんだ。深谷? にも余計なこと吹き込んでんのお前らじゃねぇだろうな」

    雪乃「あら、失礼ね」

    結衣「そんなことするわけないし」

    八幡「あっそう。まあいいや、なんでも……」

    結衣「………………」

    雪乃「………………」

    35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 22:34:56.32 ID:cfkM+riUo
    翌日

    綾瀬「こんにちは」

    雪乃「こんにちは、深谷さん」

    結衣「や、やっはろー」

    雪乃「では一応……あなたの要望を聞いておきましょうか。私達にはどこまでを求めているの?」

    綾瀬「本当は、あなたたちにそこまでしてもらおうとは思ってないのかも。比企谷くんと、あなたたちとの接点が作れたらそれでよかった……のかな」

    結衣「接点?」

    綾瀬「うん。比企谷くんに告げる前に、こうしてあなたたちと話もしておきたかったから」

    雪乃「私たちに言いたいことがある、ということかしら」

    36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 23:02:28.49 ID:cfkM+riUo
    綾瀬「まあそれは昨日だいぶ言っちゃったんだけどね……」

    結衣「……綾瀬ちゃんはさ、あたしたちのこと、憎い?」

    綾瀬「……正直言うと、うん。この学校だと比企谷くんに一番近いところにいながら何をしてるのって思ってた」

    雪乃「……ええと、まずはあなたの言っていた文化祭、その話にしましょうか。あなたは彼が何故あんなことをしたか知っているのよね?」

    綾瀬「うん。知ってる。本当に悪いのは誰なのかってことも。なのになんで悪評が出回るのが彼なの? おかしいじゃない。私は彼が理由もなくそんなことするはずないって信じてたから、その噂が耳に入る度にそれは違うんじゃないかなって否定したよ。したけど……」

    結衣「綾瀬ちゃん……」

    37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/23(土) 23:16:12.18 ID:cfkM+riUo
    綾瀬「私さ、普段はほんと大人しくしてるからこんなこと言わないんだよ? でもこれだけは本当に我慢ができなくなって、勇気を出して相模さんにもお願いしてみたの」

    雪乃「彼女に? 何を?」

    綾瀬「あなたは比企谷くんに救われたんだよ、わかってないの? わかってるならこんな噂否定して回ってよって。私がちまちまそんなこと言ってても無理だけど、本人がそう言うなら止められるんじゃないのって」

    結衣「…………」

    綾瀬「でも、無駄だった。聞き入れてはもらえなかった。噂を止めてっていう私に彼女はこう言ったの」

    相模「わざわざそんなこと……するわけないじゃん。うちが悪いのも事実だけど、あいつがうちに酷いことを言ったのも事実。悪いからって何でも言っていいなんてことにはならないよね。逆ギレって言うなら好きに思ってていいよ。もしあの場にいたのがあいつだけで、葉山くん達がいなかったらうちは戻ってなかった」

    42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 00:36:24.43 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「……って。なんなの、あの人」

    雪乃「……でしょうね。葉山君が褒め称えられるのはおかしいけれど、あれは葉山君だけでも、比企谷君だけでも駄目だったのよ」

    綾瀬「何それ……」

    雪乃「話したのはそれだけ?」

    綾瀬「ううん、こんなことも言ってた」

    綾瀬「相模さん、あなたは……」

    相模「うちはあいつ嫌いだから。あいつもうちのこときっと嫌いだし。うちは基本的にあいつが何考えてるかなんて全然わかんないけど……それでもわかることだってあるんだ。でもまあ、次があるなら? だけど。借りは返してやるつもり……かな。だから、今は何もしてやらない」

    44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 11:27:52.14 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「……意味わかんない」

    相模「別にあんたにわかられたいとも思ってない。用はそれだけ? もうないならウザいから早くどっか行ってもらえる?」

    綾瀬「……ああもう。あんな自己中な人のために比企谷くんが泥を被るとか、あり得ないよ。なんで彼が針のむしろみたいな状況にならないといけないの? せめて、なんであなたたちは彼のしたことを認めてあげられないの?」

    雪乃「認めていないわけないじゃない。あの時助けられたのは私もよ。それに、あんな状況にしてしまった原因は彼女を差し置いて一人で背負い込もうとしてしまった私のせいでもあるわ」

    綾瀬「あの文化祭の裏側で、悪い人は他にいくらでもいるじゃない。なのに比企谷くんが……酷いよ」

    45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 11:33:40.12 ID:+rEbMuVeo
    雪乃「そうね……。誰が悪いとかって犯人探しをするのはあまり好きではないけれど、あの出来事でそもそも一番悪いのは彼女を唆したうちの姉だわ。いえ、それも含めて私かしら」

    結衣「……いや、あの時はさがみんに同調してサボってた子もたくさんいるみたいだし、もう誰のせいってことでもないんじゃないかな」

    綾瀬「……誰でもいいよ、比企谷くんが悪くないことは確実なんだから。ねぇ雪ノ下さん、さっきから私の質問に答えてないよ。なんで彼が嘲笑の的にならないといけなかったのかって」

    雪乃「それは、私が……いえ、これは思い上がりね。……そうね、彼が比企谷君だから、かしら」

    綾瀬「彼ならそうなって当然ってこと? ……呆れた。こんなところにいても比企谷くんのためにならないよ……。じゃあもう一つ、なんで助けられたことがわかっていながらあんな噂を放置できたの?」

    46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 11:41:33.25 ID:+rEbMuVeo
    雪乃「わかっていた、だからこそ、よ。だって、噂を否定して事実を広めるようやことをしたら……。あなた、本当にわからない?」

    綾瀬「私には雪ノ下さんの思ってることなんてわかんないよ。ううん、彼が不当に蔑まれてても平気でいられる人の気持ちなんてわかりたくもない」

    雪乃「……そう。ならもういいわ」

    結衣「あたしは……綾瀬ちゃんが怒る理由もわかるな。あたし、あのとき必死になって否定しようとしなかったから。ヒッキーを気遣ってなかったとは言わないけど、あたしには他にも大事にしたいものがあって……ううん。これは言い訳だね」

    雪乃「由比ヶ浜さん、あなたは十分……」

    綾瀬「やめて、気持ち悪い傷の舐め合いは。彼のことを一番に考えられなかったのはわかったから。あなたにとって比企谷くんはそんなものなのよ」

    48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 11:54:28.91 ID:+rEbMuVeo
    結衣「そんな、ことは…………」

    雪乃「深谷さん、言い過ぎよ」

    綾瀬「……ごめん。でも、同じ状況に私が置かれたなら、私は他の何を犠牲にしてでも彼を守ろうとしたと思う。あなたたちはそれができなかっただけ」

    結衣「それは、できないね。確かに……」

    綾瀬「あと修学旅行だけどさ、あれは由比ヶ浜さんが無理矢理引き受けたみたいなものなんでしょ?」

    結衣「……うん。そう……だね」

    綾瀬「それでさ、依頼を解決しようとしてくれたのは比企谷くんだけなのに、なんであの後気まずくなってたの? 彼のしたことをわかってあげようとは思わなかったの?」

    結衣「あれは……ダメだよ。わかるけど、あのやり方は認めてあげられない」

    49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 12:15:52.46 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「なんで?」

    結衣「なんでって……あんなの、間違ってるもん」

    綾瀬「由比ヶ浜さんは間違っていないの? 引き受けたあなたが無責任で最後まで何もしないから彼がああせざるを得なくなったんじゃない」

    結衣「それ、は、あたしは、あんなことするなんて思ってなくて……」

    綾瀬「……あんなこと? 必死に解決しようとしてくれた比企谷くんのしたことをあんなこと呼ばわり?」

    雪乃「あれに関しては私も彼に任せると伝えたけれど……。あんな行動を認めるなんて、私には無理だわ」

    綾瀬「そう。よくわかったよ、私とあなたたちでは彼に関する想いが違うんだってことがね。やっぱり比企谷くんはこんなところにいるべきじゃない。彼にはもっと相応しい場所と人がいる」

    50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 12:25:28.76 ID:+rEbMuVeo
    結衣「相応しくない、か……。そう、なのかもね。でもそれはヒッキーが……」

    綾瀬「私は告白したらそれもちゃんと伝えるから。ここをやめてもらうよう説得するつもり。比企谷くんはちゃんとわかってくれるはずだよ。彼には味方してくれる人が一人でもいればああしないで済んだはずだから」

    雪乃「……そう、好きにするといいわ。私たちにそれを止める権利はないもの。それにしてもあなた、戸部くんから聞いた話だけでよくそこまで……」

    綾瀬「あれに関してはそれからいろんな人に話を聞いたよ。それでね、私はあれ、葉山くん達にハメられたんじゃないかと思ってるんだ」

    雪乃「嵌められた……? 比企谷君が、葉山君に?」

    綾瀬「正確には葉山君のグループに、かな。どう足掻いても解決できない相反する依頼を比企谷くんに頼んで、彼をスケープゴートに仕立てあげた」

    51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 13:33:57.15 ID:+rEbMuVeo
    結衣「……ヒッキーはとべっちからだけじゃなくて、他の人からも依頼されてたってこと?」

    綾瀬「うん。これは当事者の人たちしかわからないから想像だけどね。私に話してくれるわけがないもん。だから、これも比企谷くんに確認するよ」

    雪乃「……確認して、どうするの?」

    綾瀬「そんなの、決まってる。事実なら私は葉山くんたちも許せない。無関係の比企谷くんに頼らないとどうにもならない、あんな空っぽのグループなんて壊れてしまえばいい」

    結衣「そんなの……」

    綾瀬「そういえば由比ヶ浜さんもその一員だったっけ。なのにそんなこと考えもせずに彼を責めたんでしょ? ……よくそんなことできるよね」

    結衣「……もしそうなら、いや、そうじゃなくてもあたしは卑怯だなぁ……。あれもこれも大事で、ヒッキーだけに責任を負わせて……。でも、ヒッキーがしたことは、やっぱり……」

    54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 14:07:02.90 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「……もういい。あなたたちとはわかりあえないっていうのは、彼を第一に考えられないのはよくわかった。明日、彼に告白するから放課後に屋上に来るよう伝えてもらえるかな? 私の依頼はそれだけ」

    雪乃「……ええ。その依頼、確かに引き受けたわ」

    結衣「………………」

    綾瀬「じゃあ、私はもう行くね。たぶんもうここに来ることはないと思う。それで、比企谷くんも次が最後になるんじゃないかな。……退部の連絡に。では、さようなら」

    雪乃「………そう。深谷さん、また」

    結衣「………………」

    雪乃「………………」

    結衣「……ゆきのん、いいの?」

    57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 14:45:08.75 ID:+rEbMuVeo
    結衣「……ゆきのん、いいの?」

    雪乃「……由比ヶ浜さんだってわかっているでしょう?」

    結衣「うん……。そう、なんだけどね。あたし、やっぱ酷い子だな。…………止めたくなっちゃうもん」

    雪乃「……本音を言うと、私もよ。でも、あくまで決めるのは、選ぶのは彼だから」

    結衣「…………だよ、ね」

    雪乃「……ええ」

    翌日

    綾瀬「……比企谷くん、来てくれてありがとう」

    八幡「あれ、深谷? 雪ノ下と由比ヶ浜は? 俺あいつらに呼び出されて来たんだけど」

    59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 15:00:18.26 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「二人なら、来ないよ。それとも邪魔しようと何処かで見てるのかな? 今日は比企谷くんをここに呼び出してほしいって、私が頼んだの」

    八幡「……ほーん。そうか」

    綾瀬「うん。それでね、私、比企谷くんに伝えたいことがあるの」

    八幡「お、おお」

    綾瀬「……私、比企谷くんのこと、ずっと前から見てました。比企谷くんのことが、好き。大好きです」

    八幡「!?」

    綾瀬「だから、奉仕部なんてやめて、私と……」

    八幡「ちょ、ちょっと待て。えと、好き、とかはわかったけど、なんで奉仕部やめろって話になんだよ」

    綾瀬「だってあんな場所とあんな人たち、比企谷くんに相応しくないよ」

    60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 15:04:58.16 ID:+rEbMuVeo
    八幡「相応しくない?」

    綾瀬「うん。私、文化祭や修学旅行で比企谷くんのしてきたことも、なんでそんなことをしたのかも全部わかってる。誰よりも問題解決のために頑張ったのは比企谷くんなのに、悪い噂が流れても平気だったり、比企谷くんのしたことを責めるような人たちは間違ってる」

    八幡「………………」

    綾瀬「私なら比企谷くんのしたことを認めて、何があってもあなたの味方でいられるよ。だからあんな人たちと一緒にいるのは止めて、私と付き合ってもらえ、ますか」

    八幡「……何があっても俺の味方でいられる、ね」

    綾瀬「うん、絶対にそう誓える。私はそれぐらい比企谷くんのことが好きだし、比企谷くんはそうされるべきだと思うの。頑張ってやってきたことが報われないなんて、そんなの、ダメだよ」

    61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 15:07:36.30 ID:+rEbMuVeo
    八幡「……そりゃさぞかし居心地の悪い世界だなぁ」

    綾瀬「うん、そうだよ。比企谷くんにはもっと居心地のいい場所が……って、言い間違えてるよ。居心地いいに決まってるじゃない」

    八幡「言い間違いじゃねぇよ。そんな世界、居心地悪すぎて吐き気がする」

    綾瀬「な、なんで? 比企谷くんは……」

    八幡「だってそうだろ。間違ってるのにみんなが褒め称えてくれて、認められる世界なんて気持ち悪い以外に何がある。俺は新興宗教の教祖様じゃねぇんだぞ」

    綾瀬「なんでそうなるの? 比企谷くんのしてきたことは間違ってなんかないじゃない。いつも誰よりも頑張って、一人で泥を被って、みんなに悪口言われて……」

    62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 15:21:25.13 ID:+rEbMuVeo
    八幡「あー、まぁ文化祭のあとのあれはちょっと堪えたな……慣れてるとはいえ」

    綾瀬「私は許せないよそんなの。本当に悪い人が責められないで、みんなのためにやった比企谷くんが責められて、悔しいよ私。あの時私が全部わかっててあなたの傍にいられたら、本当のことを話して回ったのに」

    八幡「い、いや勘弁してくれ、そんな蒸し返すようなこと。お前が傍にしなくてよかったよ……」

    綾瀬「……比企谷くん、いいんだよ。あなたは誰よりも優しいからみんなを救いたいんだって。でも、それであなたが傷つくのは見てられないよ……」

    八幡「……あー、なんだろうな、なんて言えばいいんだ。お前もたぶん優しいんだろうな」

    綾瀬「比企谷くんほどじゃないけど、奉仕部の二人よりは優しいと思うよ。あなたが蔑まれても気にしない雪ノ下さんとか、平気で笑っていられる由比ヶ浜さんとは違うの」

    63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 15:26:13.13 ID:+rEbMuVeo
    八幡「…………。言いたいことはそれだけ?」

    綾瀬「い、いや、まだあるよ。修学旅行のこと、なんだけど」

    八幡「……どこまで知ってるんだ」

    綾瀬「大体は。けどわかんないこともあるから確認したいの。比企谷くんはさ、葉山くんたちにハメられたんじゃないの?」

    八幡「は? 俺が? 誰に?」

    綾瀬「葉山くんたちに。たぶん葉山くん主導なんじゃないかと思うんだけど……。あなたを貶めようと解決しようのない依頼を頼んで、優しい比企谷くんがスケープゴートにされた。違う?」

    八幡「ぜんっぜん意味がわかんねぇ。俺が誰の生け贄になったの?」

    綾瀬「手を汚したくない葉山くんが比企谷くんに全部を押し付けて、あんなことをさせたの。そうでしょ?」

    72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 16:12:06.89 ID:+rEbMuVeo
    八幡「想像力逞しいな、お前……。てか妄想の域だろ、それ。葉山が俺を貶めてなんの利点があんだよ」

    綾瀬「葉山くんは自分の持っていないものを持ってる比企谷くんに嫉妬して、比企谷くんから全部を奪おうとしたんじゃないかな。比企谷くんはそれにまんまと乗せられて……葉山くんは比企谷くんがそうするってわかってたのよ。それで、実際奉仕部の二人と気まずくなった。……違う?」

    八幡「……違うっていうか、お前さ、俺も葉山も馬鹿にしてる? まぁ俺もあいつも対極の馬鹿なんだけどよ」

    綾瀬「ば、馬鹿になんかしてないよ」

    八幡「そうか。もう帰っていい? お前に話が通じる気がしなくなってきた」

    綾瀬「ま、待って、ちゃんと教えてよ。葉山くんとか海老名さんにも依頼されたんじゃないの?」

    73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:12:24.99 ID:+rEbMuVeo
    八幡「されてねぇよ、依頼なんか。あれは俺が勝手にやっただけだ。しかも俺自身が後悔するような、安っぽくてろくでもない手段でな」

    綾瀬「嘘だよ、そんなの。河原で葉山くんと話してるの見た人がいるんだよ。その時にお願いされたんでしょ?」

    八幡「違ぇよ……。お願いなんかされてねぇつってんだろ。頼まれてもねぇのに葉山の思ってることを聞きに行っただけだ」

    綾瀬「……嘘だ」

    八幡「やっぱ人の話聞く気ねぇじゃねぇか。……アホらし。じゃあな」

    綾瀬「待って、まだ話は終わってないっ。告白の返事も、まだだし……」

    八幡「あ、あー、すまん忘れてた。返事の前にちょっと聞かせてくれ。俺の、どこがいいの?」

    75: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:50:43.84 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「え、えと。比企谷くんは、私の理想の人なの。誰よりも優しくて、自分が傷つくことも恐れないで人の為に動くことができて、その、自己犠牲を厭わないのって、凄いと思うの」

    八幡「……違う」

    綾瀬「違わないよ」

    八幡「違うんだよ。俺のやってきたことは全部俺のためだ。自己犠牲? ふざけるな。あんなろくでもない奴等のための犠牲になんて誰がなるかよ」

    綾瀬「なんでそんなこと言うの? もう素直になっていいんじゃない、かな。いくら比企谷くんがそんな風に言っても、やってることは自己犠牲そのものだよ。比企谷くんのしたことが人のためになってるなら、褒められたって、救われたっていいじゃない……」

    76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:51:32.36 ID:+rEbMuVeo
    八幡「……俺がそんな風に、誰かに助けてもらいたくて人を助けてるって言いたいのか。利己的な打算の末の行動だって言ってんのか」

    綾瀬「ち、違うよ!」

    八幡「何が違うんだ。俺にはそう言ってるようにしか聞こえねぇよ」

    綾瀬「比企谷くんの思惑はどうであれ、あなたのしたことでみんな助けられてる。 ……そんな比企谷くんが責められていいはずがない! 奉仕部の薄情な二人と違って、私ならあなたを認めて守ってあげられる!」

    八幡「守る? 認める? 俺を? いつそんなこと頼んだ」

    綾瀬「頼まれてやってるわけじゃないよ。私が、比企谷くんのためを思って……」

    八幡「余計なお世話だ。俺が自己満足でやってんのに勝手に気持ちの悪い同情押し付けて、上から目線で勝手なラベル貼ってんじゃねぇ。俺はお前の、誰かの理想のヒーローで在りたいなんて思ったこともねぇよ」

    77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:52:09.35 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「で、でも、比企谷くんのしてきたことは、間違ってなんか……」

    八幡「間違ってるよ、俺は」

    綾瀬「どこが、間違ってるの……?」

    八幡「……お前さ、あいつらに依頼したんじゃないのか。告白の手伝いをしてくれ、とか」

    綾瀬「う、うん。したけど……」

    八幡「今あいつらは別に邪魔しにきてないだろ」

    綾瀬「どういうこと?」

    八幡「その気もねぇのに人の告白遮っていいわけねぇよ。それをあいつらもわかってるからだ。あの時と状況は違うにしてもな」

    綾瀬「あの時は戸部くんが振られるってわかりきってたからで、比企谷くんは他の手段がなかったから仕方なくそうしたんじゃない」

    78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:52:36.94 ID:+rEbMuVeo
    八幡「まぁそうだな。けどあんなの、そもそも俺が何かしたこと自体が間違いなんだよ。告白はさせてその後で何かするならまだしも、封殺して先送りにするなんて解決になってねぇんだから。結局あいつらはまたどっかで折り合いをつけなきゃなんねぇんだからな」

    綾瀬「みんなの望みは叶えられなくても、誰かの望みは叶えてるのになんでそんなに意地を張るの……?」

    八幡「……意地か。それをもう少し張れてたらあんなこともしなかったのかもな。嘘吐いて曲げたから…………まぁいいや、済んだことだそれは」

    綾瀬「……?」

    八幡「これこそ関係ない話だ。別にわからなくてもいい」

    綾瀬「……じゃあ、文化祭のあと雪ノ下さんや由比ヶ浜さんが噂を否定しなかったこと、比企谷くんはどう思ってるの? せめて近くにいる人にはわかってもらいたいとか、そんなことも思わなかった?」

    79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:53:05.52 ID:+rEbMuVeo
    八幡「思わない……というか、別に否定はされてねぇつもりだけど、俺。だからあいつら蒸し返したりしなかったんだろ」

    綾瀬「どういうこと?」

    八幡「いや、それしか手がないのは俺のせいだし、やらんでもいいことしたのも俺だし、噂は違うつって否定して回ったらそれこそ俺のしたことの意味がなくなんだろ。直接聞いたことはないけどそんな感じだろ、たぶん……」

    綾瀬「なんなのよ……。比企谷くん、どうしてわかってくれないの? あ、もしかして奉仕部の二人のどっちかが好きだから庇ってる、とか。そうなの? 私よりも顔がちょっと可愛いから? 比企谷くんはきっと騙されてるんだよ、あの人たちは薄情だし冷たいよ」

    八幡「……だよなぁ。あいつら俺に優しくねぇんだよ。もっと俺のこと気遣えっつーの。って何度も思うけど騙されてはいねぇよ、訂正しろ。あ、こんな俺がまともなお前と付き合うとか無理だから」

    80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:54:03.51 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「…………なんで……。あの人たちの何がそんなにいいの!?」

    八幡「雪ノ下は口を開けば毒を吐くろくでもねぇ奴だし、由比ヶ浜は口を開けば馬鹿みたいなこと言うし、余計なことばっかり考えて悩んでるし……最悪だよ」

    綾瀬「私は、そんな人たちとは違う、のに」

    八幡「でも……あいつらは俺が間違えてるときは間違ってるって言ってくれるんだ。平塚先生も。俺は簡単に認めてもらえるぬるま湯みたいな世界は求めてないんだよ。そんなの薄気味悪くて反吐が出る」

    綾瀬「……馬鹿だよ、比企谷くん」

    八幡「だろうな。だからまだ俺みたいな馬鹿がいるあそこを抜けられないんだよ。……じゃあな」

    綾瀬「私は……あんな人たちより、比企谷くんのこともっとわかってるのに……」

    81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:54:58.56 ID:+rEbMuVeo
    八幡「……わかってる? それはやめろ、本当に。俺は勝手にわかった気になられるのが一番ムカつくんだ」

    綾瀬「っ! …………あ、あの、最後に一つだけ、聞かせてほしいの」

    八幡「なんだ」

    綾瀬「修学旅行のあと、生徒会選挙とかあってから……比企谷くん、落ち込んでたよね」

    八幡「落ち……いや、どこまで知ってんだよお前、怖ぇよ」

    綾瀬「あのとき、二人とか奉仕部のこと、嫌にならなかったの? もうこんな奴等相手にしてられるかとか、なんで俺がこんな目に合うんだ、理不尽だとか、思わなかった? あの弱ってるタイミングで私が告白してたら、振り向いてもらえた?」

    八幡「……ねぇな、それは。俺の境遇は全部俺が招いたことだ。どんなに弱っててもあいつらのせいにだけはしたことがない」

    82: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:55:51.99 ID:+rEbMuVeo
    綾瀬「……わかった。……馬鹿」

    八幡「……うす」

    雪乃「……こんにちは」

    結衣「や、やっはろー……」

    八幡「………………」

    結衣「………………」

    雪乃「…………比企谷君」

    八幡「……あ?」

    雪乃「彼女はできた?」

    結衣「ゆ、ゆきのん」

    八幡「……わかってる癖に。いねぇよ、残念ながらな」

    雪乃「……そう。安心したわ」

    83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:56:31.07 ID:+rEbMuVeo
    結衣「い、いないんだ、そうなんだ……」

    八幡「なんで安心すんだよ、お前ら」

    結衣「そ、それはその……」

    雪乃「……安心なんかしてないわ」

    八幡「いや安心したって言ったばっかだろうがお前」

    結衣「まーね、その、とにかくよかったかなー」

    雪乃「そ、そうね。比企谷君はきっと、たぶん、おそらく、だけど……私たちの……」

    八幡「…………いや、そうでもねぇよ? お前ら大体最悪だしな」

    結衣「えぇ!?」

    雪乃「……え?」

    沙希「…………あのー、比企谷、いる?」

    84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:57:09.62 ID:+rEbMuVeo
    結衣「お、あ、えと。や、やっはろー沙希」

    雪乃「こ、こんにちは」

    八幡「おお、川崎どした。なんか用か?」

    沙希「あ、あのさ。お願いが……というかあたしからじゃないんだけどね? はーちゃんがあんたとディスティニーに行きたがってて、今週末とか、どうかなー、と」

    八幡「……それ、お前も来るんだよね?」

    沙希「あ、当たり前じゃん。あたしも行かないと意味が……うわわっ、なんでもないっ」

    結衣「………………」

    雪乃「………………」

    いろは「せんぱぁい! ヤバイですヤバいですー、ほんとにヤバいので今週末付き合ってくださいー。ディスティニーに取材ですよ取材!」

    85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:57:42.53 ID:+rEbMuVeo
    結衣「…………」

    雪乃「…………」

    八幡「は? いきなり来て何言ってんのお前……」

    沙希「……駄目。あたしの方が先だから」

    いろは「は? あなた誰です? わたしは先輩と取材に……」

    沙希「今週末はあたしが比企谷とディスティニー行くの、残念でした」

    八幡「え? いや俺まだ行くとは……」

    沙希「…………ダメ、なんだ」

    八幡「い、いや、別に行かないとは……」

    いろは「じゃあわたしと行かないと、仕事ですから」

    86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:58:21.60 ID:+rEbMuVeo
    沙希「駄目つってるでしょ。ていうか誰、あんた」

    いろは「なんであなたが決めるんですか? あなたこそ誰です?」

    八幡「お、おい落ち着けお前ら」

    沙希「……ちょっとゆっくり話そうか、比企谷」

    八幡「え?」

    いろは「ですね。お二方、ちょっと先輩借りていきますねー」

    結衣「え、ちょっ、沙希?」

    雪乃「いや、あの、一色さん?」

    八幡「えー、よくわかりませんが少し席を外します……」

    結衣「ひ、ヒッキー!?」

    沙希「比企谷、ちゃんと決めてよね」

    87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 17:58:49.82 ID:+rEbMuVeo
    いろは「そうです、仕事だから他の予定はキャンセルしないと」

    八幡「ひ、引っ張るなよお前ら、行くから……」

    結衣「………………」

    雪乃「………………」

    結衣「あたしたちもさ、変わらないと……」

    雪乃「そうね、素直になってみようかしら……」

    結衣「はぁ……」

    雪乃「はぁ……」

    89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 18:02:05.89 ID:+rEbMuVeo
    疲れた
    正直な話、修学旅行は葉山が全部仕組んだ説、個人的にはまるっきり意味不明で理解できないんで適当に書いたんですけどあれであってるんですかね
    書いてても全く意味不明でした、どうやったらあんな発想が出てくるのかわかんなくて辛かったです
    もう二度と書きません
    100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/01/24(日) 19:14:03.38 ID:d7zArw+m0
    やはりこうなったか…

    元スレ:
    https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453544219/

    303: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:28:49.78 ID:k8zfoYEko
    翌日

    三浦「はい、あーん」

    八幡「自分で食べれるからいいです」

    三浦「いいから黙って食べろ!」

    八幡「んぐっ」

    三浦「へへっ。美味しいっしょ」

    八幡「……美味しい。ていうかこういうの恥ずかしいんだが……」

    三浦「誰も見てないからいいっしょ。外ではやんないから」

    八幡「うーん」

    三浦「八幡はこういうの嫌い?」

    八幡「嫌いというより初めてのことばかりだから戸惑っている感じだ」

    三浦「初めてって中学の時に彼女いなかったん?」

    304: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:29:21.82 ID:k8zfoYEko
    八幡「俺にいるわけないだろ」

    三浦「そっか。それじゃあーしが初カノなんだ」

    八幡「そういうことになるな」

    三浦「めっちゃ嬉しいかも」

    八幡(俺は優美子にとって何人目の彼氏なんだろうか。流石に直接は聞けないが気になるな)

    三浦「ちなみにあーしは八幡で二人目だから」

    八幡「」

    三浦「あいつじゃなくて八幡と最初に付き合えたらよかったかも……」

    八幡「……そんなこと言っても意味ないだろ」

    三浦「うん」

    八幡「それに許せないが一応俺と優美子が付き合うきっかけになったんだから結果オーライでいいんじゃないか」

    三浦「そんなもん?」

    八幡「そんなもんだろ。それよりさっさと朝食済ませようぜ」

    305: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:30:00.16 ID:k8zfoYEko
    バイト先

    チーフ「比企谷くん、三浦ちゃん、おはようなんだぜ」

    八幡「おはようございます」

    三浦「おはよーございまーす」

    チーフ「今日は忙しくなりそうだからよろしく頼むんだぜ」

    八幡「うす。三浦、今日は残業覚悟しとけよ」

    三浦「」ムスッ

    八幡「三浦さん?」

    三浦「ふん!」

    八幡「何で怒ってんの?」

    三浦「だってあーしのこと三浦って……」

    八幡「いや、バイト先ですしおすし」

    三浦「別にいいじゃん。それとも八幡は人前じゃあーしのこと名前で呼んでくれないわけ!?」

    八幡「……はぁ。わかった。優美子」

    三浦「うん!」

    306: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:30:27.66 ID:k8zfoYEko
    昼休み

    三浦「そういえばあーしと八幡が付き合ったこと結衣と海老名に言ったから」

    八幡「…………え?」

    三浦「こういうのは早めに報告するべきっしょ」

    八幡「何か言ってたか?」

    三浦「二人とも祝ってくれたけど」

    八幡「そうか」

    三浦「ただ結衣が八幡と付き合うのは超面倒かもしれないって言ってた」

    八幡(面倒くさい男で悪かったな)

    三浦「もちろんあーしは上等って返信したけどね」

    307: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:30:57.32 ID:k8zfoYEko
    八幡「上等か」

    三浦「八幡は隼人や戸塚に報告してないん?」

    八幡「してないな。……こういうのってやっぱした方がいいのか?」

    三浦「もちろんだし。それに二人にはあーしのことで迷惑かけたから」

    八幡「そうだな。近いうちに三人で集まって言うか」

    三浦「電話やメールで知らせないわけ?」

    八幡「まあ、直接言った方がいいかと思ってな」

    三浦「そっか」

    八幡「ちなみに昨日から俺たちは付き合ってるわけだが具体的に何が変わるんだろうな」

    三浦「え」

    308: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:31:29.05 ID:k8zfoYEko
    八幡「いや、俺たちの場合は付き合う前から一緒に暮らしてるわけだろ」

    三浦「うん」

    八幡「付き合ってこれからどうのような変化があるのかと思ってな」

    三浦「変化ね。とりあえず一緒に寝るようになったじゃん。それは変化って言っていいんじゃない」

    八幡「今日も一緒に寝るのか?」

    三浦「当然だし。一人で寝るより二人で寝る方が気持ちよく寝れるっしょ」

    八幡「俺は緊張して中々眠れなかったけど」

    三浦「そのうち慣れるっしょ。後はあーしは八幡の彼女なわけだからあーしを好きにしていいよ」

    八幡「」

    三浦「嫌なことは嫌って言うからさ。八幡がしたいことがあるならちゃんと言ってよ」

    八幡「お、おう……」

    309: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:32:19.23 ID:k8zfoYEko
    一週間後 居酒屋

    八幡「今日は集まってもらって悪いな」

    戸塚「集まると言っても三人だけどね」

    葉山「比企谷に人を集める人脈はないからね」

    八幡「……それはどうも」ヒクッ

    戸塚「それで僕たちに報告したいことがあるってなに?」

    八幡「ああ。それなんだが……」

    葉山「優美子と付き合うことになったか」

    八幡「……何でわかった」

    葉山「いや、それくらいしか比企谷が俺たちに報告することなんてないだろ」

    戸塚「あはは。そうだね」

    八幡「」

    葉山「おめでとう」

    310: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:32:52.03 ID:k8zfoYEko
    戸塚「八幡、おめでとう。三浦さんを泣かせちゃ駄目だからね」

    八幡「あ、ありがとな……」

    葉山「ついに比企谷も彼女持ちか。戸塚は彼女いないのかい」

    戸塚「いないよ。葉山くんもいないんだ」

    葉山「ああ。俺は雪ノ下さん一筋だからね。ストーカーでも人気女優と結婚出来るんだ。俺にもチャンスはある!」

    八幡「ストーカーにはなるなよ」

    葉山「善処するよ」

    戸塚「八幡、小町ちゃんには報告したの?」

    八幡「いや。来週あたりに実家に帰るからその時に言うつもりだ」

    戸塚「そっか。お盆は実家に帰らなかったんだっけ」

    八幡「ああ」

    葉山「はぁ。来週は辛気臭い男と千葉までドライブか……」

    八幡「悪かったな!」

    311: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:33:42.51 ID:k8zfoYEko
    23時 八幡宅

    八幡「ただいま」

    三浦「おかえり。今日も飲まなかったん?」

    八幡「ああ。シャワー浴びてくるわ」

    三浦「うん。……一緒に入る?」

    八幡「……は? はぁぁぁぁっ!?」

    三浦「冗談だし。八幡、てんぱりすぎっしょ」

    八幡「くっ。あんまからかうなよな……」

    三浦「ごめん。でも八幡が一緒に入りたいなら一緒に入ってもいいけど」

    八幡「……き、今日はいいでしゅ……」

    三浦「んじゃ明日は一緒に入るし」

    八幡「」

    312: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:34:11.00 ID:k8zfoYEko
    10分後

    八幡「ふぅ。さっぱりした」

    三浦「八幡、髪濡れっぱなしだけど」

    八幡「ちょっと面倒くさいから今日はいいや」

    三浦「ちゃんと乾かさないと駄目っしょ。髪が痛むよ」

    八幡「一日くらい平気だろ」

    三浦「だーめ。あーしが乾かしてあげるからこっち座りな」

    八幡「……わかった」

    三浦「結構素直じゃん」

    八幡「逆らっても意味がないことに気づいたからな」

    三浦「そっか」

    313: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:34:54.97 ID:k8zfoYEko
    三浦「八幡、髪染めたりしないん?」ブォォォ

    八幡「しないな。興味ないし」

    三浦「ま、あーしも八幡には黒髪が似合ってると思うよ」

    八幡「そうか」

    八幡(さっきから背中に柔らかいものが二つ当たってるんだがこれは堪能していていいのだろうか)

    三浦「あーしもそろそろ金髪は引退した方がいいんかな」

    八幡「就職するなら金髪はアウトだろ」

    八幡(何も言わないからいいんだよね。どこぞの雑兵じゃないけどおっぱいが好きだと叫んでいいんだよね)

    三浦「だよね」

    314: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:35:45.55 ID:k8zfoYEko
    八幡「由比ヶ浜みたいにモデルになれば気にしなくていいんだろうけどな」

    八幡(由比ヶ浜ほど大きくないが優美子も大きいよな。ナイスおっぱい!)

    三浦「……だね」

    八幡(雪ノ下は結局卒業まで絶壁のものだったな。本場アメリカの、その空気を吸うだけで雪ノ下はおっぱいが大きくなると思っていたのかなぁ)

    三浦「あーんさー」

    八幡「」ビクッ

    三浦「あーし、結衣から読者モデルやらないか誘われてるんだけど……」

    八幡「そうなのか。それで優美子はどうしたいんだ」

    三浦「やろうと思ってる。今のバイトだけじゃ週四だから稼ぎ少ないし」

    八幡「バイトと両立できるのか?」

    三浦「うん。結衣に聞いたら撮影は週に一、二回だから。シフト調整すれば大丈夫っしょ」

    315: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:36:41.96 ID:k8zfoYEko
    八幡「あんま無理すんなよ」

    三浦「大丈夫だし。……ただ八幡と一緒にいる時間が減るのは嫌だけどね」

    八幡「……」

    三浦「でも将来の為にも貯蓄もしなきゃいけないし」

    八幡「将来の為か」

    三浦「そう。八幡は学生なわけじゃん。大学が始まったら収入も減るっしょ。だからあーしが頑張らないとじゃん」

    八幡(随分近い将来の話だった)

    三浦「八幡が欲しいものとか、それと服も買ってあげたいし」

    八幡「え」

    三浦「あーし、八幡の為に頑張るから」

    316: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:37:51.32 ID:k8zfoYEko
    八幡「い、いや、欲しいものは自分で買うし服も十分あるから」

    三浦「でも八幡の服ってちょっとダサいじゃん」

    八幡「」グサッ

    三浦「だからあーしがコーディネートしてあげんの。それにあーしもペアリングとかペアネックレスとか欲しいし」

    八幡「ペアリング、ペアネックレス」

    八幡(リア充の必須アイテムだな)

    三浦「だからいいっしょ。それともこういうの重い?」ウルッ

    八幡「うっ。……い、いや。重たくないぞ。二次元には第三位とか閃光さんとかもっと重たい女がいるからな」

    三浦「八幡もペアリングとか欲しい?」

    八幡「お、おう。欲しいなー」

    三浦「よかった。それじゃ早速結衣に返事するから」

    317: ◆gKQv5IanZU 2015/10/19(月) 23:43:05.91 ID:k8zfoYEko
    以上!

    あーしさん、食蜂、肉、アルミンといい金髪キャラはたまらんですね!

    332: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:17:13.61 ID:sxR0eIs+o
    8月下旬

    三浦「ねー」

    八幡「どうした」

    三浦「もう8月も終わりじゃん」

    八幡「そうだな」

    三浦「八幡も千葉から帰ってきたわけだしさ」

    八幡「ああ」

    三浦「プールでも行かない?」

    八幡「え」

    三浦「あーし、今年はプールも海も行ってなくてさ。行かないとじゃない?」

    333: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:17:41.85 ID:sxR0eIs+o
    八幡「別に毎年海やプールに行く義務はないだろ。それにあんな人多いところなんて勘弁だ」

    三浦「……八幡はさ、あーしの水着姿見たくないわけ?」

    八幡「いや、すでに全裸も見てますし」

    三浦「そうだけど!! そういうことじゃないっしょ!!」

    八幡「それに俺は水着持ってないしな」

    三浦「水着ならあーしが買っておいたけど」

    八幡「え」

    三浦「八幡が千葉に帰ってる間に買っておいたし」

    八幡「……」

    三浦「んじゃ明日行くから」

    334: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:18:27.03 ID:sxR0eIs+o
    翌日 プール

    八幡「本当に来てしまった」

    三浦「結構人多いし」

    八幡「まだ夏休み期間中だからな。帰るか」

    三浦「帰らないし!」

    八幡「冗談だ。でも嫌な未来が想像つくんだよ」

    三浦「どんな?」

    八幡「優美子がナンパされるだろ。そこで俺が彼氏として登場するわけだが、『えー、あれが彼氏?』などと酷評される」

    三浦「具体的過ぎだし。ならあーしの手をずっと握っててよ」

    八幡「…………え?」

    三浦「そうしればあーしがナンパされることもないっしょ」

    八幡「ずっとか……」

    三浦「何なら腕組でもいいいけど」

    八幡「手でいいです」

    三浦「んじゃ行くよ。これ、八幡の水着ね」

    八幡「これは出番が少ない主人公みたいに学校指定の水着じゃねぇよな」

    三浦「いや、大学に指定の水着なんかあんの?」

    335: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:19:07.01 ID:sxR0eIs+o
    10分後

    八幡(本当に人が多いな。帰りたい)

    三浦「八幡、お待たせ」

    八幡「おう。……っ!?」

    三浦「へへ、どう?」

    八幡(黒に花模様が入っている黒ビキニ。これはなかなか……)ゴクリ

    三浦「感想聞いてんだけど」

    八幡「……凄くいいです」

    三浦「当然だし。でもありがと」

    八幡「とりあえず適当に入るか」

    336: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:19:37.76 ID:sxR0eIs+o
    お昼頃

    三浦「八幡、あーん」

    八幡「またかよ。ここは家じゃないんだぞ」

    三浦「そんなの知ってるし。てか他のカップルたちもしてるじゃん」

    八幡「……」

    三浦「それに八幡はあーしにナンパされたくないっしょ。ならあーし達も周りにアピールしないと」

    八幡「……わかったよ」アーン

    三浦「最初から素直にあーんされろっつーの」

    八幡「」モグモグ

    三浦「あーしにもあーんして」

    八幡「」

    338: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:20:24.97 ID:sxR0eIs+o
    八幡「それで読者モデルの方はどうだ?」

    三浦「うん。楽しくやれてる。結衣もいるしね」

    八幡「そうか」

    三浦「早ければ来月の雑誌に載るみたいだし」

    八幡「そんなすぐに載せてもらえるもんなのか」

    三浦「さあ。あーしもよくわからないし」

    八幡「そうか。由比ヶ浜はそのまま専属モデルになったりするのだろうか」

    三浦「どうだろ。結衣ならグラビアの方が向いてると思うけど」

    八幡「そうだな。あいつ、胸大きいしな」

    三浦「むっ。あーしだって大きいほうだし」

    八幡「お、おう……」

    三浦「それにあーしの方が柔らかいっしょ」

    八幡「いや、由比ヶ浜の胸が柔らかいかわからないですしおすし」

    三浦「いいからあーしの方が柔らかいの。てか八幡はあーしの胸だけ揉んでればいいし」

    八幡「声が大きいから……」

    339: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:20:57.05 ID:sxR0eIs+o
    夕方

    三浦「あー、疲れた。今日はたっぷり遊んだし」

    八幡「本当に疲れた……」

    三浦「八幡、疲れすぎっしょ。明日のバイト大丈夫なん?」

    八幡「大丈夫じゃない。帰って早く寝たい。眠たくてしょうがない」

    三浦「なら夕食は軽めにする?」

    八幡「そうだな」

    三浦「んじゃスーパー寄らないで冷蔵庫にあるもので適当に作るけどいい?」

    八幡「問題ない。優美子の料理は何でも上手いからな」

    三浦「そ、それほどでもないしっ///」

    八幡「美味しい人間が作ると料理も美味しくなるんだな」

    三浦「……それってあーし自体が美味しいってこと?」

    八幡「ああ。昨日も美味しかったぞ」

    三浦「っ///」

    八幡(やべえ。うとうとして変なこと言ってるぞ俺)

    340: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:21:37.86 ID:sxR0eIs+o
    9月上旬 いつもの居酒屋

    葉山「へえ、プールに行って来たのか。楽しかったかい?」

    八幡「ああ。人が多くなければもっと楽しかっただろうな」

    葉山「優美子の水着姿どうだった?」

    八幡「何かエロかった」

    葉山「そうか。高校の時に俺も水着姿を見たことがあるけど確かにエロかったかもしれない」

    八幡「キャンプの時か?」

    葉山「ああ。それ以外にもいつものメンバーで海に行った時もかな」

    八幡「ほーん」

    葉山「俺がみんなの葉山隼人じゃなければやばかったよ」

    341: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:22:05.25 ID:sxR0eIs+o
    八幡「お前も人並みに性欲があるんだな」

    葉山「当たり前じゃないか。最近、雪ノ下さんに似たAV女優を見つけたんだ」

    八幡「」ピクッ

    葉山「胸が大きいんだけど顔と髪型が似ていてね。毎日お世話になってるよ」

    八幡「そ、そうか……」

    葉山「……貸してほしいのかい?」

    八幡「貸してくれるのか!?」

    葉山「悪いな、比企谷。このAVは一人しか見れないんだ」

    八幡「ぶっ殺すぞ」

    342: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:23:06.85 ID:sxR0eIs+o
    同時刻 おされな飲食店

    結衣「ヒッキー、また隼人くんとご飯食べてるんだ」

    三浦「うん。だから今日は結衣を誘ったわけ」

    結衣「優美子、寂しがりやだもんね」

    三浦「うっさい」

    結衣「それでヒッキーとはうまくいってるの?」

    三浦「うん」

    結衣「デートかしてたりする? ヒッキー、本当にヒッキーだから外出たがらないでしょ」

    三浦「確かに出たがらないけどあーしがお願いすれば付き合ってくれるし」

    343: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:23:35.07 ID:sxR0eIs+o
    結衣「そうなんだ」

    三浦「先週は一緒にプールに行ったし」

    結衣「プールか。あたしは今年は行ってないや」

    三浦「そうなん?」

    結衣「大学の友達に誘われたけど撮影と被っちゃってさ」

    三浦「ふーん。結衣、大学は楽しい?」

    結衣「楽しいよ。女子大だから男の人にいやらしい目で見られないし」

    三浦「いやらしい目か……」

    結衣「……あのさ、優美子」

    344: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:24:18.13 ID:sxR0eIs+o
    三浦「ん?」

    結衣「その、聞きたいことがあるんだけど聞いていいのか……」

    三浦「はっきし言えっつーの」

    結衣「んと、ヒッキーともうしてたりする?」

    三浦「したけど」

    結衣「」

    三浦「なんで驚いてんの?」

    結衣「う、ううん。驚いてないよ。ただやっぱヒッキーも男の子だったんだなーって」

    三浦「そりゃそうっしょ」

    結衣「でもヒッキーって理性の塊って二つ名がついてたみたいだし」

    345: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:24:47.28 ID:sxR0eIs+o
    三浦「確かに普段は理性の塊っぽいけど」

    結衣「けど?」

    三浦「なんでもないし」

    結衣「気になるから言ってよ!」

    三浦「結衣には刺激が強いかも」

    結衣「大丈夫だし! あたしだってもう二十歳だし!」

    三浦「ならいいけど。えっと、八幡は夜になると獣だし///」

    結衣「獣!?」

    三浦「あーしがいつも虐められながらやられてるっていうか///」

    結衣「ふぁっ!?」

    346: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:25:20.33 ID:sxR0eIs+o
    帰り道

    三浦「あ、八幡」

    八幡「お。優美子も今帰りか。奇遇だな」

    三浦「うん。話が長くなっちゃって遅くなったし」

    八幡「俺もつい長話をしてな。まあ、明日はバイト休みだからいいけど」

    三浦「あーしも明日はバイトも撮影もないよ」

    八幡「なら明日はゆっくり過ごすか」

    三浦「最近出かけてばっかだからたまにはいいかもね。帰ったら一緒にお風呂入る?」

    八幡「そうだな。二人で一緒に入った方が効率いいからな」

    三浦「そういう意味で言ったんじゃないし」ムスー

    八幡「どういう意味で言ったんだ?」

    三浦「それあーしに言わせる気?」

    八幡「だって八幡わからないもの」

    三浦「むぅ。その、えっと……」

    八幡「……」

    三浦「今日もあーしを沢山苛めて欲しいっていうか。……てか言わせんな!」

    347: ◆gKQv5IanZU 2015/10/23(金) 00:27:56.20 ID:sxR0eIs+o
    以上!
    357: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:04:01.01 ID:RXhnSSg9o
    10月上旬 大学

    八幡(長い夏休み終わってしまったか)

    八幡(まあ夏休みは終わってしまったが秋アニメも始まるからプラマイゼロだな)

    城廻「あ、比企谷くんだー」

    八幡「城廻先輩。どうもっす」

    城廻「7月以来だね。元気にしてたー?」

    八幡「ええ。城廻先輩は?」

    城廻「わたしも元気にしてたよ。就職活動が大変だけどねー」

    八幡「就職活動か……」

    城廻「それじゃまたねー」

    八幡「うす」

    358: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:04:46.18 ID:RXhnSSg9o
    とある事務所

    結衣「優美子、昨日ドラマ見た?」

    三浦「ドラマ。ごめん、最近あーしドラマ見てないんだよね」

    結衣「そうなんだ。高校の時は沢山見てたのに」

    三浦「八幡はあんまドラマとか見ないから。でもアニメなら少し見てるし」

    結衣「優美子がアニメ!?」

    三浦「あ、でも八幡が掟上今日子の備忘録は見るって言ってたからそれは見るかも」

    結衣「ヒッキーがチャンネルの選択権握ってるの?」

    三浦「当たり前だし。だって八幡の家だし」

    結衣「そ、そうなんだ。意外かも」

    三浦「別に好きな番組を見せてくれないわけじゃないから。あーしが少しTV離れしてるっつーか」

    結衣「あ、それあたしもかも。前より見る番組少なくなったし」

    359: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:05:18.94 ID:RXhnSSg9o
    三浦「海老名はどうなんだろ」

    結衣「姫菜はアニメは沢山見てると思うよ。それより今日の撮影先ってヒッキーの大学の近くだよ!」

    三浦「そうなん? なら八幡を迎えにいこっかな」

    結衣「うん、そうしなよ」

    三浦「結衣もどう?」

    結衣「あたしはその後も仕事あるんだー」

    三浦「そっか。結衣、めっちゃ忙しくない?」

    結衣「うーん、でも楽しいし!」

    三浦「ならいいけど。あんま無茶しちゃ駄目だし」

    結衣「優美子に心配されたくないなー」

    三浦「うっ。ご、ごめん……」

    結衣「いや、冗談だから!」

    360: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:05:52.69 ID:RXhnSSg9o
    夕方 大学前

    三浦(ここが八幡が通ってる大学)

    三浦(なんかあーしが通ってた大学より自意識高い系が多そうだし)

    三浦(てか八幡まだかな。もう終わってるはずなんだけど……)

    三浦「あっ」

    城廻「そういえばこの前平塚先生にあったんだよー」

    八幡「平塚先生、元気にしてました?」

    城廻「うん。お昼からラーメン食べながらビールを飲んでて元気いっぱいだったよー」

    八幡(まだ彼氏いないのか……)

    城廻「……あれ。あなた、どこかで……」

    八幡「……優美子?」

    三浦「……うん」

    城廻「えっと、確か総武高の……」

    361: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:06:22.56 ID:RXhnSSg9o
    八幡「三浦優美子です。俺の同級生だった」

    城廻「あ、そうだ。文化祭でバンドのヴォーカルしてた子だよねー」

    三浦「ま、まぁ」

    城廻「三浦さんもここの大学に通ってたの?」

    八幡「違います。多分、俺を迎えに来てくれたんですよ」

    城廻「え」

    八幡「撮影終わったのか?」

    三浦「うん。撮影場所がここの近くだったから迎えに来た」

    八幡「そっか。それじゃ城廻先輩、また明日」

    城廻「う、うん」

    八幡「ほら行くぞ」

    三浦「ん」

    城廻「……」

    城廻(比企谷くん、一緒に帰ってくれる友達がいたんだ。よかったー)

    362: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:06:56.49 ID:RXhnSSg9o
    帰り道

    三浦「……」

    八幡「何で怒ってんだ」

    三浦「別に怒ってないし」

    八幡「いや、怒ってるでしょ」

    三浦「別に。ただ大学に仲が良い女がいるなんて知らなかったから……」

    八幡「いや、城廻先輩は高校からの顔見知りなだけで仲が良いわじゃないから」

    三浦「あーしには仲良く見えたし」

    八幡「あの人は誰にでもあんな感じだ」

    三浦「でもあーしがいないところでよく話してるんしょ」

    八幡「学年も違うからたまにだよ」

    三浦「ホントに? 二人で遊んだりしてない?」

    八幡「してない。それに城廻先輩は就職活動中で遊んでる余裕はないだろ」

    363: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:07:27.18 ID:RXhnSSg9o
    三浦「……」

    八幡「そんなに心配なら俺のスマホ見るか。メールもラインも彦一並にチェックしていいぞ」

    三浦「……わかった。信じる」

    八幡「ていうか俺に対してそんな心配はしなくていいぞ」

    三浦「心配するし。だって高校時代周りは可愛い女ばっかだったじゃん」

    八幡「……今思えばそうかもしれない……」

    三浦「八幡の男友達なんて戸塚とデブくらいだったし」

    八幡「デブは別に友達じゃないから」

    三浦「だから大学でももしかしてと思って不安になっちゃって……」

    八幡「安心しろ。大学で俺に声を掛けてくるのは城廻先輩くらいだ」

    三浦「そっか」

    八幡「この話はこれくらいにして帰りにコンビニ寄ってこうぜ。今日は水曜日なんだ」

    364: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:08:08.64 ID:RXhnSSg9o
    10月中旬 八幡宅

    三浦「ねー、明日服買いにいかない?」

    八幡「服なら買っただろ」

    三浦「それ秋服だし。もう冬服買わないとじゃん」

    八幡「去年のがあるからそれでいいし。ていうかジャージで十分だし」

    三浦「流石に外でジャージは駄目っしょ」

    八幡「今の時代神様もジャージですしおすし」

    三浦「いいから行くよ。ギャラも入ったから買ってあげるから」

    八幡「……そんなにモデルって儲かるの?」

    三浦「普通にバイトするより儲かる。でも貯金もちゃんとしてるから」

    八幡「自分の服は買わないのか?」

    三浦「買うけど撮影で着たのも少しもらえてるから大丈夫だし」

    八幡「はぁ。モデルっていいな」

    365: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:08:55.10 ID:RXhnSSg9o
    翌日 おされな服屋さん

    三浦「八幡、これとかいいんじゃない?」

    八幡「そうか。俺はよくわからないからな」

    三浦「八幡はやっぱ黒が似合うと思うんだよねー」

    八幡「まあ、そこは優美子のセンスに任せる。信じてるぞ」

    三浦「う、うん。あーしに任せて」

    八幡「てか俺の服は後回しでもいいんだけど」

    三浦「八幡の服が優先だし。八幡も欲しいのあったら言ってね。買ってあげるから」

    八幡「お、おう……」

    客1「やーね、ヒモですわ」

    客2「きっと彼女を風俗で働かせてるゲスよ」

    八幡(まあ、ヒモに見られても仕方ないよな)

    三浦「」ギロリ

    366: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:09:21.73 ID:RXhnSSg9o
    客1「ひっ」

    客2「行きますわよ」

    三浦「……ふん」

    八幡「風俗嬢は酷いよな」

    三浦「別に。あーしのことは何言われても平気だし。ただ八幡がゲスって言ってたのが気に食わなかっただけ」

    八幡(やだこの子愛くるしい)ギュッ

    三浦「ちょ、八幡っ///」

    八幡「……あ、悪い」

    三浦「べ、別にいいけど。ただ急に抱かれたからびっくりしただけで」

    八幡「人前だもんな。ごめんな」

    三浦「別に怒ってないし。その八幡がいいなら、その更衣室で///」

    八幡「優美子、落ち着け」

    367: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:10:10.36 ID:RXhnSSg9o
    某日 いつもの居酒屋

    葉山「そうか。通りで最近の比企谷はファッションセンスがよくなったと思ったよ」

    八幡「結局三万円も使わせてしまった」

    葉山「いいんじゃないか。優美子が自分で決めたことなんだし」

    八幡「そうなんだけどな」

    葉山「それと最近肌の艶もよくなってないか。俺の気のせいかもしれないが」

    八幡「優美子の指示で毎日洗顔、化粧水、乳液をしてるからな」

    葉山「比企谷が?」

    八幡「ああ。それまでは夏は肌水、冬はアロエクリームだったんだがな」

    葉山「なるほど。今流行の女子力高い男子だな」

    八幡「女子力高いは別にして将来の為に肌のケアはしっかりした方がいいと意識は変わったな」

    葉山「優美子も凄いな」

    八幡「ちなみに葉山はどういうの使ってんだ?」

    368: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:10:46.27 ID:RXhnSSg9o
    葉山「俺は化粧水と乳液が一緒になってるやつかな。よくわからないけど」

    八幡「そんなもんだよな。俺も優美子が使ってるのを借りてるだけだし」

    葉山「比企谷」

    八幡「あん」

    葉山「今のまま行けば夢の専業主夫になれるんじゃないのか」

    八幡「……そうかもな。現に俺が社会人になっても優美子の方が収入良さそうだしな」

    葉山「そのうち専属モデルになるかもしれない」

    八幡「でも俺は働くぞ。優美子に専業主婦になってもらいたいからな」

    葉山「へぇ。どうしてそう思ったんだい?」

    八幡「いや、単純に優美子が台所に立ってる姿を見るのと、おかえりと言ってもらえるのが嬉しいからだ」

    葉山「そうか。……ちっ、リア充爆発してくれないかな」

    八幡「え」

    369: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 01:11:39.07 ID:RXhnSSg9o
    以上!

    あーしさんも可愛いけど1期2話で回想に出てきた好きな人がHくんの女子も可愛いよね

    378: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 23:56:54.44 ID:OC5I3rpko
    10月下旬 八幡宅

    八幡「そろそろこたつ出すか」

    三浦「え。炬燵あったん?」

    八幡「ああ。日中はいいが夜になると寒くなってきたからな」

    三浦「それじゃ明日こたつ布団を洗濯して干さないとじゃん」

    八幡「別に大丈夫だろ」

    三浦「駄目だし。一年近く使ってないんだから」

    八幡「そういうもんか」

    三浦「そういうもんだし」

    八幡「それじゃよろしく頼む」

    379: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 23:57:24.29 ID:OC5I3rpko
    三浦「うん。てか今日も夜冷えてるじゃん」

    八幡「寒いならエアコンつけるか」

    三浦「エアコンよりもっと簡単に温まる方法あるっしょ?」

    八幡「ハチマン、ワカラナイナー」

    三浦「ちゃんと言わないと駄目?」

    八幡「駄目」

    三浦「そ、その、あーしを抱きしめて温めて下さい///」

    八幡「素直にそう言えばいいのに」

    三浦「やっぱ八幡ってSっ気あるっしょ」

    380: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 23:57:54.49 ID:OC5I3rpko
    翌日

    三浦「それで昨日はずっと八幡に後ろから抱いてもらってTV見てたわけ」

    結衣「そ、そうなんだ……」

    三浦「んでたまにあーしの耳に息を吹きかけてくるわけ。あーしが耳弱いの知ってるくせに」

    結衣「ふ、ふーん……」

    三浦「あーし、こたついらないかも。八幡に温めてもらえるから必要ないし」

    結衣「あ、そう。……優美子とヒッキーって凄い仲良いよねー」

    三浦「まーね。でもこの前少し喧嘩しちゃってさー」

    結衣「そうなんだ」

    三浦「八幡があーし以外の女の子可愛いって言ったの。ありえなくない?」

    結衣「ヒッキーが素直に可愛いって言うの珍しいね。誰?」

    三浦「ハイキューの新しいマネージャー」

    381: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 23:58:34.75 ID:OC5I3rpko
    結衣「」

    三浦「でもあーしの金髪の方が綺麗だし、胸も大きいって言ってくれたからいいけど」

    結衣「…………もうなんなの!!」

    三浦「」ビクッ

    結衣「さっきから惚気話ばっかして! あたしを糖尿病にしたいの!?」

    三浦「ゆ、結衣?」

    結衣「もう十分だから! ヒッキーと優美子がラブラブなのは十分わかったから!」

    三浦「ら、ラブラブって死語……」

    結衣「うるさぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁい!!」

    三浦「ひっ」ビクッ

    結衣「こっちは彼氏いない歴=年齢なの! キスもしたことない処女ですけど何か!?」

    三浦「な、なんでもありません……」

    382: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 23:59:11.15 ID:OC5I3rpko
    その日の夜 八幡宅

    三浦「結衣に凄い怒られちゃったし」

    八幡「俺もこの前葉山に怒られたぞ」

    三浦「そんなに怒ることない思わない」

    八幡「そうだよな」

    三浦「結衣、仕事忙しくてストレス溜まってのかも」

    八幡「なら優美子がサポートしてあげないとな」

    三浦「当然だし」

    八幡「それよりそろそろどいてくれないか。膝の上に座られてて動けないんだが」

    三浦「だーめ。このままがいいし」

    八幡「でもこたつ出したし」

    三浦「こたつよりこっちの方がいいっしょ。あーしは八幡の温もりを感じれて、八幡はあーしの温もりを感じれるじゃん」

    八幡「まあ、そうなんだけどな」

    三浦「あーしはこれ気に入ったの」

    八幡「はぁ。トイレに行くときはどいてくれよ」

    383: ◆gKQv5IanZU 2015/10/25(日) 23:59:48.54 ID:OC5I3rpko
    某日 大学

    八幡(今日も飯が美味い)

    男子「お、比企谷くんじゃん」

    八幡「おう」

    八幡(誰だっけ。確か同じ学部の……)

    男子「今日も愛妻弁当?」

    八幡「まだ結婚はしてねぇよ」

    男子「この前一緒にいた金髪の子だよね」

    八幡「ああ。見てたのか」

    男子「うん。確か三浦優美子でしょ」

    384: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:00:14.36 ID:ULzkGmAmo
    八幡「知ってるのか」

    男子「読者モデルでしょ。雑誌に載ってるの見たことあるよ」

    八幡「ほーん」

    男子「どうやって知り合ったの?」

    八幡「高校の同級生だよ。読者モデルになったのも付き合った後だ」

    男子「同級生か。羨ましいよ。あんな可愛い子が彼女で」

    八幡「お前の彼女も可愛いだろ」

    男子「いや、見たことないでしょ?」

    八幡「……」

    385: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:00:49.76 ID:ULzkGmAmo
    男子「ていうか彼女いないし。比企谷くんって結構適当なんだな。それじゃ俺は食堂行くから」

    八幡「ああ」

    男子「あ、そうだ。今日はサンデー立ち読みしなくていいと思うよ」

    八幡「何でだ?」

    男子「メジャーが休載してたから」

    八幡「マジかよ……」

    男子「んじゃまたね」

    八幡「……いいやつだな」

    八幡(ん? なんで俺がメジャー好きなこと知ってんだ?)

    386: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:01:17.01 ID:ULzkGmAmo
    その日の夜

    三浦「それってもしかして海老名が好きなアレじゃん?」

    八幡「アレって?」

    三浦「BLってやつ。もしかして八幡を狙ってるホモなんじゃん」

    八幡「」

    三浦「やっぱ実際いるんだ」

    八幡「待て待て。そうとは限らないだろ。もしかしたら俺と友達になりたいのかもしれん」

    三浦「八幡と友達になりたい同性っているわけ?」

    八幡「…………いないよな」

    三浦「それにあーしのこと知ってるんしょ。つまり女性向けのファッション雑誌読んでるわけじゃん」

    八幡「……」

    三浦「怪しくない?」

    八幡「そ、そうだな……」

    三浦「八幡、気をつけなよ」

    八幡「わかった。貞操は死守する」

    三浦「意味が違うし!」

    387: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:02:42.96 ID:ULzkGmAmo
    一週間後 コンビニ

    八幡(あれからたまに話掛けられるが特にボディタッチはしてこないな)

    八幡(やっぱり優美子の考えすぎじゃないのか)

    八幡(とりあえず立ち読みに集中するか)

    男子「またメジャー読んでるの?」

    八幡「うわっ!?」ビクッ

    男子「やあ、比企谷くん」

    八幡「お、お前。何でここに!?」

    男子「何でってこの格好見てわかんない?」

    八幡「……ここでバイトしてたのか」

    男子「まあ、親が経営してる店なんだけどね」

    八幡「そうか。だから俺がサンデー読んでるのを知ってたのか」

    388: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:03:09.78 ID:ULzkGmAmo
    男子「まあね。ついでにメジャーのコミックスも買ってたから」

    八幡「全部見られてたわけだ」

    男子「そう。ちなみに彼女と一緒にいた時も俺がレジ打ちしたんだけど」

    八幡「マジかよ」

    男子「比企谷くんって大学じゃクールだけど、立ち読みしてる時は表情豊かだよね」

    八幡「え」

    男子「前から話しかけようと思ってたんだけど中々機会がね」

    八幡「そ、そうか」

    男子「まあ、これから大学でもよろしく頼むよ」

    八幡「お、おう」

    男子「あと立ち読みしてもいいけどなんか買ってから退店してよね」

    八幡「」

    389: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:03:49.55 ID:ULzkGmAmo
    その日の夜 いつもの居酒屋

    葉山「そうか。比企谷にもとうとう男友達が出来たか」

    八幡「いや、友達っていうか」

    三浦「よかったじゃん、八幡。ホモじゃなくて」

    八幡「ホモと言ったのは優美子だろ」

    三浦「うっ。ご、ごめんなさい……」

    八幡「あんま人を決めつけるなよ」

    三浦「はい……」

    葉山「……それより何で優美子もいるのかな?」

    八幡「いや、それが……」

    390: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:04:16.01 ID:ULzkGmAmo
    三浦「だって八幡の傍にいたかったし。一人で家で待つとか無理っしょ」ギュッ

    八幡「だそうだ」

    葉山「……」

    三浦「八幡、今日は一緒に風呂入ろ」

    八幡「いいけど入るだけだぞ」

    三浦「えー。洗いっことかしないん?」

    八幡「したら変なことするだろ」

    三浦「するのは八幡の方だし」

    八幡「うっ」

    391: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:07:04.66 ID:ULzkGmAmo
    葉山「……」

    三浦「まあ、あーしはされても全然いいけど。風呂場ならシーツ汚れる心配もないし」

    八幡「今日はしないからな」

    三浦「ふーん。どうせあーしの裸見たら気が変わるくせに」

    葉山「もういい加減にしてくれないかな」

    二人「」ビクッ

    葉山「ただでさえ惚気話聞かされてイラついてるのに、目の前でイチャイチャされる身にもなってくれ!」

    三浦「ひっ」

    八幡「おい、大声出すなよ。優美子が怖がってるだろ」

    葉山「それに何で俺には出来ないで比企谷に友達が出来てるんだ! 本当にリア充爆発してくれ!」

    392: ◆gKQv5IanZU 2015/10/26(月) 00:10:55.88 ID:ULzkGmAmo
    以上!
    410: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/02/16(火) 19:18:44.15 ID:v/usl+pR0
    ここで終わりでも切りが良いかもしれない、取り敢えず主さん 終わりならHTML依頼を!。

    元スレ:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443883700/

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