紅莉栖

    1: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 09:42:43.17 ID:5jryYnNU0

    紅莉栖「最近、岡部の私に対する扱いが酷い気がする」 

    紅莉栖「一向に名前で呼んでくれないし、HENTAI発言でセクハラしてくるし……」 

    紅莉栖「で、でも確かにあいつは私に気がある筈よ!よく私の事盗み見てるし……その、二人きりの時は気がきくし」 

    紅莉栖「あいつヘタレだから何もしてこないけど……」 

    紅莉栖「だからこそ!私が橋田と付き合って危機感を煽れば何かアクションを起こすはず!」 

    紅莉栖「そういうことだから私に協力して橋田」 

    ダル「だが断る」


    12: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 09:51:10.85 ID:5jryYnNU0

    紅莉栖「な、なぜ!?」 

    ダル「牧瀬氏、僕にこの前彼女が出来たって知ってるでしょ?」 

    紅莉栖「そ、それはそうだけど……」 

    ダル「彼女のいる僕がそんな浮気めいた事すると思うん?」ドヤァ 

    紅莉栖(ぐっ、美人の彼女が出来てから橋田の奴、さらにうざくなってる……!) 

    ダル「それに彼氏役頼むなら他にもいるでしょ。ルカ氏とか、店長とか……」 

    紅莉栖「う、漆原くんは見た目が完全に女の子じゃない!それに店長さんは言っても協力してくれないだろうし……お願い橋田、あんたしか頼める人いないの」 

    ダル「う~ん、でもな~」


    15: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 10:00:10.77 ID:5jryYnNU0

    バタン! 

    岡部「フゥーハハハ!鳳凰院凶真、ただいま帰還した!」 

    紅莉栖「お、岡部!?」ビクッ 

    紅莉栖(く、なんでこんな早くに……!) 

    岡部「今日は助手とダルだけか、まゆりはまだ来てないのか?」キョロキョロ 

    ダル「まゆ氏ならコス仲間と打ち合わせがあるって言ってたから今日は来ないと思われ」 

    岡部「そうか」 

    紅莉栖(岡部の奴…!まゆりがいないからって露骨にがっかりしやがって!こうなったら) 

    紅莉栖「ねえ、岡部。実は大切な話しがあるの」 

    岡部「うん?なんだ?新しいガジェットの案でも思い浮かんだのか?」 

    ダキッ 

    紅莉栖「……」 
    ダル「ちょっ、牧瀬氏!?」 
    岡部「へっ?」 

    紅莉栖「じ、実は私、橋田と付き合うことになったの!」 

    ダル「はっ?」 
    岡部「えっ……」


    25: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 10:11:54.39 ID:5jryYnNU0

    橋田「ちょっ、牧瀬氏……どういうつもりなん!?」ヒソヒソ 

    紅莉栖「いいから合わせて!後でメイクイーンで好きなだけ奢ってあげるから!」ヒソヒソ 

    岡部「な、ギャグ……だよな?」 

    紅莉栖「ほ、本当よ!さっき私から告白して、おk貰ったんだから!」 

    岡部「い、いやダルにはコスプレイヤーの彼女が……」 

    紅莉栖「昨日喧嘩してそのまま別れたんだって。そうでしょ?橋田」グリグリ 

    ダル「そ、そうだお……」 

    岡部「け、喧嘩別れって……」 

    紅莉栖(ふふっ、岡部の奴やっぱり動揺してる!よほどショックだったみたいね。だけど、安心して。ちゃんと岡部から告白してきたら私も素直に返事をするから) 

    岡部「そ、そうか……紅莉栖とダルが……」 

    橋田「なあ、牧瀬氏?ちょっとやり過ぎじゃね?オカリン、ガチでへこんでるじゃん……」ヒソヒソ 

    紅莉栖「う、確かに……」ヒソヒソ 

    岡部「ふ、ふふ……」フラフラ


    29: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 10:20:53.30 ID:5jryYnNU0

    岡部「フゥーハハハ!なんだ、なんだ!そういう事か!」 

    紅・ダ「」ビクッ 

    岡部「ダルよ、まさかお前が女と別れた次の日に別の女と付き合うような節操のない奴とはな」 

    ダル「お、オカリン……?」 

    岡部「なに、別に責めている訳ではない。それほどお前に魅力があったという事だ。紅莉栖も、良かったな。片思いだったんだろ?」 

    紅莉栖「え、その……」 

    岡部「いや、いい言うな。恥ずかしがる必要はない。貴様も今日からスイーツ(笑)の仲間入りだな」 

    紅莉栖「あの、岡部……」 

    岡部「しかし、まさかラボメンから二組目のカッポゥが出るとはな。今日はラボメン全員で盛大にパーティを開かなければ!」 

    紅莉栖「………え?二組目?」


    42: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 10:33:32.03 ID:5jryYnNU0

    岡部「ああ、済まん。お前たちにはまだ話していなかったな。二人が関係を公表したんだ。こちらも公表せねばな」 

    紅莉栖「えっ……は?」 

    岡部「実は俺もラボメンの一人と付き合っているのだ!どうか驚いたか!フゥーハハハ!」 

    ダル「えっ、マジ?」 

    紅莉栖「そ、そんな馬鹿な!?」 

    岡部「ふん、二人が驚くのも無理ない。なんせ、付き合っているのはそいつと俺以外誰も知らない秘密だからな!」 

    紅莉栖「あ、相手は誰なの!?」アセアセ 

    岡部「それは秘密だ。なに、今夜のパーティのサプライズとしてみんなの前で発表するさ」 

    ダル「なあ牧瀬氏……なんかマズくない?あれ?なあ、牧瀬氏、聞いてる?」ヒソヒソ 

    紅莉栖「」 

    岡部「そうだ!ダルよ、お前の元彼女の由季さんだったか?彼女も今夜のパーティに呼ぼう。喧嘩別れというのも後味が悪かろう。俺が和解の場を用意してやろうではないか!」 

    ダル「」


    57: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 10:40:47.54 ID:5jryYnNU0

    岡部「おっと、パーティをするには買い出しが必要だな。みんなにも連絡せねば……では二人とも、俺は少し出掛けてくる」 

    ダル「」 

    紅莉栖「」 

    岡部「……あと、二人きりだからと言ってラボでチュッチュするのは止めろよ」 

    バタン 

    ダル「」 

    紅莉栖「」 

    ダル「あ、ああ……ああああああああオワタ……初めての彼女が……童貞卒業が……あばばばばばばばば」 

    紅莉栖「そ、そんな……嘘、嘘よね……?だって岡部が私以外の女と付き合うなんて有り得ないもん。私としっかりフラグ建ててたもん……岡部は私の……誰にも」


    79: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 10:51:59.68 ID:5jryYnNU0

    ブラウン管前ベンチ 

    岡部「………さて買い出しも終わったし、あとはパーティの飾り付けだな。まゆりやフェイリスに手伝って貰うか」 

    岡部「…………」 

    岡部(いやいやいやいや……えっ?紅莉栖とダルが?えっマジで?えっ、なんで?ダルと紅莉栖?えっ、ないって。嘘だろ。有り得ない)ガクブル 

    岡部(俺か?俺がいけないのか?さっさと紅莉栖に告白しなかった俺がいけないのか?) 

    岡部(タイムリープは?いやいやいやいやこの世界線にはない。落ち着け……では電話レンジは……?いやいやいやいや、だからこの世界線にはないって……) 

    岡部(そもそも何故あそこで彼女がいるなどと嘘を付いたのだ俺は!)


    103: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 11:03:57.00 ID:5jryYnNU0

    岡部(俺は、どうすればいい……) 

    岡部(紅莉栖は……諦めよう。俺は彼女が幸せならそれでいい。ダルも、あれでかなりいい奴だからな。二人で幸せになるだろう) 

    岡部(問題は、俺の彼女だ。パーティ開始予定まであと三時間ほど。それまでにラボメンの誰かに彼女役を頼むか?) 

    岡部(いやいやいやいや……そんな下らない真似をしてどうする。偽りの関係なんて直ぐにばれる。そんなのは馬鹿がする事だ) 

    岡部「いっその事、今からラボメンの誰かに告白してみるか……?」 

    岡部(馬鹿な……ギャルゲーじゃあるまいし。急に告白して彼女が出来るなら苦労はしない) 

    岡部「なら、どうすれば……」 

    岡部(そういえば、ダルの彼女もこの前ラボメンにしたんだったな……) 

    岡部「振られたもの同士がくっ付くなんて、よくある話だが……ふむ」


    124: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 11:19:00.24 ID:5jryYnNU0

    岡部(阿万音由季……彼女とはまだ数回程度しか話したことはないが、綺麗な人だったな。性格も良かった) 

    岡部「それに、やはりというか……鈴羽にも似ている」 

    岡部(もしもダルと紅莉栖、そして俺と阿万音さんがそれぞれ結婚し、子を宿した場合、どちらの子が鈴羽になるのだろうか) 

    岡部(……仮に、阿万音さんと子を作るとして、俺ならその子の名前を鈴羽にするだろう。だからその場合、俺の子が鈴羽になるのか……?) 

    岡部「って、何を考えているんだ俺は……まだ数回した会ったことのない女性と子を作るなど」 

    岡部(しかし……彼女が魅力的なのは確かだ) 

    岡部「……別れたとはいえ、翌日にダルが他の女と付き合っていたと知れば、彼女は悲しむだろうな」 

    岡部(付き合う云々は置いといて、どの道フォローは必要だろう。ラボメンNo.001として、それは俺の役目だ) 

    岡部「とりあえず、阿万音さんに連絡をするか」


    139: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 11:35:52.96 ID:5jryYnNU0

    『ダルが紅莉栖と付き合うことになったというのは阿万音さんも知っていますか?昨日、ダルと阿万音さんが喧嘩別れをしたと聞きました。そのことについて、少し話したいのでラボの下にあるブラウン管工房前に来てください』 

    岡部「これでよし。送信、と……」ピッ 

    岡部(彼女にメールを送るのはこれが初めてだが……まあ文面はあんなものだろう) 

    ピピッピピッ 

    岡部「ん?もう返事がきたか、早いな」 

    『喧嘩別れ?そんな筈ありません。それに牧瀬さんと付き合ったってどういう事ですか?今すぐそちらに向かいます』 

    岡部「全く、ダルの奴め……付き合うのなら俺に言う前に彼女に報告をしろよ」 

    岡部(やはり、何も知らされていないのか。さて、これからどうフォローすればいいのか) 

    岡部(まあ、振られたもの同士、話はしやすいと思うが)


    157: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 11:46:10.65 ID:5jryYnNU0

    ラボ 

    ブーブー 

    紅莉栖「……ねぇ、橋田。さっきからあんたの携帯、鳴りっぱなしよ」 

    ブーブー 

    ダル「」 

    紅莉栖「……聞いてる?」 

    ブーブー 

    紅莉栖「……橋田?」 

    ブーブー 

    ダル「ああああああああああほわわあああああああいああえああああああああああ!!!オワタ!僕のリア充ライフが完全終了のお知らせwwwwwwwwwwwwwwwふひひひひはははははwwwwwwwwwwwwwwwww」 

    紅莉栖「その、ごめん……」 

    ダル「許さない。絶対にだ」 

    紅莉栖「で、でも私だって!」 

    紅莉栖「私だって岡部とのラブチュッチュ計画も終了のお知らせよwwwwwwwwwwwwwwwふひひひひはははははwwwwwwwwwwwwwwwww」 

    ダル「………」 
    紅莉栖「………」


    171: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 12:02:00.89 ID:5jryYnNU0

    由季「あ、岡部さん!」タッタタタ 

    岡部「ああ、来てくれたか。急に呼び出して済まない」 

    由季「いえ、いいです。それで、その……彼が牧瀬さんと付き合ったというのは……」 

    岡部「……さっき、本人たちから聞いた」 

    由季「そ、そんな……」フラッ 

    岡部「ちょっ、阿万音さん!?」 

    ガシッ 

    岡部「大丈夫か?ショックなのは分かるが」 

    由季「す、すみません……でも、あまりにも突然過ぎて」 

    岡部「ダルは昨日、阿万音さんと喧嘩別れをしたと言っていたが……」 

    由季「そ、そんな筈ないです!彼と付き合ってから喧嘩なんて今まで一度も」 

    岡部「なに……?」


    179: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 12:11:21.97 ID:5jryYnNU0

    岡部(ダルめ、見損なったぞ!あいつ紅莉栖に告白されたからって阿万音さんを捨てたのか?) 

    由季「うぅ……ぐすっ……」 

    岡部「っ、阿万音さん……」 

    岡部(彼女は、鈴羽の母親だ……それに今はラボメンなんだ。放っておけるか) 

    ギュッ 

    由季「っ、岡部、さん……」 

    岡部「落ち着くまで、泣いていい。こうしていれば泣き顔を誰かに見られる事もない」 

    由季「うぅ、岡部、さん……ありがとう」 

    ギュッ 

    岡部「!……ら、ラボメンは大事な仲間だ。仲間の為なら俺は何でもする」


    211: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 13:05:51.67 ID:5jryYnNU0

    由季「ぐすっ……その、ごめん、なさい」 

    岡部「言っただろう。ラボメンの為なら何でもすると。気にするな」 

    由季「でも、岡部さんも……その、牧瀬さんの事を」 

    岡部「な、気付いていたのか?」 

    由季「ふふっ、まだ関係の浅い私でも気付いたんですから、多分ほかの皆さんも気付いていたと思いますよ?」 

    岡部「そ、そうか」 

    岡部(という事は紅莉栖にも気付かれていたという事か。なら、俺から告白をしたところで俺の想いはあいつには届かなかったのか) 

    岡部「まあ、いい。それを聞けて俺も踏ん切りがついたよ。ありがとう」 

    由季「いえ、私はなにも……」 

    岡部「そうだ、阿万音さん今夜空いているか?」 

    由季「えっ?」 

    岡部「ラボメン全員でパーティをやるんだ。あいつら二人の祝杯パーティを。阿万音さんにも参加してほしい」


    221: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 13:16:09.63 ID:5jryYnNU0

    岡部「阿万音さんが複雑な思いをしているのは分かっている。だが、俺はラボメン同士の間にしこりを残したくはない」 

    由季「岡部さん……」 

    岡部「まあ、阿万音さんに何も言わずに紅莉栖とくっ付いたあいつには一発ぶん殴ってやるけどな……」 

    由季「分かり、ました。私も、パーティに参加します」 

    岡部「いいのか?」 

    由季「はい、私も……彼と別れるならちゃんとした形で別れたいので」 

    岡部「そう、か……ありがとう、阿万音さん」 

    由季「いえ……あの、それよりも岡部、さん?」 

    岡部「ん?なんだ?」 

    由季「あ、あの、ずっとこのままの体制だとちょっと……」ドキドキ 

    岡部「っ!すまん」バッ 

    由季「あっ……」


    234: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 13:31:43.01 ID:5jryYnNU0

    岡部「と、とにかくこれでパーティはラボメン全員参加となった!これも全て狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真のカリスマ性の成せる業だな!フゥーハハハ!」 

    岡部(い、いかん。よく考えてれば往来であんな美人と抱き付くなど!くそっ、意識するな!) 

    由季「……やっぱり、岡部さんって面白い人ですね」クスッ 

    岡部「わ、笑うでない!ラボメンNo.009阿万音由季よ!貴様にもパーティの準備を手伝って貰うからな!」 

    由季「はいっ」 

    岡部(くっ、調子が狂う。ダルは何故こんな素晴らしい彼女を振ったのだ!) 

    岡部「あっ、彼女といえば……」 

    由季「どうかしたんですか?」 

    岡部「あ、いや……ダルが紅莉栖と付き合ったって言い出した時に少し見栄を張ってな……俺もラボメン内で彼女がいると宣言したのだが」 

    由季「えっ……岡部さんも、既に付き合っている人がいるんですか?」 

    岡部「俺をダルと一緒にするでない!……言っただろう見栄を張ったと。実際に彼女などいない」 

    由季「そ、そうですか……」


    247: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 13:44:32.85 ID:5jryYnNU0

    岡部「それにパーティまであと二時間……ぐっ、このままでは俺が恥かくことに……」 

    紅莉栖『あれれ~ラボメン内に彼女がいるんじゃなかったんですか鳳凰院さん?』 

    ダル『オカリン見栄張りワロスwwww童貞乙!』 

    紅莉栖・ダル『童貞!童貞!童貞!童貞!童貞!童貞の見栄張り乙!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww』 

    岡部「な、なんという屈辱……!」 

    岡部(俺は、どうすれば……いい) 

    由季「あの、岡部さん」 

    岡部「なんだ?」 

    由季「その、もし……岡部さんが良かったらの話なんですけど」モジモジ 

    岡部「うん?」 

    由季「あの、私とお付き合いしませんか……?」 

    岡部「なん……だと?」


    269: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 14:02:53.12 ID:5jryYnNU0

    岡部「はっ……い?」 

    岡部(はああああああああああ!?えっ?なにこれ?マジ?振られた者同士ってこんなにもスピーディーにくっ付くものなのか!?) 

    由季「あ、その……すみません。いきなり、迷惑ですよね」 

    岡部「そ、そんなことはない!」 

    由季「えっ?」 

    岡部「め、迷惑な訳ないだろう。いきなり過ぎて驚いていただけだ」 

    岡部(阿万音由季。容姿も性格も完璧だ。そんな彼女の告白を振る理由がどこにある?――しかし) 

    岡部「ただ、その……少し時間が欲しい。俺と君はまだ知り合って間もない。互いをよく知らずに付き合っても、多分長くは続かないと思う」 

    由季「そう、ですよね……」 

    岡部「あ、いや……済まない。だから、その……互いをよく知る為にも、時間が欲しい。お互いの事をよく知って……それから返事を返す」


    275: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 14:10:27.49 ID:5jryYnNU0

    岡部「それでも、いいのか?」 

    由季「はいっ、もちろんですよ」ニコッ 

    岡部「そ、そうか、それじゃあ、これからもよろしく頼む」 

    由季「ええ、こちらこそ。でも、今日だけは恋人同士の関係でいいじゃないですか?その方が岡部さんも」モジモジ 

    岡部「い、いいのか?」 

    由季「はい、私でよければ」 

    岡部「ありがとう、阿万音さん」 

    由季「えっと、その、今日は恋人同士ですから……な、名前で呼んで下さい」 

    岡部「あ、ああ。わかった。由季」ドキドキ 

    由季「お、岡部さん」ドキドキ 

    岡部(な、なんだこの甘ったるい空気は!これがスイーツ(笑)の空気なのか!)


    290: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 14:19:47.17 ID:5jryYnNU0

    岡部「そ、そろそろパーティの準備に取り掛かるか!か、開始時間に間に合わなくなるしな!フゥーハハハ!」 

    岡部(い、一刻も早くこの甘ったるい空気から抜け出したい!) 

    由季「あの、岡部さん!」 

    岡部「な、なんだ、ラボメンNo.009よ!早く準備に――」 

    チュッ 

    岡部「えっ……?」 

    由季「その、恋人として練習です。あの、岡部さんがは、初めてなんですよ?」 

    岡部(ダル……お前チュッチュせずに別れたのかよ……) 

    由季「さ、先にラボに行きますね」タッタタタ 

    岡部「あっ………」 

    岡部「……………」 

    岡部「柔らかかったな……」


    328: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 14:36:15.15 ID:5jryYnNU0

    ラボ 

    岡部「ではこれより!我がラボのバカッポゥへの祝杯パーティを行う!」 

    パチパチパチパチ 

    まゆり「ダルくんと紅莉栖ちゃんがくっ付くなんて、まゆしぃびっくりです」 

    ルカ子「ボクも、驚きました……牧瀬さんは、その、岡部さんの事を好きだと」 

    Mr.ブラウン「橋田の奴。やるじゃねーか!あんなべっぴんさんと付き合うなんてよ」 

    萌郁「おめでとう……二人とも」 

    綯「紅莉栖おねーちゃん。おめでとー!」 

    岡部「ダル、紅莉栖。二人とも幸せになれよ」 

    由季「私の事はもう、気にしないで」 

    ダル「」 
    紅莉栖「」


    363: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 14:52:58.35 ID:5jryYnNU0

    ダル「まぁああきぃいいせぇええしぃいいい!!!!」 

    ガシッ 

    ダル「ちょっ、これどう責任に取ってくれるん!?僕にNTR属性なんてないお!?」ユサユサユサユサユサユサ 

    紅莉栖「」ガクガクガクガクガクガクガクガク 

    まゆり「えっへへ、みんなのまで抱き付いちゃっているのです」 

    ルカ子「あれって抱き付くとは違うような」 

    フェイリス「ニャニャ~ダルニャンとクーニャンなかいいニャ~」 

    Mr.ブラウン「ったく、人前でいちゃつきやがって」 

    綯「らぶらぶだー」 

    萌郁「シャッターチャンス」カシャ、カシャ 

    岡部「ふん、何だかんだでお似合いだな」 

    由季「そうですね」 

    岡部「……俺たちも、いつかは」 

    由季「!……はいっ、もちろんです。倫太郎さん」 

    岡部「え~オッホン!いちゃつきの途中悪いが、ここで俺からも諸君らに発表がある!」


    386: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 15:03:45.42 ID:5jryYnNU0

    岡部「実はもう一組、このラボメン内でバカッポゥが誕生した!」 

    紅莉栖「あーあー聞こえなーい」 

    ダル(さっきから由季が僕と全く話さない件について) 

    まゆり「え~ほんと~?ルカくんが?」 

    ルカ子「ぼ、ボクじゃないよ~」 

    フェイリス「ニャニャ?そうなると男は凶真しかいないニャン」 

    Mr.ブラウン「岡部てめぇもか!?」 

    綯「オカリンおじさんおめでとー」パチパチ 

    萌郁「シャッターチャンスは、逃さない」ソワソワ 

    由季(岡部さん……)ドキドキ 

    岡部「発表しよう!もう一組のバカッポゥ!それはこの俺、鳳凰院凶真と!」 

    全員「………」ゴクリ 

    岡部「ラボメンNo.009阿万音由季だ!フゥーハハハ!」 

    ΩΩΩ<<な、なんだってー!


    405: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 15:11:30.69 ID:5jryYnNU0

    まゆり「ええ~由季さんとオカリンがくっ付いちゃったの~?あれ?由季さんはダルくんの恋人で紅莉栖ちゃんもダルくんの恋人?あれれ~?」 

    フェイリス「つまり凶真がダルニャンからユキニャンを寝取ったニャン!」 

    まゆり「お~なるほど~じゃあオカリンじゃなくてネトリンだね~えっへへ」 

    ルカ子「えっと、その、岡部さん、阿万音さん、おめでとうございます!」 

    Mr.ブラウン「ったく、どいつもこいつも可愛い子ちゃんとくっ付きやがって!俺にも紹介しろ岡部!」 

    綯「おとーさん?」 

    Mr.ブラウン「ち、違うんだ綯、俺はいつでも綯一筋だからな?な?」 

    萌郁「これは、意外……」カシャ、カシャ 

    ダル「あ、あ、あ、あ、ああああ」 

    紅莉栖「」


    449: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 15:33:45.15 ID:5jryYnNU0

    あれから、十年の月日が経った。何だかんだありつつも、俺と由季はゆっくりと互いを知り、時間を掛けながら距離を縮め、そして結婚した。 
    俺たちの式にはラボメン二人を覗いた大勢の知人たちで、盛大に行われた。まゆりやフェイリスたちの茶化し、Mr.ブラウンは俺を実の父親のように激励してくれた。コスプレイヤーなこともあり由季の花嫁姿は見とれてしまう程――綺麗だった。 

    そんな結婚式、終えて翌年には子供を授かった。これも運命の導きか、いやシュタインズ・ゲートの選択としよう。授かった子は女の子だった。 
    名前はもちろん、最初から決まっていた。 

    岡部鈴羽。なかなかいい名前だろう? 

    今年で六歳になる我が愛娘は女の子にしてはやんちゃな元気な子だ。 
    俺の遺伝子を含んでいる為か、俺の知る鈴羽とは髪の質が違い、こちらはストレートだ。 

    「ぱぱ~今日は何して遊ぶ~?」 

    「フッ、鈴羽よ!もちろん今日もこのマッドサイエンティスト鳳凰院凶真を倒す修行だ!」 

    「やった~!」 

    笑顔の鈴羽が俺に抱き付き、俺は優しく受け止める。鈴羽の後ろでは俺たちを見守るような目で由季が微笑んでいる。 

    紅莉栖、ダル……お前たちは元気か?少しは顔を見せて欲しい。お前たちにもこの可愛い我が娘を見せてやりたい。 

    紅莉栖、ダル――お前たちはいま幸せか? 

    俺は、いま最高に幸せだよ。 

    ハッピーエンド


    455: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/07/25(月) 15:35:35.35 ID:5jryYnNU0

    今回はラボメンガールズ以外のエンドを目指して由季さんエンドで 

    書き溜ないから遅くてごめんね。呼んでくれた人、ありがとニャンニャン


    466: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/25(月) 15:36:21.75 ID:5pzKEqAc0

    ハッピー…エンド……?


    479: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/25(月) 15:38:10.24 ID:JnZAiJ250

    紅莉栖・ダル「跳べよおおおおおおおおおおおおおおおお」

    元スレ:https://hibari.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1311554563/

    1: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:10:29 ID:G4B9xssye
    岡部「なんだ?その意味の解らんチープなボタンは……」

    ダル「何に使うんこれ?」

    紅莉栖「はぁ?岡部が作れって言ったんでしょうが」

    まゆり「そーだよー紅莉栖ちゃんの言うとおりだよー」

    岡部(これもDメールによる過去改変に起因した事象か!?たしか………『ラボの活動資金をなんとか作る』と送ったな……..」

    岡部「そ、そういえばそうだったような……まあいい、その未来ガジェットについて説明してくれ」

    紅莉栖「じゃ、説明したげる」

    3: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:19:31 ID:G4B9xssye
    紅莉栖「簡単に説明するとね、この未来ガジェット『五億年ボタン』のスイッチを押せば100万円稼げるってことかしら?」

    まゆり「さすが紅莉栖ちゃ~ん」

    ダル「マジなら凄い件」

    岡部「ふんっ、クリスティーナよ!某猫型ロボットじゃあるまいしそんな都合の良い物が作れるわけないだろう!」

    紅莉栖「嘘だと思うなら押してみなさいよ」

    5: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:26:03 ID:G4B9xssye
    岡部「いいだろう!俺が確かめてやろう、」

    紅莉栖「あっ説明し忘れてたことだけど」

    岡部「なんだ、助手よ」

    紅莉栖「これを押す前に注意することがあるかr….」

    ポチッ

    バサッ 100マンエン

    ダル「すっげぇ!100万円でてきたお!!」

    岡部「な、なんだと!?」

    紅莉栖「ったく……人の説明ちゃんと聞きなさいよ!」

    岡部「ど、どうした?というか本当に100万が出てきたぞ…….フゥーハッハッハッハァー!!!!」

    6: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:31:58 ID:G4B9xssye
    紅莉栖「岡部がボタン押して100万円がでてきたでょ?」

    岡部「そうだな」

    紅莉栖「『五億年ボタン』ってデメリット無しで100万円がでてくるわけじゃないのよ……..」

    岡部「そ、それは?」

    紅莉栖「う~ん、説明したげる」

    ダル「おっーすっげぇ!お金持ちだお!」

    ポチポチポチ

    紅莉栖「コラっ!ちょっと橋田!」

    ダル「え?どうしたの牧瀬氏?」

    ポチポポチ

    8: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:39:55 ID:G4B9xssye
    紅莉栖「その……このボタンを押すと、五億年間何もない空間で過ごす擬似体験をするのよ!」

    岡部「ファ!?」

    紅莉栖「だから五億年ボタンなの!」

    岡部「し、しかしー俺が押した時はそんなことなかったぞクリスティーナ!」

    紅莉栖「その五億年分の体験時間は現実の時間にして一瞬であるのと、体験後にその記憶が微弱な電流で消去されるから実質体験してないのと一緒なんだけど……」

    ダル「えーそんな実感ないおー」

    ポチポチポチポチ

    10: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:46:45 ID:G4B9xssye
    岡部「さっき俺もボタンを一回押したんだが…….」

    紅莉栖「記憶が消されて実感がないだけで実際に体験してるし」

    ダル「実際そんな感覚ないし押しまくる件」

    ポチポチ

    まゆり「だるくーん、ちょっと怖いからそのぐらいにしよ~よー」

    紅莉栖「記憶消えてるとは言っても五億年分の影響は未知だし…….橋田もその辺りでやめといたほうが……」

    岡部「ダルよ!俺に『五億年ボタン』を貸してくれ」

    11: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:50:27 ID:G4B9xssye
    紅莉栖「え!?押すの??」

    岡部「フッ、クリスティーナよ、ダルを見てみろ」

    ダル「これで僕だけのメイド喫茶をつくれるお…..いやリアルメイド雇える件!そこでフェイリスたんにお世話してもらうお」

    紅莉栖「いつもの橋田ね」

    まゆり「いつものダルくんだねー」

    岡部「恐れることなど何もない!俺はこの未来ガジェットで億万長者を目指す!」

    13: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)14:53:04 ID:G4B9xssye
    まゆり「ダルくんもオカリンもやめよーよー心配だよー」

    岡部「大丈夫だ!実際に押してもなんともなかったからな!フゥーハッハッハッハッハァー!」

    岡部「鳳凰院凶真の野望への第一歩だ!!!」

    ポチ

    23: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)17:46:38 ID:G4B9xssye

    ギューーーーーーーーーーン

    岡部『うぉぉおおおおおおお』

    岡部「ぅっぐ………頭が…..割れる…..」

    岡部「へっ?」

    岡部「な、何だ??ここは!?」

    24: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)17:50:25 ID:G4B9xssye
    岡部「何処だ、ここは?何もない空間と床しか存在しないぞ!」

    岡部「リーディングシュタイナーが発動したのか!?まさか、俺は世界線を移動したというのか?七月の時のように……..」

    [紅莉栖「その……このボタンを押すと、五億年間何もない空間で過ごす擬似体験をするのよ!」]

    岡部「まさか…….本当に五億年過ごすのか!?」

    25: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)17:54:09 ID:G4B9xssye
    岡部「おーい誰か!誰かいないか!まゆり!紅莉栖!ダルー!フェイリス!シャイニングフィンガー!バイト戦士!るかこぉー!」

    「………………….」

    岡部「いるわけないよなぁー」

    岡部「Mr.ブラウンー!いないかー!ハゲ!」

    「…….」

    岡部「おいおい、嘘だろ…….」

    26: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)17:56:48 ID:G4B9xssye
    岡部「仕方あるまい、出口を探すとしよう」

    ー2日後ー

    岡部「出口なんてどこにもない……..どうしよう……….」

    27: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)17:59:27 ID:G4B9xssye
    ー3週間後ー

    岡部「フゥーハッハッハッハァー!!!」

    岡部「………違うな」

    岡部「フハァハハハハハ!」

    岡部「….微妙だな」

    岡部「アハハハハハハハハ」

    岡部「これでいこう!」

    岡部「五億年か……..」

    30: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:04:09 ID:G4B9xssye
    二ヶ月後

    岡部「我が名は鳳凰院凶真だ!」

    岡部「My name is Kyoma Hououin!!!」

    岡部「締まらんな」

    岡部「ふぅうはっはっはっはっはっはぁぁぁあ!!!偉大なる我が真名を聞くがいい!!!我は鳳凰院凶真!!この世界に混沌をもたらす者だ!」

    岡部「……..あいつら元気にしてるかな」

    32: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:08:43 ID:G4B9xssye
    ~一年後~

    岡部「もう嫌だ!誰か助けてくれ!もう一億年は過ごしたぞ!嫌だ嫌だ嫌だ!!!出してくれ!何でもする!」

    岡部「ラボメンに会いたい……なんであんな事をしたんだ……..タイムマシンが欲しい……..」

    34: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:11:05 ID:G4B9xssye
    ー百年後ー

    岡部「………………………….」

    岡部「…………..どうして俺はここにいたんだっけ」

    岡部「…..つらだ……あいつらのせいだ………」

    36: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:14:21 ID:G4B9xssye
    ー千年後ー

    岡部「殺す……殺してやる……..紅莉栖…….牧瀬紅莉栖……..」

    岡部「あいつがこんな物さえ作らなければ………..俺はここにはいない!」

    岡部「他のラボメンも同罪だ……ここを出られたら後悔させてやる」

    岡部「イヒヒヒヒヒヒヒ」

    38: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:16:37 ID:G4B9xssye
    ー五千年後ー

    岡部「あうああうあうあうあー」

    岡部「ええうあうあ」

    40: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:21:36 ID:G4B9xssye
    ~一万年後~

    岡部『とぅっとるぅーまゆしーだよ~』

    ボソボソボソ

    岡部「ふっ、マユリは俺の人質だからな!」

    岡部「クリスティーーナよ!」

    岡部『ティーナじゃないわよ!紅莉栖よ紅莉栖!』

    岡部『フェイリスたんはぁはぁ』

    岡部「お前はフェイリスが好きなんだなぁ~」

    42: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:24:55 ID:G4B9xssye
    ー五万年後ー

    岡部「俺は、私は、アタシは、我は…………もはや自身の存在が何だっかはわからない。」

    岡部「この己の存在を忘れた哀れな存在は何故にここに存在し続けるのか………」

    岡部「どうして私は生まれてきたのだろうか…….」

    43: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:28:45 ID:G4B9xssye
    ー百万年後ー

    岡部「おお、この世界はなんと素晴らしいことで満ちあふれているのだろう!」

    岡部「何もない!?嘘だ!空間がある!床もある空気もある!」

    岡部「そして私も存在する」

    岡部「考えるんだ!思考を巡らせろ!真理を追求するんだ!」

    45: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:32:24 ID:G4B9xssye
    ー二億年後ー

    岡部「思い出した………」

    岡部「

    我が名は鳳凰院凶真だ!

    岡部「私の名前は鳳凰院凶真だったんだ!!!」

    岡部「フゥーハッハッハッハ!!!」

    46: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:37:18 ID:G4B9xssye
    ー三億年後ー

    鳳凰院「私がかつて存在していた世界の事が断片的に思い出される………」

    鳳凰院「核融合の成功やタイムマシンの開発理論が構築できんなど愚鈍な奴らだったな」

    鳳凰院「ああ、知りたい!この世の全てが!俺のモノに!」

    47: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:45:55 ID:G4B9xssye
    ー4億9999万9999年ー

    鳳凰院「初めから…….そこにあったのだ…..真実は」

    鳳凰院「これも全て…….シュタインズゲートの選択だ………」

    鳳凰院「私の親友だったラボメン達よ……..」

    鳳凰院「そして最愛の女性、紅莉栖よ……….ありがとう」

    ここに送ってくれたおかげで知る事ができた……..大切なこと……..

    開発元が
    5

    p

    b

    .

    この世界はADV科学シリーz……….

    ー五億年到達ー

    48: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:48:26 ID:G4B9xssye
    岡部「フゥーハッハッハッハ!!!素晴らしいぞ!百万円だ!!!今夜は屋上でバーベキューだぞ!」

    ダル「みんなも呼ぶお!」

    まゆり「やめよーよー押しちゃダメだよぉー」

    紅莉栖「だ、大丈夫よね?」

    49: ◆bsViUL4o4k 2014/05/23(金)18:51:09 ID:G4B9xssye
    岡部「最高だ!クリスティーナ!」

    紅莉栖「えぇ、ぁうん」

    岡部「しかし世界征服にはまだ足りんぞ!いくぞ!」

    ポチポチポチポチ

    >>23に戻る

    終わり

    51: 名無しさん@おーぷん 2014/05/23(金)19:29:06 ID:qLDqKfIfR
    乙!岡部が狂う所がおもしろかったぞ!

    元スレ:
    http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1400821829/

    2 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:26:28 ID:zMchx12U 
    「「「「…」」」」コクッ

    紅莉栖「よろしい」

    紅莉栖「…スゥ」

    紅莉栖「それでは第△回ラボメンガールズの会を開催します!」

    ワー ワー トゥットゥルルルルー マッテマシタニャ! グッ …パチパチ 

    3 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:27:24 ID:zMchx12U 
    まゆり「まゆしぃはこの日のためにジューシーからあげナンバーワン控えてきたのです!」

    フェイリス「フェイリスはこの日があるからメイクイーンで全力で働けるニャ!」

    ルカ子「ボクはこの日が訪れるよう、毎日お祈りしています!」

    萌郁「……私は…この日が来るまでの……カウントダウンをしている…」

    紅莉栖「…」ウンウン

    紅莉栖「皆のこの日に賭ける意気込みは十分伝わったわ!斯く言う私も、この日に合わせて論文を早く仕上げてるんだけどね(笑)」 

    4 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:28:19 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「では早速だけど始めましょうか!」

    紅莉栖「まずは私から行くわね」

    紅莉栖「岡部の白衣よ」

    【岡部の白衣】ドーン

    まゆり「紅莉栖ちゃん。いきなりお宝を出してきたねー☆」

    ルカ子「さすがです!」

    紅莉栖「もちろんこれは使用済みの岡部の白衣よ」 

    5 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:29:56 ID:zMchx12U 
    フェイリス「ニャニャ。凶真が使用中の物は入手禁止。あくまで使い終わった使用済みの物だけニャ」

    紅莉栖「ええ。使用中の物をとったら泥棒だけど、使用済みの物ならリサイクルよ」

    まゆり「だからオカリンの白衣って意外と入手困難なんだよねー」

    萌郁「……コクリ…」

    ルカ子「それに使い勝手も良いですしね!これを掛けて眠ると岡部さんに包まれているようで//」

    まゆり「その使い方が定番だねー☆」

    フェイリス「フェイリスはハンカチとして使用するニャ!」

    紅莉栖「それもGOODね!」 

    6 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:31:12 ID:zMchx12U 
    萌郁「……私は……枕カバーに…安眠できる…」

    ルカ子「あっいいですね!」

    紅莉栖「色々な使い方が出来るから楽しみも倍増するのよね」

    まゆり「それにオカリンの白衣は大きいから、5等分しても皆の取り分も大きいのです♪」

    萌郁「…ここで…提出…した物は………5人で…分ける…」

    フェイリス「そんな凶真の白衣を出すなんてクーニャンもいきなり本気だなニャ」

    紅莉栖「ええ。いつも本気だけど今回は超本気よ。なにせバレンタインデーが近いから」 

    7 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:32:25 ID:zMchx12U 
    まゆり「最後にどれが一番良かったかを自分の出した物以外に投票して、勝った人がオカリンをデートに誘えるのです」

    ルカ子「そのときは誰も邪魔してはいけないんですよね」

    萌郁「……むしろ……二人きりに……なれるように……援護する…」

    フェイリス「この会が発足する前は凶真の私物の取り合い、足の引っ張り合いで結局誰も得しなかったのニャ」

    「「「「ウンウン…」」」」←遠い目

    紅莉栖「でも今は違うわ!!!敵対するのではなく協同することにより私たちは今、解を得た!!」

    「「「「ウォォォォォオ!!!!」」」」 

    8 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:33:44 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「…コホン。少し興奮し過ぎたわね。まだ先は長いのだから少し落ち着きましょう。はい深呼吸」

    「「「「「すぅーーはぁーー」」」」」

    まゆり「じゃあまゆしぃが5等分するねー☆」チョキチョキ

    ルカ子「ボクっ、脇の部分がいいですっ!」

    フェイリス「ルカニャン。そこは公平にじゃんけんニャ!」

    萌郁「………2カ所……あるから………チャンスは……ある…」

    紅莉栖「いきなり燃える展開ね」

    紅莉栖「とりあえず先にジップ●ックに保存して置きましょう」

    「「「「「ジー」」」」」←ジップ●ック 

    9 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:34:32 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「よし。次はまゆりね」

    まゆり「トゥットゥルー♪まゆしぃです☆」

    まゆり「まゆしぃはねー、コレなのです!」

    【岡部(ショタ)の写真】バーン

    萌郁「………キュン」

    フェイリス「小さい頃の凶真、めちゃくちゃ可愛いのニャ!」

    紅莉栖「さすがまゆりね。幼なじみという属性を生かした素晴らしい一品だわ」

    ルカ子「…」ハァハァ

    まゆり「でしょー?でもねー。今回はコレだけじゃないのです!!」 

    10 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:36:03 ID:zMchx12U 
    【岡部(ショタ)の全裸写真】デデーン

    紅莉栖「ブホォッ」

    フェイリス「は、鼻血が」ダラー

    萌郁「……し……げき………て…き」

    ルカ子「ボ、ボクちょっとトイレに…」

    紅莉栖「う、漆原さん!抜け駆けはダメよ!」

    まゆり「今回はまゆしぃも超本気なのです」フンス 

    まゆり「だからとっておきのコレクションを持って来たんだー」

    フェイリス「いい仕事してるのニャ。それにしても生ショタ凶真を見てきたまゆしぃが羨ましい…」ブツブツ 

    11 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:37:10 ID:zMchx12U 
    ルカ子「これなら盗撮の禁止には当たりませんしね」

    萌郁「……盗撮は……犯罪………これは……ぎりぎり………セーフ」

    紅莉栖「よくやったわ。まゆり」

    まゆり「えへへ」

    まゆり「もちろん皆の分の焼き増しはしてあるからねー」

    フェイリス「ありがとうだニャ!」

    紅莉栖「早速ジップ●ックに保存しておきましょう」ジー

    「「「「…」」」」ジー←保存 

    12 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:39:41 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「では続いてはフェイリスさん。お願いするわ!」

    フェイリス「ニャニャ!」

    フェイリス「クーニャンもまゆしぃも凄かったけど、フェイリスも自信アリだニャ!」

    フェイリス「これだニャ!」

    【????】デン

    紅莉栖「ボイスレコーダー…かしら?」

    まゆり「んー。フェリスちゃん。まゆしぃにはわからないのです」

    フェイリス「まあまあ。落ち着くのニャ」 

    13 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:41:41 ID:zMchx12U 
    フェイリス「ポチッとニャ」ポチ

    《愛している》宮野ボイス 

    紅莉栖「!」

    まゆり「!」

    ルカ子「!」

    萌郁「!」

    フェイリス「これだけじゃないニャ」

    フェイリス「これをこうすると」ポチ 

    《俺はお前を愛している。フェイリス》宮野ボイス

    フェイリス「////」 

    14 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:42:46 ID:zMchx12U 
    「「「「!!!!」」」」

    紅莉栖「ふぇ、ふぇいりすさん…これは?」

    フェイリス「凶真の声を録音して編集したものニャ」

    【岡部の囁き入りボイスレコーダー】デデーン

    ルカ子「あ、愛しているというのは?」

    フェイリス「メイクイーンでのゲームで言ってもらったのニャ」

    まゆり「えっまゆしぃ知らなかったよー」 

    15 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:47:01 ID:zMchx12U 
    フェイリス「凶真は照れてなかなか言わなかったのニャ。そこはフェイリスの交渉術だニャ」

    紅莉栖「あの岡部にそんな台詞を言わせるなんて…さすがフェイリスさん」

    萌郁「…………あっぱ…れ…」

    フェイリス「ニャフフ。もちろんみんなの分も用意してあるのニャ」 

    16 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:48:38 ID:zMchx12U 
    ポチッ

    《俺はお前を愛している。紅莉栖》宮野ボイス

    紅莉栖「//」ジュン

    ポチッ

    《俺はお前を愛している。まゆり》宮野ボイス

    まゆり「//」ジュン

    ポチッ

    《俺はお前を愛している。萌郁》宮野ボイス

    萌郁「//」ジュン

    《俺はお前を愛している。るか》宮野ボイス

    ルカ子「//」ドピュ

    フェイリス「もう一回だニャ」

    ポチッ

    《俺はお前を愛している。留未穂》宮野ボイス

    留未穂「//」プシャァア 

    17 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:50:42 ID:zMchx12U 
    ………………………………………………………… 

    紅莉栖「」ポケー

    まゆり「」ポケー

    ルカ子「」ポケー

    萌郁「」ポケー

    留未穂「」ポケー

    紅莉栖「…」

    紅莉栖「はっ!あまりのことに意識が」

    まゆり「(下着が濡れちゃったのです)」

    萌郁「……………………ハァハァ…」 

    ルカ子「ふぅ。皆さん。落ち着きましょう」

    フェイリス「お気に召したようでなによりニャ」 

    18 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:52:40 ID:zMchx12U 
    フェイリス「(下着が大変なことになってしまったニャ)」

    紅莉栖「これはある意味禁じ手ね。フェイリスさんにしか出来ないわ」

    まゆり「いつかはオカリンの口から直接聞きたいなー」

    萌郁「……そんなこと…に…なったら……気を失う…かも…」

    ルカ子「でもこれで当面のオカズには困りませんよね!」

    「「「「//」」」」

    フェイリス「(ルカニャンが生き生きしてるのニャ)」

    紅莉栖「これもまた素晴らしい一品だったわ。皆、ジップ●ックを忘れないようにね」

    「「「「「…」」」」」ジー 

    19 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:53:52 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「では次に行きまs」

    ガチャ

    岡部「はぁはぁ…なんだったのだ一体」

    岡部「ん?」

    紅莉栖「お、岡部!今日はラボに来ないんじゃなかったの!?」

    岡部「変な奴に追いかけ回されてな(4℃)」

    岡部「ラボの近くまで来たのでここに逃げ込んだのだ」

    岡部「お前たちは何をしているのだ?」 

    20 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:55:46 ID:zMchx12U 
    まゆり「今日はねぇ~女子会なのです」

    フェイリス「だから凶真といえど男子禁制だニャ!」

    ルカ子「ご、ごめんなさい。岡b…凶真さん」ウルウル

    岡部「(だが男だ)」

    萌郁「……こんに…ち…わ…岡部君…」

    岡部「おお。指圧師まで」

    紅莉栖「だからさっさと出て行きなさいよね!」 

    21 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:56:56 ID:zMchx12U 
    岡部「くっ…神聖なるラボで女子会(笑)などスイーツなことをしおって…」

    岡部「まあいい。少し寄っただけだ。すぐに出る」

    岡部「(こうしてラボメンが交流を深めてくれたら俺も嬉しいしな)」

    岡部「おっと、着替えだけさせてくれ。冬だというのに全力疾走したもので汗をかいてしまってな」ヌギヌギファサー

    「「「「「!」」」」」

    岡部「誰か洗濯しといてくれ。じゃあな」

    紅莉栖「自分でしろ!バカ岡部!」

    ガチャ 

    22 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:58:01 ID:zMchx12U 
    「「「「「…」」」」」ガタッ

    ドタタタタタタ

    紅莉栖「」クンカクンカ
    まゆり「」クンカクンカ
    フェイリス「」クンカクンカ
    ルカ子「」クンカクンカ
    萌郁「」クンカクンカ

    「「「「「///////」」」」」

    …………………………………………………………

    紅莉栖「いやー。思いがけずお宝を手に入れたわね」 

    23 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 21:59:26 ID:zMchx12U 
    ルカ子「お、岡部さんのぬぬぬ脱ぎたて//」

    留未穂「ルカさんも落ち着いてニャ」

    まゆり「フェリスちゃん。留未穂ちゃんと混ざってるよー」

    萌郁「…………落ち着いて…深呼吸…」

    「「「「「すぅーーはぁーー」」」」」

    紅莉栖「でもこれは岡部の使用中のものだから残念ながら貰えないわね」

    ルカ子「中央に置いてお香代わりにしましょう!洗濯は後でもいいんですし」 

    24 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:00:52 ID:zMchx12U 
    まゆり「ルカ君のりのりだね~」

    萌郁「…………グッド……アイディア…」

    フェイリス「じゃあここに置いとくのニャ!」

    紅莉栖「えっと次は桐生さんね」

    萌郁「……私は…………これ…」

    【????】ジャン

    ルカ子「?」 

    25 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:02:03 ID:zMchx12U 
    ルカ子「野菜炒めですか?」

    まゆり「………ハッ」

    紅莉栖「ままままままさか!?」

    フェイリス「凶真が…作ったのかニャ…?」

    萌郁「……………」ニコッ

    【岡部の手料理(野菜炒め)】

    まゆり「おおおオカリンの手料理なんてまゆしぃでも食べたことないよ」ブルブル 

    26 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:03:14 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「一体どうやって?」

    萌郁「………岡部君は……定期的に……私の部屋を…掃除……してくれる…」

    萌郁「……そのときに…作って…くれた…」ポッ

    紅莉栖「桐生さんのラッキー岡部は部屋を掃除してもらえることだったわね」

    ※ラッキー岡部→各ラボメンガールズ持っている。岡部アイテムはここで手に入れているが多い

    ルカ子「いいなあ」 

    27 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:04:08 ID:zMchx12U 
    フェイリス「ルカニャンは修業で凶真と二人きりになれるニャン」

    まゆり「フェリスちゃんは雷ネットでペアを組んでるしねー」

    紅莉栖「まゆりは言うまでもなく幼なじみね」

    萌郁「……牧瀬さんは……ガジェット開発で…」

    紅莉栖「皆それぞれ違うラッキー岡部があるのよね」 

    29 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:05:41 ID:zMchx12U 
    フェイリス「それでも凶真の手料理はイレギュラーだったはずだニャ?」

    ルカ子「ボクなら嬉しくて一口に2時間くらいかけちゃいます」

    まゆり「まゆしぃなら一口で食べておかわりを要求するのです」

    紅莉栖「そんな岡部の手料理をどうして?」

    萌郁「……皆で食べようと…残しておいた…ジップ●ックして…」

    「「「「…」」」」 

    30 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:07:02 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「桐生さん。貴女って人は…」ジーン

    ルカ子「ボク、感動しました!」ジーン

    まゆり「まゆしぃは涙が止まらないのです」ジーン

    フェイリス「仲間って素晴らしいニャ」ジーン

    紅莉栖「桐生萌郁さんに惜しみない拍手を」

    パチパチ パチパチ

    萌郁「…………照れる…」

    パチパチ
    パチパチ
    パチパチ
    パチパチ 

    32 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:09:11 ID:zMchx12U 
    まゆり「今日は本当にレベルが高いねー☆」

    ルカ子「どれも甲乙付け難いですよね!」

    フェイリス「嬉しい悩みだニャ」

    紅莉栖「それだけに桐生さんの心意気で一歩リードってところかしら」

    紅莉栖「じゃあ最後に漆原さん!期待してるわよ!」

    ルカ子「はっはい!」 

    33 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:10:15 ID:zMchx12U 
    ルカ子「ボクはこれです…」

    【タオル】

    フェイリス「タオルだニャ」

    まゆり「タオルだねー」

    紅莉栖「タオルね」

    萌郁「…………タオル」

    「「「「…」」」」

    紅莉栖「えっと漆原さん。タオルでいいのよね…?」 

    34 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:14:02 ID:zMchx12U 
    ルカ子「はい」

    まゆり「いいアイテムだけど普通だねー」

    ルカ子「うん。でも実はこれ…」

    ルカ子「岡部さんが身体を洗ったタオルなんです」

    【岡部の垢すりタオル】

    紅莉栖「な、なんだってー!!」

    フェイリス「ニャ、ニャンだと!?」

    萌郁「………なんてこと」

    まゆり「トゥットゥルー!!!!」 

    35 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:17:44 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「つまりこのタオルには岡部分が凝縮されていることになるわね…」

    フェイリス「きょ、凶真のあんなところやこんなところまで…」

    まゆり「トゥットゥルー!!!!」

    萌郁「………入手方法は…?」

    ルカ子「岡b…凶真さんとの修業中にボクがだらしがないのを見かねて、お手本を見せてくれたんです」

    ルカ子「そしたら凶真さん、汗をかいていたのでお風呂を薦めて…」 

    36 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:19:28 ID:zMchx12U 
    ルカ子「最初は遠慮されてたんですが…」

    『ボクの家のお風呂、嫌ですか?』ウルウル

    ルカ子「と言ったら入ってくれたんです。そのときにタオルを…」

    フェイリス「ルカニャンは策士だニャ」

    まゆり「ルカ君。一緒にお風呂に入ったの?」

    ルカ子「それは断られました」

    紅莉栖「ホッ」

    萌郁「……ホッ」

    フェイリス「ホッ」

    まゆり「ホッ」 

    37 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:20:27 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「うむん。これも至高の一品だけど小さいから用途が限られるわね」

    フェイリス「やっぱりハンカチかニャー」

    まゆり「アイマスクなんてどうかなー?」

    萌郁「…それ…いいね」

    ルカ子「ふりかけ」ボソッ

    紅莉栖「えっ?」 

    38 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:21:46 ID:zMchx12U 
    ルカ子「………ふりかけにして食べるんです」

    まゆり「えっ?」

    ルカ子「ミキサーで細かくして」

    フェイリス「えっ?」

    ルカ子「食べるんです」

    萌郁「えっ?」

    ルカ子「どうでしょうか…?」 

    39 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:23:25 ID:zMchx12U 
    「「「「…………」」」」

    紅莉栖「あなたこそが天才よ!漆原さん!!」

    まゆり「ジップ●ックに入れて置けば半永久的にオカリンを楽しめるのに」

    フェイリス「まさかそれをふりかけにするという発想が出るニャんて!」

    萌郁「………新たなSGの扉が開いた…!」

    紅莉栖「皆、漆原さんを胴上げするわよ!!」 

    40 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:24:56 ID:zMchx12U 
    ワッショイ ワッショイ 

    ワッショイ ワッショイ
    ワッショイ ワッショイ 
    ワッショイ 

    …………………………………………………………

    紅莉栖「これはもう決まりでいいわね」

    まゆり「うん!全部いい物だったけど」

    フェイリス「ルカニャンの世紀の大発見に敬意を表して」

    萌郁「………岡部君との……デート権は……漆原さんに…」

    「「「「異議無し!!!!」」」」

    ルカ子「慎んでお受け致します!」 

    42 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:26:35 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「これにて閉会!」
    まゆり「じゃあ萌郁さんが持ってきた野菜炒めと、ルカ君が持ってきたタオルに合う最高のお米を買いに行こっか~☆」

    フェイリス「今夜は最高のご馳走になりそうだニャ!」

    萌郁「……楽しみ」

    紅莉栖「ついでに岡部の服も洗濯してやりますか!」

    まゆり「紅莉栖ちゃんはツンデレだね~」

    ヤッパリコシ●カリガイイノカシラ ドウナンダロウネー☆ フェイリスニマカセルノニャ! イマノウチニオカベサンノフクヲ …クンカクンカ 

    ガチャ 

    43 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:28:37 ID:zMchx12U 
    …………………………………………………………

    ガチャ

    ダル「おいーす。って誰もいないのかお」

    ダル「ん?」

    ダル「野菜炒めが置いてあるじゃん。オカリンのかな?」

    ダル「ちょうどお腹が減ってたし、オカリンには悪いけど…」

    ダル「いただきまーす」ガツガツ 

    ダル「ごちそうさまでした」ゲプ 

    44 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:30:17 ID:zMchx12U 
    ダル「まあまあだったお」 

    ダル「あれ?机の上にボロ切れが…なぜかジップ●ックがしてあるのだが」

    ダル「まったくオカリンは仕方ないお。片付けてやるか」サッサッ

    ガチャ

    紅莉栖「いいお米が買えたわn」

    まゆり「もうお腹がペコペコなのでs」

    フェイリス「ニャフフ。もう少しの辛抱だny」

    ルカ子「ボクがお米をとぎm」

    萌郁「……ミキサーも買ってk」 

    45 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:32:01 ID:zMchx12U 
    ダル「お?」サッサッ←【岡部のタオル】を捨てるところ

    紅莉栖「……は…橋田。なにをやっているのかしら…?」

    ダル「掃除だお」

    まゆり「………今捨てたのはなにかなあ…………?」

    ダル「なんか汚いタオルだお」

    フェイリス「………野菜炒めが置いてなかったかニャ……?」

    ダル「それなら食べたお」

    ルカ子「…………美味しかったですか……?」

    ダル「まあまあだったお」

    萌郁「…………そう…」 

    46 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:34:17 ID:zMchx12U 
    ダル「ど、どうしたんだお?なんか皆怖いんだが」

    紅莉栖「」
    まゆり「」
    フェイリス「」
    ルカ子「」
    萌郁「」

    ダル「…」

    紅莉栖「橋田。アンタは絶対に許さないから」

    ダル「ちょ、牧瀬氏目がマジだお!」

    まゆり「ダル君。ダル君。あそこにゲルバナナがあるでしょ?」

    ダル「ま、まゆ氏!?」

    フェイリス「ダルニャンはもうメイクイーンには出入り禁止ニャ」

    ダル「ちょ!」

    萌郁「FBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFBFB」

    ダル「ひっ!」

    ダル「ちょ!ルカ氏助けt」 

    47 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:35:26 ID:zMchx12U 
    ルカ子「…………て…やる」

    ダル「え?」

    ルカ子「呪ってやる!!」

    ダル「」

    …………………………………………………………

    ガチャ

    岡部「フゥーハハ!スイーツ(笑)なお前らにスイーツの差し入れを持ってきたぞ!感謝するがよい!」

    岡部「それとこの小動物もその女子会(笑)とやらに入れてやってくれ」

    綯「お、おじゃまします」ペコリ

    岡部「む?いないのか?」 

    48 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:36:12 ID:zMchx12U 
    綯「!」ササッ

    岡部「なんだ小動物よ。急に俺の後ろに隠れたりして」

    ダル「」

    岡部「なんだダルよ。いたのか」

    ダル「」

    岡部「…ダル?」

    綯「?」

    岡部「おーい」

    ダル「」

    岡部「…」ツンツン

    ダル「」

    岡部・綯「た、立ったまま絶命している・・・・・」 

    49 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:37:45 ID:zMchx12U 
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    綯「オカリンお兄ちゃん!このケーキ美味しいね!」

    紅莉栖「本当ね。岡部にしてはいいセンスじゃない」

    ルカ子「ありがとうございます。岡b…凶真さん!」

    まゆり「それにしてもオカリンと綯ちゃん、いつの間にそんなに仲良くなったのー?」

    萌郁「………お兄ちゃんって呼んでる…」

    綯「////」 

    50 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:39:38 ID:zMchx12U 
    フェイリス「まさか凶真、ロリコンだったのかニャ?」

    まゆり「オカリン。ダメだよ~」

    ルカ子「お、岡部さん…」

    萌郁「……綯ちゃんは………私が……守る…」 

    51 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:41:05 ID:zMchx12U 
    紅莉栖「まったく岡部はHENTAIなんだから!」

    ウフフフ アハハハ 
    ハハハ ハハハ
    トゥットゥルー
    ハハハ 
    ニャフフフフ
    ハハハ ウフフフフ ハハハ









    ダル「」



    おわり 

    52 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/03(日) 22:43:58 ID:zMchx12U 
    おわりです。コメントくれた方、読んでくれた方、ありがとうございましたm(__)m

    とりあえずキャラを3人以上動かす為に書きました。

    なので特にオチが思いつかなかったのでダルに犠牲になってもらいました 

    58 :以下、名無しが深夜にお送りします 2013/02/07(木) 23:42:00 ID:st79pzaY 

    変態っていいよね

    元スレ:
    http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1359894288/

    1: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 00:56:24.77 ID:kQO1/isJ0
    書き溜めあり。初心者だから何か間違いがあったら指摘お願いします。

    SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527695784

    2: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 00:58:05.56 ID:kQO1/isJ0
    岡部「今日も暑くなりそうだな」

    ラボの窓を開ける。スズメの鳴き声と共に朝の心地よい風が流れてくる。

    ダル「なんか予報では最高温度30度超えるらしいお」

    岡部「なに!? 昨日よりも高いではないか」

    ダル「なあ、オカリン」

    岡部「ん?」

    ダル「いい加減ラボにエアコンつけね?」

    岡部「むう、だがな、我がラボの財政は家賃を払うだけでカツカツ……」

    ダル「でも、このままじゃPCに熱こもり過ぎてシャレにならないし、エロゲも捗らないお」

    岡部「エロゲは家でやれ!」

    3: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:00:17.17 ID:kQO1/isJ0
    まゆり「まゆしぃもエアコンほしいなー。最近は暑くてコス作るのも大変だよー」

    岡部「まゆりまで……」

    ダル「はっ! それともオカリン」

    岡部「なんだ?」

    ダル「あっつあつのラボで、ラボメンガールズが汗だらだらなのを、視姦してハァハァしたいとか? あっ、ちょっと鼻血出てきた」

    岡部「お前と一緒にするな!」

    4: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:02:06.19 ID:kQO1/isJ0
    ダルにティッシュ箱を投げつける。しかし汗だらだらのラボメンガールズか……紅莉栖の服は透けやすいから……と、そこまで考えて思考を止める。これではまるでダルのようではないか!? このままでは暑さにやられて、まいってしまうかもしれない。とにかく、エアコンのことを考えねば。

    岡部「仕方あるまい……この鳳凰院凶真、我がラボのためにこの灰色の脳細胞を労働にあててやろうではないか」

    まゆり「まゆしぃもバイト代からちょっと出すねー」

    岡部「うむ、それは助かる。ダルもいくらか頼むぞ」

    ダル「ちぇー、でも、ま、こればっかりは仕方ないかー」

    しかしバイトといっても今まで短期バイトしかやったことがない。また新しく探さねば……そういえば開発室の方に求人情報誌があったな。

    5: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:08:38.31 ID:kQO1/isJ0
    岡部「なあ、ダル」

    探し始めて数分。窓もなく、部屋の構造上、風の巡りが悪い開発室に俺は音を上げていた。

    ダル「んー?」

    岡部「この辺に求人情報誌を置いていたのだが知らないか?」

    ダル「えーと、見た覚えはあるけど、よいしょ」

    岡部「心あたりのある場所は探したんだが見つからなくてな」

    ダル「徹夜でエロゲしてた時に僕がどこかに移動させたかも」

    そうしてダルと開発室で探していると、ラボのドアが開く音がした。

    6: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:11:57.92 ID:kQO1/isJ0
    紅莉栖「ハロー」

    どうやら助手のようだ。

    まゆり「え? 紅莉栖ちゃん?」

    ん? 何やらまゆりの様子がおかしい。気になって振り返ると、そこには――――髪を切り短髪になった紅莉栖がいた。

    岡部「じょ、助手?」

    ダル「ん?」

    それまで作業をしていたダルも、俺の反応に異常を感じ取り、振り返る。そして、固まった。

    紅莉栖「ちょっと、みんなして何? そんなに変?」

    じょ、助手の……あの綺麗な長髪が跡形もなく……。

    7: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:13:13.94 ID:kQO1/isJ0
    岡部「お、俺だ! ああ、何やら大変なことになった。何!? ガンマ線バーストによる高エネルギー放射が原因だとう!?
        ふ、何を言っている。致命傷で済んださ。ああ、必ず生きて帰る。エル・プサイ・コングルゥ。」

    ダル「ちょっと、オカリン」

    と必死に平静を取り戻そうとしていた俺にダルが耳打ちしてくる。

    ダル「オカリン、牧瀬氏と何かあったん?」

    岡部「なに?」

    ダル「だっておにゃの子がここまで髪を切るなんて、男絡みで何かあったとしか思えないのだぜ」

    岡部「俺は、何もしていないぞ!?」

    ダル「気づいていないだけで牧瀬氏の地雷踏み抜いたとかない?」

    8: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:17:39.21 ID:kQO1/isJ0
    岡部「あっ」

    ダル「何かあるん?」

    岡部「いや、大したことないのだが……この前助手のプリンを助手のマイスプーンで食べてしまってな」

    岡部「そしたら助手が“プリンに牧瀬って書いてあるでしょう?”なんて言ってくるから、そこから言い合いになってな」

    岡部「最終的に俺がプリンを買ってくることで落ち着いたが、まさか、これか?」

    ダル「うーん。それではなさそうだけど」

    9: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:18:51.46 ID:kQO1/isJ0
    岡部「あっ」

    ダル「他にもあるん?」

    岡部「この前、お前が由季さんとデートしていた日があっただろう?」

    岡部「あの日、助手と二人きりでラボに泊まったのだが」

    ダル「ん? パンツ脱いだ方がいい?」

    岡部「…………脱がんでいい」

    息が荒くなったダルにストップをかけながら話しを続ける。

    岡部「あの日、助手が“何か食べたいものはある?”と聞いてきたのでな」

    岡部「何か買ってきてくれるのかと勘違いした俺はカレーを頼んだのだが」

    ダル「まさか……」

    岡部「そう、二時間後、俺の目の前にあったのは“紅莉栖がカレーと言い張る何か”だった」

    ダル「oh……」

    岡部「とにかく酷い味でな」

    10: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:19:32.90 ID:kQO1/isJ0
    ダル「え? 食べたん?」

    岡部「ああ、一応、こ、恋人が作ってくれたわけだし……な」

    ダル「オカリン、僕はその場にはいなかったけど、間違いなく言える。あんたその日一番輝いてた男だぜ」

    岡部「それで、ここからが本筋なのだが、さすがに俺もまいってな。つい口からポロりと“科学は得意なのになぜ料理は駄目なのだ?”と出てしまった」

    ダル「それで?」

    岡部「反論してくるのかと思ったら、泣き出してしまってな」

    ダル「あちゃー」

    岡部「謝った上で、料理はルカ子やフェイリスに教えてもらって、一緒にこれからうまくなっていこうと方針を立ててなんとか仲直りはできたのだが…まさか、これか?」

    ダル「うーん。仲直りできてるなら牧瀬氏の性格的に引きずることはないと思われ」

    11: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:25:10.17 ID:kQO1/isJ0
    岡部「だよな……あっ」

    ダル「聞くお」

    岡部「この前研究室の新入生配属の歓迎会があったんだが」

    ダル「ああ、僕のとこはカラオケだったお」

    岡部「俺のとこは、BBQの後ちょっとした飲み会でな」

    ダル「うは、何そのリア充展開!」

    岡部「今はお前もリア充だろ。もちろん俺もな。」

    ダル「まあね!」キリッ

    ダル「それで参加したん?」

    岡部「ああ、“一応授業としてやるから参加しないと単位に響くぞ”って教授に釘を指されてな」

    岡部「だが、その日は午後から助手と買い物に行く予定だった」

    ダル「なんで授業あるのに牧瀬氏との予定を入れたん?」

    岡部「当初は午前中のBBQしか聞かされていなかったんだ」

    12: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:25:52.79 ID:kQO1/isJ0
    岡部「しかし、当日になって教授が急に“悪いが午後も授業の日程になってたから何かやらないとだわーわっはっは”と言い出してな」

    ダル「ああ、それで飲み会を」

    岡部「それで渋々メールで助手に断りを入れてな……」

    ダル「許してもらえたん?」

    岡部「飲み会後、お詫びとして、二人で夜桜で花見をしたんだが……許してもらえたかはわからんな」

    ダル「うーん。断定はできないけどそれも違う気がするお」

    13: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:32:05.56 ID:kQO1/isJ0
    岡部「だよな。あっ」

    ダル「牧瀬氏とのイチャイチャを聞く流れになってる気がするお」

    岡部「いや……これだ! これに違いない!」

    そこで、記憶の棚からある項目を思い出した。俺はピンときた。忘れもしない。むしろヒントは自分自身で言っていたのだ。

    紅莉栖「おい、おのれら、さっきから何をこそこそ話してる?」

    助手が鋭い眼光をこちらに向けている。しかしひるむわけにはいかない。

    岡部「じょ……紅莉栖!」

    紅莉栖「な、なによ」

    勢いのまま言葉を紡ぐ俺に助手の語気が弱まる。ここしかない! あの夜の俺の……いや、俺たちのミスを!

    14: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:34:27.90 ID:kQO1/isJ0
    岡部「すまなかった! あの夜のお前の下着は今、俺の実家にある! 洗濯をしたんだが手違いでお袋の部屋にあるのを取り戻せていない」

    紅莉栖「え?」

    岡部「だが、必ず取り戻す! それが、運命(シュ)石(タイン)の(ズ)扉(・ゲート)のせんた……ぶべら」

    殴られた。グーで。

    紅莉栖「ちょっとこい」

    岡部「はい」

    まゆり「ダルくん、オカリンと何話してたの?」

    ダル「ノーコメントで」

    15: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:36:35.78 ID:kQO1/isJ0
    ルビ振ったらこういう表示になるのかー

    岡部「だが、必ず取り戻す! それが、運命(シュ)石(タイン)の(ズ)扉(・ゲート)のせんた……ぶべら」

    岡部「だが、必ず取り戻す! それが、シュタインズ・ゲートのせんた……ぶべら」
    に脳内変換お願いします

    16: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:43:53.25 ID:kQO1/isJ0
    紅莉栖に襟を掴まれズルズルとラボの外まで引きずられる。

    紅莉栖「話せ」

    岡部「はい」

    話した。あの夜のこと。行為の後、紅莉栖が自分のカバンと勘違いして、俺のカバンに下着を入れてしまっていたこと。俺が実家に帰ってからそれに気づいたこと。洗濯して干していたが親父が勘違いしてお袋の洗濯物と混ぜていたこと。お袋が見知らぬ下着について語ったことで所在が判明したが回収できていないこと。そして、紅莉栖がそれについて何も言わない俺に怒ってなんやかんや髪を切ったのではないかということ。

    紅莉栖「……」

    ため息をつく紅莉栖。

    紅莉栖「あんたって、ほんと馬鹿よね」

    岡部「なにっ!?」

    紅莉栖「どうして、その解に辿り着くのかわからないって言ってるの」

    17: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:46:55.11 ID:kQO1/isJ0
    岡部「し、しかし……あんなに綺麗な髪だったのに、それを切るなんて何かしらあったと思うだろう」

    紅莉栖「え!? き、綺麗って」

    岡部「事実だ」

    紅莉栖「そ、そう? だったら切らない方がよかったかしら」

    岡部「うむ。まあ、どちらかと言えば……ではなくて。だったらなぜ切ろうと思ったのだ?」

    紅莉栖「暑いからよ」

    岡部「え? 暑い?」

    紅莉栖「そう、暑いから。だってこのラボ、エアコンないじゃない? 扇風機はあるといっても焼け石に水程度の効果しか見込めないし。
         それに例年より今年は暑くなるって言ってたから、なら、いっそのこと切ってさっぱりしようって」

    18: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:48:35.74 ID:kQO1/isJ0
    岡部「ほんとうにそれだけか?」

    紅莉栖「え、あ、うん」

    岡部「はー……」

    真相を聞いて安心した。今の俺は紅莉栖なしでは生きられない。
    なぜなら、かつて彼女が生きていてくれればそれでいいと望んだ俺は、彼女が俺を“観測”したことでなかったことになったのだから。

    紅莉栖「でも、本当は」

    岡部「ん?」

    紅莉栖「いや、その、脳の報酬系というのは欲求が満たされた時、もしくは将来的に満たされるという予測ができると活性化するの。これは記憶や学習と関係性が深いもの。
         それで、この報酬系が何度も同じ手段で活性化すると脳はそれに慣れてしまうというか……」

    岡部「何が言いたい?」

    紅莉栖「つまり、その、たまには印象を変えないと岡部も飽きるかなって……」

    19: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:49:48.77 ID:kQO1/isJ0
    岡部「…………」

    岡部「……くくく、フゥーハハハハ! 殊勝なことだな! クリスティーナよ! 悠久の時を過ごしてきた俺がこれ程度で飽きるだと? 
        この鳳凰院凶真も見くびられたものだ……フゥーハハハハ!」

    紅莉栖「はいはい、厨二病乙。というか早く下着返せ」

    岡部「はい」

    紅莉栖「それで?」

    岡部「それで?とは?」

    紅莉栖「感想は?」

    20: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 01:50:15.72 ID:kQO1/isJ0
    岡部「ああ。ゴホン……可愛いよ」

    紅莉栖「そっか。ふふ」

    21: ◆aPZUlJLxaE 2018/05/31(木) 02:01:50.71 ID:kQO1/isJ0
    世界線はSG。時系列は映画の後で細かくは考えてません。

    22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/31(木) 03:44:58.22 ID:WpFwwm4do

    いいSSだった
    24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/31(木) 08:50:33.98 ID:rKQNkfPV0
    乙、ゼロの方もいいけどやっぱ自分はこっちの世界線の方が好きだなー

    元スレ:
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527695784/

    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 19:14:30.00 ID:+zQaLGWb0

    岡部「気でもふれたか貴様」 

    紅莉栖「ふれてない! いたって正常!」 

    岡部「ガジェットの開発も放り出して……一体なんだそれは?」 

    紅莉栖「これを飲んでから最初に聞いた声……その主の命令に従うようになる薬よ」 

    紅莉栖「まるでどこかのかわいそ~な『助手』さんみたいに」 

    岡部「フハハ(笑)。心当たりがない」 

    紅莉栖「くっ! ようやくこの鬱憤を晴らすときが来たわ」 

    紅莉栖「こほんっ」 

    紅莉栖「ひざまずきなさいっ」キリッ 


    ガクンッ!! 


    岡部「」


    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 19:23:37.99 ID:+zQaLGWb0

    岡部「か……カラーダがカッテーニ!?」 

    紅莉栖「ふふん」 

    岡部「まさかっ、先ほど飲んだドクペは……」 

    紅莉栖「そのまさかよ」 

    紅莉栖「通常のドクペと私の薬を……すりかえておいたのさ!」 

    岡部「くぉのぉっ……ぎっ、ぐ、本当にアシペとやらの効力で……!?」 

    岡部「助手ぅ、キサマなかなかにマッドな感じではないかぁっ……」 


    ガクンッ!!!! 


    岡部「あごぉおっ! あご打ったぞぉお!」バタバタ 

    紅莉栖「あっ、ごめんなさっ……こほん! く、口の聞き方には気をつけなさい?」 

    紅莉栖「今、『助手』であるのはアンタの方なんだからな?」フフン 

    岡部「ぐっ……」 

    岡部(自分が助手なのはすっかり馴染んだなコイツ)


    11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 19:32:10.54 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「ここにダイヤルロックつきの解毒剤があるわ」 

    紅莉栖「欲しかったらしばらく私の言うことを聞くこと」 

    岡部(毒って言った! いま毒って!) 

    紅莉栖「返事は?」 

    キィーン! 

    岡部「ぬぐっ!?」 

    岡部「……わ」 

    岡部「わかりました、です、はい」 

    紅莉栖「…………」ニヤニヤ 

    岡部「くぅうううううっ……!」 

    紅莉栖「さぁーて、これからどんな命令をしてやろうかしら?」 

    紅莉栖「日頃ぞんざいに扱われてる恨みをようやく晴らせるんだから~?」ニヤニヤニヤニヤ 

    岡部(めっちゃニヤニヤしてる……)


    13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 19:39:48.42 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「ふむん、そうね……まずは呼び方」 

    紅莉栖「いっつも助手だのクリスティーナだのHENTAI厨二ネーミングだったし」 

    紅莉栖「ここはちゃんと矯正しておく必要があるわね」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「く……」 

    紅莉栖「クリス様と呼びなさい!」キィーン! 

    岡部「ふぬっ!? ……く」 

    岡部「クリス様……」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「フ、ふぅーっはっはっは! いいザマね岡部! 人がゴミのようだわ!」ビシィッ 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「なんかしっくりこない……」 

    岡部(明らかに向いてないなコイツ)


    17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 19:48:08.50 ID:+zQaLGWb0

    岡部「俺が言うのも変だが……」 

    岡部「そんな薬を作っておいて、『こうさせたい』とかは考えてなかったのか?」 

    紅莉栖「か、考えてたわよぅっ! その、でもっ、考えてたのは一つだけで」 

    紅莉栖「でもその一つをいきなりやってもらうのは急すぎるしっ」 

    紅莉栖「こっちがどうにかなりそうだったしっ、だから、その前に準備がいるしっ」 

    紅莉栖「……とか、いろいろ考えてたら、頭がカオス状態に……」 

    岡部「なるほど。わからん」 

    紅莉栖「ううう、うるさい! あんたは黙って言うこと聞いてればいいのっ!」 

    岡部(あちらの方が余裕がないとはこれいかに) 

    紅莉栖「あぁんもう……アインシュタインに文句を言いたい気分……」 

    岡部「アインシュタインとばっちりだろ! かわいそうではないか!」


    20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 19:56:44.47 ID:+zQaLGWb0

    岡部(……と、ここまででわかったのは) 

    岡部(どの発言を『命令』とするかはアイツ自身が制御可能ということだな) 

    岡部(催眠術か何かの要領で何かやっているのだろうが、正確には何かわからん) 

    紅莉栖「わかった! わかったわ!」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「く、くりす」 

    紅莉栖「って、名前で……私を、」 

    紅莉栖「呼び、なさい……」 


    キィーン! 


    岡部「――――」


    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 20:01:55.79 ID:+zQaLGWb0

    岡部「紅莉栖」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「……へ?」 

    岡部「っぐ、だからっ……」 

    岡部「~~~~……」 

    岡部「紅莉栖……」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「………う、うん//////」 

    岡部「なぁっぐ! おい助手キサマ何をそんな照れる必要が!!」 

    紅莉栖「てれっ! 照れてなんかない、わよ……」


    27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 20:09:51.92 ID:+zQaLGWb0

    岡部(頼むから妙な空気にしてくれるなっ……) 

    岡部(こんな、付き合って間もない恋人のような) 

    紅莉栖「て、照れるとか照れないとかじゃないわっ」 

    紅莉栖「ただ、普段慣れてない呼び方で呼ばれたから脳の認知に揺らぎが生じたっていうか」 

    紅莉栖「あまりにもありえない呼び方だったから言語野のエラーかもって!」 

    紅莉栖「だって……初めて、名前で……」 

    紅莉栖「…………//////」 

    岡部「だぁからニヤニヤしすぎなのだ!」 

    紅莉栖「してないっ!///」 

    岡部「照れてるだろう! どこからどう見ても! 助手の分際でぇっ!」 

    紅莉栖「なっ!?」


    34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 20:37:23.98 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「あんた……まだ自分の立場を理解してないみたいね」 

    紅莉栖「私は助手じゃない、紅莉栖」 

    キィーン! 

    岡部「っぐ……紅莉栖」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「岡部」 

    岡部「く、紅莉栖」 

    紅莉栖「……おかべ」 

    岡部「紅莉栖」 

    紅莉栖「お、おかべっ///」 

    岡部「紅莉栖!」 

    紅莉栖「な、何度も呼ぶなバカ!!///」ペチーン! 

    岡部「へぶぅッ!?」


    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 20:46:38.79 ID:+zQaLGWb0

    岡部「おい……理不尽すぎるだろう今の」 

    紅莉栖「ご、ごめんなさい……うれしすぎ――じゃない、すごく腹が立って」 

    紅莉栖「別にっ、う、うれしかったわけじゃないんだからな?」 

    岡部「何がしたいんだお前は……」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「?」 

    紅莉栖「」スゥー 

    紅莉栖「」ハァー 

    岡部「……は?」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「アー、わ、私ったら、急にスゴイコト、思いついちゃったわー?」 

    岡部「……」


    41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 20:56:39.77 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「これはすぐに、可及的速やかに試すべきねっ」 

    紅莉栖「科学は常に、実践的であるべきだもの!」 

    岡部(ひどすぎる) 

    紅莉栖「仕方ない、科学なら仕方ないわ」 

    紅莉栖「……それで、なんだけど……」 

    紅莉栖「くりす……」 

    岡部「あん?」 

    紅莉栖「くりすが、」 

    紅莉栖「好きって」 

    紅莉栖「……い、言えばいいと思う……///」 

    岡部「――――」 


    キィーン!


    44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 21:05:15.35 ID:+zQaLGWb0

    岡部「ちょ、おまおまおまっ!」 

    紅莉栖「な、なによぅっ!? 何か文句でも!?」 

    紅莉栖「マッドサイエンティスト様は文句がございますか!?」 

    紅莉栖「罰ゲームっ、そうこれは罰ゲームなんだから!」 

    紅莉栖「心にもないこと言って悶絶して苦しめばいいのよ童貞乙!」 

    岡部「自分で言ってて悲しくならないのカッ――!?」 

    岡部「――……」 

    岡部「紅莉栖……」 

    紅莉栖「ふぇっ!?」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「…………」 
      

    岡部「好きだ」 


    紅莉栖「」


    47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 21:14:35.06 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「…………」 

    岡部「……お、おい?」 


    紅莉栖「」ビュゴォオッ!! 


    岡部「のぉわっ!?」 

    岡部(ものすごい勢いで向こうをむいたぞコイツ) 

    紅莉栖「……お」 

    紅莉栖「岡部、ちょっと」 

    紅莉栖「……向こうむいてろ」 

    キィーン! 

    岡部「ぬぐっ……」


    51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 21:25:46.07 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「…………」ピョーン 

    紅莉栖「…………」ボフッ 

    岡部(クッション?) 

    紅莉栖「…………」ムギュ 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「~~~~~//////」ジタバタ


    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 21:34:20.90 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「~~~っ///」ボフンッ ボフンッ 

    岡部(なんだっ? 何が起きているのだ!?) 

    紅莉栖「~~~~~」ボフボフボフゴロゴロゴロ!! 

    岡部(尋常じゃないぞ!?) 

    紅莉栖「ふふ……」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「えへへ……///」ムギューッ 

    岡部(薄気味悪い笑みが!) 

    紅莉栖「……モウ……シカタナインダカラ……///」ジタバタ 

    岡部(ボソボソ声までっ……、っ、命令が解けてきた!)


    57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 21:42:34.75 ID:+zQaLGWb0

    岡部「おい、大丈夫か紅莉栖?」クルッ 

    紅莉栖「なっ!? うっさいバカこっち見んな!!」ビュンッ 

    岡部「ぬがッ!?」ボフーン 

    岡部「……っつ、なんだ……クッション?」 

    岡部「って待て待て! 濡れッ……このクッションよだれだらけなのだが!」 

    紅莉栖「気のせいよ」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「もしくは……あ、あんたのせい……///」ゴニョゴニョ 

    岡部「む?」 

    紅莉栖「っ、それより! あんたさっき、私のことが好きとかどうとかっ」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「……ほんと?」 

    岡部「お前が命じたんだろ!」


    59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 21:49:49.51 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「でっ、でもっ、義務の中にも意思ってあるじゃない?」 

    紅莉栖「そういうのって政治学的にも重要だと思うの!」 

    岡部(様子が変だな。今日の紅莉栖は) 

    紅莉栖「ん……」 

    紅莉栖「おかべ……」 

    岡部「……」 

    岡部(言えば……満足するのか?) 

    岡部(言ってしまうのは簡単だが) 


    ピッ 

      『紅莉栖……好きだ』 



    岡部「―――!?!?!?」


    61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:01:41.58 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「……~~~」 

    ピッ 
      『紅莉栖……好きだ』 


    紅莉栖「えへへ///」 

    岡部「ちょぉおおおっ!? お前まさっ……録音して!?」 

    紅莉栖「ぁっ、か、勘違いするな!? これはあんたの弱みをにぎるため!」 

    紅莉栖「これがあれば薬が切れても優位に立てると思ってっ、それ以外に理由なんか」ピッ 


      『紅莉栖……好きだ』 


    紅莉栖「はぅう///」 

    岡部「ぬんぐぐぐぐ……!」 

    岡部(コイツ、『いいこと思いついた』みたいなこと言っておきながらっ) 

    岡部(まるっきり計画的犯行ではないかっ!)


    62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:10:29.08 ID:+zQaLGWb0

    岡部「これぞまさしく痴的飲料……ただでさえHENTAIの牧瀬氏が」 

    紅莉栖「そこぉっ! 口を慎みつつ『紅莉栖大好き』と!」キィーン! 

    岡部「紅莉栖大好きだ」 

    紅莉栖「はぅううう///」 

    岡部「ぬぉおおおおおおおおお!!///」 

    紅莉栖「……ほ、ほんとにすき?」 

    岡部「っ、」 

    岡部「ああ……好きだ」 

    紅莉栖「愛してる?」 

    岡部「……愛してる」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 


    岡部(……あれ? 今) 

    岡部(素だったのでは……?)


    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:17:51.17 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「~~~っ/////////」ボンッ!! 

    岡部「なっ、ぬぁっ、今のはだな!!」 

    紅莉栖「おっ、おかおかっ、おか、べ……///」 

    岡部「そのっ……つまり」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「……岡部」 

    岡部「っ」 

    紅莉栖「おかべぇ……っ」 

    岡部(上目づかいでこちらを~~~!!) 

    岡部「こォっ、こーヒーを入れてこよう!」 

    紅莉栖「あっ……」


    66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:18:20.17 ID:+zQaLGWb0

    スタスタ… 

    コポコポ 



    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「……おかべの、ばか」


    72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:37:49.68 ID:+zQaLGWb0

    岡部「たー……ただいま戻ったぞマッドサイエンティストが」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「……怒ってるのか?」 

    紅莉栖「怒ってないっ」 

    岡部(まあ……当然か) 

    岡部「ほらコーヒーだ」コトン 

    岡部(今のは明らかに俺が悪かったな) 

    岡部(だが仕方なかろう。急にあんな雰囲気になられては……) 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「」チョコン 

    岡部「なぜそんなところで体育座りをしているのだ?」 

    紅莉栖「うるさい……やることなくなったのよぅ」 

    岡部(ネタ切れ早っ)


    75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:46:36.38 ID:+zQaLGWb0

    岡部「そうか。ではもう終わりだな」 

    紅莉栖「っ!? だからといって終わりだなんて短絡的杉わろたっ!」ガタッ 

    岡部「では次は何だ」 

    紅莉栖「ふぇっ!? あ、えとっ……」 

    紅莉栖「そのっ……」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「ダンス!」 

    岡部「は?」 

    紅莉栖「私、ほらっ、今ものすっごく量子力的に観測しても退屈してるでしょ!?」 

    紅莉栖「だから岡部が楽しませるべきなのよ! はい論破!」 

    岡部「お前……論文とかは大丈夫なのか?」 

    紅莉栖「」ギロッ 

    岡部「なぜにらまれる……」


    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:51:18.37 ID:+zQaLGWb0

    岡部「…………」 

    紅莉栖「だ、だめ?」 

    岡部「いや、別にそれくらいかまわんが」 

    紅莉栖「」グッ 

    岡部「ガッツポーズ……助手お前ガッツポーズて……」 

    紅莉栖「くりす!」 

    岡部「ただまあ、俺の運動神経のほどはお前も知っているだろう」 

    紅莉栖「無視しやがった……ふん、最初から期待なんてしてないから平気よ」 

    岡部「ぬぐっ、この、人が下手に出ていれば……」 

    紅莉栖「ダンス、はよ」キィーン!


    79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 22:57:33.84 ID:+zQaLGWb0

    岡部「っ、わかったやればいいのだなっ」 

    岡部「…………」 

    岡部(なんとなく、ではあるが) 

    岡部(紅莉栖がなぜこんな態度に出ているのか……想像がついた) 

    岡部「しかしダンスといってもな……」バサッ 

    紅莉栖「――――!!」 

    岡部「安請け合いしたが何から手をつければ……」 

    紅莉栖「待ってストップ!!」キィーン! 

    岡部「んのわあっつ! 身体がちぎれるぅうっ」


    80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:01:11.80 ID:+zQaLGWb0

    岡部「お前……お前な……」 

    紅莉栖「ダンス、したら」 

    岡部「なんだっ、早く言え!」 

    紅莉栖「疲れるでしょ?」 

    岡部「そうだなっ」 

    紅莉栖「汗かくわよね?」 

    岡部「そうだなっ」 

    紅莉栖「白衣……邪魔よね?」 

    岡部「……そうか?」 

    紅莉栖「白衣」キィーン! 

    岡部「……は?」


    83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:09:41.65 ID:+zQaLGWb0

    岡部「ん? ん?ん?」ギギギ… 

    紅莉栖「いったん、ぬ、脱ぐべきよ」 

    岡部「でぇっ!?」バッサァッ!! 

    紅莉栖「私に預けてもいいんじゃないかしらっ?」 

    岡部「おぅふ!」パサッ 

    紅莉栖「はいご苦労さま」 

    紅莉栖「……岡部、ちょっと、向こうむいてろ」 

    岡部「この展開に俺は見覚えがあるぞ!?」 

    紅莉栖「向・い・て・ろ」キィーン! 

    岡部「だはぁっふ! どうする気だ、というかなんで奪った!?」 

    紅莉栖「こ、これは戦利品なんだから!」 

    岡部「ダンスは!?」 

    紅莉栖「もういいわありがとう」 

    岡部「グダグダではないかぁっ!」


    86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:16:52.94 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「おかべの……」 

    紅莉栖「……はぅ///」 

    岡部「待て待て、何をしようと!?」 

    紅莉栖「……んっ///」 

    岡部「聞いているのか助手よ!!」 

    紅莉栖「くりふよ」 

    岡部「なんかくぐもって聞こえるのだが!?」 

    紅莉栖「ひのへいほ……」 

    紅莉栖「んぅう///」クンカクンカ 

    岡部「クソォっ、見えん! 踊るぞ俺は! お前に命令されずとも踊るからな!」


    89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:21:34.53 ID:+zQaLGWb0

    岡部「見ろぉおおこれが鳳凰院凶真の舞だぁああ!!」 

    紅莉栖「……んぅ、おかべ///」モフモフ 

    岡部「この舞に世界の支配構造のすべてが表されているのだっ」 

    紅莉栖「おかべ……おかべっ……」 

    岡部「紅莉栖見ているか俺は見えていないがあああ!」 

    紅莉栖「うるさい、ストップ」キィーン! 

    岡部「ふんぬぐっ!?」グキッ 

    岡部「おとっ、とっ、とととぉおお?」ヨロヨロッ  

    紅莉栖「ちょっ、岡部?」 

    岡部「ととととぉーーとっ?」 

    紅莉栖「きゃぁっこっち来んなっ!」 

    岡部「どわぁあああああああああっ」 

    紅莉栖「きゃあーーーっ!!??」 


    ドンガラガッシャーン


    90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:25:57.63 ID:+zQaLGWb0

    岡部「……ぐ、おぉ」 

    紅莉栖「い、たた……」 

    岡部「……だ、大丈夫か」 

    紅莉栖「何なのよもう……急に荒ぶりだしたと思ったらっ」 

    岡部「お前のせいだろう! まったく、ロクなことがない……」 



    岡部「…………」 

    紅莉栖「…………」 


    岡部(お、押し倒しているだとぉおおおおおおおおおおおおおお) 

    紅莉栖「~~~~!!//////」ボンッ 

    岡部「あちょっ、ちょぉっと待ったっ! そうではなく! そうではないのだ!!」 

    紅莉栖「ななにゃにっ、なななななにゃ///」 

    岡部「勘違いするな! 繰り返す! そういうつもりではない!!」 

    紅莉栖「どういうつもりよこのHENTAI! はなっ、離しなさいよぅっ!」ジタバタ


    92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:31:15.13 ID:+zQaLGWb0

    岡部「ぅおおっ助手うごくな、動くと余計にぃい!? おい聞いているのか!」 

    紅莉栖「じっ、自分がコケにされたからって助手の私を襲う気!? 鬼畜なの!? 死ぬの!?」 

    岡部「落ち着け人の話をっ」 

    紅莉栖「どうせこのまま私を無理やりにって魂胆なんでしょ!? 本当にありがとうございました!」 

    岡部「意味合いが違って聞こえるのだが!」 

    紅莉栖「近場の女に欲望をぶつけちゃう男の人って! なにそれこわい! あーあー、私オワタ!」  

    岡部「くぅううこのアマぁあああ」 

    紅莉栖「お、岡部ぇっ、さっさと離れろぉっ」ジタバタ 

    岡部「っ、そうだ、命令しろ紅莉栖!」


    93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:36:37.57 ID:+zQaLGWb0

    ――――――――― 

    ―――――― 

    ―― 


    紅莉栖「欲求不満なのね……このケダモノ」 

    岡部「次ふざけたことを言ったらここから追い出すぞ」 

    紅莉栖「何それ? マッドサイエンティストジョーク?」 

    紅莉栖「私のことがあまりにも恋しすぎて頭がおかしくなっちゃったのね」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「……なによっ」 

    岡部「夕食はまたピザか」 

    紅莉栖「……も、文句ある?」


    96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:43:29.78 ID:+zQaLGWb0

    岡部「…………」 

    紅莉栖「……やっぱり、飽きちゃった?」 

    岡部「まあ、こうも立て続けではな。食事の種類が限られるのはわかるが」 

    岡部「そろそろ和食あたりが恋しくなってくる」 

    紅莉栖「じゃあ、どこか外食とか」 

    岡部「お前がそれを許すならな」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 

    岡部(……潮時か) 

    岡部「紅莉栖……」 

    岡部「話がある」 

    紅莉栖「っ……!」


    98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:48:52.96 ID:+zQaLGWb0

    岡部「お前もわかっているだろうが」 

    紅莉栖「いやっ、聞きたくない!」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「っ、ごめん……」 

    岡部「いや……」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「おかべ」 

    紅莉栖「あーん、して……」 

    キィーン! 

    岡部「む……」 

    紅莉栖「んっ……」 

    紅莉栖「あむ……んむ……」


    102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:54:13.99 ID:+zQaLGWb0

    紅莉栖「でも、おいしいわね、ピザ」 

    岡部「俺はもう飽きたと言っている」 

    紅莉栖「そっ……か」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 

    岡部(俺も、律儀に付き合ってやる必要はないのかもしれん……) 

    岡部(紅莉栖の命令を聞きたくなければ耳をふさげばいい) 

    岡部(おそらく物理的な効果範囲もあるだろうから、ここから逃げて遠ざかってもいい) 

    岡部(だが……) 

    紅莉栖「ま、また……ダンスでもしてもらおうかしら……」


    104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 23:59:48.01 ID:+zQaLGWb0

    岡部「紅莉栖」 

    紅莉栖「う……」 

    岡部(もうわかった。確信した) 

    岡部(ならばなおさら……言わねばなるまい) 

    岡部「話があるんだ」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「俺は……」 

    紅莉栖「っ」 

    岡部「俺は」 


    岡部「いつになったら……日本に帰れるんだ?」


    107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:05:40.99 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「――――」 

    岡部「もう十日だ」 

    紅莉栖「おかべっ」 

    岡部「このままこのホテルで養われていたら、ヒモになってしまう」 

    岡部「お前が研究室に行っているあいだ、俺は主夫になった気分だぞ」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「いや……今のは、聞き方がいやらしかったな」 

    岡部「何が何でも帰りたいのなら、お前を振り切って帰ればいいのだから」


    108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:09:09.91 ID:sMe6fiL/0

    岡部「だが、それはできない」 

    岡部「俺はお前の願いを断れないのだ」 

    岡部「お前にいてくれと言われたら、渋面を作りながら応じてしまう」 

    岡部「内心では嬉々として、な」 

    紅莉栖「……っ」 

    岡部「頼みがあるとか、俺にしかできない用事があるとか」 

    岡部「そんなありえない我がままを並べ立てられても」 

    岡部「やすやすと受け入れてしまうくらいには、大馬鹿だ」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「……紅莉栖」 

    岡部「さみしい、のか?」


    112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:14:04.52 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「っ」フルフル 

    岡部「……ぬぅ」 

    岡部「なあ……紅莉栖、お前もわかっていたはずだろう?」 

    岡部「俺たちの……その、恋愛は」 

    岡部「まあいわゆる、遠距離恋愛というやつだ」 

    岡部「日本とアメリカ……そうそう会えるわけではないし、長い時間を過ごせるわけでもない」 

    岡部「限りがある」 

    岡部「俺が告白し、お前が受け入れてくれたときから」 

    岡部「それはわかっていたはずだろう?」


    115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:21:08.44 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「……そんなの」 

    紅莉栖「わかってるわよ」 

    岡部「ならっ……」 

    紅莉栖「でも、お生憎様。人間の脳ってそこまで合理的にできてるわけじゃないもの」 

    紅莉栖「わかってたって……求めちゃうのよ……」 

    岡部「あえて言うがな……」 

    岡部「お前らしくないぞ」 

    紅莉栖「っ、アンタだって……自分だけ必死で私に会いに来たくせにっ!」 

    紅莉栖「橋田もまゆりも差し置いて!」


    117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:25:51.12 ID:sMe6fiL/0

    岡部「ダルは彼女と予定があったらしくてな……薄情なヤツだ」 

    岡部「まゆりは、今年受験だからな。模試があるらしい」 

    岡部「なにぶん急だったしな」 

    紅莉栖「アンタはっ、どうせ、さびしかったんでしょっ?」 

    岡部「当然だろう。恋人だ」 

    紅莉栖「ふぇっ……」 

    紅莉栖「……~~~っ!!///」 

    紅莉栖「卑怯よ……こんなときだけ」 

    岡部「……自覚はしている」 

    岡部「だから、卑怯ついでに聞かせてくれ」 

    岡部「……何があった?」 

    紅莉栖「…………」


    118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:28:55.21 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「…………」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「はぁっ……」 

    紅莉栖「このあいだあった学会で、ちょっとトチっちゃってね」 

    紅莉栖「たまたま招待された学会で、私の専門外ではあったんだけど」 

    岡部「トチっ……た? お前がか?」 

    紅莉栖「意外だった?」 

    岡部「当たり前だっ、そんな……」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「……紅莉栖?」 

    紅莉栖「……」 


    紅莉栖「……タイムマシンは……作れるのよ」


    119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:34:00.87 ID:sMe6fiL/0

    岡部「な……」 

    紅莉栖「世界線は収束する」 

    岡部「お前、まさかっ……」 

    紅莉栖「アトラクタフィールドは分岐する」 

    紅莉栖「リーディング・シュタイナーは存在する」 

    紅莉栖「物理的タイムトラベルは……不可能なんかじゃない……」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「だって、命を懸けてまでタイムリープを繰り返した男が」 

    紅莉栖「タイムトラベルまでして私を救ってくれた人が、そばにいるんだもの……」 

    岡部「っ、そんな」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「俺から、聞いた話を……?」


    121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:37:58.93 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「論じていたのはほかの人よ?」 

    紅莉栖「でも当然……論調は否定的だった」 

    紅莉栖「アンタを否定されたみたいで」 

    紅莉栖「悔しくって、ついカーッと血がのぼっちゃって」 

    岡部「俺を、しんじてっ」 

    岡部「信じて、くれていたのか……」 

    紅莉栖「何よ、皮肉?」 

    岡部「違うっ、そうではなく!」 

    紅莉栖「自分でもバカだと思うわ」 

    紅莉栖「熱くなって口を動かしながら、頭では冷静に『あー私なにやってんだろ』って」 

    紅莉栖「気づいたら……終わってた」


    122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:41:55.68 ID:sMe6fiL/0

    岡部「っ!」 

    紅莉栖「ああいうとこって、閉鎖的な競争社会みたいなものだから、糾弾も激しかった」 

    紅莉栖「でも、そんな程度のマイナス、その気になればどうってことないんだけど」 

    紅莉栖「……初めてだったし、へこんじゃって」 

    紅莉栖「けっこう、つらくて」 

    岡部「紅莉栖……っ」 

    紅莉栖「真っ先に浮かんだのが、あんたの顔で」 

    紅莉栖「声が聞きたくて、ふれあいたくて」 

    紅莉栖「……キス、したくて」 

    岡部「…………」


    125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:45:03.15 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「だからあんな、すがるみたいなメールを送っちゃったんだけど……」 

    紅莉栖「そうしたら、驚いた。すぐに飛んでくるんだもん」 

    紅莉栖「私にメロメロなのね……岡部ってば」 

    岡部「っ」 

    岡部「どうして……」 

    紅莉栖「…………」 

    岡部「何でそれを言ってくれなかった? 俺に教えてっ」 

    紅莉栖「言えるわけないでしょ!?」 

    紅莉栖「あんたは……そうやって、責任を感じちゃうじゃないっ……」 

    岡部「――!!」


    127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:50:50.02 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「私は、自分のしたことは正しいと思ってる。後悔なんてしてない!」 

    紅莉栖「でも……結局、私もパパと同じ失敗を繰り返してっ……」 

    紅莉栖「それを、岡部に……」 

    紅莉栖「私のために苦しんで苦しんで苦しんだ岡部に言うだなんてっ……」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「でも………言っちゃった」 

    紅莉栖「ふふ、なんでだろ……全然論理的じゃない」 

    紅莉栖「ホント、どうしたんだろ。私らしくないわね……」 

    紅莉栖「私らしくないっ……!」


    129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:52:37.45 ID:sMe6fiL/0

    岡部「紅莉栖っ」 

    紅莉栖「挙句の果てに……こんな風にしてまで、道具を使ってまで、岡部を束縛してっ」 

    紅莉栖「自分の都合で、岡部のことも考えずにっ……!!」 

    紅莉栖「…………」 

    紅莉栖「ねえ……岡部」 

    紅莉栖「日本にかえって」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「わたしを……ひとりにして?」


    130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:55:16.58 ID:sMe6fiL/0

    岡部「…………」 

    岡部「それは、命令か?」 

    岡部「音が鳴らない。薬の効果が出ていない」 

    岡部「つくづく素直じゃないヤツめ」 

    紅莉栖「っ、茶化すなら出てってよ! もう帰って!!」 

    紅莉栖「自分でも自分がわからないわよ!! こんな自分見られたくないのに!!」 

    紅莉栖「甘えたくて……どうしようもなくてっ……」 

    紅莉栖「岡部……おかべっ……」 

    岡部「…………」 

    岡部「解毒剤を、渡せ」


    132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:57:15.78 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「――――」 

    紅莉栖「おかべ……?」 

    岡部「聞こえなかったのか」 

    紅莉栖「…………」 


    カチャカチャ 

    カチッ 


    紅莉栖「……っ」 

    岡部「確かに受け取った」 

    紅莉栖「岡部っ……!!」 

    岡部「安心しろ紅莉栖」


    133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 00:59:35.77 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「え……?」 


    ドバァッ 


    岡部「俺はお前を見捨てたりなどしない」 

    岡部「絶対にだ」 

    紅莉栖「――……」 

    紅莉栖「なん、で……」 

    紅莉栖「どうしてっ」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「解毒剤を……捨てたの?」


    135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:01:03.04 ID:sMe6fiL/0

    岡部「愚問だな。お前は天才少女だろう?」 

    岡部「こんなもの、なくなったのならまた作り直せばいい」 

    岡部「だが、今は要らない」 

    紅莉栖「え……」 

    岡部「すまなかったな……俺もいつものつまらん意地を張っていた」 

    岡部「そのせいでお前のことが見えていなかった」 

    岡部「もう迷いはしない」 

    岡部「今晩……今夜だけは、お前の言うことを何でも聞こう」 

    紅莉栖「おか、べ……」


    137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:01:52.89 ID:sMe6fiL/0

    岡部「お前が安心できるまで」 

    岡部「また歩き出せるまで」 

    岡部「俺が惚れこんだ……いつだって冷静で、どんな状況でもシビれるほどに冴えている」 

    岡部「牧瀬紅莉栖に戻れるまで」 

    岡部「いくらでも甘えろ」 

    岡部「いくらでも我が儘を言え」 

    岡部「俺が全部受け止める。お前を支えてやる」 

    紅莉栖「………っ」 

    岡部「まゆりもダルもすぐに来る。アイツらだっているんだ」 

    岡部「だからもう……そんな風に泣くな」 

    岡部「泣くなら、命令してからにしろよ?」


    138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:02:48.67 ID:sMe6fiL/0

    紅莉栖「っ、ふ、ふぇえっ、岡部っ」 

    紅莉栖「おかべっ、おかべぇっ……!!」 

    岡部「なんだ、紅莉栖?」 

    紅莉栖「おかべっ……」 

    紅莉栖「……胸っ……貸しなさいよっ……」 

    岡部「うむ。お安い御用だ」 

    紅莉栖「っ……ぐすっ、おかべ……」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「童貞が……かっこつけんなっ……」 

    岡部「うるさい処女。黙って抱かれていろっ」


    140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:04:07.60 ID:sMe6fiL/0

    岡部「……まあ、ただ黙ってというのも面白くないな」 

    岡部「先ほど言ったとおりだ。何でもねだるがいい」 

    岡部「当然、キスでも何でもだ」 

    紅莉栖「ぷっ……似合わないセリフね?」 

    岡部「茶化すなら出てってもらうぞっ、我が儘はそれだけか?」 

    紅莉栖「っ、そんなわけないじゃない……相変わらず短絡的なんだから!」 

    岡部「…………」 

    紅莉栖「ねえ……岡部」 



    紅莉栖「私を……もらって?」 





                                          おしまい


    143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:06:52.18 ID:sMe6fiL/0

    シュタゲSSが最近少ないので奮起した 
    映画が動き出せばまた増えるのかな 

    支援してくれた方、読んでくれた方、ありがとうございました!


    144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:07:13.34 ID:gaHHT+YO0

    乙リン


    148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/21(土) 01:08:43.75 ID:3MeYJqXl0

    乙ゥトゥルー

    元スレ:https://hayabusa.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334916870/

    このページのトップヘ